ワンネス 470号  2009/07/19発行

「ありがとう。感謝。」の歌謡祭
ぞうざ歌謡教室

 今年で15周年を迎えたぞうざ歌謡教室(左座多美子代表)の「15周年記念チャリティー in 歌謡祭」が6月28日(日)菊陽町図書館ホールで開かれ、満員の観客がカラオケを楽しみ大盛況でした。
 菊陽町武蔵ヶ丘コミュニティセンターなど8ヵ所で練習している生徒さんたちが、練習の成果を披露。この日のための衣装に身を包みスポットライトを浴びてステージで熱唱する姿に、会場から大きな拍手や「よかったよ!」と掛け声も送られました。また、菊陽町文化協会歌謡部代表や友情出演のカラオケ講師も歌声を響かせました。「ありがとう。感謝。」との心をこめて左座代表も3曲を熱唱し、特別ゲストの全国で指折りの人気を誇る橘劇団の舞踊ショーも華を添えました。
 左座代表は「微力ながら、このような歌謡祭で地域が活性化するお手伝いができれば幸せです」と話されました。

 

 

 生徒さん、友情出演の先生方合わせて100名近くの方が歌われ、橘劇団のショーも1時間たっぷりあり、朝から夕方まで1日がかりの歌謡祭でした。15周年おめでとうございます。(岩田)


417柱の冥福を祈る
菊陽町戦没者追悼式

 菊陽町戦没者追悼式が6月27日(土)菊陽町役場前にある招魂碑前で行われ、遺族の方たち約100名が参列しました。
 追悼式は、2年に1回菊陽町社会福祉協議会と菊陽町遺族会が主催し行われます。 
 式は出席者全員で1分間の黙とうのあと菊陽町社会福祉協議会 後藤三雄会長や菊陽町遺族会 馬場縣一会長らが追悼の言葉を述べました。また、遺族会の石原タエさん(緑ヶ丘区)が「戦没者慰霊祭」を献詠し、出席者一人ひとりが献花を行い417柱の冥福を祈りました。

 

 


支援の輪を広げて1周年
菊陽ブルーリボンの会

 北朝鮮による拉致被害者松木 薫さんの姉斎藤文代さん(原水在住)を支援しようと結成された、菊陽ブルーリボンの会(逸見芙美子世話人代表)が、活動1周年となる6月27日(土)ゆめタウン光の森で署名活動をしました。
 昨年6月に結成された同会は、結成以来8回のイベントに出かけ、斎藤さんと一緒に1日も早い被害者の解放を訴え3092名の署名を集めました。菊陽町内のギャラリーで支援コンサートも開き、地域の方への理解を深めてきました。
 この日は、斎藤さんと会員9名に菊陽中学校3年生の2人も参加して買い物客に署名を呼びかけ、たくさんの賛同を得ていました。
 署名を呼びかけた中学生は「拉致被害者については近所の人から話を聞いて知っていました。自分より年下のめぐみちゃんが連れていかれて残念です」と話してくれました。

 

 

 斉藤さんを支援したいと始まった女性の力は大きな活動に成長しています。私も、取材用のカメラバッグにブルーのリボンを付けて支援の気持ちを表明しています。(岩田)


手作りの飾りで七夕祭り
菊陽町老人クラブ連合会

 菊陽町老人クラブ連合会(吉本正昭会長)では7月7日(火)阿蘇薬草園ハーブの里で七夕祭りを行い、会員約80名が参加しました。
 6月に入ってから女性部の方たちがチラシを利用した七夕飾りを作成し、6月末から数回にわたり、薬草園へ持ち込み飾り付けを行いました。当日は午前9時、バス2台で菊陽町を出発。到着後七夕祭りがあり、吉本会長のあいさつのあと阿蘇薬草園井澤 敏社長による「健康で美しく知的に歳をとろう」と題した記念講演がありました。
 また、会員から募集した自然保護、環境問題を題材にした俳句や肥後狂句68点の中から優秀作31点を表彰。金賞を受賞した舟津準矢さん(沖野区)は「俳句を作るのも応募も初めてでした。嬉しいです」と喜ばれました。写真や絵手紙、手芸も出品され優秀作品の表彰もありました。

 

 

 チラシを利用して作った飾りも昨年よりもたくさん会場に飾り付けてあり、にぎやかになっていました。
 井澤社長の講演もとてもためになりました。
 船津さんの作品「エコ製品 買い換えようにも銭は無ア」には同感しました。(谷川)


