ワンネス 237号  2004/10/24発行
初めての大祭
         菅原神社大祭

9月19日(日)大堀木区(矢野憲一区長)にある菅原神社の大祭が、賑やかに行われました。 
 宮総代長 古庄敏昭さんによる開式の言葉で式典が始まり、祝詞奏上や玉串礼拝が厳かにとり行われました。続いて、上南部神楽保存会の皆さんによる神楽奉納があり、地鎮の舞や二剣の舞など5つの神楽が奉納されました。
 子どもみこしを先頭に、かわいい稚児行列もあり鼻ぐり大橋まで往復の道のりを練り歩きました。「初めて稚児衣を着ました。とても気に入っています」と矢野里奈さん(4歳)ひなさん(8歳)姉妹と竹下真由さん(8歳)。
 矢野区長は「3年前から計画し、今年に入って準備を始めました。この大祭の前例はなく、他の祭りを参考にしながら準備を進めてきました。無事に行われ嬉しく思います」と話されました。
 午後からは武蔵剣豪太鼓の力強い演奏で余興が始まり、子ども会の歌や区の方たちの日本舞踊、カラオケで賑わいました。


稚児行列に参加した矢野里奈さん、ひなさん、竹下真由さんコメントをありがとう。この時写した写真がありますよ。連絡を下さいね。(なおなお)

葉 祥明の世界を感じて 
        よしもと小児科医院

 よしもと小児科医院開院1周年記念講演会が9月25日(土)同医院待合室で行われました。「葉 祥明阿蘇高原絵本美術館」の館長であり葉氏の実弟である葉山祥鼎氏が招かれ、約30名が参加しました。
 吉本先生の娘さんたちが葉山館長のプロフィールを紹介、講演はアットホームに始まりました。葉氏が絵本を書くきっかけや、どうやって絵本を書き上げていくかなどが、絵本の紹介や時代背景と共に進められました。
 菊陽町図書館のおはなしボランティアをしている村田繁子さんは「“ぼくのベンチに白い鳥”という本は子どもたちも喜んで聞いてくれます。これからもいい本を書いてください」と感想を話され、葉山氏は「喜ぶと思います。伝えておきます」と笑顔で答えられました。



阿蘇高原絵本美術館への道はまるで絵本から抜け出たような景色?・・・?らしい?。阿蘇大好きな私がまだ行ったことがない!いかん!こらはよ〜行かなん!! (マユゲ)

心の中の名月で一杯
                  青葉会観月会

青葉台区の青葉会(山本誠一会長)の観月会&誕生会が9月28日(火)区の公民館で行われ37名が参加し、楽しいひとときを過ごしました。
 会場には彼岸花やコスモスなどの季節の花、栗や柿、行灯などを飾り観月会を演出。この日はあいにくの曇り空で中秋の名月は見ることはできませんでしたが、男性陣のすばらしい輝き(?)はたくさん見ることができました。
 参加した上村博基さんは「曇り空で名月を見ることはできませんでしたが、心の中には美しい月が見えていたようです。楽しみました」と喜ばれました。



いつもお世話になります。楽しく取材しましたよ。男性陣の?・・・?アタマ?しっかり輝いていました!(なおなお)

歌でチャリティー
         外村歌謡教室

 外村歌謡教室 ひ・ふ・み会では、今年も水俣土石流災害義援チャリティを兼ねた「秋の歌謡・彩」を9月26日(日)菊陽町図書館ホールで行いました。
 歌謡教室に通う生徒さんたち90組が、演歌や日舞など日頃の練習の成果を披露。また、プロ歌手の川野夏美さんや立花英樹さんによる歌謡ショーもあり来場者と音楽のひと時を楽しみました。
 素敵な歌声を披露した笠 タミ子さんと中島洋子さんは「歌う前はドキドキして緊張しましたが歌い終わってホッとしました。歌うことはストレス発散です」と話されました。
 発表会の中ほどで、集った義援金を菊陽町社会福祉協議会と水俣市、水俣土石流被災者の会代表の吉海英機さんに手渡されました。

(左)たくさんの生徒さんの熱唱が披露されました。 (右)外村信子会主から水俣土石流被災者の会代表、吉海さんに義援金が手渡されました。

生徒の皆さんの歌声、素晴らしかったです。外村先生準備は大変だったでしょう。お疲れ様でした。(なおなお)

虫の声が聞こえるコンサート  
            むさしがおかじどうかん

 9月28日(火)十五夜の夜に、「秋のお楽しみ会」が開かれ、たくさんの親子連れがコンサートや映画を楽しみました。
 第1部の秋のコンサートでは、ミュージックベルサークル「花音」が小学3年生から大人まで17人のメンバーでミュージックベルを演奏しました。昨年結成された「レトロニューウェーブ」の二人がバイオリンと中国の楽器二胡で、オリジナル曲や里の秋、おぼろ月夜などの秋の歌を演奏。ススキやどんぐりコスモスなどで飾られた会場は秋のムードがいっぱいになりました。
 おばあちゃんと来ていた光永享奨くん(菊陽西小2年)は「きれいな音だったよ」とコンサートに満足していました。
 第2部は「リロアンドスティッチ」の上映で、秋の夜長を楽しみました。


