ワンネス 666号  2013/07/07発行

大きく育て
菊陽西小5年生

 菊陽西小学校(矢野栄子校長)5年生3クラスが、6月18日(火)総合学習の時間に田植えを行いました。
 田んぼは福島泰伯さん(鉄砲小路区)所有の2反の田んぼで、この日までに代掻きや水張り、苗の育成なども全て整い、田植えをするばかりに準備されていました。5年生は水着の上にTシャツ姿で意欲満々で並び、田植え大臣の笠 巧くんが「よろしくお願いします」と代表であいさつ。苗の植え方の説明を聞いて田んぼへ入り、ヒモの印に沿って3〜4本ずつ苗を取りながら植え始めました。子どもたちは泥だらけになりながらもどんどん植え進み、時折保護者から苗を補充してもらい、やっと植え終わりました。秋には、稲刈りも行い自分たちで味わう予定です。
 酒井奈々子さんは「泥が気持ちいいです。苗は上手に植えることができました」と手際よく植えていました。

 

 

 「2反の田んぼに115名の5年生が植える」企画で、世話役の大人たちは1時間位で終わるだろうとのもくろみでしたが、ドロの感触がうれしいのか、ドロの投げ合いなど遊びだしてしまい、2時間以上かかってしまいました。子どもたちには、疲れたけど楽しい体験だったようです。(岩田)


出前講座で勉強しました
新成区新和会

 6月20日(木)新成区(才藤和也区長)公民館で新和会(桑原五夫会長)主催の第1回出前講座が行われました。
 菊陽町役場介護保険課の荒木博光さんを講師に招き「介護保険制度と高齢者福祉サービス」と題し、現在の菊陽町の介護施設や、介護保険制度の丁寧な説明がありました。また、これから厳しい状況になると予想される介護事情に対し、なるべく介護を必要としないよう「介護予防」の大切さを話されました。
 続いて新和会メンバーで、建設省にお勤めだった片村一吉さんが「水について考えよう」と題して講演。普段、何気なく使っている水の大切さを説明されました。
 横田春雄さんは「自分の周りにも介護保険のお世話になっている方がいて、詳しく知りたいと思いました。水についても、もっと大事にしなければと思います。これからも好奇心を持って80歳の健康づくりに励みたいです」と話されました。

 


荒木さんの講演


片村一吉さん

 「年齢を重ねても、好奇心を持ってまだまだ知識を蓄えたい」という皆さんの思いが伝わってくる講座でした。こういったイベントが「介護予防」に繁っていくのかなあと思いました。(宇都宮)


地域の交流が深まる1日
津久礼ヶ丘区

 津久礼ヶ丘区(江島 均区長)では6月16日(日)朝8時からクリーンディ活動と花植え、10時からグラウンドゴルフ大会をひばりヶ丘公園で行い、地域住民の交流を深めました。
 クリーンディ活動には多くの住民が参加してゴミ拾いや草むしりを行い、花植えは同区子ども会(溝口由紀子会長)が中心になって行い、公園や公民館を彩りました。
 グラウンドゴルフ大会には、子どもを含む48名が参加し、炎天となったため8ホールをまわって終了。1位はホールインワンも出した鎌田良子さんとなり、賞品のスリムファンをゲットしました。2位以下の方にも、久保田・原水郵便局からの協賛も得てたくさんの賞品が贈られました。
 出井陽向くん(菊陽中部小3年)は「8番ホールは惜しかったけど楽しかったよ」と話し、父親の章裕さんは「日頃はマンション内の限られた方としか話しませんが、今日はたくさんの方と交流できました」とグラウンドゴルフを楽しまれていました。

 

 

 雨天のため順延されたグラウンドゴルフでしたが、皆さんとても楽しそうでした。賞品もたくさんあり、中でもブービー賞の電動流しそうめん機は注目の的でした。(岩田)


平成の桃源郷  西米良村を訪ねて

  

 6月18日(火)心配された雨もなく、すがすがしい新緑の中菊陽町歩こう会(久保田昌生会長)は「奥みやざき平成の桃源郷・民話の里 西米良村日帰りの旅」に出かけました。
 西米良村は、90%の山林と里の豊かな自然が美しい菊池公の居城があった穏やかな里です。集落住民が運営される「おがわ作小屋村」にて郷土料理(16品地産食物)や語り部による民話を鑑賞しました。参加者39名もドライバー・バスガイドも訪れたことのない秘境、自然に恵まれ、空気も水も全く我々の古里菊陽町とは違っていました。ゆったりと時が流れ、自然と会話ができる場所そして、村をあげて観光客をおもてなしする姿に心打たれました。お土産は山間の産物と心温かい人情です。往復6時間の旅は、あっという間に終わりました。

写真提供 北野清二さん 文提供 久保田昌生会長


  (85)  三里木区  たわらや酒店  宇野功一

七夕酒雑話 = あまちゃん、あま酒

◆あまちゃん「あま酒」
 「じぇ、じぇ」っという感嘆詞が最近流行となっています。NKH朝ドラ「あまちゃん」の中で、「驚いた〜、びっくりした」ときに使う驚きの北三陸地方の方言が「じぇ」なんだそうです。
 全く関係はありませんが、あま酒って、実は夏に飲む飲み物であるということをご存知でしたか?「あまざけ」を歳時記で検索してみますと「夏の季語」なんです。「じぇ」でしょう…。あまざけは、寒い冬、もしくは、ひな祭りの時期に飲まれるので、まさか「夏」の飲み物と思うのも当然かもしれません。

