ワンネス 386号  2007/11/04発行

練習の成果を発表
武蔵丘コミュニティセンター

 10月14日(日)武蔵ヶ丘コミュニティセンター(荒木一雄所長)のセンター祭が行われ、講座生たちが日頃の練習の成果を発表しました。
 武蔵ヶ丘中学校の武道場では和太鼓や詩吟、大正琴、民謡や健康体操やダンス・バレエなどいろんな踊りや様々な講座の発表が行われました。講座生たちが、一生懸命に発表するたびに、会場を訪れた人からは大きな拍手が送られていました。
 また、各部屋では書道、陶芸、写真、編み物、パンフラワーなどの展示があり、見学者はゆっくりと熱心に見入っていました。和室では茶道のお手前も披露されていました。今回はバザーもあり、たくさんの人が買い求め、賑わいました。 
 プログラムの1番で和太鼓を披露した、莟 一恵さん(熊本市)は「今年で4回目の発表です。毎回緊張しますが、練習も発表も楽しんでいます」と笑顔で話されました。

 

 

 皆さんの日頃の練習の成果を発表する場とあって、みなさん気合がはいっていました。すばらしいですね。私もなにか習い事をしたいな〜と思いました。(高井)


ご近所ボランティア
宮ノ上区

 10月18日(木)宮ノ上区(宮邊松代区長)で、福祉ボランティア活動「ぞうきん縫い」があり、今年で4回目となるこの活動に区の女性26名が参加しました。
 朝10時から同区公民館に集まり、各家庭から持ち寄った古タオルやシーツを慣れた手つきで、ぞうきんや足ふきに縫いはじめました。参加できない人は古タオルなどの材料で協力し、区をあげての活動となりました。竹原節子さんは「毎回参加しています。おしゃべりしながらのボランティアは楽しいです」と、手を動かしながら話されました。
 出来上がったぞうきん282枚、足拭きマット69枚、同時に集められた古切手
1300枚とプルタブは、社会福祉協議会を通じ、施設などに寄付されます。

 

 今年もたくさんのぞうきんができました。和気あいあいと楽しく家の近くでできるボランティアは最高ですね。(岩田)


公民館にお泊りしました
合志杉並台

 10月13日(土)14日(日)合志杉並台コミニュティーセンターで第6回公民館自主事業「お泊り・ふれ合い・遊び隊」が開かれ、小学生36名が参加、地域の方との交流を図りました。
 公民館主催、公民館運営委員会・自治会・若草会の協力で行われるお泊り会は、地域の宝である子どもたちをみんなで育てていこうと毎年開かれています。初日は、ホンダOB“ドリームハンズ”の方々の指導で、ダンボール紙でロボットASIMO作り。午後の学習会では、地域の名人宅を班に分かれて訪問し、華道や日本舞踊、ロッククライミングやラジコンなど指導してもらいました。夜は協力家庭のお宅に“もらい湯”をし、礼儀作法を学びました。就寝前には紙芝居も行われ、楽しい一日を過ごしました。
 参加した渋谷友香さん、上村弥羽乃さん、小川真奈甫さん(すべて合志南ヶ丘小3年)は「日本舞踊と大正琴を教えてもらいました。ASIMO作りも楽しかった!」と元気いっぱいでした。

 

 子どもたちを地域の宝として大事に育てている杉並台のみなさん。いいですね。私も子どもたちの知り合いが増えました。ニコニコ笑顔で「ワンネスさ〜ん」って。今度は高井ちゃんと呼んでくださいませ!(高井)


地産地消を学ぶ
菊陽西小6年生

 食育指導師で野菜ソムリエの資格を持つ池田春香さんを講師に迎え、10月15日(月)と18日(木)に菊陽西小学校6年生が「地産地消」について学びました。
 生徒たちは「食べ物博士になろう」というクイズで、熊本のみかんやカキの試食をしながら、河内のみかんとアメリカ産のオレンジを並べてみました。遠いアメリカからやってくるオレンジには防腐剤などが使われ体によくないこと、作物を運ぶために膨大なエネルギーを使っているため地球環境にもよくないことに気づき、地元のものを食べることが大切であることを学びました。また地元産のお米を使って作ったおにぎりや、日本の味の代表であるかつお節でだしを取ったお吸い物を味わいました。
 「お吸い物はダシが効いていておいしかったです」と上田拓哉くん。「気にせず食べていましたが、国産のものがいいと分かりました」と今村あすかさん。「安いものでいいと思っていましたが、外国産のものより国産を買おうと思いました」と上田咲里香さんは話してくれました。

 

 最近注目の「フードマイレージ」について、子どもたちに分かりやすく説明されていました。子どもたちも納得したようで、これからの食生活が変わるかも。(岩田)


