ワンネス 449号  2009/2/15発行

心のオニを退治しよう
ちびっこランドきくようバイパス園

 ちびっこランドきくようバイパス園(甲斐純代園長)では2月3日(火)節分の豆まきが行われました。
 甲斐園長の節分のお話のあと、園児たちは自分たちで作ったオニの帽子をかぶり「オニはそと」と大きな声で言いながらチラシで作った豆を投げ、心の中にいる泣き虫オニや弱虫オニ、いじわるオニ、かいじゅうオニを退治しました。こわ〜いオニが登場すると怖くて泣いてしまう園児もいましたが、みんなで力を合わせてオニを退治しました。このあと、先生が作ってくれた恵方巻きを「おいしいね」と食べるとみんなニコニコ笑顔になりました。
 きりんぐみの甲斐みそらくん(6歳)は「オニは怖くなかったよ。楽しかった」と元気に話してくれました。
 また、ちびっこランドでは、地域の方たちがいつでもくつろげる場として事務室をサロンとして活用しています。甲斐園長は「園では、いろんな行事を行っています。保育園就園前の子どもさんとお母さんや高齢者の方たちなど、どなたでも遊びにいらしてください」と話されました。

 

 

 恵方巻きもおいしくいただきました。
 小さい子供たちは鬼さんが本当に怖くて顔をくしゃくしゃにして泣いていました。それもかわいかったです。


今年も力を合わせて
心障者の会つくしんぼ

 1月25日(日)菊陽町手をつなぐ心障者の会「つくしんぼ」(坂田義美代表)の新年会が火の国ハイツで行われ、参加した36名は、楽しいひとときを過ごしました。
 会員の方尾聖歌さんが「新年会を始めます。みんなに会えてうれしいです」とはじめの言葉を述べました。
 坂田代表から「今年4月に、障害者自立支援法の見直しがあります。私たちにとっても厳しい社会情勢ですが、みなさんと力を合わせてつくしんぼを盛り上げていきましょう」とあいさつ。
 久しぶりに会う顔に、少し照れながら自己紹介や近況報告をしました。マジックショーやカラオケもあり、和気あいあいと親睦を図りました。
 楽しい新年会となりました。

 

 

 毎年、成人のお祝いも兼ねての新年会ですが、今年は対象者がいなかったそうですがみなさん久しぶりの再開に話に花が咲いてました。(井野)


幸せ気分の食卓
テーブルコーディネイト教室

 毎日の生活をより楽しむために、食卓の飾り方を学ぼうと「しあわせ気分の食卓つくり」と題したテーブルコーディネイト教室が1月27日(火)三里木町民センターで開かれました。講師はテーブルコーディネーターの池田春香さん。
 この日は“友人とのお茶会”と“ひなまつり”の2つのテーマに合わせ、池田さんの指導で参加者がセッティングしてみました。テーブルクロスの使い方や花の飾り方、食器の選び方など、季節感を取り入れたコーディネイトに参加者は感心していました。最後に綺麗に飾られたテーブルで、池田さん手づくりのお菓子をいただきながら楽しくおしゃべりしました。
 参加者の秋山栄子さん(下堀川区)は「家庭にあるものを使ってお金をかけずに、取り入れやすいやり方を教えてもらってよかったです」と喜んでいました。

 

 

 先生のアドバイスでみるみるうちに素敵なテーブルができあがり、寒心することばかりでした。生活に潤いができそうです。(岩田)


心癒されるステージ
図書館を楽しむ会

 NPO法人図書館を楽しむ会(阪本やすし会長)が主催するコンサートと朗読「いのちを見つめるコンサート」が1月25日(日)菊陽町図書館ホールで行われました。
 第1部はワルツ(サチコ&テツ)により「アメージング グレイス」や「思い出宝箱」などが歌われました。第2部は朗読と音楽となり「葉っぱのフレディ」を田中ゆきのさんのピアノ演奏でアナウンサーの小出 史さんが朗読。このあと、小出さんの朗読とワルツのお二人による歌と演奏で「ラヴ・ユー・フォーエバー」も披露され、小出さんは朗読後「お子様を思いっきり抱きしめてあげてください。愛に満ちあふれた地球になると思います」と愛情の絆と深さを語られました。
 松崎初代さん(緑陽台区)は「心が癒されるステージでとても良かったです。今日は一日中優しい気持ちになれます」と話されました。

 

 

 心に響くコンサートでした。
 帰りはほんわかあったかい気持ちになれ、久しぶりに心癒されました。(谷川)


