ワンネス 771号  2015/08/09発行

楽しかった初の夏祭り!
三里木保育園

 7月19日(日)、平成25年4月に開園した三里木保育園の初めての夏祭り「さんりぎっこ夏祭り」が行われ、園児・保護者・職員が、楽しいひと時を過ごしました。
 歌野保護者会会長のあいさつに続き、「サンバおてもやん」の音楽とともに、年長さんがお神輿を担いで入場。うめ組・年少さんの竹太鼓の演奏や、「ちびまる子音頭」に合わせて全園児が、かわいらしく踊る盆踊りを、保護者たちは眼を細めて見つめていました。
 飲食タイムのあとは、菊陽学園の和太鼓の演奏、職員の踊りが披露され、園児たちからは「せんせい、がんばってー!」と応援の声もあがりました。プログラム最後の保護者有志による「ニンニンジャー」では、園児たちが一気に盛り上がり、音楽に合わせて一緒に歌ったり踊ったり。
 参加者全員の笑顔あふれる、大盛況の夏祭りでした。

 

 


見て、作って、遊んで!
人形劇ワークショップ

 菊陽町図書館主催の人形劇ワークショップが、7月24日(金)同図書館視聴覚室で開かれ、13組の親子が人形劇を楽しみました。
 最初に、講師の同図書館ボランティアの人形劇ぶっくるが、題材となる「かわいいかくれんぼ」を披露。紙人形に棒をつけたペープサートという手法の人形劇は、小さい子どもたちにも分かりやすく、早速、劇に登場するヒヨコやスズメに色を塗り始めました。人形ができたところで4つの班ごとに、歌に合わせて、子どもたちが上演。ママたちは写真や動画を撮って、一緒に楽しんでいました。
 スズメを演じたちはやくん(6歳)は「スズメを右や左にふって、うごきました。つくるのも、うごかすのもたのしかったよ」と笑顔でした。

 

 


名刀「同田貫」の魅力を語る
菊陽町図書館

 熊本を代表する刀剣「同田貫」について学ぶ講座が、7月20日(月)菊陽町図書館で開かれました。
 「同田貫」は、刀剣を擬人化した男性キャラクターが登場する「刀剣乱舞」というゲームで人気が上昇。この日も熊本市や菊池市などから15人の若い女性が参加し、刀剣を展示する玉名市歴史博物館の兵谷有利学芸員が、「同田貫正国」について説明しました。徳川家康を守るため、敵を兜ごと討った強い刀であることや、その名前の由来や、日本刀の基礎的な知識の紹介もありました。また、会場には同図書館の高倉司書が、関連本や資料を多数展示し、参加者は見入っていました。
 菊池市から参加した堤さんは「『延寿国村』という刀の地元で育ち、興味があります。子ども連れなので玉名の博物館まで行くことが出来ず、ここで話を聞けてよかったです」とうれしそう。同好の士を見つけ、話し込んでいました。

 

 


男の手料理はいかが
男の料理教室

 菊陽町中央公民館で、毎月第3木曜日午前10時から主催講座「男の料理教室」が開かれています。
 7月16日(木)は3回目。講師の井之口明洋さんの提案で、一人暮らしになっても困らないように、班ごとではなく自分の分を自分で作ることに挑戦しました。メニューは、「しっとりおから」と「イワシの蒲焼き」。受講生は、おからに入れる野菜を刻んで味付けし、イワシを手開きして揚げるなど、たくさんの手順にてんてこ舞いしながらも、ちょうどお昼に出来上がりました。味付けも上手にでき、話も弾んで楽しい講座が終了しました。
 今年度から受講している濱田さんは「毎回和気あいあいと勉強しています。料理のプロをめざし頑張っていますよ」と話してくれました。

 

 


