ワンネス 602号  202/03/25発行

決意を胸に巣立つ
菊陽中学校卒業式

 3月10日(土)菊陽中学校(宮川伊十校長)の平成23年度(第65回)卒業証書授与式が同校体育館で行われ、4クラス147名が学び舎を後にしました。
 担任の先生に続いて入場した卒業生は、1組から名簿順に登壇し宮川校長から卒業証書を受領。それぞれの顔には晴れ晴れとした表情が浮かびました。在校生代表の松本 駿生徒会長から「先輩に助けられてばかりでした」と感謝の言葉が贈られ、卒業生からは「大地讃頌」「3月9日」「旅立ちの日に」の心のこもった歌とメッセージが発表され、岸間紅樹卒業生代表は「身に付けた力で人を助けたい。支えてくれた友人や先生、家族に恩返しがしたい」と決意を述べました。
 保護者代表あいさつを述べた平山エリ子さん(大堀木区)は「素晴らしい式でした。言葉がありません」と感動されていました。

 

 

 すばらしい歌声の響く式でした。卒業生、在校生とも大きな声が出て、式を成功させようとの気持ちが伝わりました。卒業おめでとうございます。(岩田)


柳川雛祭り さげもんめぐり
菊陽町歩こう会

 菊陽町歩こう会(久保田昌生会長)は3月1日(木)柳川雛祭り、色とりどりの「さげもん鑑賞」と名物「うなぎのセイロ蒸し」を楽しみました。
 さげもんの由来は、江戸末期頃より女の子が生まれると初節句のお祝いに、おひな様の代わりに古着の端切れで小物を作り飾ってお祝いしたのが始まりです。竹の輪に赤布を巻き、7個7列の49個、中央に柳川まりを2個さげて全部で51個、人生50年時代に1年でも長生きしたいと切なる親の願いが込められているそうです。縁起物を吊るして、女の子の幸せと健康・無病息災・良縁を願って飾る「さげもん」に満喫した一日でした。
写真提供 矢野孝昭さん 文提供 久保田昌生さん

 

 


とても勉強になりました
人権のまち菊陽フェスタ

 第31回菊陽町人権教育研究大会 人権のまち菊陽フェスタが3月3日(土)菊陽町図書館ホールで行われました。
 オープニングイベントとして菊陽中部小学校合唱部の皆さんが昨年のNHK合唱コンクール全国大会で歌った「学校へ行こう」や人権のまち菊陽の歌「こころ」を歌いました。次に、菊陽町東部町民センターのふれあい劇団が「いざというとき助け合い支えあうのが家族の絆です」と人権劇「きずな」を熱演しました。
 人権講演会では、子どもの虐待防止センター理事・相談員の広岡智子さんが「子どもの虐待はなぜ起きるのか〜児童虐待の現状と理解〜」と題して話されました。
 来場した熊野ツルエさん(中代区)は「全国大会出場の中部小合唱部の歌声は初めて聴きました。とても素晴らしかったです。人権劇は心に染みる内容でとても良かったです。これで3回見ましたが今回が一番良かったです。講演会はとても勉強になりました。来て良かったです」と話されました。

 

 

 菊陽中部小合唱部の歌声もふれあい劇団の劇も素晴らしかったです。講演会はとても考えさせられました。(谷川)


中学校に行っても頑張ります
合志杉並台

 3月4日(日)合志杉並台自治会・若草会・子ども会の餅つき会が、同区コミュニティセンターと中央公園で行われました。
 若草会の男性陣が40kgのもち米を次々と手際良く蒸し上げ、お父さんと子どもたちが、楽しく餅をつき上げました。つきたての餅は各会の女性陣の手で雑煮や、納豆、きな粉、大根おろし餅になり、おいしくいただきました。
 この会は、中学校に進学する子どもたちのお別れ会も兼ねており、5年生から6年生にお別れのプレゼントが手渡されました。子ども会長の出口美采さん(南ヶ丘小6年)が「この1年間、いろんな行事に参加して楽しく過ごせてよかったです。中学校に行っても頑張りたいと思います。役員の皆さん色々お世話になりました。新役員の皆さん、新6年生の皆さん頑張ってください」とあいさつしました。最後に子どもたち全員で若草会や役員の皆さんに「ありがとうございました」とお礼を言って楽しい会を締めくくりました。

 

 

 若草会の皆さんが黙々と、しかし手際良く裏方の仕事をこなされているのが印象的でした。地域全体で子どもたちを包み込む様にそっと見守っているのが伝わってきました。(宇都宮)


  (1)  緑ヶ丘区  弁護士 衛藤二男

高齢者虐待防止法っていう法律を知っていますか?