  (66)  上津久礼区  古川医院  古川まこと

感染症H 梅毒3
「無知」をもたらす社会のしくみ

 性感染症に「無知」な人々が多い理由はさまざまです。性感染症に限らず、生活習慣病の糖尿病やガン等の多くの病気も「無知」が原因の一つです。病気への「無知」は個人の責任だけでなく、家庭環境や教育・生活環境そして政治や経済による社会のしくみにも原因があると思われます。
 以前、熊大代謝内科元教授は「昭和30年代の食生活と生活習慣で糖尿病予防可能」と言いました。しかし、糖尿病患者は年々増加し、現在2100万人。タバコ病とも言われる慢性閉塞性呼吸器疾患(COPD)の患者は400万人。成人男性喫煙率50%以下ですが、多くの方々がタバコの恐ろしさを本当に知らないままタバコを続けています。禁煙のきっかけにもなるたばこ増税も与党の反対で却下され、健康より経済優先の国策に唖然とするばかりです。
 テレビは全国民に多大な影響を与えています。ところが、視聴率を上げるための馬鹿げた番組が多く、貴重な収入源のスポンサー企業に配慮し、必要なほんとうの情報を伝えていません。NHKにしても政府の広報機関の枠を超えていません。イギリスのBBCのように国の政策批判を行なう自立したジャーナリズムの精神が日本には乏しいようです。1957年評論家大宅壮一が「テレビは1億総白痴をすすめる」と言い、「1億総白痴」が当時の流行語でした。半世紀たった今、これは現実かもしれません。4年前の小泉選挙でメディア操作により自民党の大勝利となった事実を見ると明らかでしょう。しかし小泉の郵政民営化・構造改革は日本経済の衰退と地方切捨てや医療・福祉の崩壊をもたらし、日本は最悪の格差社会になりつつあります。
 また、明治以来、がんじがらめの学校教育で国定教科書により教師から生徒への一方的な授業が行なわれ、子どもたちが自由に考え発表する時間がわずかしかありません。子どもたちの「考える」力が育たないのは当然です。大学受験のため、常に「一つの答え」を出すのが「授業」です。自由闊達な、創造力豊かな、自由に考え、発言する人間が育たないのは現在の教育制度が原因です。すなわち、政治の責任です。
 さらに、江戸時代のがんじがらめの身分制度が「物言わぬ」国民性をつくりあげてきました。人々は死を覚悟しお上に発言し反抗しました。考えないこと、発言しないことが生き延びるための生活の知恵だったようです。そのような国民性が現在まで続いているのが今の日本だと思います。
 したがって、本当に必要な病気の情報が少なく、また国民が積極的に政治や行政に意見を述べ行動していく姿勢が少ないため、社会全体の病気予防体制が整っていないのが現状です。このことが、さまざまな病気を蔓延させている大きな原因だと思います。


 
 新冨柚月(ゆづき)ちゃん 2歳 三里木北区

 1月に鹿児島から引越して来ました。
 お友だちたくさんできるといいな。


ペットボトルを使ったストレッチH
足首のストレッチ

<背筋を伸ばして行ってください>
  イスに腰掛けます。かかとは床に着いたまま足首をそらしその上にペットボトルを乗せます。息を吐きながらつま先を自分の方に引き寄せます。(写真)息を吐き終わったら吸いながら足首を元に戻します。このストレッチを10回行います。
  イスに腰掛け、足首にペットボトルを乗せた状態で、息を吐きながらゆっくり太ももを持上げます。(写真)息を吐き終わったら吸いながら足を下ろします。このストレッチを10回行います。(写真)
※イスの横を持ちながらこのストレッチを行うと楽にできます。


★☆差し上げます!☆★
 「平松弘子の健康ストレッチ」を第1回から60回までを冊子にまとめました。ご希望の方は熊日新聞菊陽販売センターと菊陽町中央公民館、菊陽町役場生涯学習課で差し上げます。

 

 




安上がりの健康法
ひばりヶ丘区 矢原正治

◆ サツマイモ
 安くて繊維が多い規格外のものを、毎日約50g(卵の大きさ)食べましょう。町内のビフィズス菌が増え、便通がよくなり、屁も臭くなくなります。焼き芋を食べたら屁が出ますが、臭いですか?サツマイモを皆さんが食べ健康になると、栽培面積が増え、熊本の地下水の窒素(総窒素)の量が減り、おいしい水が飲めます。ご協力ください。

◆ 小魚とシイタケ
 日本人はカルシウム不足になりがちです。なぜなら毎日軟水を飲んでいるからです。昔は貧しかったので小魚を骨まで食べ、カルシウム、コラーゲンを摂っていました。安上がりのカルシウム補給、骨粗鬆症予防にだし汁用の小魚を火であぶり、それに日干ししたクズのシイタケを加え、粉にして味噌汁、スープ、ふりかけなどで毎日食べると骨が強くなるかも。

お試しください!!

ヒメリュウキンカ

 姫立金花は2月上旬に濃黄色の花が咲き、この時期に咲く花として貴重です。

写真提供:熊本大学薬学部薬用植物園


編集後記

駅弁のチラシに誘われて、今年も並びました。買いました!熊本県民の弁当好きは全国ナンバーワンとの新聞統計に納得です。(S.I)