ワンネス 527号  2010/09/19発行

24時間スポーツにチャレンジ
スポーツクラブきくよう

 総合型スポーツクラブきくよう(津村 修会長)は、設立10周年記念行事の一つとして8月28日(土)午前10時から29日(日)午前10時まで、24時間チャリティースポーツイベントを行いました。
 競技は、菊陽町民グラウンドでソフトボール、菊陽町民体育館ではミニバレーと卓球が行われ、菊陽町内をはじめ近隣市町村より、延べ700名の参加がありました。このイベントは日本テレビ24時間テレビに併せて行われ、参加した皆さんは募金に協力しました。ミニバレーでは、サーブを失敗するとペナルティとして募金するというルールも設けられ、参加者は「サーブを失敗しても募金で貢献!」と笑顔でした。
 津村会長は「初めての試みでしたが、たくさんの参加があり、ケガ人もなく無事終了でき大成功でした。とても嬉しいです」と話されました。集まった募金198,954円は24時間テレビに寄付されました。

  

 

 24時間チャリティーイベントに取材を兼ねて、早朝6時からミニバレーに参加しました。こんなに朝早くからミニバレーをしたのは初めてでしたが、とても楽しかったです。
 数回サーブを失敗したので募金にも貢献してきました。(谷川)


感動を伝える童話発表
菊池郡市童話発表大会

 8月19日(木)平成22年度菊池郡市童話発表大会が菊陽町図書館ホールで開かれ、12名の小学生が参加しました。
 同大会は、菊池、合志、大津、菊陽の2市2町から予選で選ばれた小学生が、自分たちで選んだ絵本や物語などを暗唱。感動を伝えようと大きな声ではっきりと話していました。今回は、合志市の熊本県立黒石原養護学校からも2名がインターネット中継で参加し、会場から大きな拍手が送られました。
 審査の結果、最優秀賞に武蔵ヶ丘小4年本山千裕さんと菊陽西小5年永吉希望さんが選ばれ、10月開催の県大会に出場することになりました。
 本山千裕さんは「町大会よりもっと緊張しました」永吉希望さんは「緊張してゆっくり発表してしまいましたが、選ばれてうれしいです」と話していました。

 

 

 菊陽町の児童二人が最優秀賞に選ばれ、嬉しかったです!取材に来た甲斐があった!と思いました。(岩田)


大人が楽しむおはなし会
おはなしの森さんさん

 8月29日(日)あさひヶ丘区にあるギャラリー「クロストークL&E」で、おはなしの森さんさん(小城鈴子代表)による「菊陽おはなしの部屋」が開かれました。
 おはなしの森さんさんは菊陽町図書館を拠点に活動をするグループで、普段は子どもたち対象におはなし会を開いていますが、今回は大人の方に聞いてもらいたいと企画しました。「びんぼうこびと」や「えんまさんのいしゃさがし」などの昔話の語りや紙芝居、小道具を使ったお話や講談調の朗読「道成寺」などのお話に、聴衆はニッコリしたりクスッと笑ったりドキドキしたりと童心に帰って聞きいっていました。
 メンバーは「子ども相手より緊張しました」「自分が楽しんで活動しています」「大人にもおはなしの楽しさを味わってもらいたい」と話し、お話を聞いた角田博子さん(あさひヶ丘区)は「心が穏やかになりました」と喜ばれていました。

 

 

 会場には大人しかいなかったので静かに熱心に聴けてよかったです。「お話」を通じて何年ぶりかに再会された方もいらっしゃって、いい時間が過ごせました。(岩田)


楽しい保育をオープンに
白鈴園

 菊陽町立白鈴保育園(谷川聖子園長)のオープン保育が8月23日(月)から27日(金)にあり、保護者が自由に参観しました。
 3年前から行っているオープン保育には仕事の都合を付けたお父さんやお母さん、おばあちゃんなどが参加して、夏にしか出来ないダイナミックな保育を参観。25日(水)には、カラフルな絵の具で園で育てた野菜のスタンプをしたり、絵の具に手を突っ込んで手形を押したり、水遊びや砂遊びをしたりと太陽の光に負けない元気な園児の笑顔に保護者もニコニコ。プールに一緒に入るお父さんやお母さんもいました。
 保護者の林 裕二さん(東ヶ丘区)は「普段見られない表情が見られて良かったです。先生方のご苦労もよくわかりました」と話し、すみれちゃん(ぞうぐみ)は「今日はパパが来てくれたことが一番楽しかったよ!」と笑顔でした。

 

 

 子どもたちは体中を使って水遊びをた〜くさん楽しんでいました。一番楽しかったことを聞いたら「パパが来てくれたこと」との答えには、涙が出そうになりました。(岩田)


  (85)  下津久礼区  古川医院  古川まこと

健康長寿は可能かH  スウェ―デンに学ぶー4ー  「老い」を見直す!