<事 例>
 「A子(78歳)は認知症と心臓疾患を患って自宅近くの病院へ入院していたが、息子B(53歳)が自分で面倒を見るといって病院から無理矢理に自宅へ連れ帰り、しばらく2人暮らしをしていた。息子Bは無職で、母親であるAの年金を生活費や自分の遊興費に使用しており、家族は他にいない。息子Bは母親Aを週2回、入院していた近くの病院へ通院させていたが、ここ一週間位は病院へは連れて行っておらず、食事も満足に与えることもなく、自宅の居間に寝かせたままでおむつ交換もしていなかった。その結果、Aは栄養失調のうえ、褥瘡(じょくそう)を生じ、更には肺炎をこじらせて死亡した」
 この事例は、私が、Bが刑事事件(保護責任者遺棄致死罪ー刑法第219条)の被告人として起訴された際、Bの国選弁護人として扱った事実を一部簡略化したものです。Bは、この裁判の途中で末期の胃癌であることが判明し、その後2週間ほどして亡くなり、刑事裁判は途中で打ち切りとなって終了しました。       
 私は、この事件を契機として、高齢者に対する虐待行為について関心を持つようになりました。そこで、次回からは、この事例を参考にして「高齢者に対する虐待行為」と「高齢者虐待防止法」という法律について、皆さんに分かり易くお話をさせていただくことに致します。

 今月から連載を書いて頂く、弁護士の衛藤二男さんをご紹介します。

 2月1日より、それまでの熊本市水道町の桜樹法律事務所から独立して、菊陽町役場の近く菊陽バイパス沿いに法律事務所を開設しました。

<無料法律相談のお知らせ>
 無料法律相談を実施します。
日時 4月12日(木)  5月からは毎月第3木曜日
    午後1時〜4時 相談時間は30分
予約制です。事務所までお問い合わせ下さい。

菊陽町原水1157−3 ラ・ブリーズ菊陽104号
衛藤二男法律事務所             
282−8251  fax 282−8261



めんぱを作ってみました

 宮崎県で昔から作られていた「めんぱ(曲げわっぱ)」を作られた、水田さんにお話を伺いました。
◆作られたきっかけは
 東ヶ丘区の文化祭に私も出品してみようと、昔、父が作っていた「めんぱ」を再現してみました。
◆「めんぱ」とは
 江戸時代から作られているお弁当箱で、静岡や東北地方では「曲げわっぱ」と呼ばれています。出身の宮崎では、農作業や山仕事に行くとき、蓋と本体両方にご飯を詰めて2食分の弁当箱にしていました。白木のままで保湿性が高く、また冷めにくく、ご飯がとても美味しく保存でき、水も漏らないので汁椀としても使ったそうです。
◆お父様が作られていたんですね
 父は宮崎県の民芸士で、こか(合歓の木)を薄く削って曲げて側面にし、山桜の皮で止め、丸く切った杉板をはめこんで作っていました。接着剤や釘などは一切使っていませんでした。私も同じように作ろうと色々な工具も工夫して作りました。
◆これからは
 道具を色々工夫して作ることも楽しかったので、仕事が一段落したら、ヒシャクを作ってみたいです。どこか神社にでも奉納したいと思います。

  

 



熊本城マラソン完走!
光の森キャロット保育園 藤原克充

 「もう2度とマラソンなんか走らない」大会3週間前に2時間走ってみた感想だ。ひざ、股関節ともボロボロ。気軽にエントリーしたことを激しく後悔する。「なんでマラソンなんて走るの?」と聞かれるが、とりあえず「記念とか自分への挑戦」とか言ってみる。2月19日、人人人、周りは見渡しても人。1万人とはこんなに居るのかと緊張しまくっていた。
 9時2分ついにスタート!緊張と不安が混在する中、「お祭り気分で走んなっせ」と友人に言われお祭りやピクニック気分で走ってみた。10`1時間。早い。こんなペースで走ったことが無い。「これはやばい」とペースを落とす。20`2時間。結構抑えているつもりなのに回りのランナーと応援でハイペースで引き込まれる。28`ついに足にきて体力が無くなる。きつい。そんな中、知り合いが家族総出で応援に来てくれていた。「先生〜がんばって〜」本当に嬉しかった。疲れていると自然に周りの応援が身にしみる。たくさんの元気をもらい、気がつけば40`を超えていた。
 最後の二の丸への坂はもう限界で歩いていると、隣のおじさんたちも歩いていた。「あと少し、頑張りましょう!」とお互い励ましながら手をつないでゴール!最後の2`を一緒に走っただけだったが、戦友にも思えてゴール後には抱き合って喜んだ。長く、苦しく、苦痛な、そしてとても楽しい42.195`だった。マラソンを走る理由を見つけたような気がした。

 

 社交ダンス レインボー

 毎週月曜日午前10時から12時まで菊陽町西部町民センターで丸山れい子先生の指導で社交ダンスを練習しています。
 ワルツやタンゴなどのスタンダード5種、サンバやジルバなどラテン5種を、ゆっくりゆっくり男女仲良く和気あいあいと練習しています。西部町民センター祭ではカントリーダンスも披露しました。
 皆さんも一緒に踊ってみませんか?

 

 


編集後記

 遅い春もやっと目を覚ましました。道端や畦に小さな花が咲き始めていました。これで花粉さえ飛ばなければ(涙)(T.I)