ワンネス 456号 2009/04/05発行

ゆめと希望を歌にのせて
菊陽中部小学校合唱部

 平成20年度菊陽中部小学校合唱部の活動報告会“ワ・輪・和♪コンサート9”が、3月20日(金)同校体育館で行われ、保護者や地域の方たちの見守る中、1年間の練習の成果が披露されました。
 第1部今年練習した合唱曲では、NHK全国学校音楽コンクールの課題曲「この☆のゆくえ」やアニメ映画でおなじみの「崖の上のポニョ」などを歌いました。第2部贈る言葉では、各学年がメッセージと歌を交換。第3部合唱ミュージカル「伝説の島ZZ」では、いつも負けてばかりいるサッカーチーム“ブルーウインド”がひょんな事から伝説の島ZZにワープ。その島でおこるいろいろな事件を乗り越えていくお話を歌と演技で表現すると会場からは大きな拍手が送られました。
 部長の南 希帆さん(6年)は「今日は第1部から3部まで少し心配はありましたが、みんなで心をひとつにして最後までコンサートを作ることがでました。とてもうれしいです」と笑顔で話してくれました。

 

 

 素敵な歌声を聴かせてくれてありがとうございます。3部の合唱ミュージカルもとても楽しみました。(谷川)


空まで届けみんなの夢
白鈴保育園

 3月21日(土)白鈴保育園(谷川聖子園長)で卒園児33名と保護者が卒園記念に風船を空に飛ばしました。
 くまにちキャロットの卒園企画「空まで届けみんなの夢2009」に応募し当選。風船は前日にガスが入れられ、「大きくなったら宇宙飛行士になりたい」や「歌手になりたい」と一人ひとり将来の夢と名前を短冊に書き準備しました。
 卒園式を終えた園児と保護者は園庭に集まり、自分が書いた風船を手に取りみんなで号令をかけて一斉に空に飛ばすと子どもたちは「わー!」と歓声を上げました。
 荒木たけとくん(新山区)のお母さんは「子どもの卒園式に、このようなイベントがあってよかったです。記念になります」と喜ばれました。

 

 

 園庭の木に日かかる風船もあり、スーツを着たお父さんが長い棒で取ってくれました。最後までご苦労様でした。(井野)


聞いてください私たちの演奏を!

武蔵丘中学校

 3月21日(土)武蔵ヶ丘中学校吹奏楽部第16回定期演奏会が菊陽町図書館ホールで行われ、日頃の練習の成果を披露しました。今回も1、2年生で実行委員会を組織し選曲から構成、演出に関する全てを自分たちで考え運営しました。
 第1部クラシックステージはザ・スターオブドリームズ、マーチ「春風」など3曲を演奏。第2部のゲストステージでは武蔵ヶ丘小学校大正琴クラブ、武蔵ヶ丘北小学校音楽部、菊陽西小学校器楽部が演奏や歌でステージに花を添えました。お待ちかねの第3部ポップスステージの演奏には部員の保護者や養護教諭の先生も参加し「羞恥心」や「ネバダカラキマシタ」を演奏。曲に合わせてダンスサーズが入ったり、卒業した3年生がコブクロの「時の足音」を熱唱し、大いに盛り上がりました。
 部長の坂田志織さん(同中2年)は「定演に向けて練習を始めた頃はみんながまとまらず大変でしたが今日は楽しく演奏できました。夏のコンクールに向け金賞めざし練習がんばります。今日はありがとうございました」と元気にあいさつしました。

 

 

 今年も定演楽しみました。コンクールの“金賞”期待していま〜す。(井野)

合志中学校

 3月29日(日)合志市立合志中学校吹奏楽部第14回定期演奏会が合志市総合センターヴィーブル文化会館で開かれ、明るく楽しく演奏を披露しました。
 第1部は吹奏楽コンクールで自由曲として演奏した「吹奏楽のための第1組曲」などを演奏。第2部は賛助出演として専修大学玉名高校 DRUM & BRASS CORPS が華やかにマーチングを披露しました。第3部のポップスステージでは「キセキ」や合唱部と一緒に「手紙」などを演奏し、会場から手拍手も。最後に九州マーチングコンテストで銀賞を受賞したステージドリル「スターウォーズ」を元気にかっこよく決めました。
 合志中OBでDRUM & BRASS CORPS メンバーの保護者小川さん(合志市)は「がんばっている姿を後輩に見せることができうれしいです」と話されました。

 

 

 クラシックもいいですが、ポップスも楽しく、マーチングはわくわくして聞かせてもらいました。マーチングを続けたいと高校になってもがんばっている先輩の姿はいい刺激になりますよね。(岩田)


  (35)  三里木区  たわらや酒店 宇野功一

〜旬酒 春に美味しい酒〜

◆ 早春は日本酒蔵に美酒あり
 先日、夜行列車に乗って愛知県南部にある「義侠」醸造元・山忠本家(やまちゅう)酒造を訪問した。毎年3月上旬に今年出来上がった酒を利くことができる。私がこの酒蔵のきき酒会に参加したのは23歳の時。今年で17回目になる。杜氏も代わったし、昨年から社長のご子息が酒づくりに加わる。同じラベルの酒でも、造り手が代わり、香味もそれなりに変わってきた。進化したと言っても過言ではない。
 私がこの蔵へ、毎年通うのにも意味がある。山忠本家酒造・山田明洋社長は「酒づくりは米づくりから」の信念のもと、昭和50年代から兵庫県東条地区の酒米農家をたずね、ともに酒米の王者「山田錦」の栽培に取り組んでいる。そして、この日、昨年秋から今年の春先にかけて仕込んだ新酒をタンクごとにきき酒することができる。今年の特上の酒米・山田錦で仕込んだ日本酒の香味の傾向を探ることができるのだ。

