ワンネス 786号  2015/12/06発行

新しい地域交流の場に
鼻ぐり井手祭

 11月8日(日)、拡張整備された鼻ぐり井手公園で、同公園開園式と第7回鼻ぐり井手祭が行われ、多くの来場者でにぎわいました。
 同公園内の交流センターで「鼻ぐり築造の時代背景」と題して熊本大学吉村豊雄名誉教授の基調講演が行われ、隣接の屋外テラスでは、この日が初演となる、井手の渦をイメージして作られた「鼻ぐり井手渦巻太鼓」を、菊陽武蔵剣豪太鼓が豪快に演奏。琴・尺八の演奏や、馬場楠の獅子舞、白菊保育園園児の歌や踊りなども披露され、新しい地域活性化・子育て交流の場として生まれ変わった同公園の門出を祝いました。
 公園内に設置された大型複合遊具も、後藤町長・菊陽南小6年生のテープカットとともに開放され、多くの子どもたちが歓声をあげながら、真新しい遊具に満面の笑みで遊んでいました。

 

 


みんなで育てる子どもたち
菊陽西小学校

 菊陽西小学校体育館で、11月6日(金)の学校公開日に、菊陽西小学校・同校PTA共催の家庭教育講演会が行われました。
 講演会のテーマは「子どもと大人の関わり創り」。講師の熊本大学名誉教授・シニア教授の吉田道雄さんが、親子の関わりや、家族間のコミュニケーションについて、多くの具体例を交えて、楽しく講演。「小さなことを尊び、自分だけでなく、みんなで子どもを育てることが大事です」と、約100人の参加者に語りかけました。
 PTA副会長の山本さんは「子どもと関わる時間をつくるのが難しいと思っていましたが、このあと、しっかりと話をしたいと思います」と話されました。

 

 


秋のひととき
   お話の世界

おはなしの森さんさん

 菊陽町図書館で活動をする「おはなしの森さんさん」の秋のおはなし会が、11月8日(日)同図書館視聴覚室で開かれ、親子連れや大人たちが多数参加しました。
 絵本の読み聞かせや詩の朗読、泗水町の昔話「ぼんさらや」の語りなどバラエティーに富んだプログラムが続き、子どもたちの瞳はキラキラ。大型絵本のあとは、部屋を暗くしてブラックパネルシアター「ジャックと豆のつる」の上演。光る絵でジャックの冒険が鮮やかに物語られ、会場を魅了しました。
 ママと一緒に参加した遥さん(小2)と悠作くん(年長)は「ブラックパネルシアターも紙芝居も、とても楽しかったです」と、笑顔でおみやげの栞(しおり)を受け取っていました。

 

 

 


地域の力作を展示
合志杉並台文化祭

 合志杉並台の文化祭が11月1日(日)、同コミュニティセンターで開かれました。
 室内には、盆栽や水墨画など大人の趣味の作品のほか、小学生の絵や習字、作文など、合わせて約200点を展示。来場者は「元気のよか絵たい!」と子どもの絵に感心して見ていました。また、屋外では食品や手芸作品のバザー、竹笛などの昔遊びもあり、一日じっくりと見て回る人も。午後からは「杉並台のでんじろう先生」が指導するバルーンスライム作りもあり、子どもたちの行列ができていました。

 

 


読書の秋を
 たのしむおはなしかい

菊陽中部小おはなし宅急便

 菊陽中部小学校で読み聞かせ活動をする「おはなし宅急便」の秋のおはなし会が、11月10日(火)と17日(火)に行われました。
 秋のおはなし会は、10日が低学年、17日が高学年対象。ブラックパネルシアター「ブレーメンの音楽隊」は全学年に披露され、昔話の語りと大型絵本は各学年向きに選んだ作品を読み聞かせました。児童は、お母さんたちが絵本を読んでくれたりパネルを操作をしたりするのを見て、楽しい時間を過ごしました。
 今年から活動に参加する栗田さんは「パネルシアターの人形操作を担当しました。初めての経験でしたが、学年によって反応が違うのが面白かったです」と笑顔で話してくれました。

 

 

 