◆東洋のバレンタインデー
 月と日が奇数で同じになる日を節句といいます。1月は元旦、3月は桃の節句、5月端午の節句、9月は重陽(菊)の節句とされています。なぜだか7月7日だけが○○の節句とは言われていません。
 天空を見てみますと、天上に輝く最も明るい星がこと座ベガこと「織姫星」。天の川を挟んで輝く星がわし座アルタイルこと「彦星」。二人は一年に一度だけ、7月7日に会うことが許されました、という物語は、今から3000年ほど前、中国で生まれ、日本には800年前の万葉のころに伝来したようです。まさに、7月7日は東洋のバレンタインデー。きっと西洋の歴史より古いのではないかと思います。「じぇ」でしょう〜。

◆庶民はあまざけを飲む…
 クーラーのない時代、なんで昔の人が元気だったか?それは「あまざけ」を毎日のように飲んでいたからです。江戸幕府は、万人があまざけを飲めるように、4文以下(現在の価格で約60円)で販売するようにしたそうです。全国各地で、この時期、あまざけ売りがいたそうです。また、下級武士は内職として、あまざけを作ったそうです。あまざけはまさに夏の風物詩であったのです。
 あまざけは、アルコール分が0%です。蒸した米に麹をまぶして、麹菌が作り出すアミラーゼにより、米のデンプンが糖化され、甘くなります。ブドウ糖が20%以上も作り出されます。加糖なしで、自然の甘味なのです。(これに酵母が入ると、アルコール発酵が始まり酒になるのですが…)あまざけは、ブドウ糖以外に、麹菌が作り出した多種のビタミン類、多種のアミノ酸が含まれるのです。その成分は、滋養強壮剤に記載されているものとほぼ同じなのです。そのため、衰弱した体の栄養補給として最適。まさに飲む点滴です。
 あまざけは、最も古いサプリメントだったのです。
 「じぇ!じぇ!じぇ!」でしょう〜。


  グラウンドゴルフ大会で優勝!

 

 ◆杉並台Aチーム◆
 前列左から
   橋本諭さん 佐澤国則さん 中村岩夫さん
 後列左から
   野崎由喜男さん 岩下勝喜さん

 

 写真提供 中村一和さん

 6月4日(火)合志市福原グラウンドで合志市老人クラブ連合会グラウンドゴルフ春季大会が58チームが参加して行われ、杉並台Aチームが優勝しました。
 1チーム5名の組対抗戦となり、グラウンドゴルフ日和のもと各地区3チームが汗を流しました。結果、永江Aチームと杉並台Aチームが2ラウンド合計209点の同点となりました。優勝決定は、各チーム代表1名によるニアピン対決となり、接戦の末杉並台Aチームが2年連続優勝を勝ち取りました。


 

 米村 あこちゃん 2歳 沖野区

 しゃぼん玉とぶどうが大好きです。来年幼稚園にはいったらたくさんお友だちを作りたいです。



南米アンデスの小型弦楽器“チャランゴ”

  下津久礼区 河野 浩さん

 楽曲♪「コンドルは飛んで行く(原題:エル・コンドル パサ)」は、南米ペルーの同名サルスエラ(大衆オペラ)中の旋律を民族楽器(笛と弦楽器)用にアレンジした音源に、サイモン&ガーファンクルが英語詩を挿入して世界的にヒットしました。曲中では主旋律を担う縦笛(ケーナ)の響きが印象深いのですが、ウクレレとマンドリンの中間的音色が特徴の小型弦楽器(チャランゴ)も雰囲気を引き立ててくれます。
  “チャランゴ”はウクレレとほぼ同じサイズで複弦5コース(10本弦)、第2〜5コースはウクレレと同じ調弦なので、これが弾ければ初ウクレレでもコード演奏ができます。両楽器ともに、15〜16世紀の大航海時代にポルトガルやスペインから持込まれた弦楽器(ビウエラ)を基に生まれたので多くの共通点がみられます。現在のチャランゴの大半は木製ですが、一部にはアルマジロ(動物)の甲羅を共鳴胴に使ったものもあります。尚、YouTube「チャランゴ」「charango」にて演奏風景が視聴できます。小生のお気に入りは「Charango de Oro Aiquile 2010」で、アンデスのラ・ニーニャ(女の子)による演奏です。

 


ボウリングで親睦と体力増強

 会員相互の親睦と体力増強を目的とした三里木商工繁栄会(樋口 治会長)の親睦ボウリング大会が6月29日(土)菊陽ボウルで行われ、45名が参加しボウリングを楽しみました。
 三里木商工繁栄会各店より豪華賞品が提供されるこの大会は毎年恒例で行われ、参加した皆さんは豪華商品を目指し頑張りました。参加した熊日菊陽販売センターの中村秀喜さんは「もう少しスコアが伸びるかと思いましたが残念!」と話され、優勝した酒楽家しゅうの歌野周市さんは「久しぶりにボウリングをしました。優勝でき嬉しいです」と笑顔で話されました。