ワンネス 511号  2010/05/23発行

48年ぶりの還暦同窓会
菊陽中部小学校・花立分校合同

 昭和37年3月に菊陽中部小学校と花立分校を卒業した生徒の同窓会が5月2日(日)季酔宴さんりぎで行われました。
 卒業以来48年ぶりの同窓会には、生徒42名と恩師2名が出席。会場内に設けられた受付で名札をもらうと、顔を見合わせながら「久しぶり、元気だった?」と再会を喜んでいました。記念撮影のあと、宴会となり、出席者一人ひとりが近況報告や当時の思い出などを話しました。なかには卒業以来48年ぶりに初めて会う方たちもありましたが、子どもの頃の話を始めると当時を思い出し、懐かしがっていました。最後に全員で菊陽中部小学校校歌を大合唱して会を終了しました。
 出席した西村信子さんは「一目見ただけで○○ちゃんと分かる方もいましたが、名前と顔が一致しない方もいました。久しぶりに会えて嬉しい気持ちでいっぱいです」と笑顔。当時担任だった上村 泉先生は「竜宮城に行った気持ちです。久しぶりに会えとても嬉しいです」と話されました。

 

 

 「お久しぶり!元気だった?」が合言葉でした。担任だった先生も名前と顔が一致せず「おひさしぶり」と言うべきか「初めまして」と言うべきか悩んでおられました。
 会はとても楽しく同窓会を「やってよかった」との声を聞きました。取材した私も心和むひと時でした。(谷川)


講演会で新年度開講
菊陽町高齢者大学

 4月28日(水)菊陽町図書館ホールで平成22年度菊陽町高齢者大学開講式がありました。
 開講式では、吉本正昭学級長が「社会的な勉強をし、社会貢献を怠らず、健康を維持していくことが目的です。また、講座のたびにリフレッシュできるので声を掛け合って参加しましょう」とあいさつし、第1回目の講演会が行われました。
 日本成人病協会健康管理士一般指導員の若松 浩さんが「メタボリックシンドロームとは〜血行障害の予防」と題して、自覚が無いまま進行していく高血圧や高血糖、高脂血を分かりやすく説明し、会場の大学生は真剣に耳を傾けていました。
 参加した俵積田 勇さん(沖野区)は「もっと早くこのお話を聞いていればよかったと思いました」とためになるお話に感心していました。

 

 

 メタボ気味かなと心配していた私ですが、講演を聞かせていただいて注意する点が分かりよかったです。高齢者の皆さん、ますますお元気で!(岩田)


艶やかに舞う
春のおどり

 4月25日(日)SAN企画(坂本ゆきのり代表)の第16回春のおどりが菊陽町図書館ホールで行われ、華やかなステージを披露しました。
 古閑美智子さんによるご祝儀舞「千歳の松」で開幕。出演者は屋形船も登場した「長良川艶歌」や、北島三郎の曲に合わせ力強く踊った「まつり」など40曲が艶やかに舞われました。また、曲に合わせて扇子や傘、手ぬぐいなどの小道具を使ったり、柳や桜、屋形船なども登場し舞台を演出しました。
 「わらべ獅子」を踊った古嶌美帆さん(合志市)は「小学5年から日舞を習い始め現在中学2年です。初めての男踊りで緊張しましたが、先生が近くで応援してくれ安心感もあり、上手く踊れたと思います」と話してくれました。

 

 

 出演者の皆さんは、とてもお上手で感心しました。これも日頃の練習の成果ですね。(谷川)


いつでも楽しいおはなし会
菊陽町図書館

 菊陽町図書館(堀 行徳館長)で、平成22年度子ども読書週間に合わせ「いつでもおはなし会」が4月25日(日)同図書館おはなしのへやで開かれ、たくさんの親子連れがおはなしを楽しみました。
 午前11時、12時、午後1時、2時、3時の毎時に始まるおはなし会は、図書館職員と図書館ボランティア「おはなしの森さんさん」(小城鈴子代表)が担当。マットが敷かれたおはなしのへやには、お父さんやお母さんに連れられた子どもたちが集合。ろうそくの歌でおはなし会が始まると、子どもたちの目が絵本や紙芝居に引きつけられていました。楽しい手遊びや物語の語りもあり、ハイハイの赤ちゃんやお母さん自身も楽しんでいました。
 3歳の実鈴ちゃんを連れて参加した小川里香さん(光の森区)は「つわりがあってなかなか遊んでやれませんでしたが、今日は楽しみました。絵本が大好きです」と話してくれました。