  (18)  たわらや酒店  三里木区  宇野功一

仮面ライダーみたいな名前の日本酒酵母

 日本酒のラベルの裏側を見た時に、使用酵母の欄があります。その欄の中に「7号酵母」やら「9号酵母」などと記載されています。弊店にご来店なさったお客様からこんな質問が来ました。
「使用酵母の7号やら9号って何ですか?」「酵母を換えれば、酒の味は違うのですか?」今月は、この質問にお答えしたいと思います。

◆ 熊本は日本酒酵母王国(メッカ)
 明治時代に西洋から科学的な研究が入ってきました。日本酒醸造に関することも研究が進みました。「どうしたら美味しい酒が安全にできるか」という研究をやったのが明治37年に設立した醸造試験所でした。全国各地の銘酒蔵から日本酒を造るのに優れた酵母のサンプリングが始まりました。そして、優秀な酵母は「日本醸造協会」に登録され、全国の蔵元に配布されたのです。発見された順番に番号が付けられました。協会1号酵母、協会2号酵母、協会3号酵母・・・といった具合に。そして、昭和50年ごろから、吟醸酒がブームになるとともに協会酵母に注目を集めてきました。
 ちなみに、協会9号酵母は、我が熊本から輩出した酵母です。昭和27年に「香露」醸造元・熊本県酒造研究所(熊本市島崎)で分離された酵母です。一時は、全国新酒鑑評会で金賞を受賞するための方程式として、原料米は「兵庫産山田錦」、酵母は「熊本酵母(協会9号酵母)」と言われ、日本酒の殆どが熊本酵母で造られていました。現在でも、日本酒の半分程度は熊本酵母で仕込まれています。
余談ですが、酒どころと言われる新潟、灘、伏見において、熊本酵母を全く使っていない蔵はないと言っても過言ではありません。これほど、熊本酵母は全国的に現在でも活躍しているのです。このことは、熊本の隠れた偉業であると思います。まさに熊本は日本酒酵母の王国(メッカ)なのです。
 最近では、県単位に独自酵母の開発が進んでいます。静岡酵母、秋田酵母、アルプス酵母(長野)など有名な酵母が輩出され、そのいくつかは日本醸造協会に登録され、全国に協会酵母として配布されています。

◆ 同じ酵母を使っても同じ原料を使っても、同じ香味にならないのは何故?

 先にも述べたように、日本酒の大半が協会9号(熊本酵母)や10号酵母で造られています。原料米も精白歩合も同じ、酵母も同じなのに、香味が大きく違う日本酒があります。どうしてですか?という質問が来ます。同じ酵母を使っても、蔵の中には蔵付酵母という蔵ごとに異なる自然酵母が存在します。蔵内の空気中を浮遊して、仕込中にタンクに入り醗酵に関与します。もちろん、蔵人の流儀の違いもありますが、酵母の見えない力が関わっているのは事実です。全国各地の地域の料理(食)に馴染んだ伝統・伝承の味が地方の地酒にはあります。


 強いぞ!宮本3兄妹


 

 10月14日(日)御船町で行われた第14回熊本県防具式空手道大会団体組手で志道塾の一員として、小学校5・6年生男子の部で宮本蕉瑛くん、小学校3・4年生女子の部で宮本紋吏さん、蓮紋さん姉妹が優勝しました。
 3人は、菊陽町の西本浩助さんが指導する志道塾で週3回練習しています。試合でもらった賞状やメダルは、おじいちゃんのお寺(聞光寺)の仏壇に必ずお供えして喜んでもらっています。中3の兄と4歳の妹もいつも応援してくれています。
 11月11日(日)にある熊日学童オリンピック空手大会に参加します。昨年は蕉瑛くんが準優勝だったので、今年は優勝したいです。そして、従妹のプロゴルファーの上田桃子選手のように、スポーツでトップになりたいです。


  昨年度優勝チームを紹介します

熊本アクアSC

監 督     野田盛一郎
メンバー数  36名(U−12)

キャプテンから一言  田子森 優俊

 ぼくたちは、ほとんどが美鈴幼稚園からサッカーを続けてきた仲間たちです。去年優勝した先輩たちに、一歩でも近づけるように、仲間を信じ、1つひとつのプレーを大切にして、ホイッスルの鳴る瞬間まで優勝目指して精一杯がんばります。

MELSA熊本FCボニータ

監 督    川俣昭二
コーチ    島田 昭  相馬大典
メンバー数  18名

キャプテンから一言  島田里緒菜

 私たちは、学童五輪やU−12の試合のために練習をがんばっています。
 今年の学童五輪も優勝目指し、4連覇を達成して、チームメイトと笑顔で優勝旗を持って帰れるように、みんなでがんばっていきたいです。


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熊日新聞 菊陽販売センター
電話 096−232−3210

 

 

 

編集後記

 文化祭の季節になりました。皆さんの発表や作品にはいつも感心します。運動不足の私は何か運動を始めなければ!と思っています。(M.T)