ワンネス 604号  2012/04/08発行

歌を通して思いを寄せて
菊陽中部小学校合唱部

 3月20日(火)春分の日に平成23年度菊陽中部小学校合唱部活動報告会“ワ・輪・和♪コンサート・12”が菊陽町図書館ホールで行われました。
 昨年の3・11東日本大震災から1年。歌を通して想像すること、人の気持ちを考えることを大切にして練習に励んできた部員たちの力強い歌声がホールに響き渡り、満員の観客に大きな感動を与えました。
 第1部は今年度に練習した「学校へ行きたい」「丘の上の菜の花」など12曲、第2部では合唱ミュージカル「ゲッタウェイ」では11曲を表情豊かに披露しました。
  第2部と第3部の幕間にはスペシャルステージとして合唱部の保護者がお揃いのTシャツで「春よ来い」「Hail Holy Queen」の2曲を歌い、大きな拍手を受けました。
 第3部は卒業していく6年生に向け4年生から「負けないで」、5年生から「さくら」が歌われ、6年生からは4・5年生に「証」が歌われました。メッセージや歌の途中で涙ぐむ生徒もいて、部員たちの絆の強さが感じられました。6年生の熊本智志くんは「5年生の途中から合唱部に入りました。最後の発表会でちゃんと歌えてよかったです」と話してくれました。

 

 


みんな お友だち!
菊陽町三里木町民センター

 3月17日(土)菊陽町三里木町民センターで子ども向け講座を受講生する小学生同士の交流を図る目的で、第1回「小学生お楽しみ会」が行われ、55名が参加して楽しい1日を過ごしました。
 元気よくあいさつをした子どもたちは2班に分かれて調理室でカレーライスとフルーツ白玉を順番に作りました。家でお手伝いをしている子どもたちも多く、それぞれが作業を分担して料理をしました。カレーを煮込む間はマジックショーが、お昼ご飯をいただいた後は牛乳パックを利用した工作が行われ、初めて会った子ども同士が仲良く作業しました。工作が終わると綿菓子作りやヨーヨー釣り、輪投げなどのゲームが行われて子どもたちは大はしゃぎでした。
 保護者の金重ひとみさん(青葉台区)は里奈ちゃん、柚佳ちゃん、さくらちゃんの3姉妹と参加。「一日中、子どもたちが飽きないように色々考えてくださった皆さんに感謝です。是非、今後も続けてほしいです」と嬉しそうに話されました。

  

 


春の大運動会が
    行われました

スポーツフェスタ2012

 菊陽町スポーツフェスタ実行委員会(北岡 清実行委員長)主催のスポーツフェスタ2012
大運動会が3月18日(日)菊陽町民体育館で行われ、大人から子どもまで230名が参加しました。
 開会式では、白団 川原茉緒さん(武蔵ヶ丘小3年)と赤団 佐々木季新くん(同5年)が「日頃の運動の成果を精一杯出して、ケガのないように楽しく頑張ります」と元気に選手宣誓を行いました。競技は、ストラックアウトやペタンク、大人にも子どもにも大人気のパン食い競争など10競技を楽しみました。
 参加した井上凛々華さん(菊陽中部小2年)は「3つの競技に参加しました。フラフープは途中でお腹が痛くなったけど頑張って最後まで回しました」と笑顔で答えてくれ、内田良子さん(辛川区)は「大運動会というネーミングに惹かれて参加しました。童心に返ることができ楽しかったです」と喜ばれていました。
 北岡実行委員長は「雨天のため急遽体育館での開催になり走る競技が中止になり残念でしたがたくさんの方に参加して頂き嬉しいです」と話されました。

 

 

 


ミニ新幹線
  ミニSLがやってきた

さんふれあ

 3月20日(火)菊陽町総合交流ターミナルさんふれあ(高田健二社長)で春分の日イベントが行われました。
 駐車場では、子どもたちに大人気のミニ新幹線とミニSLがやってきました。堀 行徳菊陽町図書館長扮する駅長が出発の合図で動き出すと、子どもたちは笑顔でお父さんお母さんに手を振っていました。乗車した安武優真くん(5歳・沖野区)は「新幹線とSLに乗りました。楽しかったよ」と笑顔でした。
 正面玄関前では、春満載の曲を披露したスプリングミニライブや、お値打ち品が安く買えるフリーマーケット、たこ焼きや焼きそば、ポップコーンなどのお店もあり、多くの来場者で賑わっていました。

 

 

 


  (63)  ひばりヶ丘区  矢原正治

アセロラ(キントラノオ科)

