ワンネス 433号  2008/10/19発行
運動会!みんなの心に金メダル

菊陽西小学校

 9月28日(日)菊陽西小学校(前川嘉宏校長)の第25回運動会が同校運動場で行われ“輝け西小パワー全開菊リンピック”をめあてに子どもたちは元気に汗を流しました。
 開会式では応援団長の佐々木優光くん(白団)と浦田 駿くん(赤団)が選手宣誓。4年生の徒走をスタートに5年生のあめ食い競争や1年生の全員リレーなど26競技が行われ、子どもたちの頑張る姿に保護者から熱い声援が送られました。また小学校最後の6年生による騎馬戦は大将の兜をねらい騎馬たちが追いかけ回る姿に応援席から笑みがこぼれていました。各団の応援合戦も団長を中心に一生懸命声を出して頑張りました。
 優勝した赤団団長の浦田 駿くんは「みんなの力で優勝できうれしいです」と話し、6年の保護者飯星紀代美さん(新山区)は「小学校の運動会も今年で最後。3人の子どもたちの運動会お弁当を11年間作りました。いい運動会でした」と話されました。

 

 各学年の全員リレーは大変おもしろかったです。バトン渡しがみんなじょうずでした。(井野)


菊陽町立白鈴保育園

 10月5日(日)菊陽町立白鈴保育園(谷川聖子園長)のうんどうかいが菊陽西小学校体育館で行われ、園児たちの元気な声が響きました。
 開会式は園児たちの元気な入場行進に続き、全員で「いっしょうけんめいがんばりますので、おうえんしてください」と可愛いあいさつがあり、応援席の保護者から大きな拍手が上がりました。
 プログラム1番のこあらぐみ(2歳児)かけっこで始まる全クラスのかけっこでは小さな歩幅でゴールまで一生懸命走る園児たちに「頑張れ〜」の声援が送られました。またこあらぐみの“崖の上のポニョ”やぺんぎん・いるかぐみの“きのこ”のお遊戯も音楽に合わせ身体いっぱいで表現する姿に家族は目を細めていました。“それいけ玉いれゴーゴゴー!!”の競技ではおじいちゃんやおばあちゃんと年長らいおんぐみの園児たちが仲良く玉入れを楽しみました。玉入れに参加した矢津田幸子さん(新山区)は「孫たちが3人お世話になってます。年長の孫と最後の玉入れを楽しみました」と嬉しそうに話されました。

 

 外はあいにくの雨でしたが体育館の中は園児たちのパワーが全開でした。(井野)


「謎」に迫る!
菊陽町鼻ぐり塾

 加藤清正公が400年前に築いた農業用水路「鼻ぐり井手」の公開シンポジウムが9月27日(土)菊陽町南部町民センターで行われ、菊陽町内外から約220名が参加しました。
 シンポジウムに先立ち、鼻ぐり井手公園で、菊陽町ボランティアガイドのみなさんが訪れた参加者に成り立ちや仕組みを説明。初めて見る人も多く、参加者は興味深く聞いていました。
 「鼻ぐり井手の謎に迫る」と題されたシンポジウムは熊本大学大学院自然科学研究科の山尾敏孝教授を進行役に、4人の専門家が、水理、歴史、地質、地域づくりの視点から話題を提供しました。11月3日(月)には「鼻ぐり井手築造400年祭」が開かれ、講演や資料の展示、フォトコンテストなども行われます。
 参加した今村貞子さん(東ヶ丘区)は「今日はいろいろな話を聞かせてもらってためになりました。菊陽町に残る他の遺跡も大切にしたいと思います」と話されました。

 

鼻ぐり井手とは

 曲手区の「鼻ぐり井手」は、馬場楠堰から熊本市渡鹿堰までの用水路にあり、岩に掘った穴を水が流れる際、水流が渦を巻き阿蘇の火山灰(ヨナ)を流し底にたまらないよう工夫された装置で、22基が現存しています。

 400年も前に造られた鼻ぐりが今も活躍していることに驚きました。ボランティアガイドの皆さん説明ありがとうございました。(岩田)


艶やかに熱唱
秋の歌謡・彩

 外村歌謡教室ひ・ふ・み会が主催する、車いす(福祉機材)チャリティ“秋の歌謡・彩”が9月27日(土)菊陽町図書館ホールで行われました。
 ステージでは、歌謡教室に通う生徒たちが「大漁恋唄」や「恋瀬川」などを熱唱。また、特別ゲストの演歌歌手 天 竜大さん(熊本市出身)の歌謡ショーや日舞、フラダンス、ジュニア ジャズストリートダンスの友情出演もありステージを盛り上げました。
 今年も菊陽町社会福祉協議会へ軽量型車いすをチャリティ寄贈しました。新しい取り組みとしてNPO法人IDJ(介助犬育成施設)の桜井昭生さんが介助犬について知ってもらおうと、介助犬候補のノーブルの訓練を実演。そして、介助犬の育成支援として、パピーサポート熊本の会へ支援金が手渡されました。
 「しぐれ花」を歌った二ノ文末子さん(曲手区)は落ち着いて気持ちよく歌うことができました」と話され、「越前しぐれ」を歌い、踊った今村健一さん早子さんご夫婦(大津町)は「あがり症ですが二人で仲良くステージを務めました。これが楽しみです」と笑顔で話されました。

 

 皆さんすばらしいステージ衣裳で日頃の練習の成果を発揮されていました。毎年チャリティをされているのでとても感心しています。これからも頑張って下さい。(谷川)


