ワンネス 526号  2010/09/12発行

伝統行事を受け継ぐ
津留区かけあんどん

 津留区(阪本敏憲区長)では昔ながらの伝統行事かけあんどんが8月13日(金)から16日(月)の4日間、区の地蔵堂で行われました。
 子どもたちは事前に各家庭をまわりろうそく代を集め、かけあんどんの期間中にお参りに来る方たちへのお菓子を用意し、爆竹、花火などを準備しました。夕暮れになると子どもたちが地蔵堂前に各家庭に協力してもらったかけあんどんを飾り、ろうそくに明かりをつけました。
 午後6時、爆竹の合図で住民の方たちがお参りにやってきます。子どもたちは丁寧に接待し準備したお菓子を渡しました。
 阪本区長は「昔は、肝試しをしたり、陣取りをしたりして朝まで地蔵堂で過ごしました。昔ながらの伝統行事は末永く続いて欲しいです」と話されました。頭(かしら)でまとめ役の沖川誉知くん(菊陽中2年)は「地蔵堂が改築されきれいになり嬉しいです。みんなでろうそく代やあんどんを集めるのが大変だったけど、みんなと一緒に夜遅くまで花火をして遊んで楽しかったです」と笑顔いっぱいでした。

 

 

 毎年津留の子どもたちに会えるので楽しみに取材に伺っています。みんな成長しました!(谷川)


拾えば好きになる我が町
新山区

 新山区(岩崎元視区長)の美化推進委員会主催で「拾えば街が好きになる運動」が行われ、8月8日(日)朝8時から家族で区内のゴミを拾いました。
 同区では、この運動を推進しているJTに手袋やゴミ袋を協賛してもらい「ゴミを拾う子どもはゴミを捨てません」を合言葉に、昨年に続き2回目の活動となりました。子ども会を通じて子どもたちにゴミ袋が配布され、各家庭から新山公園まで家族で道に捨てられていた空き缶や吸い殻などを拾い集めました。公園では区役員とボランティアの皆さんが、集められたゴミを分別したりねぎらいのお茶やジュースを配ったりしました。
 大木 空さん(菊陽西小6年)は「父と母と犬と一緒にゴミを集めてきました。街がきれいになってスッキリして、住みやすくなったと思います」と笑顔でした。

 

 

 昨年に続き2回目の開催で、区役員の皆さんの意気込みを感じました。(岩田)


メタボにならないために
メタボ予防教室

 菊陽町生涯学習課では5月から11回にわたりメタボ予防教室が行われています。
 この教室は、自分の体を知り運動するために菊陽町内外から講師を迎え「メタボと運動について」の講義やウォーキング指導、スロートレーニングなどが行われています。
 第4回の8月12日(木)はメタボ予防調理実習が行われ24名が参加しました。講師は町健康保険課の管理栄養士 井手百合子さん。まずは、メタボリックシンドロームについての説明や栄養指導、成人の基準量(1日の摂取量)などを講義し「これを機会に食生活に注意して食事を見直して下さい」と話されました。
 このあと調理実習に移り“豚しゃぶサラダねぎしょうが黒酢たれ”や“かぼちゃと枝豆の白和え”などを作りました。
 参加した横山亜紀さん(緑陽台区)は「この講座には毎回参加しています。かぼちゃと枝豆の白和えがとても美味しかったです。家でも作って家族に食べさせたいと思います。少ない塩分でも香味野菜を使うと美味しく頂けました」と話されました。
 この後の講座にはソフトエアロビクスなどが予定されています。

 

 

 私も一緒に参加し、調理しました。薄味でも香味野菜お上手に使えばいいと勉強しました。(谷川)


美味しいぶどうが実りました
菊陽町歩こう会

 菊陽町歩こう会(坂田昭男会長)の8月例会が8月20日(金)に行われ会員34名が参加しました。
 午前9時、菊陽町民体育館で町社会教育指導員 平松弘子さんの指導でストレッチ体操やペタンクを楽しみました。終了後、井口区にある電子技法栽培の菊陽観光ぶどう園へ行きぶどう狩りを行いました。参加者は試食の美味しいぶどうに大感激。家族のお土産に購入していました。昼食は山鹿市にある富士ホテルで美味しい料理を頂き、歌や踊りも飛び出し、賑やかな昼食となりました。また、まろやかで柔らかい肌触りの温泉に入り心と体を癒しました。
 参加した中村幸子さんと井上ミネ子さん(青葉台区)は「ペタンクは初めてですが楽しかったです。ぶどうも昼食も美味しかったし、温泉にも入りリフレッシュの1日でした」と話されました。

