ワンネス 616号  2012/07/08発行

歩け歩け、歩こう会
菊陽町歩こう会

 6月15日(金)すがすがしい新緑の候、菊陽町歩こう会(久保田昌生会長)の6月例会は、本来の目的である歩くことを主旨に、阿蘇小国町を散策しました。
 30年前のまま残された旧国鉄宮原線トンネル・アーチ橋を眺めながら、森林浴を楽しみました。事前に地元小国町役場へ問合せしたところ、すぐパンフレットをいただき、当日はガイドも。また、遊歩道の草刈りまでしていただき、地元のやさしさに感謝しながらの約4kmのコース。当時の雰囲気を味わうことができました。
 自然に恵まれた小国町には、たくさんの滝もあり、そのひとつ落差40mの下城滝も満喫。また、新鮮なジャージー牛乳や豊富な野菜などをお土産に、満足な一日でした。残念なことは、民家を移築した、日本唯一の畳敷き美術館「坂本善三美術館」が作品消毒のため入館できず、楽しみにしていた参加者には申し訳なかったです。
 次回7月は、SL人吉号乗車と人吉市内の散策を予定しています。

 

 

 写真提供 矢野孝昭さん

 文章提供 久保田昌生会長


A列車で行ってきました
菊陽町婦人会三里木支部

 6月10日(日)今日は年1回の菊陽町婦人会三里木支部(鬼塚成子部長)「お見知り会」の日帰り旅行。いつにも増して、皆ワクワク心はずむ気分。それもそのはず、あの「A列車」初体験旅行。
 三里木駅から熊本駅まで普通列車で移動のあと、熊本駅からお目当てのA列車に乗車。雰囲気の良い室内、サービスは満点、素敵なカウンターバー、etc、etc…。皆、す・て・き!
 色々な事を満喫する間もなく、本当に、あっという間に三角駅に到着。まだまだA列車の旅を味わっていたかったよ〜。
 お迎えのバスに乗りホテルへ、お昼は新鮮なお魚料理に舌鼓をうち、全員で生ビール。キャー楽しい、これまた至福のひとときでした。A列車楽しかったよ。あ・り・が・と・う。

 

 

写真提供 布田理恵さん・鬼塚成子さん

文章提供 井上洋子さん


若草会の35周年を祝う
感謝の夕べコンサート

 6月20日(水)杉並台地域住民が合志杉並台若草会(関 祐子会長)が設立35周年を迎えたことに感謝して、同区コミュニティセンターでコンサートを開きました。
 若草会は1977年に発足し、夏祭りやホタルコンサートに協力したり、子どもたちの登下校時の見守りをしたりと地域に積極的に関わり、杉並台区の発展に寄与してきました。35周年を機に住民有志がコンサートのための実行委員会を設立し、2009年に「手紙〜親愛なる子供たちへ〜」で日本レコード大賞優秀作品賞、日本有線大賞有線音楽優秀賞を受賞した樋口了一さんを招きました。若草会会員や地域住民ら約70名が参加して、樋口さんの歌声を堪能しました。
  実行委員会の小野祐子会長は「若草会の皆さんにはいつも地域を応援して頂いているので、35周年と聞き是非お礼の気持ちを表したいと思いました」と話し、若草会会員の可徳 陞さんは「生の歌に聞き入ってしまいました」と話してくれました。

 

 

 地域の方から愛され、頼りにされている若草会の皆さんが、いつも忙しそうに立ち働かれていますが、この日はゆったりと音楽を楽しまれていました。よかったです(岩田)


NIEってなに?
菊陽中部小学校

 菊陽中部小学校(岩根 浩校長)のNIE出前授業が、6月15日(金)菊陽町民体育館で行われました。
 NIEとは「Newspaper in Education(教育に新聞を)」の略で、1930年代にアメリカで始まり、新聞を教材として社会の仕組みや問題を知り、ものの見方や考え方を学ぶという学習法です。
 講師に熊本日日新聞社NIE新聞活用センター長の本田禎治さんが来校。5年生144名が「新聞で考えよう」をテーマに、当日の朝刊を広げて、新聞の役割や、紙面のレイアウトの意味、複数の新聞を読み比べることによって広い視野を持つことの大切さを、時おり笑いも交えて楽しく学びました。
 最後に5年生を代表して宗村百恵さんが「今日はありがとうございました。私が読むのはテレビ欄とスポーツの記事が多かったですが、新聞で色々知ることができるのが分かりました。今度からもっと新聞を読んでいきたいです」とお礼を述べました。

 

 

 新聞購読者が減少傾向にある昨今、子どもたちに、じっくり新聞を読んでもらう良い機会だったと思います。(宇都宮)


