ワンネス 601号  2012/03/18発行

くまモンもやって来た
菊陽町西部町民センター

 2月26日(日)平成23年度菊陽町西部町民センター祭が開かれ、ステージ発表や作品展示、バザーにたくさんの人が訪れました。
 展示では、水彩画や書道などの力作や つるし雛や洋裁リメイクなどの手の込んだ作品が展示されました。手編み講座では指編みを指導し、簡単に編めると評判でした。ステージでは児童館の子どもたちのかわいいダンスや、中国語、居合道が披露され、豚汁やパン、焼きイモなどのバザーも人気でした。プログラムの最後に今年初めて抽選会が行われ、くまモンも登場して大賑わいとなりました。
 社交ダンスを披露した長谷部 栄さん(三里木北区)は「お客さんが見えて緊張しましたが、練習どおりにできました」と楽しまれていました。

 

 

 各講座の発表は、それぞれ工夫されておもしろかったのですが、何といっても今年初めて行われた抽選会が盛り上がりました。くまモンも登場し、子どもたちも大喜びしていました。(岩田)

 


きれいな色に塗りました
たゆやか

 たゆやか(南 祥太代表)の活動が2月25日(土)菊陽町ふれあい福祉・交流センターで行われ、障がいを持つ方と保護者やボランティアで楽しくペンキ塗り作業が行われました。
 今回は廃材で作った台にペンキを塗ろうと10名が集まりました。新聞紙を敷き詰めた上に台が置かれ、白のペンキでしっかり塗りつぶし、自分の好きな色で塗ったり文字を入れたりしました。「名前を入れようか」「グループの名前『たゆやか』や日付も入れたいね」と、思い思いの作品が出来上がりました。
 竹下 暁くん(菊陽中部小5年)は大好きな青色のペンキで上面を塗り、母親の仁美さんは「子どもより親が夢中になって塗りました」と笑顔でした。

 

 

 グループ名のとおり、ゆったりとして和気あいあいの活動でした。保護者の息抜きの時間にもなっているようでした。(岩田)


心癒す二胡と
ヴァイオリンの音色

ふれあ館コンサート

 第7回ふれあ館コンサートが2月25日(土)菊陽町総合交流ターミナルさんふれあ(高田健二社長)内のレストランふれあ館特設ステージで行われ、心癒されるひとときとなりました。
 今回のゲストは、県内で活動する“Retoro New Wave(レトロニューウェーブ)で、西洋のヴァイオリン(打越久美さん)と東洋の二胡(宮本育明さん)を融合させて、新しい音楽表現の世界を創造するグループです。コンサートはオリジナル曲「なでしこの花が咲くころに」や、みなさんご存知の「見上げてごらん夜の星を」などを披露。アンコールで「世界に一つだけの花」が演奏されると、曲に合わせ一緒に歌ったり手拍子をしたりと演奏者と会場が一つになりました。
 来場した増永悦子さん(三里木北区)は「二胡の演奏が聴きたくて、孫に聴かせたくて一緒に来ました。感動しました」と話され、孫の愛結さん(武蔵ヶ丘北小6年)は「大正琴を習っているのでとても勉強になりました。『アメイジンググレイス』を弾いてみたいです」と話してくれました。
 次回の第8回ふれあ館コンサートは3月31日(土)午後5時から、ぐるーぷ“さくら”の演奏が行われます。

 

 

 

 二胡とヴァイオリンのコラボはとてもステキでした。取材を忘れ、心いやされる時間を過ごしました。(谷川)


卒業の記念に
菊陽西小卒業事業

 3月に卒業する菊陽西小学校(田中真治校長)の6年生が卒業の記念に校歌のパネルを製作しました。
 同校体育館に掲げられた校歌は、平成2年度の卒業生が2番まで彫って組み上げたもので、3番の歌詞はありませんでした。今年度の卒業事業係のお母さんたちが残りの歌詞を作ろうと企画。6年生全員が、11月から1辺10cmの木片を一人2枚ずつ彫って3番の歌詞を作成しました。お父さんたちが集まり、今までの校歌パネルを壁から下ろして3番を加えて組み上げ、新しい枠を取り付けました。2月26日(日)体育館の壁に取り付けて完了。立派な校歌パネルが完成しました。
 卒業事業リーダーの鈴東美峰さんは「実は私が平成2年度の卒業生です。子どもが引き継いで作ってくれました」と仕上がりに満足そうでした。

 

 

 「親子で校歌の歌詞を完成させる」ってすごいですよね。西小の歴史も長くなりました。(岩田)


