ワンネス 412号  2008/05/18発行

ともだちがふえました!

沖野久子ども会

 沖野区子ども会(三谷友子会長)は4月20日(日)今年度初めての廃品回収の後、菊陽西小学校体育館で歓迎会を開きました。沖野区では12名の新入生を迎え、登校班ごとに集合しました。
 最初に○×クイズがあり「1から10までの数字を足すと50である」などの問題を、お友だちと一緒に考えたり教え合ったりして楽しみました。クイズやジャンケン大会の後はお弁当タイムとなり、1年生を囲んでいただきました。最後に、通学時に目立ち交通安全に役立つよう、黄色い傘が1年生にプレゼントされました。
 相馬わかなさんは「○×ゲームが楽しかったよ」と楽しそうに、登校班のお兄さんお姉さんと帰って行きました。

 

 楽しいゲームでみんなで相談しあっている姿がかわいかったです。黄色い傘を子ども会からプレゼントするのは、いいアイデアだなあと感心しました。(岩田)

新成区子ども会

 新成区子ども会(中島隆文会長)は4月20日(日)菊陽ボウルでのボウリングのあと同区公民館で歓迎会を行いました。
 新成区では、中川敏久くん、金澤琴子さん、稲葉菜々子さんの3名の新入生を迎え、6年生をお世話役にグループを作りボウリングを開始。スペアやストライクが出ると「キャー!」と歓声が上がり、楽しく2ゲームを終えました。同区公民館に戻り、子どもたちの手でホットプレートを使い焼きソバを作り、もりもりたべました。6年生の出し物の後、ボウリングの結果発表もあり楽しい1日を過ごしました。
 新入生の中川くんは「ボウリングはとっても楽しかったよ。学校では、図書室にいくのがだいすき」と子ども会も学校も楽しそうでした。

 

 子ども会全員でも30名余りのこじんまりした会なので、みんな顔見知りみんな仲良しで、楽しそうでした。(岩田)


子どものために
   汗をかきました

さくら園保護者会

 4月19日(土)菊陽町立さくら保育園(日野直子園長)で、保護者有志が、園庭の築山の芝の張り替えを行いました。
 さくら園ができたときに同時に作られた築山には、子どもたちがケガをしないようにと芝が張られ、毎年保護者の手で張り替えられています。
 この日は、稲田博一さん、津々浦照久さん、伊藤一朋さんの3名のお父さんが朝8時から作業開始。伊藤さんのアドバイスで、山が削れているところには土を足して形を整えながら手際よく芝を植えこみました。 
 また、5月初めには保護者の原さんご夫妻が園庭の畑を耕し、早速子どもたちが夏野菜の苗を植えました。
 日野園長は「保護者の協力で園が成り立っています。ありがたいです」と喜び、保護者の伊藤さんは「子どもたちが芝の上で楽しく遊ぶ姿を見るのが楽しみです」と話されました。

 

 保護者有志のみなさんは 黙々と作業されてあっという間に業者さん顔負けの作業ができました。子どもたちは幸せですね。(岩田)


お話の世界へ
いつでもおはなし会

 平成20年度こどもの読書週間特別企画、いつでもおはなし会が4月19日(土)菊陽町図書館おはなしのへやで行われました。
 ボランティアグループ“おはなしの森さんさん”の皆さんと図書館職員の方たちにより、11時から3時まで計5回開催。絵本の読み聞かせや手あそび、紙しばいなどがあり、たくさんの親子連れがお話の世界を楽しみました。
 参加した高田りんとくん(4歳)は「紙しばいがおもしろかった」と元気に答えてくれ、お母さんの友美さん(合志市杉並台)は「下の子がいるので家ではなかなか紙しばいを読んであげることができません。こういう所で読んでもらえて良かったです。楽しみました」と喜ばれました。

 

 かわいいお客さんがたくさん集まり、楽しいおはなし会でした。取材をしながら私も楽しみました。(谷川)


