ワンネス 552号 2011/03/20発行

自慢の作品を披露

緑ヶ丘区

 3月26日(土)27日(日)緑ヶ丘区(江平民夫区長)の第5回文化祭が同区公民館で開かれました。
 一般の部には書道、油絵、写真、押し花、手芸などが出品され、素晴らしい作品に見学者は見入っていました。また、子ども会はペットボトルの吊るし飾りを展示。幼児による絵画、ふれあいサロンのちぎり絵カレンダー、おひな様などが所狭しと並べられました。来場者はお茶やコーヒーでもてなされ、ゆっくりとした時間を過ごしていました。
 七宝焼を出品した佐藤テル子さんは「初めて文化祭に出品しました。陶芸も自信作ですが、熊本の歴史を忘れないよう昔の新聞記事などを集めてスクラップして、その記事に合わせて自分で詩を書いたものも出品しました。皆さんに読んでもらいたいですね」と話されました。

 

 

 手芸作品は手が込んでおり感心しました。佐藤さんの詩集18冊になるということで、私たちの知らない熊本を知ることができるのではないかと思いました。(杉谷)

東ヶ丘区

 第19回東ヶ丘区文化祭が2月26日(土)27日(日)に同区公民館で開かれ、区民の力作が並びました。
 山田 亮区長手作りのアンプやスピーカーから流れる音楽をBGMに、生花、写真、水墨画、油絵、刺繍などの作品が展示され、訪れた区民は「この細かいこと!」と感心したり「こんなのが欲しいね」と手に取ってみたりしていました。また、子ども会からは絵やビーズや毛糸の手芸作品、工作、習字などが、東ヶ丘サロンの皆さんからは絵手紙やおひな様、クリスマスツリーなどそれぞれ個性ある作品が展示されました。
 6枚のハンカチから作ったハンカチ3Dアートを出品した村田初代さんは「初めて出品しました。沢山の区の方の作品があり驚きました」と眺めていました。

 

 


利用者みんなの笑顔がはじけて
菊陽町西部町民センター祭

 2月27日(日)菊陽町西部町民センター祭が開かれ、勤労青少年ホーム、武蔵ヶ丘児童館、主催講座、自主講座、同好会が1年間の成果を披露しました。
 展示の部は水彩画や書道、洋裁、手編みなど力作が多数展示され、訪れた人が熱心に見ていました。ステージ発表は、同児童館リトルシダーズクラブのかわいいダンス「会いたかった」で開幕。オカリナの演奏や中国語講座の歌、エアロビクスや社交ダンス、ジュニアストリートジャズダンスなど元気に華麗に発表が続きました。ステージ最後には「くまもとサプライズくまモン隊」が登場し、子どもたちと一緒に体操をして元気な熊本をPRしました。
 純銀粘土&ビーズアクセサリ講師大倉美和さんは「勤労青少年ホームの講座ですが、若い男性女性が仲良く和気あいあいと制作していて指導する私も楽しいです」と話してくれました。

  

 

 うまく写真が撮れなかったのですが居合道の珍しい講座発表もあり楽しみました。(岩田)


ふれあいサロンで音楽鑑賞
三里木区ふれあいサロン

 三里木区ふれあいサロンでは2月例会を2月14日(月)区の公民館で行い、ボランティアグループ「月の雫」のコンサートを開催しました。
 「月の雫」のメンバー阪本厚子さんと矢野智恵子さん(新町区)はソプラノの独奏及びデュエットを山田貴世さんのピアノの伴奏で披露。童謡や唱歌、美空ひばりの「川の流れのように」などの曲が披露されると、サロン参加者やボランティアの皆さん30名はその美しい歌声に聞き惚れました。あっと言う間に40分間の演奏が終わりました。

 写真提供 飯島淳江さん
  文 提供 ふれあいサロン代表 岸田年弘さん

 

 


