ワンネス 654号  2013/04/14発行

今年も、ワ・輪・和!
菊陽中部小学校合唱部

 平成24年度菊陽中部小学校合唱部活動報告会「ワ・輪・和♪コンサート・13」が3月24日(日)菊陽町図書館ホールで行われました。
 平成24年度の合唱部のスローガンは「強い絆と感謝の心を大切に! 夢に向かって、一歩一歩前進!! just keep going!!!」その言葉どおりに、常に希望を持って練習してきた成果を発表しました。
 第1部は、今年度練習した合唱曲。コンクールの課題曲や自由曲、ポップスメドレーなどを披露しました。また、一昨年まで同校の図書館司書を務め、今年1月に亡くなられた鍋島尚美先生を偲び、部員たちが先生の思い出や感謝の言葉を述べ、「涙そうそう」を歌いました。第2部は合唱ミュージカル「けんちゃんとおばけ」を表情豊かに表現し、第3部の贈る言葉では、4・5年生から卒業していく6年生へ、6年生からは在校生に向けて、感謝の気持ちを込めたメッセージと歌を贈りました。
 部長の工藤祐誠くんは「周りの支えがあっての合唱部です。これからも応援を宜しくお願いします」と話してくれました。

 

 

 1部と2部の幕間には部員の保護者の合唱があります。昨年から始まったそうですが、今年の保護者の合唱は確実にレベルが上がっていました。こちらも聞き応え有りですよ。(宇都宮)


楽しくじぞうさんごもり
津留区

 津留区の昔ながらの伝統行事「じぞうさんごもり」が3月24日(日)区の地蔵堂で行われました。
 この行事は春と秋(9月24日)の年2回行われ、近所でも日頃会うことの少ない皆さんは世間話に花を咲かせ楽しいひとときを過ごしました。
 2歳の琉成くんと参加した阪本朋子さんは「日曜日と重なり子どもさんの参加も多く、賑やかなじぞうさんごもりでした。皆さんと色々なお話ができて楽しかったです」と笑顔で話されました。

 津留区は昔ながらの伝統行事を守られていて、このような行事を経験していない私にとって、うらやましく思います。末永く続けてください。(谷川)


お母さんと一緒に楽しもう
働く婦人の家親子交流会

 菊陽町働く婦人の家の託児室を利用しながら講座を受講する母親と子どもたちを対象に、第10回親子交流会が3月22日(金)に行われました。
 働く婦人の家利用者連絡協議会の城 教子会長が「楽しい時間を過ごして下さいね」とあいさつし開会。最初に、劇団まあむの皆さんが、かわいいあおむしや「ポンタの自動販売機」の人形劇を上演すると子どもたちはお人形の動きに見入っていました。「いぬのおまわりさん」などの歌もあり、ノリノリで踊りだす子どももいて楽しいひと時を過ごしました。マジックや手遊びを楽しんだ後、利用者協議会役員手作りのぜんざいが振る舞われおいしく頂きました。
 エアロビクスやパン教室の講座を受講している川口多恵さん(三里木北区)は、めいちゃん(6歳)がいくん(4歳)と参加し「人形はかわいかったし知っている歌もあって、親子で楽しみました」と笑顔で話してくれました。

 

 

 託児室があるおかげで、若いママたちが楽しく学習を続けています。ママたちのクチコミでも託児室のことは話題になっているそうですよ!(岩田)


ワイワイ賑やか大運動会
スポーツフェスタ2013

 菊陽町スポーツフェスタ実行委員会(森 康則実行委員長)主催のスポーツフェスタ2013大運動会が3月24日(日)菊陽町民グラウンドで行われ、大人から子どもまで
250名が参加しました。
 開会式では、立山航成くん(月出小新4年)と真圭くん(同新3年)、佐々木桃香さん(菊陽北小新5年)が「仲良く助け合い、楽しく競技することを誓います」と元気に選手宣誓を行いました。競技は、綱引きやグラウンドゴルフリレー、アジャタ(玉入れ)、1500m走など9競技を楽しみました。
 参加した山本啓太くんと江口來我くん(武蔵ヶ丘小新5年)は「たくさんの競技に参加しました。パン食い競争は難しかったけど頑張りました。楽しかったです」と笑顔いっぱいで話してくれ、小島惟昭さん(緑ヶ丘区)は「今回初めて参加しました。ペタンクに出場して勝ちました」と話されました。

 

 

 大人も子どももみんなで大運動会!全員リレーではみんなで盛り上がり応援しまて楽しみました。桜菜花も満開で気持ち良い一日でした。(谷川)


  (75)  ひばりヶ丘区  矢原正治

ユスラウメ バラ科

 