  (62)  上津久礼区  古川医院  古川まこと

感染症の時代(6)新型インフルエンザ2

 新型インフルエンザは、もはやインフルエンザではなく、人類がこれまで経験したことのない、新たな全身性の重症感染症とも言われています。従来のインフルエンザが呼吸器や腸など限られた細胞しか増殖できませんが、このウイルスは全身の細胞で増殖します。感染すると全身の臓器に影響をもたらし、激しい全身症状と高い致死率が予測されます。人類は抗体を持っていないため、未曾有の感染爆発(パンデミック)となり、人類史上誰も経験したことのない危機となるでしょう。政府の予測では、感染者数は人口の25%で3200万人、死亡率は最大2%で64万人ですが、国立感染症研究所の田代眞人氏によれば、死者数百万人と予測しています。2006年WHOは「新型インフルエンザの大流行で20億人が発症し、4億人が死亡する」と警告しています。しかし、今回のウイルスははるかに強毒性のため、感染爆発の半年後には世界人口の半分以上の33億人が感染し、62%の20億人が死亡すると予想する専門家もいます。
 新型インフルエンザの大流行が日本で起こった場合、人口密度が高く、大都市を中心に空や陸の交通機関でのヒトの移動が多いため、感染の広がりやすく、死者や病人の人的被害だけでなく、経済的な被害が史上最悪・最大の規模になることが予測されています。流行の波が半年近くにわたり繰り返されるので、医療の崩壊や社会の大混乱、社会機能や経済活動の崩壊などパニック状態になる可能性もあります。新型インフルエンザが猛威を振るったとき、電気・ガス・水道・ゴミ収集などのライフライン・通信・公通機関・小売業・物流・銀行などに支障をきたし、社会生活全般に大きな影響を与えることが予測されています。
 現在、政府は抗インフルエンザ薬としてタミフルの備蓄を人口の22%2800万人分行っています。新型インフルエンザにタミフルが有効か否かは、不明ですが、鳥インフルエンザには一定の効果があります。しかし、新型インフルエンザには通常投与(タミフル2錠5日間)の2倍量、2倍の期間必要ですから、もし新型の治療にタミフルを使用すると、日本の備蓄量は人口の5%程度にしかならないようです。
 感染予防にはプレパンデミックワクチンを接種します。しかし、政府は、政府のスタッフ・警察官・医療関係者・社会機能維持のスタッフだけの接種をする予定で、全国民には行なう予定はありません(2000~30000万人分)。米国では約3億人分のプレパンデミックワクチンの備蓄をしています。しかし、このワクチンの効果を疑問視する専門家もいます。本当に有効なワクチンを新型インフルエンザの大流行時につくり始めても完成まで半年かかり、流行のピークがすぎ、すでに感染者や死亡者が急増する最悪の状態になっています。

参考資料:産業保健21 2008年7月 第58号(発行:独立行政法人 労働者健康福祉機構)
週刊ダイヤモンド 2008年7月26日号


自転車で4200KMの旅

 旅がしたいと思い、8月16日から9月27日の43日間、自転車で日本縦断をした赤塚友浩さんに話を聞きました。

◆なぜ自転車で旅をしようと思いましたか
  以前バイクで北海道を周ったことがあり、次は自転車で、どうせやるなら日本縦断をしようと思いました。北海道の宗谷岬から本州にかけて日本海側を走行し、新潟県から埼玉県へ横断。その後太平洋側を走り、関門海峡を渡り鹿児島の佐多岬までの約4200kmを旅しました。

◆この自転車は
  母が乗っていた10年前のマウンテンバイクを長距離や一般道が走りやすいようにタイヤとサドルを交換。よく4200km走ってくれました。

◆旅で楽しかったことやつらかったことは
  楽しかったことは、日本中のきれいな景色を見られ、利尻島では3時間かけて利尻富士に登り、自然の雄大さに感激しました。つらかったことは何といっても山道での走行です。パンクも2回しました。
◆旅行中の宿泊は

  北海道では主にライダーハウスやキャンプ、本州では主に道の駅で野宿でした。他にはネットカフェや友人の家にも泊めてもらいました。出発してすぐの北海道では夏なのに気温が5℃、テントでのキャンプだったのでとても寒かったです。

◆次回挑戦したい場所はありますか
  自転車で沖縄の島巡りをしたいです。

  

 

 

 

  赤塚友浩さん  22歳

  上津久礼区


 名前  カレン  2歳  メス

 井野俊浩さん  新山区

 

  いたずらだいすきです。
  叱られると洗濯かごに自分で入り
  反省する毎日です!

 


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ペットボトルを使ったストレッチ
上腕のストレッチ

1.仰向けに寝ます。(写真@)息を吐きながら両手を頭の上に持っていきます。(写真A)この時ペットボトルは床に置かないようにします。息を吸いながら元の姿勢に戻します。

2.仰向けに寝て両手は肩の高さに開きます。(写真B)この時ペットボトルは床に置かないで下さい。息を吐きながらペットボトルを合わせるように両腕を真上に持っていきます。(写真C)息を吸いながら元の姿勢に戻します。

1、2を続けて5セット行って下さい。日がくれるのが早くなって屋外での活動量が少なくなってきました。テレビを見ながらでもできる屋内でのストレッチを取り入れてみてはいかがですか。


編集後記

 スポーツの秋に文化の秋。秋は何かと取材が忙しく、てんてこ舞いのワンネススタッフです。