ワンネス 548号  201/02/20発行

新しいことを始めよう!
菊陽町武蔵ヶ丘コミュニティセンター

 2月5日(土)菊陽町武蔵ヶ丘コミュニティセンターで交流祭「オープンコミセン」が行われました。
 午前10時から正面玄関で、餅つきの威勢の良いかけ声で交流祭が開会。センター内では、レクダンス、ポップダンス、CGM体操、フラダンス、太極拳、卓球、囲碁の無料体験や、切り絵などの製作体験では、用意された材料もあっという間になくなるほどの盛況で、来場者は講座体験を楽しみました。また、子どもたちを対象とした、子ども大正琴、詩吟吟詠道奏山会、ひなぎく合唱団、少林寺拳法、ジュニアエアロビクスなどの体験もでき、多くの子どもたちが楽しく体験していました。
 また、来場者につきたての餅と豚汁が配られ、お腹も満たして大満足の交流祭となりました。
 大正琴の体験をした代宮司誠子さん(三里木北区)は「何か新しく始められたらと思い来場しました。大正琴の体験をしましたが、右手と左手の動きが違うのでとても難しかったです」と話されました。

 

 


障がい者の可能性を
 信じて語り合う

つくしんぼ新年会

 菊陽町手をつなぐ心障者の会つくしんぼ(坂田義美会長)の新年会が1月23日(日)火の国ハイツで開かれ、新しく加わった会員も含め40名が集いました。
 梅田弘幸さん(青葉台区)の司会進行で、坂田直美さん(光団地)の「ゆっくり楽しんでください」の始めの言葉で開会。坂田会長が「『障害者自立支援法』が本当の意味で自立した地域生活、社会生活ができる法律となるようご協力下さい」とあいさつし、昨年、優良社会福祉団体として菊陽町社会福祉協議会から表彰されたことも報告しました。
 白石大輔くん(光の森区)の乾杯の音頭で食事が進み、皆が一番楽しみにしているカラオケとなりました。普段大人しそうな子どもたちが、調子外れも何のその、長い歌詞も見ぶり手振りで楽しく歌う姿には、たくさんの笑顔と拍手が送られました。
 親同士も三々五々に語り合い、子どもたちに係わるすべての人や環境が連携を取りながら、たとえ歩みは遅くとも、子どもたちの可能性を信じ、引き出していこうと再認識しました。
写真提供 渡辺将一さん 文提供 坂田義美会長

 

 

 


男女が共に支え合う菊陽町へ
菊陽町男女共同参画セミナー

 1月29日(土)菊陽町図書館ホールで第9回菊陽町男女共同参画セミナーが開かれ、女(ひと)と男(ひと)で築くいきいき菊陽を目指して学習しました。
 今回は、懇話会とさんさんの会メンバー有志が落語劇「つぶやき長屋」を上演。妻のつぶやきを聞き逃さず商売に生かして成功する人情時代劇は会場から大きな拍手が送られました。その後、(有)ソルトファーム代表 小出 史さんが「ご縁(塩)に支えられて」と題して女性起業家として出発するまでを講演。また元キャスターという経歴を活かして、滝本泰三さんのピアノ伴奏で絵本「葉っぱのフレディ〜いのちの旅」を朗読され、感動を呼びました。
 落語劇の脚本を書いた坂井一也さん(武蔵ヶ丘2町内)は「つぶやきの中に本音があり、女性の考えと無視せず活かすことが大切だと考え、劇にまとめました」と話されました。

 

 