 私たちは歳をとりたくないと思っていても、すべての人が必ず通る道です。現在では「老人」はあまり歓迎されず、肩身の狭い思いをしていますが、元来「老」は中国の語源では尊敬をこめた敬称であり「老人・長老」はさまざまな知恵を持ち、失敗や成功をかさね長年苦労されてきた人生の大先輩です。「老い」を自らの問題として、これから起こるさまざまな不安(年金・福祉・医療など)について積極的に考えることは重要だと思います。
 スウェーデンでは、昔から「老い」は個人的な問題ではなく、国家の重要な問題です。スウェーデンの福祉制度は200年の歴史があり、すでに100年前に高齢者福祉の必要性が政治的な問題となっていました。1884年に国会に最初の老齢年金・廃疾保険の動議が出され、1913年に成立しています。老齢年金で、財産を持たない人が老後に生活できました。また財産のない高齢者を看るのは、家族かコミューンであるとする社会政策が議論されていました。
 1998年「高齢者政策に関する国家行動計画」が議会で採択され、今後の高齢者政策の目標として「安心して自立を維持しながら老後の生活を送れること」「積極的な生活を営み、社会や自己の日常生活において影響力をもちうること」「敬意をもって遇されること」「良質なケア・介護を受けられること」が定められました。この計画は「老い」の概念の見直しを提起しています。すなわち、一口に老人と言っても平均寿命がのび、いろいろな年齢層があります。元気な老人もいるし、寝たきりの者もいます。65歳以上でも働けるし、学べます、そして余暇やボランティア、政治活動など地域社会でさまざまな活動をすることができます。それゆえ、良き老後を送るためには、経済的安定だけでなく、文化生活、職業生活、地域での活動等あらゆる生活領域で活躍の場を配慮される必要があります。このため、国だけでなく、地方自治体、職業・文化団体等のさまざまな組織・団体が協力することを主張しています。
 また、老人は地域住民として、患者として、サービス受給者として、日常生活で自らの意思を表現し、それぞれの決定に影響を持つべきです。たとえば、老人は自分の老後の過ごし方を自分で決定するだけでなく、地方議会や国会で議員として選ばれるべきです。このことにより、社会や経済のありかた全体に大きな影響を及ぼすものと思われます。高齢者福祉は社会全体のあり方を見直すうえで大変重要な問題なのです。もちろん、医療や介護が必要な高齢者に対する福祉も時代により変わってきましたが、弱い立場の高齢者に対する医療・ケア・介護の質を維持し向上するための政策が常に行なわれています。

参考文献
スウェーデンに学ぶ「持続可能な社会」朝日新聞社
スウェーデンの高齢者福祉〜過去・現在・未来〜 新評論


飾り馬や勢子で賑わう!

 熊本市藤崎宮例大祭を控えた9月5日(日)熊本市田迎校区の風神會(園田英次会長)が、今年もサンリージャスコ菊陽店を訪れました。
 大きな黒馬テツ号が到着すると「わ〜!おおきか、きれいかね」と買い物客が集まり、子どもたちは飾りのついた背に乗せてもらい記念撮影をしていました。勢子の皆さんがラッパや太鼓、鐘を鳴らしながら「ドーカイ、ドーカイ」と威勢よくはやし、飾り馬が駐車場を駆けると歓声が起こっていました。また、勢子たちは、にぎやかに店内を一周し商売繁盛を祈願していました。

 


菊陽杉並台区
嵯峨根 千歳さん 66歳

 杉並台在住34年目ですが、今年4月から6代目区長を仰せつかっています。現役時代は仕事重視で地域活動にはあまり協力できませんでしたが、定年後元気なうちに自分のできる範囲で元気な地域つくりに励みたいと感じています。
 「日本の国力は地域の元気が基本」をモットーに、トライアスロン、山登りなどの趣味を通じて、自分自身の体力保持にも努めるようにしています。

 

 


午後のひととき 
音楽で楽しみました

 菊陽町や熊本市などで活動する女性中心のアマチュアグループが集い、菊陽町総合交流ターミナルさんふれあで8月28日(土)女性だけのミニコンサートが行われ音楽のひとときを楽しみました。
 出演したのは、オカリナ奏者の丘リーナ、ボサノバを歌うAKI、二胡とピアノ演奏のTuttiなど6グループ。オカリナの美しい響きやボサノバの調べに来場者は「色々なジャンルの曲が聴けて楽しかったです」と話してくれました。

 

 


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背中のストレッチ

 イスに腰を下ろし、息を吐きながら写真@のようにゆっくり体を前へ倒します。このとき首と腕の力を抜いてください。
 息を吐き終わったら吸いながらゆっくり元の姿勢へ戻します。このストレッチを2回行ってください。

 イスに腰を下ろし、背筋を伸ばしてひじを曲げ、息を吐きながらゆっくり脇からひじを写真Aのように真横に上げていきます。
 息を吐き終わったら、吸いながら元の姿勢へ戻します。このストレッチをゆっくり3回行ってください。

※両方とも「背中のストレッチ」をしていることを意識しながら行うと、より効果的です。