ワンネス 505号  2010/04/04発行

たすきをつなぎました

ふれあい駅伝

 菊陽町陸上競技協会(大塚 亘会長)主催の第22回菊陽町ふれあい駅伝大会が3月14日(日)菊陽杉並木公園スポーツ広場をスタートゴールで行われ、18チームが出場しました。
 開会式では菊陽中学校陸上部主将の吉川慎介さん(2年)が「日ごろの練習の成果をたすきに込め、健康で活力ある菊陽町づくりにはげみ、精一杯走ることを誓います」と選手宣誓。選手は1区から6区までの中継地点へ移動し午前10時半スタート。チームや沿道の皆さんの声援を受け、健脚を競いました。
 富士フイルム九州MGCチームの武地慶雄さんは「天気が良く風もなく走りやすかったです」と話されました。

結果 一般の部
優勝 OB's〜勝手に黄金世代〜
2位 チームオオムラ
3位 ウイング

中学生の部
優勝 菊陽中
2位 武蔵ヶ丘中

 

 

 2連覇よかったですね。3連覇を目指して頑張ってください。(谷川)

子ども会駅伝

 菊陽町子ども会育成連絡協議会(佐々木理美子会長)主催の第33回菊陽町子ども会駅伝大会が3月14日(日)菊陽杉並木公園ふれあい広場で行われました。
 開会式では佐々木会長が「6年生は小学校最後の思い出作りに、他の学年はゴールを目指す達成感に向かって頑張ってください」とあいさつのあと、八久保チームの西川 晶くんと高野拓朗くん(武蔵ヶ丘北小5年)が元気に選手宣誓をしました。
 今年から富士フイルム南側の道路を走るコースもあり、規定
12チーム、オープン17チームの選手の皆さんは1区から12区までの12.1kmを元気いっぱい走りました。
 沖野チームの吉良豪晃くん(6年)は「長い距離だったけど自分の力を発揮できたのでよかったです」とがんばりました。

結果 規定の部
優勝 鉄砲小路A
2位 上津久礼A
3位 武蔵ヶ丘4町内

オープン参加の部
優勝 三里木
2位 大堀木
3位 下津久礼

 

 

 今回から公園を飛び出し富士フィルムみなに側の道路を走るコースもあり、子どもたちも元気いっぱい走っていました。(谷川)


届け!このメロディー 一音入魂
武蔵丘中学校吹奏楽部

 武蔵ヶ丘中学校(岩崎良博校長)吹奏楽部の第17回定期演奏会が3月21日(日)菊陽町図書館ホールで行われ、1年間の練習の成果を披露しました。
 本年度は新型インフルエンザのため様々な演奏の機会が失われ、この定期演奏会にかける部員の気持ちがおそろいのTシャツに書かれた「一音入魂」の言葉に集約されて熱い演奏が披露されました。第1部はクラシックステージ、第2部は校区内の武蔵ヶ丘北小音楽部と菊陽西小音楽部のゲストステージがあり、第3部はお楽しみのポップステージ。卒業生の司会で観客の手拍子が響く中、各パートごとに演奏したり、ダンスや歌を交えながら「急☆上☆Show」「招き猫ダック」などの楽しい曲を演奏。卒業生が思い出や夢を語るコーナーもはさみ終演となりました。
 卒業生の吉田 愛さん、永松愛理さん、上田利菜さんは「とても音が出ていて上達していると思いました。コンクールで金賞目指して頑張ってください」と後輩にエールを送りました。

 

 

 1年生2年生だけとは思えない音が響いて、よかったです!今年のコンクールが楽しみです。(岩田)


心をこめて歌いました
菊陽中部小学校合唱部

 平成21年度菊陽中部小学校合唱部活動報告会“ワ・輪・和♪コンサート・10”が3月21日(日)同校体育館で行われ、部員たちの1年間の練習の成果が披露されました。
 第1部 今年度練習した合唱曲では、オープニングの「今日から明日へ」では、みんなで息を合わせて歌と踊りで感謝の気持ちを表現。NHK合唱コンクール課題曲などを歌いました。
 第2部 合唱ミュージカルでは、森に住む子どもたちと病気療養中の子どもたちが動物たちと事件を解決しながら、自然を大切にする気持ちが育っていく「森の歌」を歌と演技で表現しました。
 来場した南 紀代子さん(下原区)は「声がとてもきれいで聴き惚れました。孫も6年生で卒業ですがこれからもこのコンサートを続けてほしいと思います」と話されました。部長の河北美彩紀さん(6年)は「皆さんのおかげで無事コンサートを終えることができました。これからも中部小合唱部をよろしくお願いします」と笑顔でした。

 

 

 合唱や合唱ミュージカルを毎年楽しみに取材しています。美しい歌声すばらしかったです。(谷川)