 (32) 菊陽町手をつなぐ心障者の会  「つくしんぼ」会長 坂田義美

          地域で暮らすD

知的障害を持つ人たちが施設から出て、まちの中(地域)で暮らしていくためにはどんな要素、条件が必要なのでしょうか。

 @住む場所の保障
何よりもまず「住居」が必要でしょう。それも画一的でなく、一人一人のニーズに合わせて、様々なタイプの住居が数多く用意されなければなりません。グループホームや民間の借家、公立の住宅など。グループホームにはバックアップをする施設が必要です。

公営の住宅でも試行的に実施されている住宅もあります。近くには県営住宅で試行されていますが、入居前に防災上の改装、改善が必要だったとの話を聞きます。グループホームの世話人やグループホームの利用者を含めて、違ったグループホームの交流も必要でしょう。

先月、宇城・上益城地区の5町10ホームが集い、北九州市へ日帰りで訪れたことを熊本日日新聞の紙上で知り、嬉しく思いましたし、他の地域へも拡がることを期待します。

 A就労の場の保障
生活の場、住居の保障がされたとしても、日中仕事に行くところがなく家に閉じこもっていては、せっかく地域で暮らしていてもしっかりした生活を送っているとは言えないでしょう。一般企業での仕事が可能な人には「就労の場」が、一般就労が困難な人には「福祉的就労の場」や「デイサービス」などが必要でしょう。

「今日○○さんが出勤していません。どうなっているのでしょうか?」「一緒に仕事をしている人から嫌がらせや悪口を言われるので、もう仕事をやめたい」というような仕事に関する相談やトラブルもあるかもしれません。そういう時のために、就労に関する専門家として「就労支援ワーカー」と呼ばれるような人の配置も必要になってくることでしょう。

次回には「所得の保障」や楽しく暮らすことを支える「余暇活動」をどうするのかなども考えてみたいと思います。


 子どもみこし贈呈
                合志町杉並台区

 10月8日(金)合志町杉並台地区コミュニティーセンターで手作り子どもみこしの贈呈式が行われました。
 製作した前崎 進さんは「子どもたちが担ぐので、できるだけ軽く作ったり、欄間や飾りの鳥は自分で彫り、可愛い音色がするようにと鈴を付け細部にわたり工夫しました。苦労したのは材料を探すのや屋根の部分ですね。来年の夏祭が楽しみです」と話されました。
 子ども会々長の藤井有里さんは「とても立派な、みこしをありがとうございます。来年の夏祭は子どもたちが元気な掛け声をかけて担いでくれることを楽しみにしています」と感謝されていました。


      
題 名
   14歳からの哲学
         ー考えるための教科書ー
著 者    池田 晶子
出 版    トランスビュー

この本は、中学生向けに書かれた「物事の考え方」の教科書です。生きているとはどういうことか、死んだらどうなるのか。誰もが一度は考えたことがある事柄をテーマに優しい語り口で読者に問いかけ探求していきます。大人の方も新鮮な感覚を味わえる一冊だと思います。十代の頃読んでいたら、今見える世界はちょっと違ったかもしれません。  
    菊陽町図書館司書  八田美和さん


 
 ちょっとお洒落にフランス料理はいかが
  真鯛のポワレーバターソース

作り方
三枚におろした鯛をカットし、内側を両面に開き筒型にまき塩・胡椒をしフライパンにオリーブオイルで皮目によく焼き色をつけオーブンに入れ、200℃で火を通す。
フライパンでえのき、三つ葉、小葱を炒める。
トマトは厚めの輪切り、中の種を取り塩・胡椒をし小麦粉をまぶしてオリーブオイルで焼き色をつける。
ベーコンはたんざくに切りフライパンでカリカリに焼いておく。
皿に下から3、1、2の順に重ね4を飾る。
バターをフライパンで焦がす寸前まで焼いてソースにし、レモンを飾る。
(フランス料理シェフ 鍋島 昇さん 辛川区)


材料 4人前
真鯛の切り身 400g
トマト   1個  えのき茸  1束 
三つ葉  1束  小葱    1/2束 
ベーコン 2枚  バター   120g
レモン   1/2個
オリーブオイル  大さじ1杯
塩・胡椒  少々

 

緒方昂亮(こうすけ)くん 5歳 
              新山区
 
ぼくは今、ゲームボーイに夢中です。

 

《編集後記》
今週はフランス料理を掲載してみました!美味しいですよ〜お試しあれ!(M.T)