ワンネス 519号  2010/07/18発行

踊って 笑って いきいき人生
佐藤孝子健康教室

 各地区や町民センターなどで健康教室を開いている佐藤孝子さんの健康教室20周年記念発表会「踊って 笑って いきいき人生 パートU」が6月20日(日)菊陽町図書館ホールで開催されました。
 第1部は講座生によるダンス発表が行われ、各教室で練習している成果を披露しました。衣裳にも工夫を凝らし、三里木センターリズムダンスBの皆さんは、ご主人から借りた背広を着て「青い背広で」を軽快に踊りました。第2部は皆さんお待ちかね、笑点でもおなじみの林家たい平さんの独演会があり、絶妙な間合いと話しっぷりに会場は笑いの渦となりました。また、たい平さんが歌い、佐藤先生が旅姿で踊るコラボもあり大盛り上がりでした。幕間を利用して80歳以上の講座生20名と15年以上継続の講座生24名の紹介もありました。出演した松藤ミヨ子さん(東ヶ丘区)は「今年88歳、平成2年に入会しました。ステージでは、お客様が手を叩いて応援してくださったので最高の気持ちで踊りました。これからも頑張って踊っていきたいです」と話されました。

 

 

 80歳以上の方がこんなにたくさん健康教室に参加されていて、取材してうれしくなりました。自分も頑張ります。
 たい平さんの独演会は大きな声で笑っていました。ワラっていきいき元気です!(谷川)


ペットボトルで野菜作り
合志杉並台女性部

 家庭にあるペットボトルを使った手軽な野菜作りの講習会が6月19日(土)合志杉並台女性部(石丸勲子部長)主催で同公民館で行われました。
 子どもから年配の方まで沢山の参加者は、講師の斎藤美津子さん(合志市福原)の指導で、ペットボトルをカッターで半分位で切り上部を逆にして差し込んで土や液肥を入れました。ベビーリーフの種をぱらぱらと撒き、霧吹きで水をやって出来上がり。「苗を育てて畑に下ろせば、大きなレタスになりますよ」との斎藤さんの言葉に、収穫を期待して参加者は目を輝かせていました。
 井 あおみちゃん(合志南ヶ丘小学校1年)は「お野菜はなんでも好きだから楽しかった」と話し、向井寿美子さんは「毎日が楽しみです。毎日食べられるように育てます」と笑顔で話されました。

 

 

 この日は、公民館開放日に当たるそうで、大人も子どもも楽しく参加されていました。収穫が楽しみですね!(岩田)


地域で見守るたなばたまつり

白鈴保育園

 菊陽町立白鈴園(谷川聖子園長)で、7月7日(水)に菊陽西小校区の民生児童委員のみなさんや保護者と一緒にたなばたまつりを行いました。
 年長らいおんぐみさんは、民生児童委員の方と一緒に願い事を書いた短冊を結び大きな笹飾りを完成させ、キラキラ星を演奏しました。民生児童委員は、芦北町下白木地区に伝わる“たなばた綱”を披露。山から綱を渡って先祖が帰ってくるように作られた綱にはワラ人形やタコやワラジもつるされ、園児たちは珍しい飾りに見入っていました。宮崎紀二さん(杉並台区)のハーモニカ伴奏で全員でたなばたの歌を合唱し閉会となりました。
 林 利光さん(沖野区)は「高森からワラを貰って作りました。説明を良く聞いてくれてよかったです」と話されました。

 

 地域の民生児童委員さんたちが保育園行事に参加されているのは初めて見ました。子どもたちのためにわざわざ芦北まで足を運ばれて話を聞いてこられたそうです。熱意が伝わりました。〔岩田〕


杉並台区

 7月3日(土)杉並台公民館で、杉並台クラブ(川畑延洋会長)と同区子ども会(永吉晋輔会長)が一緒にたなばた飾りを作りました。
 長い長い輪つなぎやちょうちんを色紙で作ったり、「サッカーの大会で優勝しますように」「身長が伸びますように」などと書かれた短冊を結びつけてできあがった笹は、公園入り口に立てられました。
 興梠堪九郎くん(菊陽西小6年)は「輪つなぎの途中でノリ付けしたところがはずれたりして難しかったけど楽しかった」と笑顔でした。

 

 子ども会の会長さんは「たなばたつくりで時間は持たないと思っていましたが、結構楽しみながら色々作っておもしろかったです」と話されていました。(岩田)


