ワンネス 677号  2013/09/29発行

生ゴミ減量で商店街を活性化
三里木商工繁栄会

 三里木商工繁栄会(樋口 治会長)は、三里木駅前にある三里木公園に「ECOステーション」を設置し、地域住民を巻き込んでゴミ減量に取り組む活動を9月1日(日)から始めました。
 9月7日(土)には働く婦人の家でECOステーション開所式が行われ、この活動の目的やゴミ処理機の説明がありました。三里木商店街には飲食店が多く生ゴミが多く出されており、この処理を行うと共に地域から出る生ゴミ処理も行い、焼却場に送られるゴミを減量することを目的にしています。地域住民の参加で商店街の活性化も図ろうと三里木区から、モニター世帯100戸を募り、月曜から金曜まで専用のバケツを使い生ゴミを持ちこんでもらいます。モニターには、回数に応じてポイントを付与し、三里木商工繁栄会加盟店で使える商品券と交換できる特典もあります。
 ECOステーションには女性職員が常駐し、登録やゴミ処理機の操作を安全に行い、持ち込まれたゴミの量やCO2の削減状況が毎日公表されるようになっており、事業の終了する半年後が楽しみな活動になっています。
 三里木子ども会は「家族が多いので生ゴミが結構多く出ます。ゴミ減量について家庭内でも話し合いたいと思います」と、ECOステーションに期待を寄せていました。

 

 

 半年間の試験的なエコステーションですが、たくさんの方が参加されて成功し、継続できるようになることを願います。(岩田)


生誕100年を
記念するおはなし会

おはなしの森さんさん

 童話作家 新美南吉の生誕100年を祝って、記念のパネル展とおはなし会が菊陽町図書館でおはなしの森さんさん(中村トシエ代表)主催で行われました。
 人のかなしみを生涯うたい続けた新美南吉の足跡をたどるパネルは出身の愛知県半田市にある新美南吉記念館から貸し出され、9月4日(水)から16日(月)まで同館ロビーに展示されました。また、おはなし会は8日(日)同館視聴覚室で、絵本や語り、紙芝居などを子ども向けの内容と、大人に楽しんでもらえる内容の二部構成で行われました。子どもたちは絵本に見入ったり、大人も「ごんぎつね」や「手袋を買いに」などの有名な話の語りや紙芝居に聞き入っていました。
 中村代表は「大人の方にも童話の良さを伝えたいと思い企画したので、たくさんの方に来て頂きよかったです」と話されました。

 

 

 

 おはなし会第2部は大人向けということで、じっくり語りを聞くことができました。一人の作家をとりあげる会もいいですね。(岩田)


いのちのバトンタッチ
人権のまち菊陽フェスタ

 “自分と他人がつながることで互いに支え合う地域づくりをめざす”を大会テーマに、人権のまち菊陽フェスタが9月7日(土)菊陽町図書館ホールで行われました。
 菊陽町東部町民センターを拠点に活動している、ふれあい劇団の創作劇「明日は、我が身」が菊陽弁丸出しで熱演されると会場からは大きな拍手が送られました。続いての講演会は、葬式の現場の体験を「納棺夫日記」として発表し、映画「おくりびと」の原案者の青木新門さんが“いのちのバトンタッチ〜映画「おくりびと」に寄せて〜”と題し、映画「おくりびと」の製作エピソードや自分史などを話されました。
 来場した岸田年弘さんは「青木さんの話は心の中に響いてきて忘れていることを思い出させてくれました。死ということは怖いという印象を持っていましたが、笑顔で死んでいくという話を聞き、父母のことを思い出しました。子や孫たちに良いイメージでバトンタッチしたいです」と話されました。

 

 

 ふれあい劇団の熱演に大きな拍手を送ったり、青木新門さんの講演で映画「おくりびと」の秘話が聞け、勉強になりました。(谷川)


