ワンネス  409号 2008/04/20発行

桜の下で春らんまん!

はなあかり
はなあかり実行委員会

 3月29日(土)「住んでよかったと思える町にしたい」と、地域住民が創りあげた“はなあかり”が菊陽町町民グラウンドで開催されました。
 今年初めての試みとなった「夢 はばたけ はなあかり」は、多くのボランティアや地域住民の力で実現。発案者の菊陽町ボランティアセンターの三浦久子さんが約1ヶ月半前に呼びかけ、ボランティアや地域のサークルの皆さんが町内の飲食店などから廃油を集めてキャンドルを作ったり、キャンドルをつるす10基のやぐらを作ったり、竹を切ったりして準備。当日も菊陽町商工会や武蔵ヶ丘7町内ほほえみの会、県立大学津曲ゼミの学生、同町社会福祉協議会などが協力して、キャンドルの飾り付けをしました。
 午後6時半に点灯。グラウンド上にあかりで描かれた火の鳥や、桜につるされたあかりは幻想的に光り、アトラクションのお琴やフルート、オカリナなどの演奏が一層ムードを盛り上げました。
 実行委員長の丸林和洋さんは「地域のふれあいの輪ができれば安全で明るい街ができます。キャンドルの下で楽しい時間を過ごしていただけたらと考えました」と話され、三浦さんは「同僚やボランティアの皆さんに感謝します。来年は、あかりのともる桜が1本でも増えたらいいなと思います」と成功の喜びを話してくれました。

 

 ボランティアのみなさんが力をあわせて作り上げた「はなあかり」は、心温まるあかりになりました。来年は、明かりのともる桜の木がもっと多くなるような気がします!(岩田)

地域に溶けこむ春祭り
フジフイルム九州

 3月29日(土)三里木北区にある富士フイルム九州(山口光男社長)で、第1回春祭りが開かれ、従業員家族や地域の皆さんが敷地内の桜やステージイベントを楽しみました。
 従業員の福利厚生と地域の皆さんとの交流を目的に開催。日頃は入れない工場敷地解放とあって、たくさんの親子連れや地域住民が訪れました。敷地内には都築紡績工場時代からのソメイヨシノがたくさん開花。訪れた人たちは満開の花の下で、三里木商工繁栄会の皆さんが出店したカレーやヤキソバなどを食べたり、菊陽武蔵剣豪太鼓、DOYO組、富士フイルム従業員によるバンド演奏などたくさんのステージイベントを楽しんでいました。
 また、同社への理解を深めてもらおうと、同社が製造する液晶テレビに使われるTACフィルムを展示したり、南阿蘇えほんのくにや南阿蘇水源かん養林の整備などを紹介するテントも設営されました。
 来場した宮川和子さん(三里木北区)は「桜もきれいで楽しみました。毎年あるといいですね」と笑顔で話されました。

 

 お天気もよく、絶好のお花見日和でした。社員の方々と地域住民、商工会のみなさんみんな楽しまれていました。来年は、豪華賞品が用意されていた抽選会まで参加したいです(笑)(岩田)

桜咲くなかでふれあい
さくら祭

 3月29日(土)ふれあいの森さくら祭実行委員会(藤井精吾委員長)主催の第1回ふれあいの森さくら祭が、菊陽町ふれあいの森公園とふれあいの森研修センターで行われ、ぽかぽか陽気に誘われてたくさんの人が訪れました。
 オープニングセレモニーでは、みどり保育園・もみじ保育園・菊陽北小学校のみなさんが、かわいい踊りや歌で祭りを盛り上げました。開会式のあと、和太鼓の演奏でステージ発表が開始。日舞、フラダンス、健康体操など地区の方々やふれあいの森研修センターの講座生たちも、屋外のステージで気持ちよく日頃の練習の成果を披露しました。屋外テントには茶席が設けられ、桜の木の下でお手前をいただく姿も見られ、ヤキソバや寿司、パン、お饅頭、新鮮な野菜や地域ボランティアの手作りカレーなどの販売もあり、多くの来場者でにぎわっていました。
 船附智美さん(馬場区)は「近くに住んでいるので、子どもと一緒に公園に遊びにきます。普段会えない方とも会うことができたし、地域の方たちを知るいい機会になり、よかったです」と話されました。

 

 ぽかぽか暖かくて、花は満開。すごくいい花見でした。皆さんも気持ちのいい一日を過ごされたようです。(高井)