 アセロラジュースで有名な「アセロラ」です。現産地は中央アメリカ〜南アメリカ北部と言われています。今回の写真はベトナムのホーチミンの近くのCat Tien国立公園管理棟横の庭で撮影しました。花はサルスベリの花を小さくしたような形をしています。実は赤く熟れ、食べると甘酸っぱくて美味しいですが、でっかい種子が有ります。ビタミンCが大変多いことから飲料水、ジャム等に加工されて、日本でも有名です。
 わざわざこのようなものを摂取しなくても日本にも柑橘類、リンゴ、アンズ等ビタミンCを沢山含む果物類が有るのだがと思うのですが。日本人には舶来大好きの思い込みが有るのでしょうか?だから食品の60%以上を輸入に頼ることになるのだと思います。
 ベトナムの話しに戻ります。出かけたのが3/12〜20、糖の吸収抑制効果があると言われる、植樹された「オオバナサルスベリ(大花百日紅、バナバ)」のピンクの花が満開でした。ベトナム戦争のおり、アメリカ軍の空爆、枯れ葉剤により密林は焼け、枯れたと言われていますが、ホーチミンから北へ150km位(空港から車で4時間余、100ドル)のCat Tien国立公園には樹齢50年を超す50m以上の大木の密林があります。空に向かって真っ直ぐ伸びる木々を見ていると暑い太陽の木漏れ日が涼しく感じられますが、乾期の3月というのに湿度が高い分、じっとしていても汗が出てきます。日の出前の5時40分から10分間の蝉の合唱で目が覚め、日の出とともに歌声がピタリと止まり、13時頃の車道は水を飲みに移動する蝶の群れが数キロに渡り続きます。それが終わる頃、また木陰で蝉が鳴き出します。16時頃には数日に一度スコールが30分位。夕方は昼間の暑さを忘れるように20℃位に下がり過ごしやすくなります。午前中密林を散策し、昼からはのんびりとマッタリとした時間を過ごすにも良いのではといつも思いながら一日中植物調査をしていました。
 他の来園者はバードウオッチング、蝶の観察、エコツアーなどを楽しんでいるようです。Cat Tien国立公園(Nam Cat Tien)は、ベトナムで日本人の行かない隠れた避暑地かもしれません。もしお時間がありましたら、自然の好きな人は行ってみて下さい。


まだまだ燃えています!

 菊陽町東部町民センターで月、水曜日に菊陽スポーツクラブの卓球の指導をされている田上さんにお話しを伺いました。

◆卓球を始めたきっかけは
 中学生のころに始めました。本格的に始めたのは高校からです。現在は熊本県卓球協会所属で、個人的な練習は、主に宇土市民体育館で週2回、大会前などで多い時は週5回位、あちこちで練習しています。

◆戦績を拝見しましたが、すごいですね
 3月に鹿児島で行われた第66回全九州卓球選手権男子シングル(75〜79歳の部)で初優勝出来ました。また、全国教職員卓球選手権でも同クラス2連覇中です。

◆他のスポーツもされますか
 ゴルフをお付き合いで、少しやったのですが、筋肉の使い方が全然違い、卓球のプレーに影響が出たのですぐにやめてしまいました。

◆田上さんにとって卓球の醍醐味とは
 相手との駆け引きです。技術的な事はもちろん、精神的にも相手を分析して戦略を練る。そして勝った時はものすごく嬉しいです。

◆これからの目標は
 全国教職員卓球選手権3連覇です。同じ年令のクラスにいられるのは5年間、その間で3連覇は非常に難しいとは思いますが、頑張ります。

  

 

 

 


  田上悦郎さん 76歳 新成区


   克くんと3333段を登って    菊陽中学校新3年 田川拓実

 僕たち菊陽中2年生(当時)は立志式に伴い、美里町の3333段石段登りを3月19日(月)に行いました。
 僕たちの学年には生まれつきの病気で身体を自由に動かすことのできない克くんがいます。克くんは一人で階段を登ることはできません。そこで「克くんと登り隊」を結成し、体力に自信のある人がおんぶをして登り、他の人は後ろから支えたり途中で交代したり、階段の段数や滑りやすい危険な場所を知らせていくという作戦を考えました。メンバーを募ると約70名の仲間が集まりました。僕は体力に自信があったし、克くんのために何かできることがあったらやりたいと思っていたので友だちと一緒に参加しました。メンバーは10チームに分かれ、どのチームが何段上るか決めたり、役割を決めたりして準備を進めていました。
 3月19日。登る日が来ました。僕たちのチームが担当するのは1700段目からの600段で、先に1700段目まで行くことにしました。しかし僕は風邪で長く休み、体力が落ちていて、何とか着いた時には身体が重く膝は震えていました。待っていると、最初に克くんと一緒に登ったメンバーが口々に「一緒に登れたよ!」「一人で800段上ったんだよ。すげ〜な」などと話していて、順調に登れているんだと安心しました。ついに克くんたちが1700段に到着して、僕がおんぶしました。仲間たちが後ろから支えてくれたり、僕のバッグを持ってくれたり、階段を先導してくれたりしました。最初は大丈夫だと思っていましたが、途中で背中や足が痛くなり、約250段で交代しました。悔しかったけど仲間が自分の分も登ってくれて、600段を登りきることができ、とても嬉しかったです。
 克くんは3333段の石段をみんなと一緒に登ることができました。自分だけではなく2年生全員が力を合わせたからだと思い、僕はとても嬉しかったです。
 僕たちは3年生になり、学校を背負っていく立場です。たとえ一人では無理なこともみんなが力を合わせればできると学びました。このことを忘れず、最後の学校生活をみんな全員で楽しく過ごして行こうと思います。
写真提供 菊陽中学校

 

名前 ぐり
3歳 メス

 色んなおもちゃを買ってあげたけど\100の猫じゃらしにしか興味が無いようです…。

宇都宮忠勝さん  青葉台区