ワンネス 699号  2014/03/02発行

活気ある公民館大会
菊陽町公民館大会

 平成25年度菊陽町公民館大会が2月16日(日)菊陽町図書館ホールで行われました。
 オープニングセレモニーでは、蓑田由美子さんと林田沼山さんによる琴と尺八の演奏で「春の海」などが披露されたあと開会行事が行われました。
 地域公民館活動講演会では、菊陽町南部町民センター運営委員会委員長で町文化財ボランティアガイドの会会長の矢野誠也さんが「南部町民センターを拠点とした地域公民館活動について」と題し話されました。
 講座生発表では、日本で一番古い健康体操の自彊術やさわやかスポーツなどが日頃の学習の成果を発表。ギター愛好会の発表では「旅姿三人男」の演奏に後藤三雄町長が一緒に歌うサプライズもあり会場を沸かせました。また、ホワイエでは洋裁教室、アートクラフト、プランター園芸教室など15講座の作品が展示され、来場者は感心して眺めていました。
 今年度よりスタートした自彊術(じきょうじゅつ)の講師 酒井芳子先生は「自分の体を自分で治していく体操で、予防の体操でもあります。簡単にできますので是非見学にお越し下さい」と話されました。
 最後に、特別賞として各講座の講師や茄子の会の作品、他にもお米や野菜の詰め合わせなどの当たるお楽しみ抽選会もあり、盛り上がりました。

 

 


圧巻!中国獅子舞
菊陽町歩こう会

 菊陽町歩こう会(久保田昌生会長)は、2月9日(日)10日(月)に長崎ランタンフェスティバルと九十九島遊覧・新西海橋・稲佐山1000万ドルの夜景1泊2日の旅です。
 人、人、人、全国から訪れた長崎ランタンフェスティバル見物客にビックリ。期待した龍踊りもスクリーンで、中国獅子舞も背伸びしたり頭と頭の間から見るほどたくさんの人でした。極彩色の衣装と中国独特の打楽器、躍動感あふれるリズムとアクロバティックな踊りに酔いしれました。長崎新地中華街の人たちが、町の振興のために、中国の旧正月(春節)を祝う行事のランタン祭を支えていく努力に感動です。
 新西海橋から眺めた渦潮、表情豊かな南九十九島の美しい島々、そして1000万ドルの夜景を楽しみながらの「卓袱(しっぽく)料理」、また、諫早湾干拓堤防道路からの展望等見どころ満載。特に、ランタン祭見学では人ごみの中を歩くことに笑顔と励ましあいながら見物する仲間に心打たれました。

 

 

 写真・文提供 久保田会長


マルシェへようこそ
光の森マルシェ

 JA菊池青壮年部(福島泰伯代表)主催の光の森マルシェが2月15日(土)ひかりのもり公園で開かれ、季節の野菜などが産直価格で販売されました。
 毎月第3土曜日にひかりのもり公園で開かれているこのマルシェは、JA青壮年部メンバーがこだわりの人参やジャガイモを詰め放題で提供したり、めったに手に入らない部位の牛肉がお試し価格で食べることができたりとお得感満載のイベント。昨年11月から農家以外の出店者も参加するようになり、今回はパンと無添加せっけんが登場し人気を呼んでいました。また、今回は菊池の餅米を使って威勢よく餅がつかれ、次回からもいろんなイベントが予定されています。
 出店者の住田さんは「このマルシェにはいい品質のものがそろっているので、たくさんの方に来ていただきたいです」と笑顔で販売していました。
次回は3月15日(土)開催予定です。

  

 