  (71)  上津久礼区  古川医院 古川まこと

感染症の時代K 結核4

 1882年ドイツのロベルト・コッホが結核菌を発見しました。結核菌は長さ2〜10ミクロン、幅0.3 〜0.6ミクロンの細長の桿菌です。わずか100分の1ミリに満たない生き物に侵され、貴重な人生といのちを奪われる私たち人間はなんと無力な生き物でしょう。
 人と結核の歴史は古く紀元前6500年ごろのエジプトの古王朝時代の遺跡からも女性に脊椎カリエスの病痕が残っています。ハムラビ法典(紀元前1700年前後)や古代ギリシャの医学書(紀元0年前後)などにも結核に関する記述があります。結核は古代から中世、そして近代へと徐々に蔓延を続けてきました。
 結核菌は活動性の結核患者の痰や咳・くしゃみ・会話時の唾の中にあり、他の人に感染します。結核菌の特徴として、肺の奥の気管支壁に至らないと感染が起こらないので、麻疹やインフルエンザと比べて感染が成立しにくく、感染力が弱いのです。また、結核菌は紫外線に弱いために屋外での感染は起こらないし、部屋を換気するだけでも予防効果が上がります。しかし、未治療の重症の肺結核患者は多量の結核菌を出しているため、この患者さんに近づくと非常に感染しやすくなります。
 結核菌が肺に侵入すると結節をつくりますが、患者さんには症状がでません。栄養不良・過労・HIV感染・糖尿病等で免疫力が落ちると、菌が増殖して肺炎をおこし、発熱・咳痰・喀血などの症状が出始めます。結核のうち多くは肺結核ですが、実は結核は全身病です。肺の入口の肺門リンパ節の病巣から結核菌がリンパ管を通って首の付け根で静脈にはいります。そして大量の結核菌が血液に入れば、肝・肺・脾・眼底・脳などのすべての臓器に無数の小さな結核性病変をつくります。これを粟粒結核と呼びます。病巣のできた場所によって脊椎カリエス・腎臓結核・結核性髄膜炎・腸結核などがあります。
 1944年ワックスマンが抗生物質ストレプトマイシン、スウェーデンのレーマンがPAS(パス)を開発し、この薬の併用療法で劇的な治療効果を上げるようになりました。しかし、結核は今も尚身近な重大疾患です。現実に昨今、大都市圏での若者の結核が増加し、大学・学校等の集団感染、病院での院内感染の報告は跡を絶ちません。また、従来の薬剤の効かない耐性結核菌が出現していることから、結核治療も難しくなることもあります。今後、結核の予防対策や結核の早期発見・早期治療をいっそう進められるべきでしょう。

参考図書 「感染症は世界を動かす」ちくま新書他


 保育園児はかわいいな!

 6月30日(火)菊陽中学校(田代佳行校長)の3年3組の生徒が、菊陽町立さくら園(日野直子園長)で家庭科の授業の一環として交流体験学習をしました。
 生徒は折り紙を折ってプレゼントしたり、給食のお世話を手伝ったり。分かりやすく言わないと言葉が通じない!目線を合わせるのがむずかしいなどの苦労も体験。
 でも「みんなかわいい」と、お世話したり一緒に遊んだりして、自分たちもこんなだったなと思い出していました。

 

 


   〜参加チーム紹介〜

今年も「第35回熊日学童オリンピック」が始まりました。
 ワンネスでは各競技に参加するチームを順次紹介します。今週は7月25、26日と8月1、2日に試合が行われるミニバスケットチームが登場。がんばれ小学生!


菊陽中部小学校
ミニバスケットボール部

男子チーム

監 督  林 正美先生
コーチ  林 輝夫さん 磧本 誠先生
部員数   12名

+キャプテンから一言+
 男子は人数が少ないから一人ひとりがどんどん練習をし、力を上げてチームワークを高め試合にのぞみたいです。そして、ひとつでも多くの勝利をおさめるチームにしたいです。
村上大将くん 6年

 

 


菊陽中部小学校
ミニバスケットボール部

女子チーム

監 督  寺嶋正和先生
コーチ  大村幸登さん
部員数   44名

+キャプテンから一言+
 学童オリンピックでは悔いの残らない試合にしたいです。そして、練習中、試合中でも声は出す。これが一番の目標だと思います。応援して声を出してチームを勝てるようにしたいです。
丸山凛七さん 6年

  

 


合志市立南ヶ丘小学校
ミニバスケットボール部

監 督  廣松正景先生 坂本実奈美先生
コーチ  田中辰明さん
部員数   29名

+キャプテンから一言+
 これまで、ディフェンスや声出しなどを基本とした練習をがんばってきました。学童オリンピックでは、練習したことを生かして、プレーをしていきたいです。
西 涼奈さん 6年

 

 


菊陽西小学校
ミニバスケットボール部

女子チーム

監 督  古田 満先生
コーチ  満永庄太郎先生 松本浩臣先生
部員数   35名

+キャプテンから一言+
 他校へのあいさつやプレー中の声出しなどをしっかりして、優勝します!
宮良遥花さん 6年

 


編集後記

 汗びっしょりで練習を頑張っている小学生の皆さん!ファイトです!(T.I)