◆ 酒を利く
 酒を飲むことと、酒を利くことは大きく違う。利き酒では、口に酒を含むのだが、吐き器に吐き出す。もったいないことだが、仕方がない。連続で、数十点いや多い時には200点もの酒を瞬時に利き分ける。
 酒を白磁の利き猪口(ちょこ)に注ぐ。利き猪口の底には青帯の蛇の目の模様があしらってあり、お酒の「色」や「てり」、「清いか濁りか」を確かめる。次に猪口を鼻に近づける。その酒が持つ「立ち香」をかぐ。花や草、鉱物など、瞬時に浮かぶインスピレーション。その酒の放つ香りを言葉で表現してみる。そして、その酒を口に含む。およそ30ml程度。酒を舌の上で転がすと香りが口いっぱいに広がる。これを「口中香」とか「含み香」という。初めに香った香りと、口の中に入れたときの香りが同じか、強いか、弱いかを比較する。酒を含んで心地よいかをチェックする。
 余談だが、私は酒屋であるから、次のようなこともチェックする。「たくさん飲める酒か、少しだけ飲むのが楽しい酒か」「1升瓶ならいくらで売れるか(値踏み)」。自分が値踏みした金額よりも、小売価格が安ければこれは買いの酒となるし、逆に高ければ酒を仕入れることを見合わせるといった具合。利き酒は、酒蔵にとっても、酒屋にとってもまさに真剣勝負なのだ。

◆ 飲み頃はいつ?
 ワインと同じように日本酒にも飲み頃の時期がある。今年できた新酒の生酒は、日本酒のヌーボーといったところだ。今美味しい酒もあれば、秋まで熟成させて美味しくなる酒もある。新酒のこの時期に、いつ飲みごろを迎えるか五感を使ってチェックする。
 大きなメーカーであれば、常に飲み頃の時期の日本酒を瓶詰めしているため、酒屋がチェックすることはない。小さな地酒メーカーであればこそ、酒屋のとぎすまされた官能がものをいう。また、タンクごとに香味が違うのも飲み分ける日本酒ファンには堪らない魅力なのだ。
 今年の酒は、全般的に綺麗な酒が多い。飲み頃も春先から楽しめるものも多かった。義侠らしく芳醇にして上品な香りと、膨らみのある酒だ。第一陣として入荷した分はすでに完売。4月には第二陣の「火入れ酒」が入荷する。入荷が待ち遠しい。


 

 吉野   愛梨(まなり)ちゃん  4歳
     未乃果(みのか)ちゃん 1歳6ヵ月
  上津久礼区 

 妹大好きなまなちゃんといたずら大好きみのちゃんです (*^。^*)


ソーイング&リフォーム講座

 毎月第1・3火曜の午前10時〜12時、菊陽町西部町民センターでソーイングやリフォームを楽しんでいます。
 8名のメンバーで、着なくなった着物をリメイクしてコートやワンピースを作ったり、昔の洋服を今風の形に作り直しています。もちろん新しい生地での洋服も作ります。作るのも出来上がりも楽しみです。

 



春の布風展

 あさひヶ丘区のギャラリー「クロストークL&E」で「春の布風展」が3月26日(木)〜4月4日(土)に開かれました。
 6名の熊本在住の作家による、インドネシアの布や日本のかすりなどの古布を使った小物や洋服が展示され、訪れたひとは手にとって見たり試着したりしていました。
 着なくなった洋服を裂いた紐で編んだ布ぞうりや鼻緒をつけずにスリッパ型に編んだものは、履き心地を確かめて購入する人もいました。
 宮崎から友人と来た松元裕子さんは「工夫されて作っておられて感心しました。見るのも楽しく、使いやすくて作者の気持ちが伝わりました」と話されました。

 

 

 



きれいな影絵に感動

 3月14日(土)菊陽町文化の香り高いまちづくり実行委員会主催の第15回さんさんコンサートが開かれました。
  今回は人吉市で活動する劇団まつぼっくりの公演があり、親子連れなどが影絵を楽しみました。
  第1部は絵本「はなさき山」を題材にした心に訴えるお話で観客の感動を呼び、第2部は「ぞうのはなはなぜながい」と「うたうシルエット」があり、子どもたちは色とりどりのスクリーンを見ながら大きな声で歌い、大喜びしていました。
 光永昂稜くん(菊陽西小1年)は「はなさき山のお花がきれいでした。一番おもしろかったのは歌でした」とおばあちゃんといっしょに楽しんでいました。

 

 

 


編集後記

 たわらや酒店宇野さんの連載「酒おもしろ小話」での酒造りのお話も佳境に入ってきました。下の写真は3月8日(日)にあった、義侠の蔵での利き酒の様子です。たくさんの新酒ですね!
 次回5月は「生酒と火入れ酒」についてのお話だそうです。お楽しみに。(T.I)