ワンネス 289号 2005/11/13発行
手をつないで子育てしましょう 
             ひかり(陽)っ子まつり

 菊陽町の次世代育成支援の催し“陽(ひかり)っ子まつり”が菊陽町、町立保育所、児童館の主催で10月22日(土)菊陽町南部町民センターと白菊園を会場に開かれ、子育て中の保護者や子どもたちが集まり、様々な企画を楽しみました。
  白鈴園園児による元気な歌で開会。宇土市で7男3女の子どもを育てる岸 信子さんの講演を保護者が聞くあいだ、子どもたちは劇団“かすぺる”の人形劇を鑑賞。それぞれ有意義な時間を過ごしました。
  講演会と人形劇終了後、保護者と子どもたちは園庭でトロッコ列車に乗ったり、折り紙コーナーや絵本コーナーを廻ったりしました。食育のコーナーでは実際に保育園で出されているゴマせんべいなどのおやつが試食でき、子どもたちは「おいしい!」と次々手にとって食べていました。
  子どもを連れて夫婦で参加した永吉悦子さん(新山区)は「テレビで見る岸さんは完璧なお母さんという印象でしたが、子育てでイライラすることがあると聞き、私たちと同じなんだとホッとしました」と講演の感想を話してくれました。

●大人も子どもも楽しめる良い企画でした。普段、保育園の様子を知ることがあまり無いので、とても参考になりました。岩田

 

見事に咲いたコスモス畑
           ?おぼるけ?大堀木?老人会

 大堀木老人会(矢野孝昭会長)は10月22日(土)全国一斉社会奉仕の日に合わせて区内の道路と宮掃除を行ったあと、公民館で丹精込めて育てたコスモスの鑑賞会を行いました。
  コスモスは7月に種をまき、老人会の会員で手入れをして大切に育てました。
  矢野チヨ子さんは「暑い中日照りが続き、水やり草取りなどが大変でしたが、皆で子どもを育てるようにかわいがって育てました。車を停めて眺め『きれいかなぁ』と言って頂くと、とても嬉しいです」と話されました。

媼達(おうなら)が 丹精こめし コスモスの花
     コスモスに つつみこまれて 翁かな
                      矢野孝昭

●今年の夏は暑かったので育てるのが大変だったでしょう。見事に咲いたコスモスの花には感動しました。谷川


 楽しくボランティア    宮ノ上区

 10月19日(水)宮ノ上区(宮邊松代区長)でボランティアで雑巾を縫う会が同区公民館で開かれ、区の女性陣が集まり、たくさんの雑巾やマットを縫いました。
  3回目となる今回は24人が参加。ミシンも6台持ち込まれ、参加した女性たちは各家庭に眠っていたタオルやシーツで台布巾や雑巾、足拭きマット、車椅子用ロングマットを次々と縫い上げました。手を動かしながら「昔は色々と縫い物したね」と会話がはずみ、楽しくボランティア活動をしました。作業後はみんなで昼食をとり、和気あいあいと地域のコミュニケーションの場となり、ストレス発散の場ともなりました。
  この日は、雑巾211枚、台布巾22枚、足拭きマット66枚、車椅子用マット3組が出来上がり、新品のタオル22枚と一緒に菊陽町社会福祉協議会に寄付されました。
  雑巾を縫っていた開田静子さんは「ボランティアをしようと嫁入り道具のミシンを持ってきました」と話してくれました。

 

●手も口も大いに動いた楽しい時間だったようです。こんなに楽しいボランティアならいつでも参加したくなりますね。岩田


 笑って元気になりましょう 
          こうしケアマネクラブ

  10月18日(火)こうしケアマネクラブ(庭田孝男代表)3周年記念「〜モノマネと介護〜英太郎の爆笑ライブ」が紀水ナーシングホームで行われ、楽しいひとときを過ごしました。
  こうしケアマネクラブは老人福祉サービス関係従業者の資質の向上、地域社会への貢献を目的に毎月、研修や情報交換などを行っており、今回は笑いで疲れを吹き飛ばそうと企画。ラジオやテレビで活躍中の英太郎さんが、ばってん荒川さんを真似た派手な衣装で登場し「仕事もきつかばってん、にこにこ笑ろうてよか歳のとり方ばしていきまっしょい〜」と、おすぎさんや金八先生などのモノマネを披露すると、会場は笑いの渦となりました。
  特別養護老人ホーム“あいこう”のホームヘルパー吉見さん、宮本さん、森さん(熊本市)は「楽しく笑って日頃の疲れがとれました!仕事仲間もみんな連れて来ればよかった〜」と笑顔で話されました。
 

●軽快で、毒舌、のりの良さで思い切り笑わせていただきました。あれ?取材だって忘れてたかも〜。井


   (8)新町区 行政書士   西塔正弘 

  ケース1 死んだ夫の相続財産は負債が多いので、
        できることなら相続したくない

相続で受け継ぐのは土地や建物の不動産、或いは預貯金や株券などのプラスの財産だけとは限りません。ローンや事業借入金などのマイナスも相続対象です。死んだ夫の相続財産は事業を行っていた関係上、借入金等があってプラスの財産よりも負債(マイナスの財産)が多く相続したくない場合、相続人は通常被相続人(この場合は夫)の死亡を知ったときから3ヶ月以内に限り、家庭裁判所に相続放棄の届出をすることができます。

