ワンネス 761号  2015/005/31発行

輝く歌声
コールフレンズ

 菊陽町三里木町民センターで活動する合唱サークル「コールフレンズ」が20周年を迎え、記念コンサートを5月10日(日)熊本市男女共同参画センター「はあもにい」コンサートホールで行いました。
 「コールフレンズ」と同じく塚本先生に師事する「コールあさがお」と一緒に「美しく青きドナウ」を歌い開会。20周年を祝う友人や家族から大きな拍手が送られました。「水」「花」などテーマを設けた4部構成で、クラシックからJポップ、映画音楽まで幅広いレパートリーを、輝く歌声で披露し会場を魅了しました。
 同サークル開設当初から参加する白石さんの親類の後藤さんは「素晴らしい歌声が聴けて良かったです。知っている歌もあり、楽しかったです」とコンサートを楽しんでいました。

 

 


緑のカーテン作ろう!
緑のカーテン講座

 緑のカーテンで日差しをさえぎって電気代を節約し、美味しいゴーヤも楽しもうと、今年も菊陽町中央公民館など菊陽町内6施設で、緑のカーテン講座が開かれました。
 5月9日(土)は、午前中に菊陽町三里木町民センター、午後に菊陽町西部町民センターで講座が開かれ、多数の町民が栽培のコツなどを聞きました。指導とゴーヤ苗の提供をした「グリーン(ゴーヤ)カーテン菊陽」の皆さんは今年も約3000株を育て、町内の各施設や熊本県庁にも配布。講師の紫藤さんは、ゴーヤカーテン使用で減った自宅の電気代の推移を表にして示し「節電で二酸化炭素を減らそう」と訴えました。
 若杉さんは「ここ3年ゴーヤカーテンを作っています。景観も良く、何よりゴーヤが大好きなので楽しみです」と笑顔で苗と肥料を受け取っていました。

 

 


おかげさまで2周年
認知症カフェみちくさ

 認知症の患者やその家族が楽しく過ごせる場として三里木駅そばに誕生した「認知症カフェみちくさ」の2周年イベントが、5月15日(金)に行われました。
 日頃の感謝の気持ちを込めたランチタイムには、利用者や地域の方など40人が参加。交流しながらカレーやたこ焼きをおいしくいただきました。このあと、菊陽町地域包括支援センターより「社会福祉士のしごと」と題した講話や井口愛好会による踊り「同期の桜」が披露され、会場からは大きな拍手が送られていました。また、和菓子職人でミュージシャンの「なお兄」によるギターの弾き語りがあり、美空ひばりの「お祭りマンボ」が歌われると、一緒に歌ったり、手拍子をしたりと大賑わいでした。
 代表でケアマネージャーの矢野さんは「2年間続けてこられたのも利用者のみなさん、ボランティアの方々のおかげです。これからも長く続けていきたいです」と話していました。

 

 


あなたはバラより美しい!
菊陽町歩こう会

 菊陽町歩こう会は5月14日(木)海の幸やフルーツ農産物が豊富な「水俣エコパークバラ園鑑賞と水俣病資料館・水俣グルメ日帰りの旅」を楽しみました。
 「水俣ローズフェスタ春2015」の会場は、九州でも有数なバラ園です。300mのバラの壁やつるバラのトンネルなど、350種の豪華なバラを鑑賞しました。平山さんは「自宅ではミニバラを楽しんでいます。これからは本格的なバラに挑戦したいですね」と笑顔。また、水俣病資料館では水俣病の歴史と現在を学び、環境の大切さを痛感しました。待望のランチは、豊富な海の幸を使った名物わっぱめし、貝汁御膳のおいしさに大喜びでした。最後は福田農場で、地元の食材を使ったジャムやこだわりのパンなどを購入し、帰路に着きました。
写真・文提供 久保田会長

 

 


  (21)  緑ヶ丘区  弁護士 衛藤二男

いろいろな相続の仕方A

 前回に続いて、相続の仕方のうち限定承認と相続放棄についてのお話です。
 相続というのは、相続人が被相続人の死亡時(相続開始時)に被相続人の財産に属した一切の権利義務を引き継ぐことで、その引き継ぐ一切の権利義務のことを相続財産といいます。相続人は、相続財産の中からプラス財産だけを相続し、マイナス財産(被相続人の負債)を相続しないということはできません。

