ワンネス 546号  2011/02/06発行

地域の安全を守るために
菊陽町消防団出初式

 寒風の吹いた1月16日(日)平成23年菊陽町出初式が菊陽杉並木公園で行われ、団員460名が参加し日頃の訓練の成果を披露しました。
 吉岡静也団長が「地域の安全、安心の町づくりのためには日頃の訓練が必要です」と訓示のあと、5分団が通常点検を受け、保育園児の幼年消防クラブも加わって分列行進を凛々しく行いました。
 第3分団 山畑 真分団長(下津久礼区)は「通常点検はいつもの訓練どおりできました。普段は仕事を持っていますが、何かあった時はいつでも出動できるよう準備しています」と頼もしく話されました。
 このあと、26班が標的落とし競技を行い、チームワーク良くあっという間に標的を落とす班や、なかなか落ちず苦労する班がありました。
<成績>
   規律服装の部 1位 第4分団
   機械器具の部 1位 第3分団
   標的落としの部 
   1位 第4分団第4班馬場

 

 

 とにかく寒くて、団員の方はじめ点検をされる町長、来賓の皆さんは震えながらの出初式でした。私もカイロ2つ貼っての取材でした。(岩田


公民館の上棟をひとぎで祝う
境の松区

 新公民館を建設中の境の松区(中村誠喜区長)で1月15日(土)新公民館から、上棟を祝って餅まき(ひとぎ)がありました。
 朝から雨になりましたが、中村区長宅の納屋では婦人部や子ども会、区役員が朝9時から餅つきを始めました。20`のもち米が蒸され、次々と臼へ。子どもたちも力いっぱい杵を振り下ろし、たくさんの丸餅ができました。婦人部が、餅つき機で食紅を入れた赤い餅を作ると、初めて見た子どもが「イチゴ味のお餅?」とたずねたり「ひとぎの餅は火で焼くといかんよ」と言い伝えを教えたり、楽しい会話も生まれました。雨の上がった12時から、新公民館で餅投げが行われ、たくさんの区民が集まって紅白のお餅を拾いました。
 岩下晃大くん(菊陽西小4年)は「餅つきはしたことがなかったので難しかったです。自分のついたお餅はおいしかったです」と上手に餅をついていました。

 

 

 新公民館ができるのを区民の皆さんが楽しみにされていることがよく分かりました。(岩田)


いいハートで
あったかコミュニケーション

菊陽西小いいハートデ―

 1月16日(日)菊陽西小学校で同小PTA(北山正樹会長)主催のいいハートデ―が開かれ、どんどやや食バザー、手づくりイベントで親子が楽しみました。
 朝9時どんどやに点火。菊陽西校区老人会山中禎生会長のどんどやの由来のお話があり、しめ縄や書き初めが燃え、竹のポンポンはじける音に子どもたちの歓声が上がりました。体育館では、親子で紙飛行機飛ばしなどで遊んだり消しゴムハンコ作りに熱中したりして楽しい時間を過ごしました。“お手紙の木”には家族や友達に感謝の気持ちを描いた沢山の葉がつき、温かい気持ちがあふれました。11時からは食バザーが始まり、先生方のポテトや野球部恒例の焼きそば、ボランティアの豚汁に長い列が出来ていました。
 どんどやの点火役をかってでた宇野 旭くん(4年)は「すぐに燃えだしてびっくりしました」と友だちと火を見つめていました。大隈洋子いいハートデ―委員長は「コミュニケーションをテーマに親子や地域の皆さんとのコミュニケーションが図れる企画を考えました。晴れてよかったです」と笑顔でした。

 

 

 

 おおきなどんどやが地域の方の協力でできていました。お正月の楽しみですね。(岩田)


  (57)  三里木区  たわらや酒店  宇野功一

酒粕健康美容学

◆酒粕って 何?
 酒米を蒸して、タンクの中に水と麹米と混ぜ合わせ酵母を入れます。モロミの中では、酵母が活発に働き始めます。酒米のデンプン質を麹菌が造りだしたアミラーゼ(糖化酵素)が働き、糖分に分解されます。分解された糖分が酵母に取り込まれます。するとアルコールと炭酸ガスに分解されます。もろみは日に日にアルコール度数が増してきます。
 約1カ月でアルコール度数は約18度まで高くなり、発酵が終わります。もろみは「液体」の部分が清酒(製品)になります。「固体」の部分は酒粕となります。
 どれぐらいの量の酒粕がとれるかというと、蒸米の約20〜30%ほどの量です。1tの蒸米で酒を仕込むと200〜300sの酒粕が出ます。米の品種によって、収穫した年によっても酒粕の量が変化します。酒の裏ラベルに粕歩合が記載されている日本酒もあると思います。