  たわらや酒店  宇野功一

(113)お燗酒を楽しむ

■電子レンジもいいけど、湯煎が一番
 科学の勉強です。
「温度とは何でしょうか?」

科学の世界において、物体の温度とは、その物体の分子の振動エネルギーの大小のことをいいます。仮にどんどん温度を下げていき、物体の分子の振動エネルギーがゼロになる、つまり振動が全く無くなる温度があります。これが絶対零度です。摂氏でいうと−273.15℃と言われています。
 電子レンジというものは、レンジの箱内から放出される電子が、温めたい物質の分子に当たり、その分子を振動させることによって物の温度を温めるのです。分子振動を活発にさせる装置というのが電子レンジというわけです。
  レンジでチンというのは、とっても簡単です。お酒をお燗するのにもたいへん便利です。最近では、飲食店でもレンジでお燗をする店が増えてきました。
 しかし、レンジでチンした燗酒を飲んだ時に、とっても熱く燗が点いた箇所と、まだ燗が点いていない箇所と温度にムラがあるのを体験された方は、多いのではないでしょうか。これは、電子レンジの電子が多くあたる部分は温度が高くなり、そうでない部分は温度が上がらないために起きる現象です。

■やっぱり湯煎
 お燗酒をおいしく飲むには、電子レンジよりも湯煎をおススメいたします。やり方は簡単です。暖房としてストーブや炭火や七輪があるご家庭なら、ヤカンのお湯を利用して、お燗を点けたいお酒をチロリや徳利に入れてお湯の中に沈めます。
 暖房方法がエアコンのご家庭の方は、ヤカンでお湯を沸かしてください。
 お湯の熱で、チロリや徳利の中に入れたお酒の温度を間接的に温めていきます。チロリや徳利の側面部分が徐々に温められます。温められたお酒は上層部に動き、チロリや徳利内部に対流が起こります。電子レンジの時のように、温度にムラを生じることがなく、しかもおいしく、上品にお燗をすることができます。
 同じお酒でも、電子レンジでチンしたお燗酒と、湯煎でお燗を点けた酒の味わいを比べてください。きっと、湯煎で点けた燗酒の方が美味しく感じられると思います。
 お湯を沸かし、チロリか徳利にお酒を入れて燗を点けるのは、電子レンジに比べて手間がかかりますが、手間以上に美味しいお燗酒ができます。湯煎での燗酒は、自分の好みの温度で燗酒を楽しむこともできます。ぬる燗、熱燗、とびっきり燗と点ける時間で温度をコントロールできますね。

○追伸…お燗酒の温度は38℃〜43℃と言われています。まさに、私たちが入るお風呂の温度と同じなのです。熱めのお湯の温度43℃は、ちょーど熱燗です。ぬるめのお湯の温度38℃は、ちょーどぬる燗になります。お好きな温度は、我々が触れて飲んで、分かります。



熊本県少林寺拳法スポーツ少年団交流大会出場

 熊本東スポーツ少年団は、11月1日(日)八代市総合体育館で行われた熊本県少林寺拳法スポーツ少年団交流大会に参加し、別表の通りの成績をおさめました。

単独演武 
少年・白黄帯高学年の部 2位 小林愛弥
少年・黒帯の部 2位 佐藤 遼

組演武
少年 白黄帯の部3位 古田佑真、小野日向
少年 有段の部  2位 佐藤 遼、白井雄悟
中学生有段の部 1位 庭田朋弥、庭田直弥

団体演武
中学生の部 1位 庭田朋弥、庭田直弥、長谷部 稜、橋本海士、白井雄悟、佐藤 遼

作文の部優秀賞 
小学生高学年 佐藤 遼  中学生 庭田朋弥、庭田直弥

 また、11月14日(土)〜15日(日)に島津アリーナ京都で行われた「少林寺拳法全国大会IN京都」で、古田佑真、小野日向拳士が、組演武の部で優秀賞を受賞しました。

 

雨に霞む五家荘
菊陽町歩こう会

 菊陽町歩こう会は11月17日(火)、平家落人伝説の残る八代市五家荘へ紅葉狩りに出掛けました。
 雨にもかかわらず、自然がいっぱい残る「せんだん轟の滝」や「樅木の吊橋」、「梅の木轟公園吊橋」などをはしゃぎながらも恐る恐る渡り、初めて訪れた五家荘を満喫しました。
 狭い山道では、小型バス2台の車窓から眺めた「雲海」に圧倒され、まさに「びっくりぽん」でした。絵葉書のような紅葉は見られませんでしたが、狭い座席のバスの中は、笑い声が弾んだ紅葉狩りでした。
写真・文提供 久保田会長

 

 



ルーシーダットンを体験

 講師は、九州では数少ないエグゼクティブインストラクターの資格を持つ佐々木さん。

 「ルーシーダットン」の体験会が、11月6日(金)に、菊陽町光の森町民センターであり、参加者は腹式呼吸や基本ポーズなどを学び、効果を体感していました。「ルーシーダットン」は、タイのアユタヤ王朝時代から続く自己整体法で、自分の力で自分の体を治すといわれています。
 この教室は、平成27年11月から平成28年2月までの3ヵ月間、毎週金曜午後7時半からキャロッピア多目的室で、定期的に行われます。