 

 

 ペタンクも皆さんと一緒に楽しみました。ぶどうもおいしくいただきました。楽しい取材でした。(谷川)


  (44)  ひばりヶ丘区  矢原正治

カリン バラ科

 9月9日は“重陽の節句”でした。1月1日の正月、3月3日のお雛さま、5月5日の端午の節句、7月7日の七夕は、祝いますが“重陽の節句”のお祝いはしませんね。陽が重なる日で“菊の節句”です。
 話は戻って、今月は“カリン”です。まだ果実は熟していないので、今の時期、風などで落ちたものを拾って焼酎に漬けると、えぐ味と渋みで喉が痛くなり、飲めたものではありませんのでご注意ください。果実が熟して、香りが出るまで待って焼酎・蜂蜜などに漬けてください。
 カリンの果実は、喉飴にもあるように、鎮咳(咳を鎮める)に、また、整腸(腸の調子を整える)や利尿の効果があると言われています。果実酒は咳止め、疲労回復に用います。
 咳止めにカリンの果実を使う時に、酒の飲めない人、子どもさんには、蜂蜜漬けや砂糖漬けがお勧めです。果実を薄く切って漬けて下さい。果実が出てきたら、カビが生えやすいので、果実が液からでないように注意しておくことが大事です。(種子を一緒に入れても問題は在りません)
 果物の果実は、種子が熟すまでは果肉に有毒成分を含むものが多く、青梅の青酸配糖体、カリンのえぐ味など、バラ科の植物の多くは果肉・種子には、有毒な青酸配糖体を含んでいます。青酸配糖体は、薬用酒、砂糖漬などで1ヵ月ぐらい置いておくと分解して、毒性が大変弱くなります。人は昔から有毒成分を無毒化する方法を開発していました。先人の知恵と新しい技術を使ってください。
 8月末にラオスに出かけてきました。ラオスの人は優しく、穏やかです。トイレなどの衛生状態は日本の30年以上前の状態ですが、首都のビエンチャンは、日本の援助で上水道も完備されており、街中のゴミも少ないのが印象的です。米食と発酵食品を基本とし、香草を食に用いています。仏教国ですのでいろんな食品があります。一度出かけてみませんか?
 次号から、身近で、人の目を楽しませている有毒植物も掲載させていただきます。


ボウリングで地域交流しました!
新山区北新山班

 8月22日(日)新山区の北新山班自治会(土屋芳巳班長)企画によるレクリエーションが菊陽ボウルで行われ、楽しい一日を過ごしました。84名の参加がありブロック対抗で大会が行われ、1投目と2投目は別の人が投げるという方式。ストライクやスペアが出るたびに歓声が上がり、同じグループ全員が立ち上がりハイタッチで喜んでいました。班長の土屋さんは「昨年は7月に開催しましたが、今年は夏休みに開催したので子どもたちの参加が多くてうれしいです」と話されました。
 濱田美千代さんは「主人の応援に来ました。昔は中山律子さんに憧れてボウリングをやっていました。地域の交流がなくなりつつある時代だから役員さんにはお世話になりますがずっと続けてほしいですね」と笑顔で話されました。

 

 


 

 益田 智也(ともや)くん 2歳 新山区

 じんべいさん、かわいいでしょう!
 保育園でも家でも、砂場あそびが大好きです。


 徳丸 愛翔(あいと)くん 7歳
     愛桜(まお)ちゃん 5歳
     愛結花(あゆか)ちゃん 2歳
  菊陽杉並台区

  今日は夏祭りだし、お兄ちゃんのお誕生日だし、楽しいことがいっぱいです!    


太極拳教室
アサッカー大会に出場!

 ひばりヶ丘区公民館で第1〜第4金曜日午前10時から11時まで、同区の田中紀彦さんの指導で太極拳教室が開かれています。メンバーは同区に住む12名。
 30分ほどの準備体操のあと、二胡のメロディに合わせてポーズを決めていきます。ゆったりとした動きですが、すぐにじゅっくりと汗ばんできます。メンバーは、「持病があったけど元気になった」「1回休むと調子が悪くなる」など太極拳を始めてからいいことばかりと笑顔です。
 また、このメンバーで花見や新年会、ボランティア活動などもしており、和気あいあいとした楽しい地域の繋がりができています。

  

 


編集後記

 ワンネスのスタッフになって1ヵ月が経ちました。まだ皆さんとお会いする機会も少なく、取材に伺ってもなかなか声をかけることができないこともあります。見かけたときはぜひ声をかけてくださいね。 (M.S)