ワンネス 596号  2012/2/12発行

節分だ!まめまきだ!
さくら園

 節分の2月3日(金)菊陽町立さくら園(日野直子園長)で豆まきがありました。
 この日は年中きくぐみの劇遊びの発表もあり、保護者が参観する中「ぐるんぱのようちえん」を元気いっぱい演じました。
 まめまき会では、オニのパンツの歌を歌ったり紙芝居を見たあと、各組ごとに自作のお面や豆入れをみんなの前で披露しました。園児たちはかわいいオニになって、先生から豆をもらって組ごとに豆まきをしていると、大きな唸り声を上げて赤鬼が登場。怖くて泣き出す子どももいましたが一生懸命豆を投げて追い払いました。最後に年齢より1個多い数の豆を食べて、春を迎えることができました。
 永廣ちひろちゃんのお父さん光正さん(津久礼ヶ丘区)は「久しぶりに保育園での子どもの姿を見ることができて感動しました。子どもたちはオニに本当に驚いていましたね」と話してくれました。

 

 

 しょうた先生のオニは年中年長の子どもたちにはばれていたようですが、小さい子どもたちは泣き叫び本当の怖がっていました!(岩田)


農業を科学する
中村農園ネットワーク

 1月24日(火)菊陽町中央公民館で、中村農園ネットワーク(中村誠喜代表・境の松区)の農業勉強会が行われました。
 長野県の肥料会社(株)ジャパンバイオファームから代表取締役 小祝政明さんを講師に迎え、約20名の農業者が熱心にメモをとり小祝さんに質問をしていました。
 今回のテーマは「各肥料成分の特性とその効果的な使用方法」で、簡易分析器で土壌分析を行い、各作物・圃場に適した肥料を適切な量で施肥することで、肥料代を抑える方法などが説明されました。
 昼食後は中村農園でハウス栽培のミニトマトを視察し、現場における病害虫対策のアドバイスが行われました。

 

 

 小祝さんの勉強会は毎回「目からウロコ」のことが多いのですが、今回は菌を使った団粒構造の作り方が大変勉強になりました。(宇都宮)


学習の成果を見てください
菊陽町南部町民センター

 第7回菊陽町南部町民センター講座発表会が同センターで1月22日(日)開かれ、各講座生が学習の成果を披露しました。
 展示の部では、子ども習字教室や竹細工、ひょうたん絵付け、レカンフラワーやエコクラフトなどたくさんの手の込んだ作品が並び、来場者は「私にはでけん〜」と感心して見入っていました。
 ステージ発表の部では、フラダンスや日本舞踊、健康体操、三味線、琴、カラオケなどを発表すると会場からはたくさんの拍手が送られました。
 キッズ英語講座で楽しい海外旅行の様子を発表した山口 開くん(菊陽南小2年)は「来る前も練習してきました。緊張したけど英語が上手く言えてよかったです」と笑顔でした。

 

 

 たくさんの発表に感心して見ていました。男性のリンゴむきはなかなか上手く行かず、悔しいとの声も聞こえましたよ。(岩田)


昔の遊びがい〜っぱい!
菊陽中部小昔遊び大会

 菊陽中部小PTA(安藤典子会長)主催の第2回昔遊び大会が菊陽町民体育館で1月22日(日)開かれ、けん玉や竹馬などの昔の遊びやお箸で小豆つかみなど体や頭をいっぱい使った遊びを体験しました。
 地域住民や保護者と一緒にたくさんの小学生が集まり、地元名人からお手玉やちょんかけゴマが披露されました。初めて見るバナナの叩き売りでは、子どもたちは値切る醍醐味を知らず、苦笑する俵積田 勇さん(沖野区)から喜んで買っていました。また、あやとりやぶんぶんごま、竹とんぼ作りなどを地域の老人会や民生委員、保護者に教えてもらいながら、たくさんの遊びを工夫しながら笑顔で楽しんでいました。
 紙飛行機飛ばし大会5・6年生の部で優勝した板楠拓実くん(同小6年)は「研究してよく飛ぶように工夫しました」と遊びを満喫していました。

 

 

 バナナの叩き売りには大笑いしました。大人はもっと値切って!と言い聞かせるのに、子どもたちは早く買いたくて高額でも手を上げる始末。全部200円で落札しました。(岩田)