  (57)  上津久礼区  古川医院  古川まこと

感染症の時代A  人類史に影響を与えた感染症

 ハンセン病・ペスト・梅毒・結核・天然痘・麻疹などの感染症は、過去に多くの人々を苦しめ、人命を奪い、社会に大きな影響を及ぼしてきました。過去の歴史には、その時代を特徴付ける感染症(疫病)があり、その時代を生きた人々はその感染症から逃れられないものでした。猛威をふるう感染症に対して、ある者は死にある者は生き残り、いのちが受け継がれてきました。
 中世のヨーロッパでは、13世紀にハンセン病はピークに達しましたが、人類の歴史の中で、ハンセン病ほど不当な差別と社会的制裁を加えられた病気はありません。ハンセン病のような慢性感染症に冒され、病いを抱えたまま生き延びていく患者は悲惨な生涯をすごすことになります。ハンセン病の患者は病いによる苦痛だけでなく、想像できないような差別に死ぬまで耐えなければならなかったのです。これはつい最近まで、あるいは今もなお日本のハンセン病の患者に起こっている事実です。 
 14世紀から15世紀前半にかけて、ペストの大流行により大量死をもたらし、死(死者)はあまりにも身近でした。「メメント・モリ(死を憶えよ、死を知れ)」の思想がゆきわたり、生と死が逆転した世界でした。1348年から1353年までの6年間大流行したペストは黒死病と呼ばれました。致死率の高い劇症性の感染症のペストはおびただしい死をもたらし、黒死病はヨーロッパ全体で3000万とも3500万ともいわれる死者を出しています。
 15世紀末から16世紀にかけてのルネッサンス期に梅毒が猛威をふるいました。1495年頃突然ヨーロッパに現れた当初の梅毒は、急性の激烈な感染症として流行し、しばしば命を奪っていました。その後50年以内に現在のように進行の遅い型に変化しました。
 結核菌の慢性感染による結核は、9000年前の昔の人骨にその痕跡が認められています。結核が大きな社会問題になったのが、18世紀後半〜19世紀の産業革命期の都市における肺結核の大流行からです。一日14〜5時間労働で安い労働賃金、劣悪な労働環境と生活環境に結核やその他の感染症がはびこり、蔓延していきました。日本でも明治以降の産業革命による都市の人口集中により結核が蔓延し「結核は国民病」と言われていました。
 このように人類はその見えない恐怖に対して悲惨な体験をしてきましたが、20世紀になり、やっとそれらの感染症の原因が目に見えない微小な細菌やウイルスなどの病原体であることがわかりました。しかし、今なお、少なからずの人々に影響を与えており、多くの課題を残しています。
 さらに、現在もなお、私たちはエイズや抗生剤耐性の細菌や未知のウイルスによる感染症の脅威にさらされています。21世紀の大疫病になるかもしれない「新型インフルエンザ」の出現の危機に直面しています。感染症の歴史から多くを学び、個々の感染症の実態を知ることで、今後の感染症の蔓延を防ぎ、被害を最小限度に留めることができます。

参考文献:「感染症は世界史を動かす」  ちくま新書


自分の健康は自分で守ろう
菊陽町老人クラブ連合会

 菊陽町老人クラブ連合会(吉本正昭会長)は「阿蘇薬草園ハーブの里」の畑地を借り、ヨモギなどの植え付け作業を行いました。今までは、健康茶「こらあようきくよう」の材料となるヨモギや柿の葉などを菊陽町内で栽培していましたが、今年から初めての取り組みとして、阿蘇薬草園の畑地4反(約1200坪)を借り、栽培することになりました。
 3月22日(土)は老連会員10名が参加。男性陣はヨモギの植え付けや畑を耕す作業を行い、女性の方たちは心をこめて手作りの昼食を作りました。 
 吉本会長は「老連全体で皆が同じ目的を持って管理、作業をすることで、協力の輪ができればと思っています。楽しみながら自分の健康は自分で守り、元気で金儲けができればこれが一番!をモットーに作業をしたいです」と話されました。
 4月末にはゲンノショウコ、5月初めにはシモン芋の植え付けを行う予定です。

 


 深松 由暖(ゆのん)さん  8ヶ月
 ひばりヶ丘区

 結菜ねぇねぇ、裕太朗にぃにぃ、
  いつも遊んでくれてありがとう。
  これからもよろしくね。


ロマンの会

 菊陽町の生涯学習の一環として10年前に発足した山登りの会です。現在は自主的に活動を続け、毎月第4土曜日を例会日として、信頼できるリーダーと一緒に、1日4〜5時間歩きを楽しんでいます。50代から70代までの会員20名で、お互いの笑顔に励まされながら山へ登り、山の花や風景に出会っています。


  (53)   ペットボトルを使ったストレッチ@ 筋力アップ体操

 500mlのペットボトル2本をご用意下さい。1本の重さが500gから1kgになるようにしましょう。(中身は、水又は砂、米でも可)

 立ったままでも、テレビを見ながら椅子に座ってでもできます。
 ペットボトルの中央付近を持って、両手を前に出し、手首を上下に動かします。1セット50回行います。

  ペットボトルを立てて持ち、手首を内側に曲げます。次に外側へ曲げます。これも1セット50回行います。
  休憩しながら2セットを目標に行って下さい。手首と二の腕の筋力アップに効果があります。

<注意>

 ひじは曲げないように伸ばした状態で行いましょう。ペットボトルの重さは軽い物から始め、徐々に重くした方が筋肉痛の予防になります。息は止めず、軽快な音楽に合わせリズミカルに行いましょう。