ワンネス 号 発行

学習の成果を発表
菊陽町南部町民センター

 第4回菊陽町南部町民センター講座発表会が1月25日(日)同センターで行われました。
 センター内には野草を使った押し花教室やフラワーアレンジメント講座、絵手紙教室など素晴らしい作品が展示され、来場者はその出来栄えに感心していました。
  ステージでは三味線教、ケーナ練習会、キッズ英語教室などの講座が日頃の学習成果を発表しました。
 三味線教室でステージ発表をした甲斐静香さん(下原区)は「三味線教室に通うようになり1年半になります。今回で2回目のステージ発表でした。緊張してドキドキでしたが無事演奏ができました」とほっとした表情で話されました。
 最後に、お楽しみ抽選会もあり、楽しい一日を過ごしました。

 

 

 皆さん日頃の練習や学習の成果が発揮されていました。お疲れ様でした。(谷川)


火事はこわいね!
むさしがおかじどうかん

 1月21日(水)むさしがおかじどうかん(太田幸信館長)で防火講習会が開かれ、親子で火事の恐ろしさを学びました。
 菊池広域連合泉ヶ丘消防署から秋吉幸徳さんら3名の消防士が来訪。住宅火災では夜間の逃げ遅れが最大の死亡原因であるため、平成18年6月から義務付けられている住宅用火災警報器について説明がありました。小さい子どものいる家庭での注意点の説明の後、親子でビデオを見て火事の怖さを知りました。最後に本物の消防車を見学し、子どもたちは大喜びでヘルメットをかぶって記念撮影をしたり運転席に乗り込んだりしていました。
 参加した永野正恵さん(新山区)と3歳の光輝くんは「子どもが消防車を見ることを楽しみにしてきました」と笑顔で写真を撮っていました。

 

 

 警報器は寝室や階段などの天井につけると良いそうです。ホームセンターなどに売ってあるそうなので早く付けなければと思いました。(岩田)


救急車が来るまでに
菊陽町商工会青年部

 公営の施設や大型店舗などに設置されているAED(自動体外式除細動器)の使い方を学ぼうと1月17日(土)菊陽町商工会青年部(矢野哲也部長)が菊池広域連合消防本部南消防署で救命講習会を行いました。
 参加者は、商工会青年部14名と女性部2名。同署の救急救命士迫 光一さんから「近くにいる人が、いかに早く処置ができるかが命を救うことにつながります」と説明を受け、基本の救命処置を学習。人形を使って、倒れている人に呼びかけ、呼吸の確認ができない人に心肺蘇生法を行いました。また、AED操作では器具を取り出しパッドを張るなどを実際に体験し、あわてずに操作できるよう全員が実習を終えました。
 参加した古庄チズ子さん(入道水区)は「実技ができてすごく良かったです。人のためですが自分のためでもあり、講習はありがたいです」と話されました。

 

 

AEDがあるのは分かっていても使い方に不安がありましたが今回私も一緒に勉強させていただき本当にためになりました。(岩田)


環境問題を考える
地球温暖化防止講演会

 1月18日(日)菊陽町主催の地球温暖化防止講演会が同町図書館ホールで開催され町民ら約470名が参加しました。
 講師の山本良一氏(東京大学生産技術研究所教授、東京大学国際・産学共同研究センター教授)が「地球温暖化の現状と将来は(削減しても止まらない温暖化)」と題し講演されました。
 町内からも事例発表があり、ソニーセミコンダクター九州株式会社 佐藤富雄総務部長から企業の環境対策の取り組みについて。南八久保子ども会 久保 進会長から活発に行っている地域リサイクル活動の取り組みについて。また、みなんがたグリーンクラブ紫藤和代代表は「家庭でできるゴーヤカーテン」と題して、ゴーヤを使ったグリーンカーテンで電気使用量と二酸化炭素削減の効果について発表されました。会場では活発な質疑応答もあり、町民の環境に対する意識の高さを感じました。
 講演会に参加した垣添みかさん(沖野区)は「子どもたちに大切な自然を残すのが大人の使命ですね、温暖化が進まないようできることはやりたいです」と話しました。

 

 

 「九州から温暖化は始まる!危機感を持って即実行。菊陽町から革命を起こせ」と山本教授から熱弁を振るわれました。
 地球温暖化防止のために少しでも役に立つように、身近なことから取り組みます。(井野)


