ワンネス 529号  2010/10/03発行

あつまれ元気なひかり陽っ子!
陽っ子まつり

 9月11日(土)第6回菊陽町次世代育成支援“陽っ子まつり”が菊陽町図書館ホールで開かれ、約500名の親子が参加して楽しい時間を過ごしました。
 今回の陽っ子まつりは、菊陽町福祉課子育て支援係が中心になり、町内の保育園、児童館、つどいの広場、子育て支援センター、同町図書館、おはなしの森さんさん、HUGHUG、健康保健課、保育園給食研究会、菊池広域連合消防本部、同町生活研究グループ、同町老人クラブ連合会が力を合わせて開催。遊びのコーナーや読み聞かせ、手作り体験、ベビーマッサージ、子育て相談、救急蘇生法講習、おやつの試食などがフロアいっぱいに展開され、交通安全教室や親子エアロビクス、人形劇などのステージイベントもあり、来場した親子はどれに参加しようかと迷うほど。みんな笑顔で会場を回っていました。
 小さい子どもたちを連れて参加した三渕麻衣子さんと吉田知子さん(光の森)は「初めて来ましたが、それぞれのコーナーを少しずつ楽しめてよかったです」と満足していました。

 

 

 たくさんイベントがあって、もったいない位でした。また来年も楽しみです。(岩田)


拉致被害者を救おう
熊本菊陽ブルーリボンの会

 9月4日(土)熊本菊陽ブルーリボンの会(川俣健護代表代行)が主催する、シンポジウム「北朝鮮による拉致問題の現状を考える」が菊陽町三里木町民センターで行われました。
 救う会熊本会長の加納良寛さんが基調講演を行い、衆議院議員の坂本哲志さんが拉致問題についての国会の動きを報告。また、家族会事務局長の増元照明さんも「拉致問題は国の問題です」と話されました。「緊迫状況こそチャンス〜今、我々に出来る事〜」をテーマにパネルディスカッションも行われました。
 代表代行の川俣さんは「熊本菊陽ブルーリボンの会は地域の方に拉致被害のことを知って頂くために署名活動を行っています。拉致問題を忘れられないよう、解決するため続けていきます」と話されました。

 

 

 このシンポジウムに参加して拉致被害者の方が1日も早く日本へ帰ってこられるよう解決するようにとつくづく思いました。(谷川)


気持ちが分かりました
菊陽西小学校4年生

 菊陽西小学校(田中真治校長)4年生が総合的な学習の時間として、菊陽町ボランティアセンターの指導と地域の方たちの協力で、視覚障がい者体験と点字学習を行いました。
 9月6日(月)は体育館でクラスごとに目隠しをして歩いて視覚障がいの体験をしました。4年3組の児童は2人1組になり、1人が目隠しをして杖をつきもう一人が手助けする役になりました。二人で障害物をよけながら歩き、閉まっている扉を開いて外出。階段を昇って降りるところでは「こわい〜」と言いながら杖の先で探りながら歩いたり「まっすぐ行って、右に曲がるよ」と言葉で教えながら進んで行きました。コップにヤカンから水を入れる動作や硬貨がたくさん入った中から指示された金額を取り出すなどの難しい設問もあり、目が見えないことを色々な面から体験していました。
 住本大地くんは「少しずつ歩かないと分からなくて、障害物は怖かったです。目の不自由な人は大変だなあと思いました」井下夏南さんは「階段ののぼりくだりが怖かったです。お金の5円と50円を間違えてしまいました」と貴重な体験を話してくれました。

 

 

 一つの障がいだけでも、生活に大きな支障がでることを体験してよく分かったようでした。(岩田)


障がい、国境を越えて!
人権のまち菊陽フェスタ


 人権のまち菊陽フェスタが9月18日(土)菊陽町図書館ホールで行われました。
 後藤三雄町長のあいさつのあと、菊陽町で障がいを持った人たちとボランティアが楽しみながら音楽活動を行っている「菊陽虹の会」の皆さんによる力強い太鼓の演奏があり、会場から拍手が送られました。 
 続いて、菊陽町からの国際化発信と題し、武蔵ヶ丘小学校「中国・アジア文化クラブ」の子どもたちが中国語と日本語による「浦島太郎」の朗読を披露。素晴らしい発音と表現力に会場から拍手が送られました。菊陽町帰国・外国人教育推進部会の子どもたちは「幸せなら手をたたこう」を日本語、中国語、英語の3カ国語を使って、会場の皆さんと一緒に踊りながら楽しく歌いました。
 最後に、長崎で活動し、プロとして海外公演なども行っている勤労障がい者長崎打楽器交流団「瑞宝太鼓」による和太鼓演奏ガあり、迫力ある演奏に会場から大きな拍手が送られました。
 会場で発表を聞かれていた桑住恵納さん(曲手区)は「皆さんの素晴らしい演奏と、子どもたちの発表にとても感動しました」と話されました。