  (66)  ひばりヶ丘区 矢原正治

ヤマモモ ヤマモモ科

 家の庭で、梅雨の時期になると忘れた頃に実が黒赤色に熟し、雨の重さで落ちます。実は少し松脂の匂がるす甘酸っぱい味です。焼酎に漬けると奇麗な赤色になり、美味しそうです。雌雄異種の常緑高木で街路樹にも植えられています。ホルトノキと間違われることが多いのですが、葉の色をよく観ると違います。ホルトノキは所々に赤い葉が観られるのが特徴です。
  薬用は果実、樹皮を用い、果実を楊梅(ようばい)、樹皮を楊梅皮(ようばいひ)といます。果実は、味は甘酸、性質は温で、効能は、渇きを除く、胃腸の調子を整えるなどの作用で、下痢、嘔吐などに、樹皮は、味は苦く渋い、性質は温で、下痢と便秘が交互に起るような胃腸障害、打撲・ねんざ、火傷、歯痛などに用いられました。今はほとんど薬用として用いる人はいません。
 生薬名の楊梅は「丸い実」という意味だそうです。楊貴妃に関係あるのかなと思って調べたら違っていました(残念)。
 ヤマモモは本州中部以西〜沖縄にかけて自生します。あまり寒いところには有りません。徳島県ではヤマモモを県の木に指定し、栽培面積・生産量とも全国一です。生食の他、ワイン、ジュース、ジャムなどに加工し売られています。熊本での生食用は6月〜7月ですね。
 ヤマモモの実を取るときは、木が折れやすいので注意して下さい。また、鳥、虫を狙って蛇が登っていることも有ります。もし木を植えるときは雌木を選ぶと初夏に甘酸っぱい果実が楽しめます。ただし、赤い色はアントシアン色素です。服などに着くと落ちにくいので、採取は汚れても良い服で行いましょう。また、ジュース、ジャムを作るときは、クエン酸などを入れ、酸性にすると奇麗な赤色が長時間保てます。アントシアン色素を含む果実が少し酸っぱいのは植物が得た知恵かもしれません。皆さんも植物の知恵を再認識してみませんか!
 アントシアンたっぷりのブルーベリーも熊本市内では少し色付き始めました。鳥さんに食べられないうちに採取しましょう。
 水俣で、石飛高原産の「ブルーベリーソース」(ジャムよりも柔らかい)を見つけました『http://nobirunote.exblog.jp/14907193/ or http://www4.ocn.ne.jp/~b-berry/11.html 』。ヨーグルトにかけて良し、パンにぬって良し、毎日楽しみに食べています。無くなったらまた持って来てもらいます。手作りのヤマモモジャムの味も楽しみです。


 趣味の油絵で初受賞

  

 第29回熊日女性絵画展で熊本放送賞を受賞した杉村喜久江さん(北新山区)にお話を伺いました。

◆受賞おめでとうございます
 趣味で7年前から三里木町民センターの「にんじん絵画クラブ」で習い始めた油絵を出品しました。50号という大きさで、サザンカの花を一輪スケッチしたところから構想を練り、落ちてくる花びらをそっと受け止めるところを描きました。

◆タイトルは「そーっと」ですね
 この絵は、一目見て優しさを感じるものではないので題名をじっくり考え、最後の5分位で決めました。花びらだけでなく、人間とかいろいろなものにやさしくできたらと思いました。

◆たくさん描かれるんですか
 講座では小品を2週間に1枚仕上げています。コンクールに出す作品は、自宅で描いています。講座の皆さんからアドバイスを受け、同じ主題で同時に2枚描くので、今回の受賞作にも花の咲いた明るい色調の作品もあります。

◆クラブは楽しそうですね
 絵は学校の美術以来、描いていませんでしたが、物を見る目が敏感になり、観察を良くするようになりました。講座の先生に教えて頂き、人生の先輩でもあり、躍動的な皆さんに刺激を受けながら楽しんでいます。

◆これからは
 今は庭の木を中心に、秋と新緑の頃の風景2枚を描いています。植物や自然を描き、どこかに人間性を入れた作品を描いて行きたいと思います。



防災ずきんが完成しました!

 菊陽町東部町民センター(吉野夏美所長)のふれあいサロンでは3回に分けて防災ずきん作りを行いました。
 ずきん本体はキルト布を使用。中には3枚のタオルを入れ、いざという時に取り出しやすいようザクザクと荒く縫いました。あごの部分の留ひもは簡単に脱着しやすいようにマジックテープを使用。3回目の6月15日(金)はあごひもを付け、完成しました。
 熊野ツルエさん(中代区)は「いざというとき役に立ちます。作って良かったです」と笑顔でした。

 

 


 

 村吉 光くん(2歳) 光の森

 からだは小っちゃいけど、5歳上のお姉ちゃんに負けないで、元気よく遊んでいます。

 

     スモークツリー ウルシ属

   (樹高は4〜5mにも)

撮影場所 : 笠 さん宅(合志杉並台)

花言葉 : 煙に巻く

 スモークツリーはウルシ属に近縁な、雌雄異株の落葉樹です。初夏に咲く花木の代表で、ヨーロッパから中国に分布します。雌木の枝先につく花序は長さ約20cmで多数枝分かれし、花後に伸びた花柄が遠くからは煙がくすぶっているように見えます。横に広い円形の樹形が美しく、秋の紅葉も楽しむことができます。銅葉や黄葉の園芸品種も栽培されています。