ワンネス 589号  2011/12/18発行

たくさんの
ふれあいがありました

菊陽町東部町民センター

 菊陽町東部町民センター(吉野夏美所長)主催の第7回みんないきいき交流会が11月25日(金)同センター多目的ホールで行われました。
 開会式のあと、元熊本県消費生活センターアドバイザーで熊本県金融広報アドバイザーの金澤裕子さんによる講演「くらしのご用心、悪質商法とその防ぎ方」があり、悪質商法の実態やクーリングオフの方法などが話されました。このあと、今年で10作目を披露するふれあい劇団の「きずな」の上演や、ステージ発表がありました。各地区の皆さんの歌と踊りやなかよし保育園の園児による踊り、講座生の方たちの発表などが披露されました。 
 「庄内平野」を歌った阪本チトシさん(大堀木区)は「区の代表として歌いました。知っている方たちの前で歌うのでいつも以上にドキドキしましたが楽しく歌うことができました」と話されました。

 

 

 

 ステージ発表で出演された方たちは日頃の練習の成果が発揮されていたし、会場の皆さんの笑顔が光っていました。(谷川)


みんなで楽しく秋祭り
新山区

 11月20日(日)新山区(矢津田源一区長)の秋祭りが白鈴公民館で開催されました。
 公民館の外では朝早くから老人会の方も手伝って30キロのお餅がつき上げられ、きな粉餅やぜんざい、納豆餅にして訪れた人に振る舞われました。午後には恒例の餅投げもあり、たくさんの人で賑いました。また、子どもたちにも楽しんで参加してもらおうと廃材を利用した木工コーナーやカローリング、輪投げのゲームコーナーもあり、元気な歓声が上がっていました。上原ゆうとくん(6歳)とお友だちの小林みらいちゃん(6歳)は「ぜんざいおいしい」と嬉しそうに食べていました。

 

 


こわ〜い!かけあんどん
大堀木区

 11月23日(水)大堀木区(甲斐盛博区長)で伝統行事のかけあんどんが行われました。
 午後5時、思い思いの絵を描いた手づくりのあんどんを手に子どもたちが大堀木菅原神社に集まりました。25個のあんどんが参道の柱に付けられて奉納され、火が灯されていよいよ開始。同区子ども会会長の矢野将幸さんから区に伝わる怖〜い話しが語られ、あんどんを持って暗いお墓などを巡る肝試しが始まりました。お墓に置かれたおまんじゅうを持ち帰るのが通過した証しとなるので、子どもたちはこわごわと手に取り走って回っていました。
 1・2年生グループで回った岡本星児くん(菊陽中部小2年)は「あんどんの火が消えたらおばけが出るって聞いたけど、ぼくはあんどんを持ってなかったのでこわくなかったよ!」と逆に楽しんでいました。

 

 


秋月城址見聞録
下原区東陽会

 11月24日(木)下原区東陽会(50歳以上の希望者で構成する会 前田義範会長)一行29名は秋月城址に向かいました。
 秋月では北風に吹かれて冬の訪れが身に染みました。しかし、温暖な気候が続いたせいかすばらしい紅葉を見られないのが残念でした。秋月城址の石段は、ひとつひとつが高く段数も多いのに、城址よりさらに高い所に建つ垂裕神社の境内まで、高齢者である仲間の多数が立てたのは見事でした。一方、登ることの出来ない人のために寄り添う人もあって東陽会の意味する「和と協調」の精神を改めて認識しました。
 昼食前後は奥様方の買い物タイム。喜々として秋月の全てを買い占める勢いには驚きました。キリンビール工場見学時もご同様で、試飲もそこそこにお買い物をしていました。バスが停車するごとに荷物が増え、空席はすべて埋め尽くされてしまう有様です。買い物の担い手にただ黙々と徹している夫君の姿は実に美しい。それこそが家庭に和をもたらす礎だと強く感じる思いの一日でした。 
文・南 邦司郎さん
写真・本田タツ子さん

 

 


