ワンネス 667号  2013/07/14発行

楽しい七夕作り
合志杉並台

 合志杉並台自治会(内川祐輔会長)と同子ども会(横山美江会長)、若草会(関 祐子会長)が協力して6月29日(土)同区公民館で七夕飾り作りがありました。
 高さ8メートルもある大きな竹2本は前日に飯高山から切り出されて公民館内に準備されており、集まった子どもたちは若草会メンバーと一緒に色紙を使って輪つなぎや天の川を作り、短冊にお願い事を書いて竹に結びつけました。「じてんしゃにのれるようになりますように」「老連グラウンドゴルフ大会春秋連覇するように」など、それぞれの願いが揺れる中、子ども会保護者が「たなばた様」の紙芝居を読んで、みんなでお菓子を頂いて閉会しました。
 お父さんと参加した仲摩優月さん(南ヶ丘小2年)は「輪つなぎを作って、短冊には『けんこうでいられますように』と書きました」と話し、妹の実桜ちゃん(4歳)は「せがのびますようにとかいたよ」とかわいいお願い事を教えてくれました。

 

 

 地域の皆さんが参加して、楽しい会になりました。交通事故から復帰した来海さんが拍子木を打って紙芝居の始まりを告げ、子どもたちはアメをなめながら紙芝居に聞き入っていて、懐かしい構図でした。(岩田)


クロネコさんとお勉強
菊陽町武蔵ヶ丘児童館

 武蔵ヶ丘児童館で6月25日(金)ヤマト運輸の社会貢献活動の一環である「こども交通安全教室」が開かれました。
 2回目となる今回は、ヤマト運輸菊陽センターから4名の職員が来館しました。
 まず交通安全ビデオを鑑賞してから横断歩道を渡る練習。子どもたちは着ぐるみのクロネコに笑顔で手を振りながら元気に渡りました。続いて玄関前に用意された配送車を使って、実際のドライバーの目線や死角を体験しました。
 あこちゃん(2歳)と沖野区から参加した米村睦子さんは「運転席が高い位置にあるので視界が良いかと思っていましたが、意外に死角があるのに驚きました。注意しないといけませんね」と話されました。

 

 

 今年のクロネコさんは大柄な方で背中のジッパーが閉まりきれずに大変そうでした。みなさんボランティアで来られているそうで、暑い中ご苦労様でした。(宇都宮)


力を合わせて頑張りました
西校区レクリエーション大会

 菊陽町西校区体育協会(岸田年弘会長)の第30回西校区レクリエーション大会子どもの部ドッヂビーが6月23日(日)菊陽西小体育館で行われ12チームが参加し熱戦を繰り広げました。
 開会式では、岸田会長のあいさつのあと、青葉台子ども会の村松大地くん(菊陽西小6年)が「練習の成果を十分に発揮し、正々堂々と戦うことを誓います」と元気に選手宣誓し試合開始。参加した12チームが2コートに分かれ6チームのリンク戦のあと上位チームによる決勝・3位決定戦が行われました。
 優勝した境の松子ども会チームの田龍之介くん(菊陽西小6年)は「苦しい場面があったけど、みんなと力を合わせて勝ち進み優勝することができました。嬉しいです」と笑顔でした。

結果 優勝 境の松 2位 東ヶ丘
    3位 光の森7町内

 

 

 体育館は子どもたちの熱戦や保護者の声援で熱気がこもっていました。どのチームが優勝してもおかしくないほど、全チーム頑張っていました。(谷川)


いざという時に役立ちます
ひばりヶ丘区

 ひばりヶ丘区(佐和田 寛区長)主催の第3回防災訓練が、6月23日(日)同区公民館で行われ、区民が救急蘇生法と熱中症対策を学びました。
 菊池広域連合南消防署から救急救命士を含む3名が指導に当たり、最初に胸骨圧迫(心臓マッサージ)の方法について説明しました。「交通量の増加などにより救急車が到着するまで7分ほどかかるようになり、迅速な対処が命を救うことになる」と聞き、参加者は交代で全員が真剣に心臓マッサージの練習に取り組みました。次に、AED(自動体外式除細動器)の模型を使って、パッドを付ける位置や手順を実際に行い学習しました。また、熱中症についても予防法などの説明があり充実した学習会になりました。
 山田誠也さんは「胸骨圧迫の大切さが分かりました。定期的に訓練したほうが良いですね」と話してくれました。

 

 

 救急蘇生法の講習会に取材で参加する事が良くありますが、何回見ても自分は上手くできるだろうかと不安です。また、ひばりヶ丘区の近くでは菊陽町役場にAEDがあるそうですが、すぐにと言う訳には行きません。価格が30万円近くするものを地区で準備することもなかなかできないようです。(岩田)