  (83)  下津久礼区  古川医院 古川まこと

健康長寿は可能か7 スウェ―デンに学ぶ その2

 スウェーデンは予防志向の国です。社会全体のコストをいかに低く抑えるかが、常に政治の重要課題です。そこで、政策の力点は「予防」に重点が置かれ、「教育」に力を入れてきました。福祉国家を早い時期につくりあげ、発展させてきたスウェーデンは、人間に被害がでてから行動を起こしたのではコストが高くなり、とりわけ社会全体のコストが高くなるから「予防できることは予防しよう」という考えで行動してきました。スウェーデンは古き良き伝統をしっかり守っていますが、一方現実への対応が大変すばやい国です。行政は現実にすばやく対応できるように法の制定・改正・廃止がタイミングよく行なわれ、行政機構の変更が現実に合わせて、絶えず柔軟に行なわれています。
 ところが日本は「治療志向の国」すなわち「対策の国」です。日本では公害問題でも明らかなように、経済優先の国策によりさまざまな環境汚染や健康被害が次から次へと大発生し、膨大な社会コストの「治療」や「対策」に追い立てられてきました。水俣病の歴史を見れば明らかです。1956年に公式に認められた水俣病について、もしスウェーデンのような予防志向の政策が初期の頃に行なわれていたら、現在のような広範囲にわたる被害と健康被害を防げたかもしれません。スウェーデンの環境問題への迅速な対応は国民の間に、健康な環境は基本的人権であるという考え、環境問題は人類の生存を脅かしかねない人類の問題であるという考えが浸透しているからです。
 電磁波対策が世界で最も進んでいる国はスウェーデンです。1992年、カロリンスカ研究所は、電力会社の全面的協力を得て、電磁波の人体への影響についての大規模な疫学的調査を行ないました。その結果、電磁波が子供の白血病とかかわりがあることがわかりました。高圧の送電線・VDT(テレビやコンピューターディススプレイ)・携帯電話・携帯電話のために建てられたアンテナからも電磁波が出ています。このような日常的な生活での電磁波被害をもっと理解し、健康被害を予防しなければなりません。
 日本でも、菊池養生園の竹熊宜孝先生は、30数年前より「土からの医療と教育」と予防医学の重要性を訴えています。無農薬の安全な農産物が病気にならない健康なからだをつくること、農業の重要性と予防医学の基本を子どもたちに教えることすすめています。
 しかし、竹熊先生の主張が政策や行政に反映されることはありませんでした。予防医学(第1次予防)で病気を減らすことができます。それは生活習慣や食べ物に注意し、健康に対する考え方を変えることです。すなわち、老化を防ぎ、免疫力をあげるために「カロリー制限」をし、抗酸化力の強い野菜や果物中心の食事をいただくことです。
 医療だけでなく経済や政治すべてにわたり「予防」を重視することにより、世の中がもっと住みやすく、安心して安全に暮らしていけると思います。

参考文献:スウェーデンに学ぶ「持続可能な社会」〜安心と安全の国づくりとは何か〜   朝日新聞社



荒木選手の言葉を胸に悔いなく戦う

 僕たち菊陽中学校野球部は、3年生14名、2年生14名、1年生14名の計42名で活動しています。
 先日、中体連前に行われた中体連激励会のサプライズで、中日ドラゴンズの荒木雅博選手より応援の横断幕を頂きました。荒木選手のお父さんから僕たちの活躍を伝え聞いていた荒木選手が、先輩として僕たちに贈ってくれたものです。僕たちはこの思いに報いるため「絶対優勝しよう」と誓いました。
 そして、7月5日(月)に菊池郡市総合体育大会(中体連)が行われ、野球部全員が横断幕から元気をもらい、僕たちを最後まで支えてくれました。敗戦という結果に終わり、思いを達成することはできませんでしたが、全員がこの横断幕のもと頑張ったと言い切れる悔いのない試合、そして3年間でした。
 偉大な先輩がいるということに誇りを持って、3年生は高校で、1・2年生はこれからも頑張りたいと思います。
 僕たちも日本を代表とする荒木選手の活躍を心から願います。
 本当にありがとうございました。
主将 3年 中村敦智

 

 

 



おじぞうさんが新居へお引越し

 6月18日(金)津留区(阪本敏憲区長)にある地蔵堂が改築され、公民館に仮住まいしていたおじぞうさんが引っ越しました。
 地蔵堂は寛政2年(1790年)に建立された由緒正しいもの。明治時代に建て直され、昭和13年に改築、平成2年には瓦の一部葺き替え工事を行ってきました。今回の改築は5月11日より行われ、約1ヵ月で終わりました。 
 18日午前9時より、仮住まいの公民館から阪本区長がおじぞうさんを抱き、地蔵堂まで運びました。
 大津町上陣内の光行寺保々住職がお経をあげ、改築された地蔵堂におじぞうさんを安置しました。

 

 


  (76)  肩のストレッチ

 イスに深く腰を下ろし両手は背もたれを持ちます。背筋を伸ばして息を吐きながら体をゆっくり倒していきます。息を吐き終わったら吸いながら元の姿勢へ戻します。このストレッチを5回行ってください。

 

 

 イスに深く腰を下ろし、両手を背もたれの後ろにまわし組みます。このとき背中は背もたれに付けておきます。息を吐きながら両方の肩甲骨をくっつけるように両手をゆっくりあげていきます。息を吐き終わったら吸いながらもとに姿勢へ戻します。このストレッチも5回行ってください。

 デスクワークで疲れたときになどに行うと効果的です。気分もリフレッシュされ仕事もはかどりますよ。

 

 


  クチナシ

花言葉は「私は幸せ者」「清潔」「洗練」

 一重咲きの実はキントンなどの着色に使いますが、八重咲きには実がつきません。


編集後記

 今週から新しい印刷機を導入しました。赤と黒の2色刷りです。なんとな〜くカラーに近づいたように思いますが、いかがでしょうか?ご意見お聞かせくださいね。(T.I)