ワンネス 696号  2014/02/09発行

住民の暮らしを守る
菊陽町消防出初式

 1月19日(日)菊陽町杉並木公園「ふれあい広場」で平成26年菊陽町消防出初式が行われました。
 午前9時に開式。人員報告、殉職消防団員への黙祷に続き、大野慶一郎団長が「住民の皆さんが安心して暮らしていけるように努力していきましょう」と訓示しました。  
 団員の規律服装の部の競技、団員460名による分列行進のあとに菊陽町幼年消防クラブ(もみじ、なかよし、白菊、白鈴の4園)が元気に分列行進を行い、大きな声で「消防の誓い」を発表しました。行進終了後、白菊園の山辺喜美子園長が「みなさん、どうでしたか?」と問いかけると園児たちから「たのしかった!」「ちょっと寒かった」と声があがりました。
 規律服装の部は第3分団、機械器具の部は第5分団が優勝。標的落としの部では、第4分団第2班の鉄砲小路班が、見事2連覇を達成しました。

 

 


昔の遊びは楽しいよ!
菊陽中部小昔遊び大会

 昔の遊びを体験しようと菊陽中部小学校(岩根 浩校長)で第4回昔遊び大会が同校PTA(安藤典子会長)主催で開かれ、たくさんの親子が参加して楽しいひとときを過ごしました。
 最初に達人芸としてちょんかけゴマと南京玉すだれの披露があり、子ども達も体験。そのあと、同校区内の老人会メンバー19名も参加して昔遊びタイムとなり、屋外では、たかんぽ、こま回し、竹とんぼがあり老人会のおじいちゃんたちに教えてもらいながら保護者も子どもたちと一緒に挑戦していました。体育館内では、お手玉やけん玉、ぶんぶんごまなどがありました。また工夫して作った紙飛行機飛ばし大会もあり、飛行機が遠くまで飛ぶと歓声が上がっていました。
 コマ回しを練習していた山本一輝くん(3年)は「ヒモを強く巻くことや、投げ方持ち方も教えてもらって上手に回せるようになったよ」と笑顔でした。

 

 


伝統行事を受け継ぐ
津留区

 津留区(阪本茂春区長)では、昔ながらの伝統行事、十五夜の綱引きと、もぐら打ちが1月13日(月)に行われました。
 午前9時、地域の方々が集まり、五穀豊穣・無病息災を願って区のグラウンドで綱を練り、2時間ほどで長さ17mの綱が練りあがりました。できあがった綱を天満宮に奉納し、お神酒をあげました。このあと地蔵堂前で、お父さん対子ども、お母さん対子ども、消防団対子ども、男性対女性などに分かれ、何度も綱を引きました。また、午後5時からはもぐら打ちもあり、子どもたちは各家庭を回り元気に地面を叩いていました。
 阪本遥人くん(菊陽中1年)は「朝早くみんなで集まり綱練りを頑張り、綱引きは大人に負けないように一生懸命引きました。もぐら打ちは寒かったけど力いっぱい地面を叩きました。お土産も貰えてうれしいです」と話してくれ、阪本区長は「子どもは少ないですが地区で協力して、昔ながらの伝統行事を守っていきたいです」と話されました。

 

 

  写真提供 津留区


子どもが楽しい伝統行事
大堀木区

 1月13日(月)大堀木区(矢野亮一区長)で地区に伝わる綱引きともぐら打ちが行われ、小学生が楽しい一日を過ごしました。
 朝9時から同区グラウンドで綱引き用の大綱を練り、子どもたちは出来上がった綱を地区内の菅原神社に運び、本殿前で神妙な顔でお神酒を供え、無事奉納を済ませました。昼12時から綱引きが始まり、男子対女子や子ども対大人など何度も綱を引いていました。
 お母さんたち手作りの昼食後に、以前は夜に行っていたもぐら打ちを行いました。地区の長老たちが作った藁の棒を持った子どもたちが「十三日のもぐら打ちは田畑行け!」と各家の地面を打ち、田畑から屋敷内にもぐらが入らないようにと願いました。
 愛甲貞宏子ども会長は「やり方を工夫しながら伝統を残したいと思います」と話し、宮本陽花さん(菊陽中部小5年)は「綱練りは疲れますが毎年参加しています」と元気にもぐら打ちに回っていました。

 

 

写真提供 矢野孝昭さん


  (85)  ひばりヶ丘区  矢原正治

ヒマワリ キク科

 冬にヒマワリが咲いています。場所は味噌天神近くの「熊本大学薬学部の薬用植物園」の中です。「冬のヒマワリ」も可憐です。向日葵(ヒマワリ)は、アンデスの「太陽の神」と結び付く花で、南米ペルーの国花にもなっています。
 薬用植物、食用植物として用いられ、主に食用の「ヒマワリ油」の原料としてロシア南部、ウクライナ、アルゼンチン、フランスなどで栽培されています。また、中国等ではヒマワリの種子をお菓子として食べる習慣が有ります。薬用としてはほとんどの部位を薬用とし、