  (78)  ひばりヶ丘区  矢原正治

ニンジン(キャロット)セリ科

 今日は、菊陽町特産のニンジンを取り上げます。ニンジンは「緑黄色野菜の王様」と言われる野菜です。菊陽町で栽培が多くなったのは昭和40年後半から、昭和53年には“国の指定産地”に認定され、以来『菊陽人参』のブランド名で全国へ向けて出荷されていると菊陽町のホームページに書いてあります。
 ニンジン(地下部、肥大した根)には黄色の色素カロテノイド類(主にβカロテン)が多く含まれ、抗酸化力が強く、動脈硬化の予防、免疫力の向上などに良いと言われています。本を調べると他に「美肌効果、高血圧予防、便秘解消、目の健康に」などが書いてあります。
 普通は捨てる地上部の葉に大変強い抗酸化活性があり、細胞レベルでの抗腫瘍活性、消臭効果などが報告されています。ポリフェノール(フラボノイド類、クロロゲン酸など)が多いのが特徴です。無農薬栽培の地上部を手に入れたら、天ぷらや小さく切ってチリメンジャコと一緒に炒めて振りかけ風にして食べるのもカルシウム補給に、子どもさんの野菜補給に良いのではと思います。骨粗鬆症の予防には、干し椎茸を粉にしたものを一緒に入れると良いでしょう。ダイコンの葉も抗酸化力が強いので、秋に手に入ればニンジンと同じように振りかけにすると良いでしょう。ニンジンやダイコン葉とジャコ炒めの振りかけは子ども達も喜んで食べますね。ジャコから鉄分やカルシウムなどのミネラル、葉から植物繊維や抗酸化成分のポリフェノールなどが多く摂取できます。
 カロテノイドはビタミンAの前駆体です。ビタミンAの不足で、今はほとんど見かけませんが、夜盲症(夜見えにくい)になることがあります。現在はニンジンの他にトマト、パプリカ、黄色のサツマイモなどの黄赤色野菜が多いので夜盲症になる人も日本ではいないでしょうが、アフリカでは沢山発病しているそうです。私の友人が黄色いサツマイモをアフリカで栽培普及するのだと言っていました。菊陽町でも栽培されているスイオウというサツマイモ(地上部を食用にする)の葉の成分にエイズウイルスを弱らせる効果があるとの報告が有り、一時期話題になったことがあります。サツマイモの地上部には今コーヒーで宣伝されている脂質代謝を亢進するクロロゲン酸類が多く含まれています。
 クロロゲン酸はスイゼンジナにも多く含まれます。スイゼンジナ一束を水1L位に、酢又はクエン酸を少し加え15分位煮て、半日放置(冬は一晩)して良く絞った絞り汁を1日で飲むと、血圧が正常値に、シミが消えた、血糖値が下がった、皮膚疾患が改善、肝臓の値が改善、コレステロール値が下がった、肩こりが無くなったなど体調が良くなると御船町がパンフレット『話題の健康野菜水前寺菜』を作りました。試してみるのも良いかもしれませんね。


(5)  まだ戻れません 希望と苦悩A

 しばらく前の事ですが、浪江町役場職員と話す機会があり「町はインフラ整備にどのくらいの時間を見積もっているの?」と聞いてみると「正直、国や町が考えた帰還計画の5年では厳しい」との答えでした。予想以上に上下水道の損傷が激しいとのこと。特に下水道は全て使い物にならないほどのレベルだそうです。果たして我々浪江住民は5年以上も帰還を待つことができるのでしょうか。現実は、他市町村に住む所を探し始めている人達もいるようです。県内では、不動産の動きが活発になりつつあります。
 そんな時ある週刊誌に「福島県民分裂、家が建つほど補償金もらって被害者ぶるな!」という見出しがありました。実際は土地を買って家を建てられるほどの補償金は貰えません。しかし一部事実もあります。「県民分裂!」、実際に福島県内でも避難者に心無いことを言ったり、態度をとる人もいます。同じ浜通りでも仮設にいたずらをしたり、車に落書きをされたり、またパートに勤めた人の中には「補償を貰っているのになんで働くの?」なんて嫌味を言われることもあるようです。同じ所に住んでいても心無い人に場所は関係ないみたいです(悲しい)。心無いことを言われる人の多くは、住む家を奪われて、自由に帰ることもできない現実を背負っているのですから。よく考えてみればわかることなのに、ちょっと情けない話でもあります。

双葉郡浪江町 浪江新聞販売センター 代表 林 富士雄


楽しい交流会でした
若草会

 6月23日(日)合志杉並台若草会(関 裕子会長)のふれあい交流会が同区コミュニティセンターで行われ、会員たちが親睦を深めました。
 関会長のあいさつのあと、全員で「茶つみ」「夏は来ぬ」などの唱歌を歌い、体育部長の緒方文明さんの指導で、軽い体操や認知症予防のゲームを行いました。続いて熊本市龍田のボランティアグループ「大道芸 明日香会」のメンバーがちんどん屋さんに扮して賑やかに登場。会場が一気に明るい雰囲気になりました。明日香会メンバーの一人芝居や歌、手話ダンス、南京玉すだれなど楽しい芸や語りに参加者は大きな声で笑ったり、盛んな拍手を送り、楽しい交流会となりました。
 若草会最高齢の白石タネさん(98歳)は「まだ身の周りの事は自分で出来るくらい元気なので、こういう場に出てくるのが楽しみです。今日は本当に楽しませていただきました」と話されました。

 

 


 マルシェにようこそ

 光の森7丁目のパン・製菓材料の店 LaTa(原田 恵店長)の駐車場で第3回光の森こもれびマルシェが6月23日(日)開かれ、手づくりの店がにぎやかに並びました。
 このマルシェ(市場)は、毎月第4日曜日に開催されており、次回は7月28日(日)開催予定です。



アガパンサス ユリ科

 別名は「紫君子蘭」と言い、花言葉は「知的な装い」です。
 撮影場所 あさひヶ丘区 今里さん宅


編集後記

 街角スナップのマルシェには菊陽町の手作りママのサークルHUGHUGさんも参加されていました。出店品は、HUGHUGさんのような手芸品だけでなく、野菜やお肉、丼物やパンなどもありました。 
 LaTaは南阿蘇のパン屋「めるころ」が経営しており、手作りで頑張る方を応援しようとマルシェを始められたそう。若いおしゃれな生産者がたくさん集い、生産者同士も交流して楽しいひとときとなっていました。(T.I)