相続権は該当者がいない場合は、順位していきますから相続放棄する場合はその順位に従って最終の兄弟姉妹まで手続きする必要があります。相続放棄の場合は代襲相続はありませんので兄弟姉妹で手続きは完了です。

相続放棄の手続きをすれば、マイナスの財産を相続しなくてよくなりますが、プラスの財産を含め一切の相続財産を相続することができなくなります。マイナスの財産は相続しないで、プラスの財産だけ相続することはできません。それどころか、相続財産の一部を処分したりすると、単純相続したことになり、相続放棄ができなくなりますから注意が必要です。

「自分は何ももらわなかったから関係ない、支払う義務がない」と相続人の間では主張できたとしても、第三者である債権者には適用しません。最悪は自分の住んでいる土地建物や給与等も差押えされる危険性もあります。

プラスの財産の範囲内でマイナスの財産を相続する限定承認という制度がありますが、相続放棄と同じく3ヶ月以内に家庭裁判所に、共同相続人全員で共同してのみ申立ができます。3ヶ月以内に相続放棄や限定承認などの手続きをしないと、自動的に単純相続したことになります。

ですから、被相続人が死亡して49日あたりがすぎたら、現実的な対応としても残された相続人は、相続財産を調査してプラスの財産のみやプラスの財産がはるかに多いことによる単純相続(通常の場合)、上記の場合のような限定承認或いは相続放棄するのがよいかをすみやかに協議する必要がありますね。

構造的不況、リストラだ、多重債務だ、連帯保証人になってたとかが原因で、このところよくある事例です。これを機会に覚えておいて下さい。自身の知識や相談できる専門家を身近に置いておくことは、我が身を助けることにもなりますよ。


 
指名手配被疑者の検挙にご協力を!

 全国の警察では重大な犯罪を行った被疑者を指名手配し、総力を挙げて追跡調査を行っています。市民の皆さんのご協力が是非とも必要です。どんなささいな情報でも構いませんので、通報をお願いします。
  警察では、情報をいただいた皆さんにご迷惑がかからないように細心の注意を払っております。
  菊陽交番 п@338−9009



  松本東邦先生を偲んで
        東ヶ丘短歌教室 今村貞子

 東ヶ丘短歌教室の講師松本東邦先生が天国に召されて、早や2ヵ月が過ぎましたが、まだ亡くなられたという実感がありません。9月の教室には出席すると張り切っておられましたのに。教室の生徒一同、右も左も解らずに始めた短歌の道が、ようやく解りかけた時でしたので、まだ先生が元気でおられる様に思っているのではないでしょうか。
  短歌の教えには、大変厳しい先生でしたが、短歌を離れると、優しい先生でハーモニカが上手な方でした。秋になると、今年は俵山の芒(すすき)を見に行こうと言いながら、5年が過ぎました。きっと今からも、秋が来るたびに思い出されることと思います。

  短歌教室で初めての新年会を開いた時にワンネスの取材を受け、紙面に載せていただいた時は大変喜ばれて、その後も「勉強の所も取材してもらいたいね」と心待ちにしておられたのが、今になりますと心残りです。今頃は、これを書いている姿を天国から見て、ニヤッと笑っておられる事と思います。

 へんないきもの
             ハリガネムシ

9月末に新成区の白井 勉さんが捕獲したのは、黒くて長さ約30cmの細長い生き物。水の中では伸びてくねくねと動きますが、水から出すとみるみるうちにカチンカチンになるという不思議なもの。
  正体は線形虫類のハリガネムシ。線虫類の回虫などの親戚の寄生虫です。子どもの頃はカマキリなどに寄生し、大きくなると宿主から出て自由生活をする生き物だそうです。見たことありますか?

  カントリードール

 第1・3土曜の午後1時半から武蔵ヶ丘コミュニティセンターで、カントリードール作りをしています。
  今年からドールの洋服に古布を使っています。古い着物地をリサイクルして着せています。布選びは難しいですが楽しいですよ。人形に目を入れたら我が子のようで、手離せなくなってしまいます。
  代表 弓削芙美代さん(上津久礼区)


 

永吉希望(のぞみ)さん 6歳 新山区

  生まれてからずっと伸ばし続けている髪の毛が自慢です。腰まであります。

 

 
平成17年度人権講演会

 保護司・面接委員として子どもに関わってきた千葉紘子さんを招き、子どもの人権についての講演会を開きます。

日 時 12月3日(土)開演午後7時
場 所 菊陽町図書館ホール
主 催 菊陽町 菊陽町教育委員会
講 師 千葉紘子さん
演 題 「心の扉を開けて」
入場無料(ただし整理券が必要です)
問合せ 菊陽町教育委員会 232−4918

 

《編集後記》
ハリガネムシのような変わった生き物満載の本早川いくお著「へんないきもの」は、菊陽町図書館で借りられます。自然界の驚異!不思議な世界が大好きな方にお薦めです。(T.I)