  (47)  三里木区  たわらや酒店 宇野功一

〜欧米人もびっくり 昔の日本酒の科学〜   火入れについて

◆火入れって何?
 4月になり暖かくなってきました。この時期、酒蔵では酒づくり最後の作業が始まります。「火入れ」です。
 「火入れ」って、なじみのない言葉ですね。最近は夏場を中心に、生酒が発売されますが、生酒はお酒を搾って(上槽)、加熱殺菌しないでそのまま瓶詰めして出荷される酒のことです。搾ったばかりの爽やかで新鮮な香味があるのが特徴です。最近は全国的に低温輸送(クール宅急便)と低温貯蔵(冷蔵庫の普及)が可能になってますますこの商品が出てくるようになりました。
 本来の日本酒は、搾って(上槽)から一度65℃まで加温殺菌(低温殺菌法)して、貯蔵されます。そして、瓶詰めされる前にもう一度65℃まで加温殺菌をします。2回加温殺菌するのが普通です。
 これは何故、行うのでしょうか。
@酵母と酵素の働きを止める
 搾ったばかりの生酒の中には酵母がまだ生きています。醗酵が続いているのです。その醗酵を完全に止めるために、加温するのです。酵母は65℃で死んでしまいます。
 また、麹菌が造りだした糖化酵素(アミラーゼ)の働きも止めます。酵素はタンパク質ですので、熱を加えると変遷して、糖化を促進するという触媒の働きができなくなります。そのために、酒の変化が安定してゆっくりと熟成が進むようになります。
A火落ちの防止
 日本酒にとって大敵なのは火落ち菌です。日本酒が好きな雑菌で、これが入ると日本酒が濁り始めます。火落ち菌も熱には弱いため、貯蔵前と出荷前に火入れをして、火落ち菌の混入を防ぐのです。
B酒を安定させる
 その他、雑菌が混入することを防ぐために火入れをします。雑菌も生き物ですので、高温には弱いので死んでしまいます。

◆欧米人もびっくり日本酒の科学
 以上の理由で日本酒は昔から火入れをしていました。この低温殺菌法は「多聞院日記(たもんいんにっき)」(室町時代末期)には「酒を煮させ樽に入れ了(おわ)る、初度なり」など火入れの記録が残っています。ワインを火入れして保存性を高めること、缶詰の製造に応用、牛乳の低温殺菌法に応用したフランスの化学者ルイ・パスツール(1822年〜1895年)よりも300年も昔に我々日本人の先祖は、経験的に火入れして保存をよくする技術をすでに使っていたのです。これには、欧米人たちもびっくりしたようです。


 近所で楽しくみんなで歌いましょう

 下津久礼区の方は、皆さん歌がお上手でびっくり。お尋ねすると「大山さんの教室に行ってるとよ」と話されました。そこで、自宅でカラオケを楽しまれている大山さんにお話を伺いました。

◆いつから始められましたか
 20年くらい前に「下津久礼グループ」というカラオケの愛好会ができ、歌が好きで入会しました。平成5〜6年ころ自宅の部屋をカラオケルームにして、遊び半分で始めました。その後、広げてステージを作り、スポットライトや通信カラオケの設備も整えました。

◆たくさんの方が来られていますね
 昼は火曜日、夜は木・土以外は毎回5〜6人が集まって楽しんでいます。1曲を3ヵ月くらい練習されています。私は「ここはこう歌ったほうがいいかな」と言うくらいです。

◆楽しそうですね
 昔のように農作業などでみんなが寄って話すことも少なくなったので、ここでの週1回のカラオケで世間話もして笑って楽しんでいます。

◆これからは
  地域の皆さんと一緒に体の続く限り、自分で出来る限りは皆さんに助けられてやっていきたいです。

  

 

 

 大山 幸代さん 76歳

 下津久礼区


さようなら6年生
菊陽町サッカースクール

 3月20日(土)菊陽町立グラウンドで、菊陽町サッカー協会主催サッカースクールの「6年生とのお別れ会」が開かれ、親子サッカーやバーべキューで楽しいひと時を過ごしました。
 この日は年間50回の最後の練習日となり、6年生対在校生、保護者対小学生などの組み合わせで試合をしました。
 保護者会会長の秋永 理さん(宮ノ上区)もTシャツと短パンに着替え「まだ負けないですよ」と颯爽とゲームに参加。お父さんたちにはお母さんたちから声援が送られ、楽しく汗を流しました。
 栗原昂聖くん(菊陽中部小5年)の父二郎さん(大堀木区)は「親チームは余裕で楽勝でした」と汗をふきながら話されました。

 

 


  ギョーザおにぎり

 先日の「にぎりんぴっく」に応募された新垣寿子さん(緑ヶ丘区)のレシピです。

材料(5人分)
       
・ギョーザの具(5個分) ・豚ひき肉 100g 
・白菜3枚 ・ニラ 2/1束 
・にんにく 1かけ ・塩コショウ少々
・ごはん(5人分) ・塩 少々 
・おにぎり海苔

作り方
@ギョーザの具の材料を全部混ぜて5個に分けハンバーグの形にして焼いておく。
A炊きたての白ご飯に、塩少々を混ぜ、手のひらサイズの丸型にする。少し平たくして10個作る。
BAのおにぎり2個の間に@のギョーザの具をはさむ。
C海苔を巻いて形を整えたらできあがり。

 

 


 ノイバラ(バラ科)

 

 日本各地の山野に多く自生します。白く丸い花びらが5片あり雄しべは黄色。


編集後記

 今月のたわらやさんの連載で、低温殺菌法は昔から日本にあった方法だと知りました。生協の牛乳の殺菌方法として聞いてはいましたが、日本人の知恵の深さに驚きました。
  この連載を読むといつも「日本酒飲みた〜い!」と思います。(T.I)