 

 

 虹の会の皆さん、瑞宝太鼓の演奏は素晴らしかったです。子どもたちの国際的な活動にとても驚きました。(杉谷)


  (53)  たわらや酒店  宇野功一  三里木区

関ヶ原が東西の境

◆短日性と早生について
 私たちが普段食している米に、東日本と西日本で好まれるお米の嗜好が違うことをご存知ですか。
 イネは「短日植物」です。秋になり、昼間の時間が短くなると花を咲かせます。この性質のことを「短日性」とか「日長反応性」などと呼んでいます。北半球では、夏の間、緯度が高ければ高いほど昼間の時間が長くなります。イネは北へ行けば行くほど、イネの花の開花が遅れることになります。しかも、北へ行けば行くほど秋の訪れも早く、気温が下がる時期が早くなります。そこで、北方で栽培できる品種はこの「短日性」を失う性質を持つ「早生」(わせ)の性質を獲得したものなのです。

◆関ヶ原の東と西
 日本列島の東西で、日本のイネの品種が二つに大きく分かれます。これは概ね、気候に適応されたものです。収穫した米にも、東西で差があります。東の米は小粒で柔らかい、西の米は大粒で硬いという性格があります。
 これは、それぞれの地域の食文化とも密接な関係が出てきていると思います。東日本においては、炊きたての米が柔らかな方を好む人が多く、西日本では、硬めの方を好む人が多いということです。東と西で品種の特性が違うことは外見で分かるのですが、それぞれの品種のDNA(遺伝子)を調べてみた方がいます。農業技術研究機構作物研究所の芦川育夫先生、農業技術研究機構北陸センターの田淵宏昭先生らによって研究結果が出ています。
 それによると、DNAの塩基配列が明らかに東と西で違うそうです。昔の人がDNAを知っているはずはないのにタイプがくっきり分かれています。いったいどういうことでしょうか。その謎については未だに解明されていません。日本のコメの品種における歴史的な謎の一つと言えます。
 では、東と西の境界線はというと、若狭湾と伊勢湾を結ぶ線になるそうです。その中心地が関ヶ原。1600年9月15日(旧暦)におこった戦国時代最大で最後の大戦「関ヶ原」というのも何かの因縁かもしれませんね。
 江戸時代〜明治期においては、酒用の米も、概ね食用米を使用していたことが多かったようです。東の米を使った酒と、西の米を使った酒の味には、確実な差があったと想像できます。それぞれの地域の食文化と絡み合って、それぞれの地域の味覚を育んできました。
 今年は、国際生物多様性年です。主食であるコメの品種、酒米の品種に関心を深め、ぞれぞれの地域の食と酒について考えてみてはどうでしょうか。


齊藤キヨ子さん 80歳
ひばりヶ丘区

 自分の身じまいは自分でしています。気のあった友達2〜3人とお茶を飲んだり、お弁当を買ってきて一緒に食べたり、楽しくおしゃべりをして過ごすことが一番の元気の源です。


 

川上 翔太郎(しょうたろう)くん
7カ月 緑陽台区

 ハイハイしたりつかまり立ちしたり、とっても元気です。何でも口に入れて、味見が大好きです。


 音楽のひととき

 小さな秋のミニライブが9月10日(金)倉庫茶屋Cafe Depotで行われ、菊陽町内外の音楽愛好者が集い音楽のひとときを楽しみました。
 演奏したのは、オカリナ演奏の丘リーナさんや皆さんの前で演奏するのは2度目というNAOMI&MORIICHIのお二人、オリジナル曲を披露するO−tumnの皆さんなど。またブルースセッションもあり来場者からは大きな拍手が送られていました。ハーモニカの演奏をした田尻誠一さん(菊陽杉並台区)は「一緒に演奏した方たちに助けられました。緊張しましたが気持ちよく演奏することができました」と話されました。

 

 


  クーちゃん  3歳  メス

 お留守番ができません。
 家族のみなさん、甘えさせてネ!

青葉台区 谷川浩徳さん


  全国地域安全運動 〜みんなでつくろう安心の街〜

○実施期間 
  10月11日(月)〜20日(水)
○運動重点
  ・自転車盗、車上ねらい及び住宅を対象
   とした侵入犯罪の防止
  ・万引きの防止
  ・子どもと女性の犯罪被害防止
  防犯協会を始めとする地域安全に係わる機関・団体及び警察が、地域安全活動を更に強化するとともに、相互の連携を強化することにより、安心して暮らせる地域社会の実現を図るものです。