  (92)  三里木区  たわらや酒店  宇野功一

桃の節句のお酒について

◆甘みを求めた話
 学生時代の数年間、東京で過ごしました。関東平野のど真ん中が東京です。今日の東京の礎を築いたのはなんといっても徳川家康でしょう。
 家康が江戸城を普請する前の関東は、北条早雲が伊豆国を治め、続いて関八州を治めるようになります。戦国大名の黎明期の出来ごとです。北条早雲は、関八州の平野に城を築くのではなく、小田原に駿府城を築きます。例えるなら、お寺の広い畳敷きの部屋の真ん中で眠るのではなく、壁際の角に眠る、そんな心境でしょうか。
 東京というところは、平野といいながら、多少の起伏が連続する地形です。地名を見ると、○○谷という地名が実に多いのです。例えば、千駄ヶ谷、阿佐ヶ谷、市ヶ谷、四ツ谷などなど。谷の地形でありますので、その地形を利用して、麹屋が軒を連ねるようになりました。
 今でこそ、砂糖を容易に海外から輸入できる日本ですが、砂糖は江戸時代、琉球から輸入されるたいへん高価なものでしたし、販売しているところが薬屋でした。甘いものに飢えていたというのが、日本人でした。普段の生活で甘味料として、庶民が用いたのが、米麹を使った食品でした。ですから、麹屋はそれぞれの地域に存在しましたし、昭和の頃まで存在しました。
 江戸城の外濠、北岸は江戸湾から隅田川、日本橋川と入って、石垣の石材などを陸揚げする鎌倉河岸では竜閑橋と神田橋の間に鎌倉町があります。現在の住所でいうと内神田二丁目あたり。この辺りは神田の麹屋が造ったあま酒や白酒屋がたいへん多かったのです。こと、桃の節句ともなれば、白酒は飛ぶように売れたそうです。

◆桃の節句の白い美酒
 さて、3月3日は桃の節句です。女の子のいるご家庭では白いお酒を飲む風習があります。白いお酒としては「白酒」「にごり酒」「あま酒」があります。
 それぞれ製法が違います。あま酒は米麹を使用してもろみを糖化させますが、酵母によるアルコール発酵はしていません。よって、ノンアルコール飲料です。お子様に飲ませてもよい酒です。余談ながら、塩を入れると塩麹になります。
 にごり酒は、日本酒のもろみを軽く漉したものです。上澄みはまさに日本酒です。
 江戸時代、人気だった酒が白酒でした。米麹と蒸したもち米に水の代わりに甘味のある味りんを使って仕込んだお酒が白酒です。できたもろみを石臼で轢き、舌触りを滑らかにしました。桃の節句に、古人がめでた白い美酒を飲んでみてはいかがでしょうか。甘味が強いのが苦手の方は、これらの酒に牛乳や炭酸水で半々に割って飲むのもいいでしょう。


  家庭的保育でのびのびと


窪田絹代さん  薗村徳子さん

 青葉台区で自宅を利用して菊陽町家庭的保育室あんよ(ANYO)を開設した窪田絹代さんにお話を伺いました。

◆家庭的保育室とは?
 待機児童の解消を目的に、菊陽町から認められた家庭的保育者が3歳までの子どもを5人以下預かり、保育する施設です。菊陽町では2ヵ所目の開設で、自宅を子どもたちが安全に過ごせるようリフォームしました。
◆保育園にお勤めされていたんですね
 大津町の保育園に務めていましたが、乳幼児期が大切と感じ同僚の中村徳子先生と研修を受け昨年12月に開設しました。誰でも大きな社会に出ていきますが、まずは小さな世界を体験してほしいと思います。
◆少人数でゆったりとしていますね
 今、0歳から2歳までの5名をお預かりしていますが、おやつ、遊び、食事、お昼寝など1日の流れが 出来てきました。みんなとっても元気で、私の手作りのご飯もよく食べてくれます!2名の保育士と数名のサブスタッフで運営しています。
◆乳幼児を持つ保護者の皆さんへ一言
 出会いを大切に信頼関係を築き、喜んでもらえるような保育を目指しています。どんなところかと、興味をお持ちの方は見学にいらしてください。現在、当施設の定員はいっぱいですが、入室を希望される方は役場福祉課にお問合せください。

 

  Valentine's Live

 バレンタインデーの2月14日(金)熊本市武蔵ヶ丘のコミュニティカフェ634でバレンタインライブが行われ、音楽のひと時を楽しみました。
 演奏したのは菊陽町や熊本市などで活動するアマチュアバンド3グループ。オカリナ演奏の丘リーナは「春よ、来い」などの曲でオカリナの音色で会場内を癒し、マグネティックビートはバレンタインデーにちなみ「恋のバカンス」など、恋の曲を演奏。「恋するフォーチュンクッキー」では、みんなで歌って踊り、盛り上がりました。また、Bonanza Westは「スタンド・バイ・ミー」などカントリーミュージックを披露すると客席から手拍子が起こり、会場が一つになりました。
 ライブを主催した本田誠哉さん(三里木区)は「バレンタインライブは今回で3回目になります。音楽を楽しむのは勿論ですが、東日本大震災で被災された方々を応援するライブでもあり、会場内で募金活動を行い14,173円集まりました。熊本被災者支援プロジェクトへお届けします。皆様のご協力ありがとうございました」と話されました。