  (25)  ひばりヶ丘区  矢原正治

ダイウイキョウ モクレン科

 今月の薬用植物は、インフルエンザの特効薬といわれている“タミフル”の原料植物の“ダイウイキョウ”です。
 暖かい地域の樹木ですので、日本では屋外で生育できず、植物園の温室にあります。ダイウイキョウの果実は“八角、大茴香”といい、中華料理の香辛料として用いられますので、皆さんご存知だと思います。
 薬用としては、乾燥した果実を“大茴香(だいういきょう)”と言います。性質は温、味は辛甘で、身体の中(臍より上のお腹)を温め、寒を除き、気を調える効果があるとして、中寒嘔逆(お腹の冷えで嘔吐・逆流する症状)、腎虚腰痛(腎が弱り腰が痛い症状、ここでの腎は漢方の腎で、腎臓とは違います)などに用います。普通は薬用ではなく、食用として果実を用います。独特のあまい香りがしますので、中華料理の味を引き立て、身体を温めてくれる効果がありますね。
 大茴香(ダイウイキョウの果実)に似た果実をつける有毒植物が日本に生育します。同じ科の“シキミ”です。土葬の時代、動物が掘り返すのを防ぐために、ヒガンバナと一緒にお墓の周りに植えてありました。果実は大変良く似ていますので、同じものがあると思って食べると命が危ないのでくれぐれもご注意下さい。
 食品には、温性、寒性、平があり、食材により温める、冷やす、変化なしの性質・作用があります。例えば、スイカ、メロンは寒性で、身体を冷やします。ショウガは温性で、身体を温めてくれます。冷え性の方はショウガを毎日少しずつ飲食するのも良いでしょう。但し、多飲食すると胃を痛めますので、ご注意下さい。
 夏の野菜果物は寒・冷の性質が多く、冬のものは温の性質があります。野菜・果物の旬がなくなった昨今、昔ながらの経験的な言い伝えをもう一度大事にしてはいかがでしょうか?
 寒い冬は汗をかきません。身体に毒(本来は排泄したいもの)が溜まる傾向になります。たまには運動する。鍋料理を食べて汗をかく。煮て緑黄色野菜(葉っぱ)を沢山食べ、そのスープを飲む。ウンチはきちんと出す。などを心がけると、アレルギーなども少しは良くなるかもしれません。



菊陽町スポーツ功労賞表彰式

 菊陽町体育協会(瀬上昌夫会長)が主催し、平成20年度菊陽町スポーツ功労賞表彰式が1月24日(土)菊陽町中央公民館で行われました。
 今回受賞したのは、菊陽町ゲートボール協会会長を始め数々の役職を歴任、さまざまな大会に出場し功績を残した河内 敏さん(向陽台区)と、武蔵ヶ丘北小校区体育協会事務局長やスポーツクラブきくようアドバイザーとして小・中学生のバドミントン選手の育成に努める丸山 裕さん(南八久保区)のお二人です。
 丸山さんは「今回の受賞はとても嬉しく思います。これからも菊陽町のスポーツの発展とバドミントンのジュニア育成に頑張りたいです」と話されました。
 続いて、菊陽町体育協会研修会も行われ、シドニーオリンピックテコンドー日本代表の樋口清輝さん(熊本県阿蘇市出身)による「一歩前に出る勇気」と題した記念講演が行われました。
 小学4年生の頃ジャッキーチェンなどに憧れ、韓国の先生との出会いもありテコンドーを始めたこと。高校から本場韓国に留学し高3で全日本優勝してオリンピックを目指し、2000年シドニーオリンピックに19歳で出場。前日から緊張の連続で試合に臨み、初戦で台湾の選手に自分らしい試合ができず敗退したことを話されました。その後協会が分裂したときの胸中、自身の北京オリンピックは出場を逃したものの、岡本依子選手のパートナーとしてサポートをしたことなどを話されました。
 現在は熊本に帰郷し、テコンドーの普及と後継者育成をしながら現役で頑張られています。講演後実技もあり、出席者はテコンドーの技術を体感しました。

 

 

 


   岡本 夢花(ゆめか)ちゃん 1歳

       遥希(はるき)くん   2歳  三里木北区

  今一番かわいい盛りの子どもたちです。
  やんちゃですが、元気にすくすく育って欲しいと
 思います。
  パパ・ママより


       平成20年の犯罪発生状況

 平成20年に熊本県で発生した犯罪件数は17,431件と昨年(19,553件)と比較し、10%以上減少という結果でした。大津警察署管内は前年と比較して増加した犯罪は、主に

○空き巣、忍び込みなどの住居侵入窃盗
○自動車盗
○詐欺

などになります。
 ちょっとした買い物や外出でも家の戸締まり、車の施錠などを心掛けましょう。また振り込め詐欺は、その手口や方法などが社会に合わせて変化しています。親族からトラブル関係での急な振込み要求などの際は、一度冷静になり、家族に連絡をとって確認することを心掛けましよう。


編集後記

 1月の中旬に母と二人で、宮崎と鹿児島へ旅行に出かけました。熊本も暖かかったようですが、旅行先もとても暖かく、宮崎の植物園の野外ではチューリップが満開でした。