●限定承認とは?
 相続人は、相続財産の調査(民法915条2項)の結果、相続財産の負債の方が多い場合は相続の放棄をすることによって、被相続人の負債から解放されることになります。しかし、調査してもプラス財産とマイナス財産のどちらが多いかがはっきり分からない場合もあります。このような場合に取られる方法が、相続の限定承認という制度です。すなわち、限定承認は、相続人が相続によって得た財産の限度内で被相続人の負債(債務)を弁済することを条件として相続することを承認することです(民法922条)。
 具体的にいうと、相続人は、被相続人が多額の借金を残していたとしてもその借金を相続人固有の財産で弁済する義務はなく、相続した被相続人のプラス財産があればその財産の限度で弁済すれば足りるということですから、相続人自身に不利益とはなりませんし、仮に相続債務の弁済後に財産が残っていれば相続することもできるのです。

●限定承認の手続は?
 限定承認手続は、自己のために相続の開始があったこと(被相続人の死亡の事実)を知ったときから原則として「3ヵ月以内」に、「被相続人の最後の住所地を管轄する家庭裁判所」に対し、相続財産目録を作成し(民法924条)、相続関係者の戸籍謄本(戸籍事項全部証明書)等の書類を添えて提出し、限定承認の申述をします。申述は、「限定承認の申述書」という書面が家庭裁判所にありますので、これに必要事項を記入して行います。
 「3ヵ月以内」の期間は、相続財産の調査に通常必要と考えられる期間ですが、調査に時間を要することが必要な場合には、家庭裁判所へ期間を伸張することを申請することもできます。この期間(3ヵ月または伸張された期間)を徒過すると、限定承認はできず、単純承認したものとされます(民法921条2号)。
 また、限定承認手続をする前に相続財産を一部でも処分(たとえば売却、贈与、賃貸、消費等)すると、単純承認したものとみなされます(民法921条1号、3号)ので注意が必要です。この場合、そのような行為をした限定承認者は、相続債権者(被相続人の債権者)から、相続財産で弁済を受けることができなかった債権額について、自己の相続分に応じて権利行使を受ける(弁済義務を負う)ことになります(民法937条)。
次号に続く。



プロのメイク術を学びました

 5月15日(金)ギャラリー「クロストークL&E」の5の日のティータイムお楽しみタイムで「癒されメイク・生き活き、5歳は若く見えるメイクアップ講座」が行われました。
 講師は植木町の西山さん。「目もと、口もとを丁寧にメイクすると、きれいにできます。首もメイクしましょう」などプロのメイクアップ術を伝授すると、参加者は真剣な表情で聞いていました。

 

5の日のティータイム
日時 毎月5日、15日、25日
午前10時から午後5時 利用料200円

 

 


キャロッピアで作品展示

 

 茄子の会の作品展示が5月1日(金)〜14日(木)に菊陽町光の森町民センターキャロッピアで開催。
 会場には、切り絵や押し花、葉画、写真などが展示され、来場者の目を楽しませていました。


  (32)  潟Gフ・アンド・ピーグリーンセンター (新山区)

夏野菜の品種と育て方

  今回は「子どもの好きなやさいNo.1」!ナス科トマトの説明をします。

●トマト   「桃太郎」シリーズ
 代表的な大型のトマト。種類も豊富です。元肥に窒素分が多すぎると初期生育が旺盛になって花の落下を誘うことになるので窒素分は控えめにし、追肥で調整するようにします。実がなり出してから水分を含み過ぎると酸味が増し、果肉の割れや病害虫の原因になるので水分は控えめに。雨除け対策をするとよいでしょう。

●ミニトマト   「アイコ」「ネネ」など
 丸型の一口サイズのトマト。プランターでも栽培しやすい品種が多いです。「アイコ」は細長タイプで酸味が少なく、「ネネ」は丸型で、強勢。どちらも自家受粉しやすいので、よく実がなります。

●中玉トマト   「フルーツルビー」「フルティカ」など
 最近、市場に多く出回り始めました。「フルーツルビー」は大きめでうま味重視。「フルティカ」は高糖度がウリの品種です。ミニトマトに比べると自家受粉しにくいので、花が咲いても結実しない時は、花を揺らしたり、筆でなでたりして受粉させましょう。


編集後記

 紫外線の強い季節ですね。私も取材中に焼けてしまいました。日焼け止め、帽子、日傘など紫外線対策を万全にして出掛けましょう。(N.T)