ワンネス 327号  2006/08/27発行
世界に一つだけのプレート
         親子板金教室

  菊陽町青少年健全育成町民会議と菊陽中央公民館の共催で“親子のふれあい講座・親子板金教室”が7月31日(月)中央公民館で開かれました。講師は、長年にわたる板金業に対して、昨年秋黄綬褒章を受章した上田一男さん(駅前区)です。
  大人7名子ども11名の参加者は、10p角の銅版にそれぞれが好きな絵をカーボン紙で写し、鉄筆でなぞることから始めました。次に絵の周りをこつこつと点で埋めていく作業になり、「手が痛いよ」といいながらも「点が多いほどきれいに見えますよ」という上田さんのアドバイスに一生懸命仕上げていきました。磨いてから硫化カリウム液に浸すと徐々に色が変化し、きれいな玉虫色になったので驚きの声が上がりました。乾かして仕上げると、ピカピカ光る世界に1枚だけのオリジナルプレートができました。
  兄妹3人で参加した宮本蕉瑛くん(菊陽中部小4年)は「線を入れるところは指が痛くて難しかった」紋吏さん(同3年)は「鉄筆は難しかったけれど、みんなにほめられたのでうれしかった」蓮紋さん(同2年)は「おもしろかったです」と珍しい板金教室を楽しんでいました。

●思っていた以上に立派な作品ができていました。オリジナルの絵柄の子どももいて、楽しかったですね。岩田


病院に行くまでの手当法を知ろう
      ふれあいの森研修センター

 8月5日(土)菊陽町ふれあいの森研修センター(佐藤清孝所長)主催の「野外活動中の事故やけがの応急手当法」の講習会があり、菊陽中学校陸上部の部員や小学生の親子連れなど24名が参加しました。講師は日赤ボランティア指導員として活動されている木下晴司さん。
  けがの傷は、きれいな水でよく洗うなど基本の話のあと、2人組になり止血法や、三角巾を使った包帯の仕方や固定法、木や新聞紙を使った固定法を実践しました。また、熱中症の対処などの話もあり参加者は熱心に聞いていました。
  親子で参加した村上恵子さんと、ほのかさん(菊陽北小4年)は「知っておくと役に立つし、実際にやってみることも出来てためになりました」と話してくれました。

●まむしに咬まれたら・・・ハチに刺されたら・・・との話もありなかなか興味深かったです。それに三角巾って色々使い道があると分かり便利だな〜と思いました。井


 こころとからだと
    地球にやさしい生き方を

         ギャラリー“クロストーク L & E”

 オープニング展は、8月5日(土)から8月20日(日)まで、あさひヶ丘区の逸見さん宅で開かれました。
  会場となった住宅は、太陽光発電を使い省エネルギーを考えた構造。オーナーの逸見芙美子さんは「催しものを通じて集い語り合う場として、たくさんの人に利用してもらいたいです」と話し、作家のアート作品やリサイクルの手作り品を展示即売しました。5日(土)には、陶芸作家の島田満子さんや染織作家の荒木伊保里さんも来場し、島田さんは「いい物を大事に使ってほしい。私のしわアートは水の浄化にも使われ環境も考えた作品です」と話し、荒木さんは、ペットボトルのラベルをつないだタペストリーなど「身近なテキスタイルを利用し、ものを大事にする生活を発信したい」と意欲を話してくれました。
  作品を見ていた大森カズ子さん(南方区)は「楽しかった。アイデアがすばらしいですね」と感心していました。

●リサイクルの素敵な作品も、なるほどと思わせる作品も並んでいて物を大切に使うということを考えさせられました。岩田


 たくさんのことを体験しました 
             ワークキャンプ サンライズヒル

 菊陽町社会福祉協議会が主催するワークキャンプが7月31日(月)、8月1日(火)介護老人保健施設サンライズヒルで行われ、菊陽西小学校から15名、菊陽南小学校から5名が参加しました。

参加者の感想 菊陽西小学校6年 田島有華さん
  私は、あまりお年寄りの方々と話したことがなかったから、ワークキャンプで話せたらいいなあと思っていました。
  ワークキャンプは、初体験でお年寄りの方と何を話していいのかわからず、とまどっていたけど、少しずつなれてきて、いっぱい話せるようになりました。だんだんなじんできたら、声をかけてもらったりしました。いっしょに話しているときは、昔あった戦争のことや、苦しかった生活のことなど、泣きながら私に一生懸命おしえてくださいました。とても悲しくて、言葉が出ない時もありました。戦争の時は、食べ物などもなかったので苦しかったんだなあと思いました。
  私はこんないい体験ができ、とてもよかったと思います。