  (90)  下津久礼区  古川医院  古川まこと

健康長寿は可能かN 身体機能を取り戻すV 歩くこと

 歩くことが体にも頭にもいいことを昔から言われています。歩くという運動は、筋肉を大いに使って、脳へ刺激を送っていることと脳への血流量や酸素の供給量も増えるため、脳の巡りがよくなります。すなわち、歩くことが脳を活性化するのです。また、歩くことによりセロトニンなどの脳内ホルモンが分泌されますます脳の働きがよくなります。
 歴史上の芸術家や学者達は、いつも歩きながら構想を練ったそうです。古代ギリシャのヒポクラテス、哲学者プラトン、弟子アリストテレスは歩くことでアイデアを生み出し、歩きながら講義をしたようです。モーツアルトは「歩く達人」といわれ、歩いているうちに色々なものが心に見えてきて、それが美しい音符になったとのことです。まさに歩くことで文化をつくり出すのです。
 一方、老化は足からきます。足腰には全身の筋肉の3分の2が集まっています。歩行不足、運動不足は、これらの筋肉をみるみるうちに衰えさせていきます。上半身の筋肉に比べ下半身の筋肉は衰えていくスピードがとても速いのです。歩くことが少ないと、血行が悪くなり、脳への酸素と栄養の補給が不足してきます。もともと『人間は血管とともに老いる』ということばがあるように、血管も動脈硬化を招きやすくなり、老化が早まるのです。足には静脈弁があり「第2の心臓」と呼ばれています。歩行は足の筋肉を収縮させ同時に静脈を圧迫・収縮させます。心臓から送られてきた血液を上へ押し戻す“ポンプ”の役割を果たしているのです。歩くと全身の血行がよくなり、血管がリズミカルに動き、全身の新陳代謝が活発に行なわれ、老化を予防します。皆さん、歩きましょう。
 伊能忠敬は「人は夢を持ち、前へ歩き続ける限り余生はいらない」と言っています。彼は地球の大きさを知りたいと思い、人生50年の時代に、50歳で家業を長男に譲り、天文学の高橋至時の門下生になり猛勉強を開始しました。北極点の高さを2つの地点で観測し、2地点間の距離がわかれば地球の外周が割り出せます。彼は蝦夷(北海道)から江戸までの距離を測るため、地図を作るという名目で幕府の許可を得ました。彼は55歳(1800年)に江戸を出発、3年かけて東日本の測量を終え、地球の大きさは約4万キロと計算しました。この数値は当時のオランダの天文学書と一致していました。幕府は、この地図の精密さに驚き、日本全土の地図の作成を命じ、1815年2月19日、彼がすべての測量を終えた時、70歳でした。彼が15年かけて歩いた距離は、実に4万キロ(4千万歩)つまり地球を一周したことになります。彼にとって「歩く」ことは彼の夢を実現する人生そのものだったのです。


 昔あそびで交流しました
菊陽町立中部小学校

 2月26日(土)菊陽町立菊陽中部小学校で同校PTA(野田恭子会長)主催の第1回昔あそび大会が開催され、児童約140名、保護者と地域の老人会の皆さんが参加しました。野田会長は「初めての開催で上手く運営できるか不安ですが、毎年恒例行事となるようにしたいです」と話されました。
 グラウンドでは「たかんぼ」「竹馬」「コマ回し」「ビー玉」「竹とんぼ」「ゴム飛び」の遊びに子どもたちばかりでなく、お年寄りの皆さんも挑戦する姿があり、昔を懐かしみながら元気に遊んでいました。体育館では「あやとり」「ぶんぶんゴマ」「お手玉」「けん玉」「紙飛行機」「おはじき」「チェーンリング」の遊びがあり、男の子も女の子もいろいろな遊びに挑戦していました。音楽室ではお話し会が行われ、大型絵本やパネルシアターに子どもたちは見入っていました。
 工藤祐誠くん(4年生)は「コマ回しは家でも回し方を研究しながら遊んでいます」増田圭志くん(6年生)は「全部制覇しました。とても楽しかったです」と元気に話してくれました。

 

 


  (84)

◆股関節のストレッチ
 イスに浅めに腰をおろし背筋を伸ばして片方の足を横に出し、手は膝に置きます。
 息を吐きながら写真1の様な状態まで体を倒し、内腿が痛いところで止めます。息を吐き終わったら息を吸いながら元の姿勢へ戻します。左右交互に3回行って下さい。

◆大臀筋のストレッチ
 イスに浅めに腰をおろし背筋を伸ばしたまま写真のように、足を交差して両手で抱え込みます。
  息を吐きながら抱え込んだ足を自分の体へ引き寄せます。息を吐き終わったら息を吸いながら元の戻します。左右交互に3回行って下さい。
 背中が丸くなるとストレッチ効果が減ります。背筋を伸ばして行って下さい。