ワンネス 717号  2014/07/13発行

官兵衛ゆかりの城下町へ
下原東陽会

 6月26日(木)下原東陽会(前田義範会長)20名は、NHK大河ドラマ「軍師官兵衛」で話題の大分県中津市へ出掛けました。
 黒田官兵衛が初めて築いた中津城は地形を巧みに利用し、堀に海水を引いた日本三大水城に数えられます。石垣の特徴は、穴太積みの技法が用いられ、熊本城の美しいカーブを描く「武者返し」とは一味違った趣がありました。
 また、城下には学問のすすめ「天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず」の福沢諭吉旧宅、記念館等があり、地元のガイドさんの詳細な説明に感動しました。
 それから宇佐八幡宮(全国四万四千社といわれる八幡宮の総本宮)に参拝し、思い思いの願いを一之殿、二之殿、三之殿に向かってお祈りをしました。
文提供 前田会長 写真提供 本田タツ子さん

 

 


健康診断を受けよう
あさひヶ丘区杉陽会

 あさひヶ丘区(板垣勝幸区長)杉陽会(伊佐坂昌義会長)のレクリエーションが6月18日(水)菊陽町総合ターミナルさんふれあで行われました。
 この日はグラウンドゴルフ大会の予定でしたが雨の為、急きょ菊陽町保健衛生課から講師を招き健康講座となりました。保健師の太田隈宏美さんの「病気を早期発見でき、健康管理につながる春と秋の健康診断を受けましょう」との話に続き、管理栄養士の井手百合子さんが血糖値や血圧、LDLコレステロール値が高い方が注意する食事について詳しく話されました。参加者はうなずいたり、自分の場合に当てはめて聞いたりしていました。
 その後、さんふれあの手作り弁当に舌鼓を打ちながら楽しく歓談していました。
 参加された宮崎ルイ子さんと江藤喜美子さんは「食事について言われたことは気になりますが、なかなか実行できませんね」と苦笑していました。

 

 


おねがい かなうかな?
合志杉並台

 6月28日(土)合志杉並台自治会(内川祐輔自治会長)主催の七夕飾り作りが、同コミュニティセンターで行われました。
 内川会長が「若草会と子ども会が年一回出会える大事な会です。子どもたちがスクスク育つよう、お年寄りが長生きできるよう、しっかりお願いしましょう」とあいさつし、「夏祭りにくまモンが来ますように」「アンパンマンに会えますように」「まいにち はれますように」など思い思いの願いごとが書かれた短冊や、カラフルな折り紙で2本の大きな笹竹をきれいに飾り付けました。その後「たなばたのおはなし」の紙芝居を鑑賞し、ジュースやお菓子をいただいて、お年寄りも子どもも一緒に楽しいひと時を過ごしました。
 心美ちゃん(小2)は「『いつかアイカツのスマホ型ケータイがほしいです』ってお願いしました」と話してくれました。

 

 