  (90)  上津久礼区  古川医院  古川まこと

健康長寿は可能かM 身体機能を取り戻すU

●歩くこと(1)
  現代の日本人は、明治・大正期と比べて歩く絶対量が極端に少なくなっています。歩くことの重要性について考えてみます。
 諸説はありますが、人類の発祥の地はアフリカで、人間は歩いて世界各地に移動しました。まさに歩くことは生きることであり、生きることは歩くことだったのです。「一万年の旅路」は、ネイティヴ・アメリカンのイロコイ族に伝わる口承史ですが「歩くことは学ぶこと」と記述しています。一万年以上前、一族がアジアの地を旅立ち、ベーリング海峡(当時は陸続き)を歩いて北米大陸に渡り、五大湖のほとりに永住の地を見つけるまでを描写されています。『歩く民』と呼ばれたこの一族は『大いなる乾きの地』を越えたとき、今までの知識や経験がまったく役に立たなくなりました。彼らは大きな決意をし、次の言葉をいつも互いにかけ合う習わしとなり旅の歌となりました。
 「目が覚めているあらゆる瞬間から学ぼう。眠っている間さえ学ぼう。学びながら兄弟が歩くところを見守ろう。彼が石ころだらけの険しい道を選んでも・・・」
 幕末の志士と呼ばれる若者たちも驚異的な距離を歩いています。当時は、高名な学者は諸藩に散在していたため、学ぶ意欲のある者は歩いて諸国をめぐりました。優れた人物に出会い、学ぶためには、長距離を歩く力が必要でした。吉田松陰は長州から長崎・熊本などの九州へ出かけ、その後江戸に出て、奥羽まで歩いています。お金に余裕のない若者は、暗いうちから出発し、殆ど休みなく歩き夕刻に宿泊予定地に着くまで12里(48キロ)歩いています。東海道を旅するものは1日7里(28キロ)が常識でしたから、貧しい若者は一晩でも二晩でも宿泊費を切りつめるために激しく歩いたようです。何日も歩き続けるうちに、聴く構え学ぶ構えが深まります。歩くことは学びの味を深くします。
 当時の学者は旅の若者に親切であり、酒を酌み交わしながら語り合い、貴重な本を見せ、その若者に重要な人物への紹介状を書いて渡します。若者は長く苦労して歩いたあとに、すばらしい出会いがあり、学者の全人格に触れて大いに影響を受けさらにその後の学びの活力となります。激動の幕末を駆け抜け明治維新を成し遂げた若者たちの姿を見ていると現在のように膨大な情報量に心身とも疲れ果てている若者も、自分の足を使い体で学ぶスタイルが必要であると思います。
 大正自由教育の代表者の木下武次も長い距離を歩くことを教育の重要な柱の一つに据えていました。彼は鹿児島や奈良の高等師範付属小学校で年1回17里(68キロ)の寒中歩行訓練を行事として行なっていました。もちろん、木下は本番前に徐々に距離を伸ばす練習をし、途中リタイアも可能のように段どりがなされていました。校舎内の要所の黒板に「歩くときも、腰かけているときも、すわっているときも・・・腰をのばせ」と書いていました。臍下丹田を重視した木下の口癖は「腰を伸ばす」でした。彼は、生涯学び続ける粘り強さを鍛えるための重要なカリキュラムとして歩行訓練を位置づけていました。
 日本の教育に「歩く」という基本運動を人間形成の重要なカリキュラムに取り入れることも必要だと思います。

参考文献:「一万年の旅路」 ポーラ・アンダーウッド 翔泳社
「身体感覚を取り戻す〜腰・ハラ文化の再生」 斎藤 孝 NHKBooks



米寿のメンバーをお祝いしました

 働く婦人の家で開かれているリズムダンス講座(木村久子会長)で2月5日(金)米寿を迎えた講座生のお祝いをしました。
 講座開設21周年を迎える同講座では今回、吉田栄子さん(東ヶ丘区)と鮫島タミさん(沖野区)の2名が米寿(88歳)を迎えられ、他の講座生から大きな花束と拍手が送られました。同講座OGの松藤ミヨ子さん(89歳)からは「元気でダンスができて幸せですね。皆さん、88歳はすぐに来るのよ!」と先輩としてお祝いと激励の言葉が贈られ、指導の佐藤孝子先生は「いつまでもお元気でリズムダンスを続けてください」と話されました。

 

 

鮫島タミさん

 毎日家事をこなし、お手玉つくりや草取りを楽しんでしています。

吉田栄子さん

 水墨画もリズムダンスも、長く続けてきたので元気です。


  2月は情報セキュリティ月間です 情報セキュリティの強化を!

○IDやパスワードの適切な管理
○ウィルス対策ソフトなどの適切な更新
○ファイル共有ソフト利用の危険性の理解
○有害情報から子どもを守るフィルタリングの活用
などに注意して情報セキュリティに努めましょう。
ご相談は 大津警察署 生活安全課へ
п@294−0110


 名前 ほたる 1歳8ヵ月 メス

 よく食べ、よく寝る元気な子です。お散歩と焼きイモが大好きです。お父さんの枕が一番のお気に入り!
吉川あゆみさん ひばりヶ丘区


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@足の裏側のストレッチ

 イスに浅めに腰を下ろし、両手を太腿に当て片足を前へ伸ばしてかかとを着きます。(写真1)
 背筋を伸ばして息を吐きながらゆっくり体を前に倒していきます。息を吐き終わったら吸いながら体を起こします。 
  反対の足も同じ要領で交互に3回行って下さい。

A膝の裏側のストレッチ

 @のようにイスに座り、両手で膝の関節を包むようにします。(写真2)
 @と同様に、呼吸に気をつけて体を倒したり起こしたりしてストレッチを行います。
 反対の足も同じ要領で交互に3回行って下さい。