ワンネス 404号  2008/03/16発行

みんなで仲良くおもちつき
合志杉並台

 3月2日(日)合志杉並台自治会・若草会・子ども会の恒例餅つき会が、同区公民館と杉並台中央公園で行われ、40キロのもち米をみんなで仲良くつきあげました。
 餅つき会は、子ども会6年生のお別れ会も兼ねており、子どもたちが餅をついたり、丸めたりと奮闘。みんなでつきたての餅を大根おろしや納豆、きな粉でおいしくいただきました。また、外では焼きいもも焼かれ、いい匂いを漂わせました。
 若草会の男性陣が、せいろでもち米を蒸し、自治会の若手男性や子ども会のお父さんと子どもたちが臼と杵で餅をつき、出来上がった餅は自治会と子ども会のお母さんと子どもたちで丸め、地区のみんなで協力しました。また、若草会の女性陣手作りの温かいお雑煮に出来たての餅を小さく丸めて入れ、みんなでいただきました。今年中学を卒業した子ども会の先輩たちも応援に駆けつけ、力強く餅をつき、成長した姿を見せました。
 6年生の狩野颯貴さん、井 遥菜さん、安部まこさんは「子ども会で一番楽しかったのは、クリスマス会とお泊り会です」と子ども会での楽しかった思い出を話してくれました。

 

 


鼻ぐり井手を見学
菊陽町南部町民センター

 2月17日(日)と25日(月)の2回、南部町民センター主催の菊陽町文化財ボランティアガイド養成講座受講生の皆さんが、菊陽町曲手にある「鼻ぐり井手」の見学と清掃活動を行いました。
 鼻ぐり井手は、加藤清正の治水事業のひとつで、水の力を利用して土砂を下流に送り出すように造られ、現在は24ヵ所が残っています。下水道の工事に伴い白川からの取水が中止されていたため、井手の中へ入る許可が得られました。長靴とヘルメットを着用した参加者は井手底に降り、特殊な技法を見学しながら底に落ちているごみを拾いました。
 参加した城 教子さん(馬場区)と前崎千里さん(堀川区)は「なかなか入れないところなので参加して良かったです。昔の方の技術は素晴らしいです。大事にしなければと思いました」と話されました。

 

 


芸達者ぶりに関心
菊陽町高齢者大学

 平成19年度高齢者大学(吉本正昭学級長)の閉講式が、2月27日(水)菊陽町図書館ホールで行われました。
 吉本学級長が「この1年、思い出に残るようなことが色々ありました。高齢者としての成長が見られたと思います。これからも意義のある高齢者大学にしていきたいです」とあいさつのあと、中部校区の皆さんによるステージショーとなりました。
 踊りと歌のプログラムと題し、本田タツ子さんによる日本舞踊「寿ざくら」や手嶋治俊さんによる歌「奥飛騨慕情」、老連女性部による踊り「千の風になって」など13のプログラムが披露され、会場からは大きな拍手が送られました。
 「ムツゴロどん」をユーモアたっぷりに踊った渡辺碩子さん(下原区)は「お面をつけての踊りは前が見え辛いです。大きく踊ることを心掛けて精一杯踊りました。皆さんに笑って頂きとても嬉しいです」と話されました。

 

 


ボランティアを知ろう
武蔵丘中学校

 2月29日(金)菊陽町立武蔵ヶ丘中学校(鳴神 勝校長)1年生が、同校でジュニアボランティア体験学習を行いました。
 ボランティア活動への参加のきっかけにする・自分に何が出来るかを考える・ボランティアの方たちとの交流を目的に、約20名のボランティア・社協職員と一緒に行われました。
 体育館では、装具をつけ高齢者・妊婦・身体障がいの方の擬似体験。装具をつけた生徒は足元もおぼつかない様子で歩いていました。また、車椅子をひとりでは思うように操作できず、他の人の手を借りる場面もありました。学習ルームでは目隠しをして視覚障がいの疑似体験。階段昇降、トイレへの誘導などをしました。1年生の教室では点字学習、手話学習、高齢者の方と一緒に貼り絵の制作活動も行われました。
 装具をつけて高齢者体験をした松木沙弥香さんは「腰が痛くて動きにくかったです。これからはお年寄りに声をかけて助けていこうと思います」と話してくれました。

 

 