 3月31日付けのワンネスにユスラウメの花の写真が掲載されていましたので、今月はユスラウメにしました。
 熊本市内では3月中頃に花を咲かせ、6月に赤い実が熟します。丁度田植えの時期に実を付けます。子どもの頃庭に実るユスラウメの実を食べたのを思い出します。和名の由来は、花が揺れるためユスルル(動)の意味だと書かれた本を見つけました。外国語では英語で「Nanking cherry, Chinese bush cherry」中国語で「英桃」と言われています。
 利用法は果肉を食べると甘くて美味しいです。食べ過ぎるとお腹を壊しますが。また果実を果実酒にすると色が綺麗ですね。ユスラウメの薬用名は「山桜桃(さんおうとう)」と言います。果実酒には疲労回復など、果肉にも疲労回復、下痢を治す。硬い種子の中の種(仁≒山桜桃核)は麻疹などの発疹を促し、治りを早めるなどと記してあります。
 昨今いろんな良い薬も出ていますので、あえて使うことはありませんが、もしかすると、果実酒で元気が出る人がいるかもしれませんね。もし元気になった人がいたら教えて下さい。
 同じ仲間でニワウメとういのがあります。ユスラウメと同じ時期に咲き、花はピンク、実は苦いです。仁を便秘、利尿等に用いると書いてあります。

 今年は花の咲くのが早いです。3月29日に一心行の桜が満開になったり、熊本大学薬学部のトキワマンサク、ボタンが満開、トビカズラ(アイラトビカズラの仲間)も咲き出すなど早過ぎます。実の留りはどうなのかなと思っております。少し自然がおかしいと人も体調を壊しがちです。心と身体のバランスを狂わせないように気を付けて下さい。

 話は変わります。便秘の解消に「えのき茸」のことをテレビで話していました。えのき茸を乾かすと裂きイカの様な味になるというので試してみました。電子レンジで温め乾かすとそれなりの味がします。えのき茸を乾かすと旨味は増します。含有成分も水分が飛ぶので10倍位に増えます。オリーブオイル、ピーナツバターなども便秘解消には良いようですが、ピーナツバターは食べ過ぎると、ニキビが出たり太りますので気をつけて下さい。摂取は控えめに、適量で、最後は食事だけにしましょう!

写真提供 ユスラウメ果実 磯田 進氏(山梨県)


 楽しいお花見でした

 杉本益人さん(菊陽杉並台区)主催のぎゃらりー憩ふれあいの集いメンバー16名が3月28日(木)ふれあいの森公園へお花見に出かけました。
 話題も豊富なメンバーが揃い、広々とした公園でお弁当を頂いて、おしゃべりあり笑いありの一日となり、満開の桜を満喫してより一層華やぎました。
 杉本さんは「お天気に恵まれて良かったです。実は私の誕生日でもあり本当に楽しかったです」と笑顔で話されました。

 


菊陽町文化協会 視察研修について
  菊陽町文化協会会長 佐野正憲

 3月16日(土)菊陽町文化協会役員及び理事など17名は、城南町文化協会への視察研修を行いました。
 まず、火の君総合文化センターに到着後、センター内の施設や利用状況などの説明を受け、広々とした設備やパソコンなどの機材の豊富な研修室の多さに驚かされました。その後、両協会役員との密接な連絡や行動などについて、熊本市への合併で変化がなかったかなど、率直な意見交換を行いました。その中で地域の生活に定着した文化を継続発展させる必要から理事会を毎月1回必ず開催し、各部の交流を深めている町民全体の活動に感心させられました。
 全員で一緒に昼食を済ませ、塚原歴史民俗資料館で展示物を見学したあと、実際に塚原古墳を見学し、有意義な研修視察を終了しました。

 

 

 

 


  (2)  

とある塾長の2年間

 2011年3月11日の大震災の当日まで100名以上の生徒で賑わっていた塾の教室はこの日以降、たった2、3日で1名もいなくなってしまいました。もちろんあの東京電力第一原子力発電所の事故のせいです。当地は、屋内退避命令が発令されましたが、政府の言っている事は本当なのか?と誰もが疑心暗鬼になり“医師さえ逃げる”のだから、ここにはもう住めないのだろうと判断する人も多かったのです。
 我が家は第一原発から23kmに位置し、近所も皆避難してしまい、ゴーストタウンのようでもありました。飼い主に置いていかれ食べ物を求めて彷徨うペットが増えていきました。動物もわかるんですね、自分がされた仕打ちを。とにかく目つきが悪く、人を見ると威嚇して今にも襲わんばかりでした。
“放射能とは何ぞや?”私は意味がわからないので、それも恐ろしかったのですが生徒がいなくなって収入が途絶え、明日から生活をどうするか今後の人生はどうなるのかと避難先の体育館で震えていました。時は少し経ち、落ち着きを取り戻し始めたころ5人の弁護士に相談しましたが、ほぼ全員から自己破産や別な地域への移転を勧められました。しかし周りを見ると市民は少しずつ戻ってきており子どもも半数近く戻ってきてるようでした。
 復興には教育や人材育成が必要と考える私は、あえて南相馬に残り教室を再開する事を決意しました。教科書の勉強だけではなく「放射能と放射線のちがいとは?」「外部被爆と内部被爆について」といったことも学ばせようと思っています。それが福島県や30kmで線引きされ風評被害をうけた私たちが今後、それを払拭する手立てになっていくと信じているからです。高齢者が増え子どもの少なくなったこの街で何ができるか、何か目的が見つけられるか?そして楽しいことを見出そうと模索しているところです。

南相馬市原町区  「番場ゼミナール」 番場さち子