ワンネス 444号  2009/01/01発行

新年明けましておめでとうございます

 昨年はたくさんの皆さんにお世話になりありがとうございました。
 今年も喜びのメッセージを発信します。
 皆様のご多幸をお祈り申し上げます。

  熊日新聞 菊陽販売センター


地域の力をあわせて新年を
あさひヶ丘

 12月14日(日)あさひヶ丘区(伊佐坂昌義区長)の区長宅前で区主催のもちつきがあり、たくさんの区民が集いました。
 午前9時からもちつきが始まり、深山敏則さん所有の石臼に蒸されたもち米が入れられると、力自慢のお父さんや日頃はおしとやかなお母さん、元気いっぱいの子どもたちが次々と杵を持ちました。合計30kgのもちがつきあげられ、できたての芋餡もちをみんなで頬張りながら楽しい時間を過ごしました。
 中村智代さんは「私自身初めてお餅をつきました。子どもからお年寄りまでみんな一緒にできる行事で楽しかったです」と話し、若山千紘さん(菊陽中部小6年)は「杵同士が当たったりして難しかったけど、おもしろかったです」と話してくれました。

 

 

 昔懐かしい臼と杵での餅つきやつきあげられた餅を小さく分けるテクニックは、今、伝えないと途絶えてしまうように思いました。若い方がたくさん参加されていて 地域の行事として定着することはいいことだなあと思いました。(岩田)


芸達者ぶりを披露しました
老連芸能大会

 菊陽町老人クラブ連合会(吉本正昭会長)が主催する第16回菊陽町老連芸能大会が12月5日(金)菊陽町老人福祉センター大広間で行われ、日頃の練習の成果を披露しました。
 芸能大会は吉川福弥さんの司会でスタート。各地区からカラオケや詩吟、日舞やフラダンスなどの踊り、ハーモニカ演奏などが熱演されました。また、来賓の菊陽町後藤三雄町長が飛び入りで「星影のワルツ」を歌うと、会場から大きな拍手が送られました。
 相撲甚句を披露した加藤謙三さん(緑ヶ丘区)は「習い始めて1年で、芸能大会で歌うのは初めてです。気持ちよく歌えました」と話され、フォークダンスと合唱で出演した緒方和子さん(青葉台区)は「フォークダンスは週1回公民館で、合唱は区の夏まつりと芸能大会のために練習しました。練習の成果が出せて良かったです」と話されました。

 

 

 毎年出演する皆さんの芸達者ぶりに感心しています。来年も楽しみにしています。(谷川)


手を取り合って子育てしよう
子育てサークルHUGHUG

 子育て中の母親が作るサークルHUGHUG(難波由紀子代表)が「手づくり交流会」を12月13日(土)菊陽町中央公民館で開きました。
  “つなげよう子育ての輪 ひろげよう地域の輪”をテーマに、菊陽町内の子育て中の親子や地域の方との出会いの場を演出。手作りコーナーでは、同町老人クラブ連合会の協力でお手玉作りをしたり、ハローサークルやミニキャロットくらぶの担当職員も参加してエコバッグなどを作りました。また、同日開催された“福祉のつどい”会場には、つどいの広場ぴ〜すや同町図書館などで募集した子どもの絵を展示。お父さんの科学実験もあり、母親とは違った子育ての魅力を発揮しました。
 難波代表は「昼食は防災ボランティアさんに豚汁を作って頂いたり、町福祉課を始め武蔵ヶ丘児童館や町内の各子育て支援団体に協力を頂き、地域が輪になりよかったです」と話されました。

 

 

 今まで誰もしようとしなかったタイプの交流会を1サークルがしたことに、感心しています。頑張れ!と応援したくなりました。(岩田)