心が豊になるコンサート
下原区おしゃべり会

 下原区おしゃべり会が8月31日(土)同区公民館で心癒すコンサートを行いました。
 コンサートに出演したのは、音楽グループ月の雫(阪本厚子さん、矢野智恵子さん、山田貴世さん)で、「知っている歌があったら是非一緒に歌ってください」と会場の皆さんに声をかけられ、「故郷メドレー」や「アベマリア」などを披露しました。曲の中ほどで井芹順子さん(熊本市)による健康体操もあり「三百六十五歩のマーチ」に合わせ元気にからだを動かしました。最後に「青い山脈」を全員で歌い音楽のひと時を満喫しました。
 来場した遥桜さん(小3)は「おばあちゃんと一緒に来ました。歌もピアノ演奏もかっこ良かったです」と笑顔いっぱい。村松信子さんは「素晴らしい歌声に元気が出ました」と話され、紫垣美奈子さんは「生の歌に触れることで自分の心が豊になり、癒されました。とても良い機会で、楽しみました」と話されました。

 

 

 月の雫の歌にはいつも感動しています。
心癒されるひと時を過ごすことができました。(谷川)


好きが一番  杉本益人さん 80歳

銅賞を受賞した「霧に霞む阿蘇盆地」

  

 第25回熊本県シルバー作品展の写真部門で銅賞を受賞した杉本さんにお話を伺いました。

◆受賞作は阿蘇の風景ですね
 タイトルは「霧に霞む阿蘇盆地」です。早朝、仙水峡にでかけミヤマキリシマを撮ろうと思いましたが、振り返って見た阿蘇盆地に霧がかかり「これは良いな」と思いシャッターを切りました。県内の60歳以上のアマチュアが出品する作品展に出品し、8月20日から25日まで県立美術館分館に飾られました。

◆写真暦は
 好きでわが子を写したりしていましたが、菊陽町で初めて写真講座が開講し、習い始めて20年くらいになります。友人と写真についてディスカッションすることは楽しいです。盆栽、書道などもたしなみましたが、やっぱり好きな写真が一番です。

◆地域でサロンも開かれていますね
 自宅の「ぎゃらりー憩」でサロンを開き、来月100回を迎えます。毎回写真を撮っていますので、記念の写真展をしたいと思います。亡くなられた方もいらっしゃいますが、その方を思い出してくれたらうれしいです。

◆これからは
 きれいな花を撮って、皆さんに見ていただいて「きれいだね」と言ってもらいたいと思います。また、身近な所も撮りたいです。菊陽町にも良い風景があると思いますし、町民に募集したら町の歴史としても残せるんじゃないかと思います。



生活習慣病・健康づくり
ちょっと努力を!!

 ノルディックウォーキング(ポールを使ったウォーキング)は「足腰への負担が少ない」スポーツです。
 脚やひざの悪い方、少しから歩いてみませんか?必見ですョ…。2本のポールで支え、地面を押すことで背筋が伸び姿勢改善や筋力向上につながります。一年中楽しめる、身体の99%の筋肉を使う全身運動です。毎週 月、木曜日に、さんさん公園で午前9時〜10時まで行っています。ポールの無料貸し出しもやってます。
 若い人、高齢者、又男女どなたでも出来る効果の高いフィットネススポ−ツです。
一度体験してみませんか?

連絡先 スポーツクラブきくよう 中央公民館内 
     п@233−1520 
担 当 村上 緑(インストラクター)

 

 

 


オシャレな石鹸が出来ました

 9月10日(火)菊陽町東部町民センター主催で、「石鹸デコパージュ」作りが同センターコミュニティーホールで行われ、9名の参加者がありました。
 石鹸デコパージュとは、石鹸の表面にカラフルな紙ナプキンなどを専用の液体糊で貼り付け、ラメなどで美しく装飾を施したもの。最後にニスでコーティングするのでそのまま石鹸として使用しても、最後まで表面のデコレーションは残ります。
 ほとんどの参加者が初体験で、「センセー、これで良かろうか?」「ちょっと端っこがはげたんですけど…」と講師の内田早苗さんにアドバイスをもらいながら、思い思いにデザインや装飾を施しました。
 光の森から参加した村上智恵美さんは「初めてでしたが楽しかったです。でも、色使いやデザインにセンスが問われますよね〜」と笑顔で話されました。



ヒガンバナ ヒガンバナ科

 

 9月中旬から田んぼの畦などで見かけますが、実は全草有毒な植物。そのため畦に穴を開けるモグラ対策として人為的に植えられています。
 花言葉は「思うはあなた一人」「情熱」「悲しい思い出」など。