◆栄養たっぷりの酒粕
 酒粕の成分は日本食品標準成分表によると、水分51%・炭水化物23%・蛋白質13%・脂質・灰分となっており、他にもペプチド・アミノ酸・ビタミン・酵母などが含まれているので、栄養素に富んだ食品です。1975(昭和50)年以降、年々、日本酒の生産量が減少していること、近年、大手日本酒メーカーが高熱液化仕込み(高温糖化法・融米仕込み)を採り入れています。この工法は酒粕がほとんどできません。そのため、副産物である酒粕が激減しています。日本中で生産される酒粕も45000トン程度で、粕漬けを生産する食品メーカーは、量が減り、価格が高騰して悲鳴をあげています。
 本シリーズでは酒粕の素晴らしさをお伝えします。酒粕にはいわゆる悪玉のLDLコレステロールを下げる驚きの効果があるといわれています。しかも酒粕は植物性繊維を豊富に含み、胃腸の内部をきれいにしてくれ、お通じを改善してくれます。しかも、酒粕の中には、豊富な必須アミノ酸(人間の体内で合成できない必要なアミノ酸類)をたっぷり含んでいます。

◆願わくば…
 粕の持つ成分が健康に寄与するという内容。実は酒粕のみならず、日本酒にも多くの必須アミノ酸を含み、体温を上昇させる効果があります。体温を高くする効果は、ガン細胞の増殖を抑制させます。低体温があらゆる病気の根源です。
 寒くなるこの時期、鍋料理の調味料として日本固有のさまざまな発酵食品を用います。その一つが酒粕。この酒粕の消費拡大は、きっと日本酒消費拡大のきっかけに繋がることは確かです。「酒粕」をツールにして、各都道府県の酒造組合は、直ちに、ポスターやパンフを作成して、啓発活動を促すべきです。鉄は熱いうちに打て。向かい風の多かった時代の中で、今は少し追い風になってきているようです。今年の啓発が今後10年の日本酒の未来を決めるでしょう。〜予言〜


全日本選抜チームの
     副主将として出場しました

 第6回日台大学軟式野球親善国際大会が12月7日(火)から14日(火)の日程で行われ、全日本選抜チームの副主将・外野手として出場しました。
 今回の台湾遠征を通じて、野球というスポーツを通じて一つになることの素晴らしさを改めて実感しました。
 初日の練習では、初対面同士の選手が多く気まずさや緊張などから皆がそれぞれの個性を発揮することなく、雰囲気も静かでした。しかし、練習を重ねていき、毎日を共に過ごし、互いにコミュニケーションを取りあっていくことで次第に個々の良さが出てきて、チームが一つになっていくのが実感できました。本当にこの日本代表の遠征に参加することが出来て、心から良かったと思います。今回の遠征が、日本と台湾の交友を深めていくことはもちろん、軟式野球というスポーツが全世界に普及していくことに繋がっていければ幸いです。
大山恭平 津久礼ヶ丘区

<試合結果>
第1試合 全日本 15対0 台湾師範大
第2試合 全日本  1対0 中国文化大
第3試合 全日本 11対3 皇馬皮件
第4試合 全日本  6対0 玉峰

 

 

 矢野 鈴乃(すずの)ちゃん 2歳 津留区

 綱引きの縄をもらって、初めての縄飛びに挑戦中!お兄ちゃん、お姉ちゃんいっぱいあそんでね。


 名前 こころ 
 4ヵ月 メス

 人見知りしちゃいます。寂しがりやの甘えん坊。お兄ちゃんの靴下が大好きです。
内田早苗さん 緑ヶ丘区


 平成22年中の大津警察署における主な犯罪発生状況

●減少した犯罪
オートバイ盗 25件(前年比ー85件)   万引き   138件(前年比ー49件)
自転車盗  288件(前年比ー55件)   車上狙い   60件(前年比ー42件)

●前年と同様・増加した犯罪
自動車盗   14件(前年比±0件)    強制わいせつ  5件(前年比+2件)
ひったくり   8件(前年比+4件)

●前年と同様・増加した犯罪への対策
<自動車盗>
・トラクターを含む自動車の確実な施錠    ・短時間の駐車でも確実な施錠
・保管場所へのサーチライト・柵などの設置
<ひったくり・強制わいせつ>
・夜間時間帯は暗い場所の一人歩きは避ける
・防犯ブザーの活用   ・大声で叫ぶ
・帰宅時、ドアに鍵を掛けるまで注意する

 
大津警察署生活安全課  294−0110


編集後記

 我が家の先輩ネコのミーと後輩イヌのクーです。一緒に暮らすようになって半年足らず。遊び疲れて眠ってしまいました。イヌとネコの垣根を超えて、仲良くじゃれ合いながら毎日を過ごしています。(N.T)