  (56)  上津久礼区  古川医院  古川まこと

感染症の時代@  環境を破壊する病原体

 この地球には無数の生き物が生きています、いのちあふれる星です。荒涼とした太陽系の他の惑星と比べると奇跡としか言いようがありません。現在175万種の生き物が確認されていますが、推定では500万種とも5000万種とも言われています。ウイルス・細菌・酵母・カビ・藻類などの微生物にいたっては、数えきれないほどの個体数です。例えば、庭先の土に中には、1g約10億の微生物がいるそうです。彼らは、地球35億年の歴史の中で生命誕生の時点からの生き物で、地球の生態系の中で、重要な働きをしています。
 すべての生き物は水、空気、土を中心とした環境という生態系の中で、お互い関わりあって「共生」して生きています。地球は微生物から人間まですべての生物の共同体であり、すみかです。
 同じように、私たち人間の腸内(胃から大腸まで)にも微生物(腸内細菌)がいます。腸内細菌は、種類は300種類、数は100兆個とも言われ、食べ物の栄養成分の分解・消化・吸収やその他いろいろな働きをしています。腸内環境で生きている腸内細菌と人間はまさに共生の関係なのです。
 ところが「環境あっての生物」という原則に反しているのが病原体(病原微生物)と呼ばれています。病原体は特殊な生物かもしれません。病原体の多くは私たち人間の身体を環境としていながら、人間の身体を破壊し、生命を奪います。感染とは、微生物が宿主となる生物に本来はいないはずの部位に侵入・定着した状態です。さまざまな病原体は人におこす災い“感染症”として人類に多大な影響を及ぼしてきました。
 多くの先人たちがさまざまな感染症と戦い、今日まで多くの感染症をコントロールしてきました。人類を危機におとしいれてきた天然痘は根絶され、ハンセン病・コレラ・ペストなどは治療ができます。現在もまた、さまざまな感染症が私たちの生命を脅かしています。私たちは免疫や個々のウイルスの知識を学び、これらの感染症の脅威に立ち向かわねばなりません。
 最近全国で麻疹(はしか)の発生が起こっていますが、先進国の中で日本は麻疹の輸出国として非難を浴びています。麻疹はどのような感染症なのでしょうか。また地球規模で患者が急増し深刻な問題となっているHIV感染症―エイズ(AIDS)、きわめて強い毒性をもち、致死率6割とも言われる新型インフルエンザとはどのような感染症でしょうか。
 人間も一種の病原体かもしれません。人間は「生命進化の頂点にあり、地球上の代表的な生き物」とうぬぼれていますが、自分自身が生きている自然環境を破壊して、多くの生き物を絶滅させています(毎年4万種の生き物が絶滅)。地球環境に対して病原性をもつ私たち人間についてもあらためて考えてみたいと思います。

参考図書  
「病原体から見た人間」    ちくま新書
「人類VS感染症」    岩波ジュニア新書


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バランスボールを使ったストレッチ
背中とアキレス腱のストレッチ

 ボールを壁につけて置き、片足をボールの上にのせます。両手はボールにのせ、息を吐きながら背筋・床に付けている足を伸ばしていきます。床についている足はつま先をまっすぐにしてかかとも上がらないようにします。
 息を吐き終わったら吸いながら、元の姿勢に戻していきます。片方3回行い、足を変えて行って下さい。

足とおなかのストレッチ

 ボールを壁につけて置き、足をボールの斜め上に置き、両手は写真のように床につき、体を支えます。
 息を吐きながらおしりが浮き上がらないようにして、足でボールがへこむように押します。この時お腹の筋肉がピクピク動き始めたら、息を吸いながら力を抜いていきます。この動きを10回行って下さい。
 
 今回でバランスボールのストレッチは終了します。4月からは「家庭にあるもので、簡単にできる筋肉トレーニング」を紹介します。

 


 冷蔵庫をかわいく飾りましょう

帽子のマグネット

下原区  矢島弘子さん

<材料>

  布  直径11cmと8cm 各1枚
  厚紙(台紙)直径8cm
  綿、平たいマグネット
  リボン、レース、ビーズなどの飾り

<作り方>

1. 直径11cmに丸く切った布の端から
   5mm内側をぐし縫いし、中央にマグネット
   をボンドでつけ、直径8cmの台紙を入れて
   ぎゅっとしぼる。(帽子のつばの部分になる)

2. 同様に、直径8cmの丸い布をぐし縫いし、
   中に綿を入れてしぼり、1のしぼった側に
   縫い付ける。(帽子の上部になる)

3. つないだ部分にリボン、レース、ビーズ
   などを飾りつけ出来上がり。