  (103)  下津久礼区  古川医院  古川まこと

大地震と原発事故J 放射能汚染 〜内部被ばくの恐ろしさ1〜

 世の中にはわからないことがたくさんあります。宇宙やミクロの世界でも、人間がわかっているのはごく一部にすぎません。原子やDNAに関しても、まだまだ人間の理解できないことが多いようです。放射線による内部被ばくについても、同じです。核兵器保有国や原発推進国の日本政府そして電力会社は「科学的な根拠がない」として認めていないようです。したがって国や企業のメディア戦略により、内部被ばくへの無知と無理解と無関心が一般的な世論の流れになっています。しかし、内部被ばくは静かに進行中の現実の大きな問題です。
 除染(身体などに付着した放射性物質を除去すること)をしても、放射能は消えないので放射能汚染は続きます。内部被ばくの人体への悪影響を真剣に考えると福島原発周辺の放射能汚染地区では生活することはできません。
 内部被ばくとは次の通りです。放射性物質の微粒子が空中や水中に浮遊し、また食物に取り込まれ、人間の呼吸、飲水、食事を通じて体内に摂取されます。そして放射性物質は放射線を発しながら肺と胃から血液に運ばれ、全身のどこかの組織に沈着し、アルファ線、ベータ線などを長時間、放射し続けます。そのため、体細胞が傷つけられて慢性の病気や癌をゆっくり進行させ、生殖細胞が傷つけられると子孫に遺伝障害を残します。内部被ばくでは、放射線が低線量(微量)でも重大な被害が起こるのです。
 人類史上最大の人体実験とも言われる広島・長崎の原爆被災による被ばく、戦後の核開発での研究者・工場労働者の被ばく、劣化ウラン弾による被ばく、チェルノブイリ原発事故による被ばく、世界中の原発周辺の放射能の環境汚染による地域住民の被ばく等々、今日まで全世界で膨大な数の被ばく者が増え続けています。これらの多くは内部被ばくが原因です。ヒロシマ・ナガサキ原爆でも、爆発時の熱線・爆風と強力な放射線による外部被ばくで約20万人が即死の状態で亡くなり、その後も内部被ばくも加わり、さまざまな病気になり亡くなっています。そして67年たった現在でもなお“原爆病”で苦しまれています。福島原発事故による放射能の広がりが、今後どのような健康被害をもたらすかはわかりません。しかし、政府は今後30年間、福島県では健康調査を行う予定です。政府も内部被ばくについて苦慮していると思われます。政府は内部被ばくの恐ろしさをもっと国民に伝えるべきだと思います。

参考文献
「内部被曝の真実」  児玉龍彦 幻冬舎新書
「内部被曝の脅威〜原爆から劣化ウラン弾まで〜」  肥田舜太郎・鎌仲ひとみ ちくま新書
「放射性物質の正体」  PHPサイエンス・ワールド新書


色々な意見が聞けました
菊陽町図書館まちづくりワークショップ

 平成23年度熊本県立大学地域貢献事業菊陽町図書館まちづくりワークショップが2月12日(日)、25日(土)の2回、菊陽町図書館で行われ、菊陽町内在住の方や熊本県立大学生などが参加しました。
 参加者は自己紹介のあと、熊本県立大学総合管理学部 明石照久教授の進行で「図書館」「さんさん公園」「さんふれあ」で何ができる?をテーマにワークショップを行いました。3施設の特徴や、開催できる行事などを話し合いました。中には、ギネス記録更新やフリーマーケット、野外イベント開催などの意見も出ました。
 参加した金子大将さん(水俣市)は「2回とも参加しました。熊本県立大学で地域活性化の勉強をしています。実践的な話が聞けて良かったです」と話され、中村トシエさん(下原区)は「参加して改めて考えさせられることがありました。若い方たちの話を聞くことができ良かったです」と話されました。

 

 


 かわいいひなまつり

 3月2日(金)菊陽町立白鈴保育園(吉野惠子園長)でひなまつり会があり、園児と保護者、地域の民生委員が楽しいひと時を過ごしました。
 園児たちの手づくりのひな人形が飾られたお部屋で最初に、いるか組の劇が披露されました。絵本の「ぐりとぐら」を題材に、公園まで散歩に行きお弁当を食べる様子を元気いっぱいに演じ、保護者や他のクラスからたくさんの拍手が送られました。
 先生からひなまつりの由来のお話を聞いて、トイレットペーパーの芯などを利用して作ったひな人形の説明をして「ひなまつり」の歌も歌いました。佐藤貴子さんのピアノコンサートもあり、たのしいひなまつり会になりました。

 

 


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足の甲のストレッチ

 いすに腰をおろし、足の甲を地面に付け、息を吐きながら足の甲を地面に付けるように力を入れていきます。(写真)息を吐き終わったら吸いながら力を抜いて休憩します。次に写真のようにつま先を床に付けて息を吐きながらかかとを上げていきます。息を吐き終わったら吸いながら元に戻します。この2つの動きで1セットで、このストレッチを2回行って下さい。反対の足も同様に2回行って下さい。
 このストレッチは捻挫の予防になります。お風呂上りに行うと効果的です。