ワンネス 658号  2013/05/12発行

仲良くなろうね一年生
東ヶ丘子ども会

 東ヶ丘子ども会(堀之内 緑会長)の新入生歓迎会が4月28日(日)東ヶ丘公園と同区公民館で行われ、子どもたちの元気な声が響きました。
 6年生の司会で開会。全員が自己紹介し1年生へプレゼントが渡されて、早速、お楽しみのゲームが始まりました。公園のグラウンドを使って、縄跳びや陣取りゲーム、ドッジビーなどがあり、上級生が相談して、下級生を守ったりフリスビーを投げさせたりしながら、作戦をたてていました。1年生も教えてもらいながら楽しくゲームに参加して、笑顔があふれていました。お昼には保護者手づくりのカレーライスを囲んで楽しい1日を過ごしました。
 1年生の杉田秀斗くんと梅ア晴太郎くんは「縄跳びやドッジボールが楽しかったです」と話してくれ、お母さんたちも「二人とも他県から引っ越してきて間も無いのですが、皆に仲良くしてもらってうれしいです」と安心した様子でした。

 

 

 お天気が良くて、公園いっぱいに子どもたちの声が響いて、とても楽しい時間でした。小さい子たちに配慮する子どもたちなりのルールも発生し、うれしいなあと思いました。(岩田)


アマチュアミュージシャンが集う
Cafe Depot Live

 三里木区の本田誠哉さんが主催し、7.12熊本広域大水害で被災された方々を支援する Cafe Depot Live が4月19日(金)倉庫茶屋Cafe Depotで行われました。
 南阿蘇を中心に活動している4組のアマチュアミュージシャンが出演し、オリジナル曲を披露しました。また、会場では募金活動も行いました。
 主催した本田さんは「4組のミュージシャンが素敵な演奏を届けてくれました。
沢山のお客様にも来て頂き、とても楽しいライブとなりました。7.12熊本広域大水害で被災された方々を支援する募金も総額
12,572円集まりました。このお金は武蔵ヶ丘にあるコミュニティカフェ634さんを通じて被災支援に役立ててもらいます」と話されました。

 

 

 来場された皆さんの協力で、熊本広域大水害の支援金もrたくさん集まりました。ありがとうございました。(主催者 本田)


くまモンのペン立てができました
宮ノ上区

 宮ノ上区(江口重治区長)では、公民館活動の一環として4月25日(木)同区公民館で24名が参加して“エコクラフトで作るくまモンのペン立て”を作りました。
 まず、底になる部分を編み、このあと筒状になるように上へ10cmほど編み本体が完成。目、口、耳、赤いホッペを付け出来上がりました。参加した皆さんは分からないところを教えあいながら、和気あいあいと楽しく作業をしました。
 参加した久目形スミさんは「失敗して何度かやり直しながら作りましたが楽しく作りました」と話され、橘キヨ子さんは「熊本の人気者くまモンがかわいく出来ました」と喜ばれていました。
 昼食には、江口道子区長夫人手作りのちらし寿司やサラダ、煮物などを美味しく頂きながら世間話に花を咲かせていました。

 

 

 今大人気のくまモンのペン立てが出来上がりました。参加した皆さんは笑顔でいっぱいになっていました。(谷川)


終活ってどんなこと
杉並台倶楽部

 菊陽杉並台倶楽部(川畑延洋会長)主催の「終活セミナー」が4月24日(水)杉並台公民館で開かれ、気になる今後について学びました。
 講師は玉泉院大津会館の吉本泰裕館長とくすのき生活協同組合の日高和宏さん。昨年死去した流通ジャーナリスト金子哲雄さんが自分の葬儀などを用意していたことから話題になった「終活」という言葉の説明から始まり「自分のエンディングを考え人生を整理することは、いかに生きるかを考えることに繋がる」との話にうなづく参加者もいました。参加者は、玉泉院が用意したエンディングノートの説明に真剣に耳を傾けていました。遺言状に関する質問も出て、充実した時間となりました。
 川畑会長は「先日参列した元JR職員の方の葬儀には、花でレールが描かれていました。自分の場合はと、色々考えていたので為になりました」と話されました。

 

 

 今話題の「終活」でしたが、知っていてよかった!と思える話しばかりでした。玉泉院の方から「斎場にも、いつでもお越し下さい」とのお話もあり、日頃から考えておかないといけないなと思いました。(岩田)