  (58)  上津久礼区  古川医院  古川まこと

感染症の時代B ハンセン病

 わずか0.2〜0.4×3〜8ミクロン(1ミクロン=1000分の1mm)の桿菌であるライ菌が、有史以来、多くの人間に人として生きる道を閉ざしてきました。そして、患者の家族や社会に大きな影響をもたらしてきました。ハンセン病の歴史から、私達は「病気についての無知と誤解がいかに患者への偏見と差別、迫害をもたらしてきたか」を学ぶことができます。
 ハンセン病は、もともと熱帯地方の病気であり、インドを中心としてアジアでは古くから認められていました。紀元前4世紀、ハンセン病がインドから、中東・地中海世界に蔓延し、中世初期には全西洋に広がりました。
 中世は閉鎖的な社会であり、ハンセン病患者を中世キリスト教会は差別し、迫害し、隔離する施策をとりました。患者は、生きながら自分の死の葬儀を目の当たりにし、死ぬがよいと言われ、ラザレット(隔離施設)に追いやられました。13世紀にはヨーロッパ各地に2万ヵ所のラザレットがありました。ハンセン病にかかると、肉体的な苦痛だけでなく、患者の市民権、人権、生存権の剥奪にまで及びました。病原体の知識がなかった時代、感染することは罪であり、患者は「神から裁かれた罪人」とみなされていました。日本でも、1996年3月27日「らい予防法の廃止に関する法律」が成立するまで、ハンセン病隔離政策のもとに、患者は偏見・差別をうけ続けてきました。
 ハンセン病はかつてレプラと呼ばれ、ライ菌による慢性の感染症です。ライ菌は感染力が弱いため長時間の密な接触がないと感染せず、たとえ体内にライ菌が入ったとしても、たいていの場合は死滅します。ごく限られた場合にのみ、菌が生き残って体内で増え、感染に至ります。子どものときに感染し、長い潜伏期を経て大人になって発症します。
 ライ菌は神経や皮膚で増殖します。知覚神経が麻痺するため、けがをしても痛みを感じないので患部が化膿しても気づきません。運動神経が麻痺すると、筋肉が萎縮して手足が変形することがあります。炎症によって皮膚が崩れて潰瘍になり、皮膚に腫瘤が出て、顔面に変化が現れます。潜伏期間が長いので感染経路がわかりにくく、中世の人々にとって、ハンセン病は身体的病変と「不治の病い」の誤解ため、人々は、はるか昔からつい最近まで、この病気を怖がり、患者を差別し迫害し遠ざけていました。
 1871年ノルウェイのハンセンによって病原体が同定され、1940年代以降、化学療法による治療が可能となり、現在、日本ではほとんどの患者が完治しています。
  現在でも、熱帯・亜熱帯を中心にハンセン病の患者が出ています。WHOの発表では1985年から2005年末までに全世界で1,400万人以上が治癒し、有病者数は23万人ですが、新規患者数は年間約26万人と報告されています(2006年)。日本では最近の新規患者数は、毎年、日本人は0〜数名、在日外国人は約6名です。在日外国人患者についてはブラジルやフィリピンなどからの若い労働者が目立ちます。なお、全国15のハンセン病療養所には約2,800名(平均年齢80歳)の入所者がいます。しかし、ほとんどの入所者は治癒していますが、後遺症や高齢化などのため引き続き療養所に入所しています。

参考図書:「感染症は世界史を動かす」
ちくま新書


みなさんよろしくお願いします!

菊陽町、合志市の小学校の新校長先生と、菊陽町立保育園の新園長先生をご紹介します。

◆お尋ねしました

@前任校・前任園 A趣味 B地域の皆様にひと言

合志南ヶ丘小学校
前田 弘校長(53歳)
@熊本市立古町小学校
A映画鑑賞、体を動かすこと(スポーツは何でも)
B南ヶ丘小学校の子どもたちは、元気で明るく、すてきな子どもたちです。毎日、夢と希望を持って学校生活が送れますよう、地域の皆様のご協力、声かけをよろしくお願いします。  

菊陽南小学校
阪本英晴校長(58歳)
@大津町立室小学校
A海釣り、草花や野鳥昆虫などの自然を眺めること
B菊陽町に暮らして26年経ちます。菊陽町に生まれてよかった、菊陽町の学校に学べてよかったと自信を持って言える菊陽南小の子どもたちに育てます。地域の皆様のご協力をお願い致します。

武蔵ヶ丘小学校 
今村靖男校長(51歳)
@水上村立湯山小学校
Aゴルフ、家庭菜園
B600名を越える子どもたちの教育に携わる喜びと身の引き締まる思いを同時に味わっております。これまでの経験を活かして「なかよく かしこく たくましく」の武蔵ヶ丘小学校作りに励みます。よろしくお願いします。

さくら園 
日野直子園長(56歳)
@白菊園
A温泉めぐり、土いじり
B15年ぶりにさくら園に帰ってきました。一人ひとりの子どもたちが、心優しく健やかに育っていけるよう、子どもの思いに寄り添った保育を進めていきたいと思います。地域の皆さんのご支援をよろしくお願いします
。 

武蔵ヶ丘第二保育園 
高木かおる園長 (55歳)
@みどり園
A自然散策
B子どもは地域の宝です。地域と保護者と園とが力をあわせて、心豊かで将来力強く生きていける子どもたちを育てていきたいと思います。子どもたちのキラキラ輝く笑顔を守っていきたいと思います。      

白菊園
吉野惠子園長(52歳)
@白菊園(主任保育士)
Aミニバレーボール、旅行、手作り雑貨集め
B白菊園は菊陽町南部センター隣にあり、豊かな環境に恵まれ、地域の中で子どもたちは心豊かに育っています。子ども時代に子どもらしさを十分発揮できるよう、支援していきたいと思います。