  (89)  ひばりヶ丘区  矢原正治

イチジク クワ科

熊本城「昭君の間」天井画   

 和名の由来は、一熟(いちじゅく)で、一ヵ月で熟す、毎日一個熟す、いち早く熟すから、などと言われています。別名で「唐柿」「なんばんがき」とも言われ、漢字では「無花果」と書きます。既に熟していますが、季題は秋になっています。
 栽培果樹としては世界で最も古いと言われ、紀元前2000年頃から地中海沿岸で栽培されたとされ、我が国には江戸時代に長崎に渡来しました。日本では昔、屋敷内に無花果を植えると病人が出る、無花果と書くので子供が出来ず子孫が絶える、との迷信で嫌われてきました。聖書にはイチジクが頻繁に出てきます。アダムとイブが食べた禁断の木の実はイチジクです。また二人が裸でいることに気づきイチジクの葉をつけたとも言われています。また古代エジプトではイチジクは多産の木として神に捧げられたようです。イチジクは果実を割ると中に沢山の花がありますが、種子は出来ないようなので、挿し木で増やします。
 果実は生食、ドライフルーツ、シロップ漬け、ジャムなどにして食べます。特殊な利用法として、コーヒー、酒の原料、日本では漬物、酢味噌和えにして食べることもあります。
 乾燥した葉を袋につめ、浴湯料として神経痛、痔などに、乾燥した果実は便秘解消に、乳汁はイボ取りに効果があると言われています。ですから生の果実を沢山食べるとお腹を壊しますので注意して下さい。また、生の果実にはタンパク分解酵素が含まれます。皮膚の弱い人が食べると、唇・咽が「イガイガ」することがあります。他に「タンパク分解酵素」の入っているものは、メロン、パインアップル、ヤマノイモ、キウイフルーツ、サルナシなどがあります。皮膚の弱い人は気を付けましょう。タンパク質ですので、熱をかければ大丈夫です。
 先日、木の剪定をしていたら、イラガか、チャドクガの幼虫の被害にあいました。激痛が走りましたが、近くにあった「ヤブガラシ」を揉んで、ヌルヌルする汁を塗りつけましたら、1分位で痛み・カユミは消えました。私のカユミ止めの特効薬です。ヤブガラシは50%位の人しか効果はありません。他にアサガオの葉、ドクダミ、スベリヒユ、アロエなど色々あります。カユミ止めに良い草を見つけておくと、野外で便利です。
 蒸し暑くなってきました。胃腸の調子を落とさないように、心身をご自愛下さい。


農業の未来を担う

 6月27日(金)中村誠喜さん(境の松区)主催の若手農業者向けの勉強会が、同区公民館で行われました。
 元・中村農園研修生の厨子圭介さんが講師となって毎月一回、第4金曜日に農業未経験の新規就農者や、経験の浅い若手にも分かりやすく、実践しやすい勉強会を行っています。
 当日の講義内容は「土壌分析の実践と施肥設計」。各々が自分の圃場の土を持ち寄り、簡易分析器にかけたデータを元に、必要な肥料分をパソコンのソフトを使って過不足無いよう割り出すというもの。一見、難しそうに思えますが、慣れれば自分の圃場の様子が具体的に理解出来て、肥料代の節約、すなわち「エコ」にも繋がります。
 「若いモンが頑張って、菊陽の農業がますます栄えていったらそれが一番良か!」と中村さんは話されました。

 

 


でっかいキュウリ

 宮ノ上区の村田准一さん宅の庭に長さ60cm、胴回り21cmのでっかいキュウリが実りました。
 4月にホームセンターで苗を購入して大切に育てていたら立派に育ちました。村田さんは「これからどれくらい大きくなるか、大事に育てたい」と話されました。


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東京に福島出身者の相談窓口

 浜通り日記に何度か寄稿している進学塾 塾長の番場さち子さんが、東京に住む福島県出身者の相談窓口として、ボランティアの会の東京支部を開設しました。
 最初は福島で避難の判断に悩む親の相談にのったり、放射能の影響や疑問に答えたりして地元で周りの人たちの力になっていましたが、三年の日々が過ぎ彼女のもとには首都圏に進学した学生や親御さんから相談を受ける機会が多くなりました。悩みの多くは、今で言う『風評被害』です。学生は「福島県出身と明らかにした途端まわりからなんともいえない空気に変わり、気まずい思いになり、こんな思いをするなら福島と名乗らなければよかった」といった悩みを抱え、引きこもってしまうケースもあるようです。また転勤で他県へ移ったものの、事故当時福島県にいたことを周囲に言えずに悩む人もいるといいます。こうした悩みに対応するために首都圏にいる塾の教え子らが中心になって東京支部を開設しました。今後は月に一回程度の割合でこの活動に賛同する福島県出身者、研究者、学生などが集い、今後の活動を話し合い福島県への正しい理解を広げていくイベント等を実施していく予定です。「東京に出て今まで意識していなかった壁に衝撃を受ける若者もいる。そんな人たちのために前に進む力になりたい」と番場塾長は話していました。(福島民報より一部抜粋)

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