  (100)  下津久礼区  古川医院  古川まこと

大地震と原発事故G−原子力とは何か2
〜大量に放出された放射能の行方〜

 今年の3月、地震と津波によってすべての電源が失われた福島第1原発。3月12日1号機建屋の中に溜まった水素による爆発を起こし、14日には3号機建屋、15日には4号機建屋、2号機建屋にも水素爆発が起こりました。これらの一連の爆発は、大量の放射性物質を大気中に放出させました。その結果、一帯を放射能で汚染し、日本全体そして地球規模にも放射能汚染が広がりました。11月25日文部科学省の発表によると、沖縄県を含む45都道府県でセシウムが観測され、福島原発事故で放出された放射性物質が日本全土に降り注いだことが確認されました。事故前には検出されなかった半減期が2年のセシウム134が全地域で見つかったことから、文科省は原発事故からの降下物と判断し、セシウム134と137の降下物の汚染マップを発表しています(朝日新聞11月26日)。気象庁気象研究所などの研究チームは、福島原発事故で大気中に放出された放射性物質(ヨウ素131、セシウム134・137などの核種)は太平洋を横断し約10日間でほぼ地球を1周し、その結果として半分以上は海洋に落下したとするシミュレーションを公表しました(熊日新聞11月17日)。
 もし、水蒸気爆発による圧力容器爆発が起これば大量の高濃度の放射性物質が放出され、急性放射性障害で大勢の人々の命があっというまに奪われる大惨事になるところだったようです。以前、原子力学者瀬尾健氏が福島第1原発6号機の事故をシミュレートしたことがあります。「原発から半径10キロ以内での急性死亡率99%、風向き次第では東京都内での癌死亡者200万人以上、本州のほぼ半分にあたる関東以北は今後人間が住めない土地になる…」。
  原子力専門家の小出裕章氏が述べています。「8ヵ月が過ぎても、1・2・3号機の原子炉内で損傷し溶け出した核燃料が圧力容器や格納容器のどこに、どういう状態で存在するのかさえ東京電力には全くわからない。圧力容器の底が抜けてメルトダウンしているので、とにかく圧力容器に水を入れているだけ。水は格納容器に落ちていくが、そこにはドロドロになった溶融体があり2800度を超える崩壊熱を出しているので、入れた水は蒸気になって噴き出している。溶け落ちた炉心は格納容器を溶かし、原子炉建屋に落ち、さらに建屋の下の地面にめりこんでいっているかもしれない。とにかく蒸発しないように、100度を超えないように水を入れるしかない状態だ。高濃度の放射能の汚染水はたまり、地震で破壊されたコンクリートの裂け目から汚染水はどんどん漏れ出ている。2、3号機はいまだに原子炉建屋の中に入ることすらできない。4号機の中に膨大な量の使用済み燃料が入っている燃料プールを支えている壁や下の階も吹き飛んで、プールが宙ぶらりんになっている。もし、地震などでこのプールが落っこちたらもうおしまい。東京電力は補強工事をしたとしているがどこまでできているか不明。土壌や下水道汚泥から高濃度の放射性物質は処理ができないので、原発近くの広大な土地に集め、核の墓場にするしかない…」

参考文献
・「地震と原発・今からの危機」 宮台真司・飯田哲也・河野太郎他  扶桑社
・「週刊 金曜日 868号」 10月21日 株)金曜日
・「原発・放射能 子どもが危ない」 小出裕章・黒部信一  文春新書


福祉のつどい&ジョイントコンサート

 平成23年度福祉のつどいが11月26日(土)菊陽町老人福祉センターで行われました。
 一人だけの金婚表彰式や社会福祉功労者表彰式などがありました。このあと、福祉講演会があり、熊本赤十字病院看護部 集中治療病棟 看護師長 村田千福さんにより「東日本大震災救護活動〜被災者の心によりそって〜」と題し、実際に救援活動に従事し、被災地の大変な状況や避難所などをまわり巡回診療をしたことなどを話されました。
 渡邉フジヨさん(下津久礼区)は「大震災のことはテレビやニュースでは知っていますが、実際に救護活動をされた方の話を聞くと大変さが伝わってきました。被災者の方たちに寄り添い、心のケアをされたことに感心しました」と話されました。
 午後からは、ジョイントコンサートが行われ、菊陽虹の会の皆さんによる太鼓の演奏で開幕。お揃いのベストで出演した特別養護老人ホームきほう苑の皆さんによる歌やスマイルの皆さんによる大正琴演奏、菊陽中部小合唱部の皆さんによる合唱もあり、音楽のひとときを楽しみました。
 サンライズヒル入所者で構成するフレッシュシンガーズ 深野敏彦さん(92歳)は「平均年齢90歳のフレッシュシンガーズです。歌の好きな方が集まり毎日練習しています。今日は皆さんに元気を届けるように歌いました」と話されました。

 

 


 これはいったい何?

 正解は、サツマイモでした。下津久礼区の桐原公俊さんがサツマイモの収穫をしたところ、珍しい形の芋が掘れました。
 桐原さんは「鳥かな?」と言われていますが、来年の干支の龍にも見えます。
 撮影のあとワンネススタッフがおいしく頂きました。


 
(93) 体側と首のストレッチ

 

 イスに深めに腰をおろし、息を吐きながら手を耳の横から体も一緒に斜め前に倒します。息を吐き終わったら吸いながら元の姿勢へ戻します。
 このとき、体は真横ではなく斜め前へ倒します。左右交互に3回行って下さい。

 

 

 

 

 

 イスに座り、両手を肩に乗せるように交差します。息を吐きながらゆっくり首を後へ倒していきます。このとき、肩に乗せている手は下へ引くようにします。息を吐き終わったら吸いながら元の姿勢へ戻します。このストレッチを3回行って下さい。

 寒くなってきましたので背中に力が入って肩がこってしまいます。こんな時にこのストレッチが効果的です。


 

揚げ物料理の油とり
畳の下に敷いて、湿気とり