 

 

 やさしい語り口にうっとりしました。子どもたちの心にも響いたことと思います。(岩田)


  (81)  上津久礼区  古川医院  古川まこと

健康長寿は可能かD  スウェ―デンに学ぶ その1

 こころもからだもゆるめて、リラックスして、もっと自由に健康に生きたいと思っていても、今の日本の世の中ではなかなかうまくいかないようです。こころある個人や団体が大きな社会の流れに抵抗して努力しても、その努力が報われるような状況にありません。行動を起こすと、必ず突き当たるのが「既存の社会制度や慣習の壁」です。具体的には自治体の行政や国の行政です。そのためにせっかくの熱意が冷め、無気力化してしまいます。いまの日本を覆う閉塞感は、政府、行政、企業、学界などの組織や個人など、社会のほとんどすべての分野に広がった無気力感や時代遅れの古い社会制度や「政官業の強固な鉄の三角形」と揶揄される社会構造が原因かもしれません。政府・自治体・企業すべてが、思考法を切り替え、環境政策やさまざまな政策で現実に世の中を大きく変えていかない限り、世の中は良くならないのは当然です。そして世の中のしくみが変わらない限り、個々人の生活やからだやこころもいい方向に変わらないのは当然です。
 スウェーデンは一人ひとりの人間を大切にする社会のありかたを実現してきました。スウェーデンの国土は日本の1.2倍、人口900万人ですが、鉄鋼業、航空産業、自動車産業、化学工業、パルプ産業、電子・電気産業などエネルギー多消費型の産業を国内に抱える北欧最大の工業国です。
 スウェーデンは科学技術と社会制度のバランスがよくとれた国です。スウェーデンは年金や医療などの社会保障制度の充実した「福祉国家」であることは、よく知られていますが、21世紀には人も環境も大切にする「緑の福祉国家(生態学的に持続可能な社会)」に転換する方針です。2005年1月1日スウェーデンで世界初の「持続可能な開発省」が誕生し、環境省が廃止されました。一人ひとりの健康も大切ですが、地球環境の悪化により人類全体の存亡が現実になってきた昨今、素早い対応をしています。
 スウェーデンは古くから民主主義を支え健全に機能させるためのシステムが形づくられていました。たとえば、「情報公開制度」(1766年)、行政、国会、マスメディアのチェック機能である「オンブズマン制度」(1810年)、世界で最も非中央集権的な「地方分権制度」、伝統的な「市民参加・男女共同参画」等々です。今回の菊陽中部小学校建設問題に関する情報が一般町民に詳しく伝わってこないこと、民意が町政に反映されないこと等々、地方・国を問わず民主主義が機能していない現状をみると、日本の政治はスウェーデンと比べ約200年以上も遅れていると言わざるをえないかもしれません。政治家にはスウェーデンに民主主義をもっと学んでほしいものです。

参考文献:スウェーデンに学ぶ「持続可能な社会」 朝日新聞社


  

 

 石田あさりちゃん 9ヵ月 宮ノ上区

 ハイハイができるようになりました。大好きな絵本があって、見ると大喜びするので、図書館のおはなし会にきました。


 詩吟教室

 菊陽町南部町民センターで第2、3、4火曜日午前10時から中村玲子先生の指導で楽しく練習しています。
 詩吟は、漢詩を分かりやすく読んで、詩の叙情、背景を感じながら吟じます。大きな声を出し吟じるので体を動かさず座ってできるスポーツです。
 今年の4月に開講したばかりで少人数の講座です。ただいま生徒を募集しています。ぜひ見学に来て下さい。

 


 

 名前:マリン 1歳 メス

 「おもちゃもって来てよー」と言うと喜んで持ってこらすとですよ。かじってピューピューと音を鳴らして遊んでいます。  尾崎ノブ子さん 津久礼ヶ丘区


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●体と背中のストレッチ
 イスに浅めに腰をおろします。両足を揃えて息を吐きながら体が一直線になるように背もたれを使って反らしていきます。息を吐き終わったら5秒程静止します。息を吸いながら元の姿勢へ戻します。このストレッチを5回行ってください。
 座ったままの仕事などで同じ姿勢が続いた時に行うと背筋も伸び、疲れを取りリラックスできます。

 

●足首のストレッチ 呼吸は自然に!
 イスに座り方ひざを折って足首を反対の足の太ももに乗せ1分間静止します。反対の足も同じように行ってください。