◆花
  目をよく見えるようにする、目のくらみ、顔の腫れ、健胃に。
◆果穀
耳鳴りなど。
◆花托(種子が付いていた花床)
 頭痛、目のくらみ、止痛など。
◆茎髄
 尿路結石、小便不利など。
◆根
 止痛、打撲など。
◆種子
  膿みを除く。出血性の下痢を治す。
◆葉
  苦味健胃などに用いる。

  と、中国の本等に書いてあります。また、日本の民間薬として、種子を出血性の下痢に、1日量15g位に水400ccを加えて煎じ、約半量まで煮つめた煎液を3回に分けて服用。 また、熟した種子の花托を、刻んで日干し、高血圧、めまいなどに1日量60g位を煎じて3回に分け服用などがあります。
 色んな植物、動物、鉱物、菌類の部位が薬用として用いられます。本に薬用として用いる植物、その部位、一日の利用量等が書かれています。守って利用して下さい。効くからと言って飲み過ぎは、肝臓を痛める元です。薬・健康食品は、良くなってきたら量を減し、最後は飲まないようにして下さい。

 今年に入り「嘔吐下痢症」が全国で流行しています。もし、嘔吐、下痢をしたときは、漢方薬の「五苓散(ごれいさん)」をお勧めします。抗菌性はほとんど無いようですが、嘔吐・下痢を緩和してくれ、乳児〜高齢者まで利用できます。我が家の子ども達、孫も嘔吐下痢のときは「五苓散」で軽減してひどい目にほとんど合わなくてすんでいます。予防には使えませんので、症状が出たら飲んで下さい。ただし症状は無くなったら「飲むのを止め」て下さい。
 人は本来、体内に不要なものを外に出そうとします。その超特急の状態が「嘔吐、下痢」です。ですから、無理やり止めますと、不要のものが体内に残り、それで中毒を起こすことが有ります。五苓散は体内の水をコントロールする目的で処方される漢方薬です。水が不足している所に足す、多い所から少ない所に移動させ、余ればオシッコに出すわけです。身体・心(心身)は不思議ですね。心身をご自愛下さい。


  (12)  釜Q江新聞販売センター 代表 林 富士雄

私のふるさと浪江町

 東日本大震災から丸3年が経とうとしています。浪江町の被災者と話す機会が度々あるが、「将来、浪江に戻って生活したい」という話をする人が最近めっきり少なくなったと感じます。それぞれの避難先に落ち着く人が多く、「最近土地を買った。中古物件を買った」という話を聞くことが本当に多くなったと感じます。戻れないことを悲観するより前を向いて新たな道を歩いていこうという強い気持ちを感じ取れる反面、「やっぱり浪江には戻らないんだ」という寂しさの入り混じった複雑な気持ちになります。また3年の日々は、ストレスで病いになったり、先が見えず自立できずにいる人、また病気や事故でふるさとに帰れないまま亡くなる浪江の人を作り出しました。
 そんな中、今年は少し明るい話題がありました。2013年11月9日、10日の両日、愛知県豊川市で開催された「第8回B−1グランプリin豊川 大会」にて「浪江焼麺太国」がゴールドグランプリを獲得しました。これは浪江の人に勇気や感動を与えたかも知れません。そして人が住んでいない町「浪江」という名前は全国に知れ渡るようになりました(多分)。
 5年後、10年後、町はどうなっているのか?私の新聞販売店はどうなっているのかわかりません。そして復興や原発事故などはどこに向かっていくのか?人が住んでいなくても住めなくても浪江町はまちがいなく私が生まれ育ったところであり、大事な故郷です。そしてこれから自分は、前を向いて進んでいこうと思います。


勉強になりました

 菊陽町高齢者大学(今村哲郎学級長)と菊陽町地域婦人会(岩根祐美子会長)の金融講話と人形劇鑑賞が1月22日(水)菊陽町図書館ホールで行われました。
 開会行事のあと、財務省 九州財務局財務広報相談室の永野雄亮さんが九州財務局についてのお話や、多重債務相談員の江藤輝子さんによる、金融トラブル(多重債務・投資詐欺等)防止についての講話があり「多重債務に陥らないために早めに相談してください」と話されました。このあと人形劇「ぶっくる」による人形劇「はなさかじい」が上演されるときには、優貴保育園の園児も招待され、園児たちは「おもしろかった」と楽しい時間を一緒に過ごしました。福本キミ子さん(あさひヶ丘区)は「今日の講話は、知らないことが良く分かりました。勉強になりました。人形劇は初めて観ました。童心に返り楽しみました」と話されました。


  緊急通報!盗難被害に注意!

 大津警察署管内では本年に入り、自転車やオートバイなどの盗難が多発傾向にあります。被害の7割以上が無施錠で、無施錠の被害のうち、8割以上が中高生となっています。

《防犯対策》
●二重ロックをしましょう。
●少しの間でも自転車から離れる時は、鍵をかけましょう。
●防犯登録を確実に行いましょう。