  (76)  ひばりヶ丘区  矢原正治

クスノキ クスノキ科

 クスノキは熊本県の県木です。花の大きさは5mm位です。熊本城に樹齢数百年のクスノキが何本もありますね。昔は九州、高知などの暖かい地方でクスノキの材より樟脳(カンフル、カンファー、camphor)を生産していましたが、今ではほとんど生産されていません。樟脳は防虫剤として、また血行促進、鎮痛、消炎作用などを目的に薬用として用いられました。しかし昨今はほとんど使われません。
 中学校・高校の理科の実験で、クスノキの生葉を50g位取り、耐熱皿に入れ、上に丸底フラスコに水を入れた容器をクスノキの葉から3〜5cm位離してセットし、クスノキの葉が入った耐熱皿をブンゼンバーナーで緩やかに加熱すると、水分と共にカンフルが蒸発し、丸底のフラスコの底に水滴と共に冷えて付きます。丸底のフラスコの水を放置して飛ばすとカンフルの結晶が取れます。結構簡単に出来ますので、楽しい実験です!!
 熊本県の木は「クスノキ」、花は「リンドウ」、鳥は「ヒバリ」、魚は「クルマエビ」です。ホームページ:http://prf.uub.jp/symbol.html で、他の県のも見て憶えておくと話しの種になります。
 ひばりヶ丘区の皆さん、ヒバリが県鳥と知っていましたか?県花のリンドウは、秋の阿蘇の草原で、草地の境の日当りの少し良いところで濃い青色の花を咲かせます。4月29日に野焼きをした草地にサクラソウなどの花を見に行きましたら、リンドウの新芽が出ていました。リンドウの根は苦いので整腸、消化促進、健胃などとして薬用、食品に用います。

 皆さん、連休はいかがでしたか?私は4日間仕事、2日阿蘇へ植物の観察・調査、1日は孫を見に出かけました。間は講義などで大学です。貧乏暇無しです。
 阿蘇の草原を久しぶりに歩きましたら足の筋肉が疲れ、夜に「こむら返り」を起こしました。その時は「芍薬甘草湯」でおさめました。シャックリが止まらない時も効果があります。この前「喘息」で咳がひどくなった方で、まだ飲む余裕のある人に飲んでもらったら咳が止まりました。筋肉の痙攣を緩和するので効いてもおかしくないですね。素人療法はせず「薬剤師で漢方の分かる方」に聞いてから服用して下さい。
 ストレスは肝(肝臓)・胃腸を痛めます。5月は緑が鮮やかな季節です。阿蘇、菊池渓谷などに出かけ、緑を観て、ストレスを解消して胃腸を養生して下さい。


  (3)  南相馬市  挙。原新聞店 代表 藤原広幸

除染と自然

 仙台平野から浜道りの相双地区には、居久根(いぐね)と呼ばれる屋敷森を持つ家々があります。私の住んでいる南相馬にもこの居久根はあります。居久根は、代々、家族が次の代へと引き継ぐもので、何十年もかけて育て一つの自然空間を作り上げていくもので、居久根の中には祠などがあり、その家の歴史でもあります。
 3.11の時には仙台あたりの居久根がある地域は、居久根が津波の勢いを弱めたり、家屋の全壊を防いだといった話を聞きます。しかし、そうやって風水害、地震等から家を守ってきた居久根が、原発事故のため無くなるところが出てきています。事故で飛散した放射性物質が居久根の木に付着して、なかなか周辺の放射線量が落ちないため、伐採や枝落としが行われているのです。また、何十年もかけて大きくなった公園の樹木なども痛ましい姿に伐って しまいました。
 いままであった普通の風景がちょっとずつ姿を変えてきています。これは、我々が安全に住むためにはしょうがないのかもしれませんが、国策とはいえ何か釈然としません。
 此処に住んでいる我々は、居久根や田畑(耕作制限区域のため米の作付けはできません)の風景など自然にかかわる姿を普通の気持ちでは見られません。すぐに何マイクロシーベルトあるんだろうなぁ−と思ってしまいます。条件反射ですね。良いんだか悪いんだかと思いながら日々暮らしています。


  木彫りの置物

 北海道に住んでいる頃から木彫りの熊や鶴などを作っており、杉並台に来てからもいろいろ工夫して作っていました。
 先日飯高山で、幹の一部が何かの影響でくびれ、輪切りにしたらハート型に見える竹を見つけました。面白いので、以前から作っている夫婦鶴と組み合わせ、エンジュの木でフクロウを彫って竹のハートの中に入れてみました。
 夫婦(鶴)仲良く愛(ハート)があり福が来る(フクロウ)家庭円満をかたどったところ、皆さんから欲しい欲しいとたくさんのリクエストがあり、我が家から皆飛んでいってしまいました(笑)
 エンジュは寒冷地に多い木ですが、幹の外側5mm程が白く内側が黒いという不思議な色合いで、彫ると黒い色が出て来て面白い素材です。この木で、北海道のアイヌ人形を彫ってみたいと思っています。