  (61)  ひばりヶ丘区  矢原正治

カラタチ ミカン科

 今月は、昭和33年に島倉千代子さんが歌った「からたち日記」“こころで好きと 叫んでも 口では言えず たゞあの人と 小さな傘を かたむけた あゝ あの日は雨 雨の小径(こみち)に 白い仄か(ほのか)な からたち からたち からたちの花”で有名な「カラタチ」です。
 薬用にはこの未熟果実を用います。健胃、利尿の効果があると言われています。宇城地域では「ゲズの実」と呼び、2?3cmの未熟果実を輪切りにして乾燥し、健康茶としてお茶代わりに飲んでいます。「体調よか」と地域の人達の言葉です。
 中国の本を開いてみますと、未熟果実を輪切りにし乾燥したものを枸橘(くきつ)といい、肝臓・胃の調子を整える、気を巡らす、止痛する効果がある。棘は虫歯の痛み止めに用いる。葉は腫れ物に、種子は下血に効くなどが記してあります。葉、未熟果実のお茶も香りが良くて美味しいのではと思います。

 漢方で用いる薬用植物、民間薬にはいろんな機能性が書いてあります。正しいこと、良いところ、間違っていること、副作用が出るものなどあります。信じ込んで飲み続けないことが大事です。もし、体調が悪くなったら「すぐ止める」ようにして下さい。

 福島原発爆発の影響で漢方薬に用いる生薬(しょうやく)にも影響が出ています。市場へ出る前にきちんとした会社は検査しています。
 チェルノブイリの原発事故のときは、下剤で用いるセンナ(葉)が放射性物質で汚染されました。産地は汚染のマップには入っていない南西の地方なのですが。放射性物質は見えないし、燃やしても分解せず濃縮します。これがダイオキシン、PCBなどと違って厄介です。
 モノを作る時に使えなくなったものを安全にリサイクルすることを含めグローバルに考えて作らないといけません。原発のウラン、プルトニウムなどの放射性物質を安全にリサイクルする方法を考える時代ですね。

身近な毒草

 農業公園で植木市が始まりました。奇麗な花を咲かしている福寿草、少し芽を出しているスズラン、太い緑の葉のオモト、スイセンの仲間、チューリップ、ヒガンバナ、イノシシよけに植える人もいるクリスマスローズなど、樹木でもアセビ等、毒草が沢山売られています。口に入れなければ大丈夫です。見るだけにして、花、姿を楽しんで下さい。



ご存知ですか?ハイゼックス米

 1月15日(日)菊陽西小学校PTA主催の西小いいハートデーで西小校区民生委員児童委員がハイゼックス米(非常食)の炊き出し、試食のコーナーを行いました。
 町社会福祉協議会の協力で、災害時などの非常食ハイゼックス米とはどんなものかを、児童や保護者の方たちに知っていただくために取り組みました。ハイゼックス米の試食は初めての方が多く、とても好評で、用意された250食は、あっという間に無くなりました。
 ハイゼックス米とは、高密度ポリエチレンでできた熱に強い袋に、米と水を入れ、輪ゴムで口を縛り、沸騰したお湯で40分程湯煎して出来上がったご飯です。注意として、普通のビニールでは熱で溶け破裂したり、環境ホルモンが出るなど危険ですから必ずハイゼックス袋を使ってください。

 

 

文提供
菊陽町民生委員児童委員協議会
林 利光会長

※積水化学工業の高密度ポリエチレンをハイゼックスと言います※


中村 奏志(そうし)くん 3歳 境の松区

 夢は海賊王だい。ジャック・スパロウとルフィを敬愛してやまない中村家のやんちゃBOY。今年は幼稚園、がんばるぞ!


 竹細工講座

 菊陽町南部町民センターで第1・3火曜日午後1時半から2時間、5名で和気あいあいと竹細工を楽しんでいます。
 菊陽南小校区内の真竹を使い、ひごを作りカゴを編んでいきます。ひごを作るところが難しく、講師の松永知佐子先生に苦労をかけていますが、3年経ち自分たちでもできるようになりました。
 来年度は、難しいけどステキな「刺し六つ目編みの盆ざる」に挑戦しようとみんなではりきっています。

  

 


新聞紙をサッカーボール程度に丸め、ガムテープで巻き室内練習用に。
薪を燃やす時の着火剤として便利。
5月の節句に新聞紙で兜を作ってもらい、嬉しかったなー。
新聞紙をボール状に丸め水に濡らしてガラスをふき、乾いた新聞紙でふき上げる。