●参加した皆は利用者の方たちとおゃべりをしたりして楽しく交流していました。夜には花火もありよかったね。谷川


 (52)菊陽町手をつなぐ心障者の会 「つくしんぼ」
                会長 坂田義美

今回も、きくよう地域生活支援センターのデイサービスに通所している障害者の家族に原稿を寄せてもらいました。
  障害者の家族としての悩みや心の葛藤もあると思いますが、そういう生活の中でも心のゆとりをもっての家族生活を送られていることが感じられます。私たちもそうありたいものだと思います。

蘆花は熊本の人だった 田島敬一

  今、夕刊掲載の「草枕」が楽しみです。よく知っている金峰山の鎌研坂や峠の茶屋など、文豪・漱石がさりげなく熊本を紹介してくれています。これまで連載の八雲や有斐と続き、明治・大正から戦前・戦後と熊本の歴史と世相がこの連載からよくわかります。
  次回は徳富蘆花を期待したいものです。戦前、国語の教科書には常にトップで顔を出していた作家で、全国に名が轟いています。しかし、熊本県人には東京の人というイメージがあるのではないでしょうか。
  実は私もそうでした。「不如帰(ホトトギス)」は上州伊香保が舞台の出世作。大逆事件助命嘆願の話や「謀叛論」の演説と、日本史を背負っている感じです。トルストイの影響で農業を始めた晩年がまた、あちらでの話。
  しかし、わが西原村で17年間も家塾を開いていた「竹崎順子」という人物を蘆花が伝記にしてくれていた縁で熟読してみれば、やはり蘆花は熊本の人だったんだなあとしみじみ感得できました。
  本山の小学校に通い、大江に住んだり、京都で失恋した際、叔母の竹崎順子になぐさめられたり。妻の愛子さんが菊池市出身ということ、兄・蘇峰の結婚を機に小楠の息子・時雄を追って去ったことなど、熊本を青春の苦悩とともに歩き回る蘆花の姿が、生き生きと見えてきました。
  文学の力は、地方の時代の今日、地域の活性化に活かさないともったいないことです。日本全国や、アジア・米欧豪からの観光客を大いに誘致する上からも、文学で熊本を紹介してくれる蘆花や漱石・八雲・有斐などの作品に、まずは県民自身がじっくり親しむ必要がありそうです。



  県中学校体育大会 第3位!
         武蔵ヶ丘中女子ソフトテニス部
7月29日(土)30日(日)パークドームで県中体連が行われました。悔いの残らないようにしようという思いで試合に臨みました。
  初戦は水俣一中と対戦し、勝敗は3番手に託されましたが私たちに負ける気はありませんでした。なぜなら、必ず3番手のペアが勝ってきてくれると信じていたからです。私たちにはそれだけの絆がありました。結果、一回戦を突破しました。
  次の相手は託麻中でした。さっきはできなかった自分たちのプレーをしようという気持ちで望みました。2番手の試合は先にマッチポイントを握られてしまいましたが逆転し、みごと勝つことができました。
  次の試合は県ナンバー1の実力の宇土鶴城中です。この試合を楽しもうと決めました。負けてしまいましたが私たちなりに精一杯やったので悔いは残っていません。
  最後に、ここまで私たちを支えてくれた先生、コーチ、部のみんな、保護者の方に本当に感謝したいです。 
     文・キャプテン 橋口 愛(3年)

 二人あわせて180歳

吉岡 宏さん 90歳 サツキさん 90歳
               上津久礼区
  二人とも大正5年生まれで、今年90歳になりました。昭和10年に20歳で結婚して70年。孫やひ孫に囲まれ、四世代9人家族で楽しく暮らしています。戦争中は兵隊に召集され、残された家族は食べる物が不足し大変苦労しましたが、大病もせず二人で頑張ってきました。健康の秘訣は大きな声で笑うこと!大きな声で笑って、ますます元気になります。


 ジュニア3B体操 
          菊陽教室


毎週水曜日午後5時半から白鈴公民館で、3歳から小学5年生のお友だちと簡単なダンスや用具を使ったゲームをして、楽しく体を動かしています。



津田りな璃奈さん  4歳
   あゆさん  1歳 三里木北区
水遊びだいすき!姉妹なかよく、助け合ってくれるといいな。

くすの木で作品展

  下原区にある「喫茶・ギャラリーくすの木」で、菊陽町中央公民館写真教室の皆さんの作品が展示されています。
  食事をしながら、作品を鑑賞してみてはいかがですか。


                    
  ■ボイストレーニング 受講者募集

日 時 9月16日(土)午後1時30分〜
場 所 菊陽町南部町民センター
講 師 オペラ歌手 岩本貴文さん
参加費 1000円 定員 30名
申込・問い合わせ
  090−9070−6846 山下

 

■第1回フレンド歌謡祭

日 時 9月3日(日)午前9:30開演
場 所 菊陽町図書館ホール
入 場 無料
問い合わせ フレンドカラオケ
       232−1061 吉本