  (32)  三里木区  たわらや酒店  宇野功一

歳時記・日本の酒づくり 
酒を仕込む

◆麹(こうじ)づくり
 「一麹、二酒母、三造り」(いちこうじ・にしゅぼ・さんつくり)と言われるほど、酒質に一番の影響を与えるのが麹のでき具合です。よい麹を造ることができれば酒づくりは大方成功と言えるのです。よい麹を造るために、精米、洗米、蒸しがどれだけうまく言っているかどうかが関わってきます。「神力」の麹はすべて手作り麹です。
 蒸した米のあら熱をとります。米の品温が40℃程度になったら麹室へ米を移動。麹室は乾燥した室温30℃の部屋で、通気のよい仕切った部屋です。ここでおよそ2日間かけて麹米が造られます。目的とする酒質によって使用する麹菌が違います。
 麹菌のことを蔵人は「もやし」と呼んでいます。まず、床で種切作業をします。「もやし」(種麹)を篩(ふるい)に入れます。篩を使って、米の表面に麹菌が均等になるようにふりかけます。薄くかつ均等にふりかけることがポイントです。1日後、麹米は約1.5sづつ木製の「もろぶた」に移され、ひとつひとつ手入れ作業を行います。深夜の作業もあります。

 
写真 篩(ふるい)を使って麹菌を撒く様子
写真堰@もろぶたに1.5sづつ盛る様子

◆酒母(しゅぼ)づくり
 醗酵のスタートのことです。仕込み総量の10%弱のスケールですが、この酒母が親となって、あとの酒質を決定する重要な役目を果たします。酒母を平たく言えば、少しの量の酒を仕込む作業です。本仕込みと違って段仕込みではありませんが、溶液中に健全な酵母を培養することが目的です。
 神力は「熊本県酒造研究所」(香露の酒蔵)で分離された「熊本酵母KA4号」を使用しています。この酵母は香が上品で、新酒の時には華やかな香がたち、熟成させるとしっとりと落ち着きのある香味を与えてくれる吟醸用の優れた酵母です。全国的に有名な酵母です。日本酒の6割の酒は香露の酵母を使用しています。酒母の溶液中1ml中に、なんと2億個の酵母が存在します。
 酒母にもいろんな工法があります。神力は「高温糖化酒母」で仕込みます。57℃の温度で麹米と蒸米を入れ、いっきに糖化を行ないます。神力の「甘酒」を造ります。高温にすることにより雑菌が淘汰されます。温度をいっきに下げた後に、熊本酵母を添加します。冬の時期、温暖な九州の蔵ではこの工法で酒母を造るのが一般的です。約1週間で酒母が完成します。


写真 酒母の泡の中には健全な酵母がたくさん


2009年 年男・年女 集合

今年は己丑(つちのとうし)です。

昭和12年生まれ
下原区仲良しシスターズ

後列 那須アキ子さん 住本サカエさん 
    鍋島道子さん
前列 相馬邦子さん  阪本蓮美さん

 健康であせらず、牛のように一歩一歩のんびりと歩いていきます。
 先を急ぎませ〜ん!

昭和24年・48年・平成9年生まれ
菊陽杉並台区ハッピーファミリー

宮崎静夫さん   
  健康第一で今年も趣味の山登りを!
興梠健二郎くん  
  部活のサッカーや勉強をがんばるぞ〜!  
焔サ梠勝彦さん   
  家族みんなが笑顔の多い1年に!

昭和36年・60年生まれ
熊日菊陽販売センターの福娘

後列左から
  渡辺富美恵(事務担当 新山区)
  谷川直子 (ワンネス担当 青葉台区)
  井野五月美(ワンネス担当 新山区)

前列
  谷川未来(パソコン担当 青葉台区)


 

 桑原明日香(あすか)ちゃん 3歳

 着物を着るのをすごく楽しみにしていた
明日香ちゃん!これからも健康で明るい
女の子に育ってください。(お母さんより)

春の支度はいかが?

 あさひヶ丘区のギャラリー「クロストークL&E」で12月20日(土)〜29日(月)に「おひな様と灯り展」が開かれました。
 会場にはおひな様のほか、春の訪れを思わせるパン粘土で作られた菜の花や、ほのかな明かりを灯すかずらや竹の灯りが並び、訪れた人を春へといざないました。