  (102)  矢原正治

チコリー(キクニガナ) キク科

 今月はキク科の食用・薬用植物の「チコリー(別名:キクニガナ)」です。
 葉をかむと苦みが強く、唾液、胃酸、胆汁酸等の消化液が出ますので、消化促進に用いられます。薬用としては根茎・根の地下部を用います。効能は、胃、肝臓の機能を整える、リウマチ、痛風にもよいと言われています。小児には下剤として用いることがあるようです。地下部はイヌリンという多糖体が含まれ、消化されにくいので、ダイエットに用いても良いかもしれません。焙煎(ばいせん)した地下部はコーヒーの代用に、西洋タンポポと同じように用いられます。また繊維質の少ない若い根はゆでて食用とします。
 話が変わりますが、先日、八代の食用イグサを作っているイナダ有限会社に伺い、「食用・いぐさ野菜の粉」を利用したお客様の話を聞きました。
 「咳が出て止まらないとき、イグサ粉末でうがいをしたら、咳が止まったんですよ。ただ、鼻水が出ましたけど2〜3日で治りました。どうしてですかね?」
 「2年以上下痢が止まらなくて困っていた潰瘍性大腸炎の方が、奥さんが飲んでいる、イグサ粉末を試しに2週間ほど飲んでみたら改善されました。どうして効くんでしょうか?」と言われました。
 理由は分かりませんが、イグサ粉末がいろんな方のQOL(生活状態)の改善に役立っています。医学的な理由は、まだまだはっきりしませんが、日本人は昔からイグサを使った畳とともに生活をしてきています。なので、効果が出るのかなと非科学的なことを感じています。
 私は、歯肉炎・虫歯予防に、「いぐさ野菜の粉」を、毎日、歯磨きに用いています。使い方は、小さい容器にイグサ粉末を入れ、歯ブラシの先にほんの少しつけ、柔らかく、歯茎から磨き始め、歯を磨きます。終わったら軽く口を洗って終わるだけです。食用イグサの粉ですので、飲み込んでも大丈夫です。
 もし、イグサ粉末を試してみたい方は、大津町の道の駅で購入して下さい。
 いま、イグサの粉末+青ミカンの粉末+菊の花でお茶を作っています。花粉症などのアレルギーで鼻水が出る方の鼻水を軽減することが分かっています。楽しみにしておいて下さい。
 夏バテは胃を冷やして弱らせておこります。暑いからと言って、毎日冷たいものばかりを飲食すると胃によくありません。気をつけてください。



新体操団体で
九州大会に出場!

 7月12日(日)に、熊本県立総合体育館で行われた熊日学童五輪新体操競技 団体の部で、所属するRin新体操クラブ内で結成されたチームで2位になり、8月20日(木)21日(金)に宮崎県である九州小学生体操大会に出場することになりました。前にはできなかったところができて、先生からほめられて、うれしかったです。
 5歳から新体操を始め、今では週に5〜6回練習に通っています。九州大会に向けて、難しい動きが増え、細かいところまで注意されるようになりました。いい演技ができるように、先生から言われたことができるようがんばりたいです!

 

 

  山本莉子さん 小学3年生


 菊陽町図書館臨時職員の村崎修三さんが、少女雑誌の付録を集めた本を出版。そのお話をうかがいました。

◆本のタイトルは
 「乙女のふろく」としました。私が収集し、菊陽町図書館の「少女雑誌の部屋」にある少女雑誌の付録に目をつけた京都の青幻舎という出版社から、声が掛かりました。付録の絵を描いた中原淳一や藤井千秋などの作家についての解説は、私が実際に見たり聞いたりした話を書きました。

◆文庫サイズですね
 膨大なコレクションを7日間かけて撮影し、そのうち300点を今回の本に入れることに。320ページにもなり、このサイズになりました。紙質や色にもこだわって、資料としても貴重な本です。

◆村崎さんのコレクションは、2016年度ユネスコ「世界記憶遺産国内公募」に申請されたそうですね
 はい。国内では16件の申請があったようで、これから審査が行われ、9月に選定結果が公表されるそうです。敗戦当時でも、戦勝国よりも豪華な付録つきの立派な少女雑誌を出版していた、日本の文化の高さを知らしめる貴重な資料として、申請する価値があると思います。菊陽町や熊本県からも支援を受け、個人のコレクションとしては先陣を切って申請をしました。

◆この本の出版も後押ししていますね
 美術館や大学の研究者たちからも喜ばれるデータがびっしりと詰まった本になったと、自負しています。歌手で俳優の美輪明宏さんが、本の帯に文章を寄せてくれました。

◆掲載されている付録を見ることができますか
 7月25日から11月2日まで、「少女雑誌の部屋」で「乙女のふろく展」を行っています。ぜひ、ご覧ください。