ワンネス 793号  2016/01/31発行

笑顔で350人が
大人の第一歩

菊陽町成人式

 1月10日(日)菊陽町成人式が同町図書館ホールで開かれ、350人が大人の仲間入りをしました。
 開会前から、スーツや振り袖に身を包んだ新成人が集合。久しぶりに会う同級生や恩師の姿を見つけ、笑顔や歓声が広がりました。式の受け付けや進行は実行委員が担当。代表して篤司さんが「自動車会社に勤務しているので飲酒運転は絶対にしない。夢や目標を口に出してかなえよう」と、堂々と成人の主張を述べました。
 お楽しみのアトラクションでは、中学校の恩師のビデオレターやカラオケバトルがあり、喜びを爆発させていました。
 菊陽中同級生の彩伽さんと碧衣さんは「看護師になれてうれしいです。頑張ります」。矢野ひなさんは「笑顔や感謝を忘れず頑張ります」と話してくれました。

 

 

 


初期消火を体験
青葉台区

 12月20日(日)、青葉台区の家庭用消火器取扱い訓練と、使用期限の切れた家庭用消火器の回収が、同区南公園で行われました。
 菊池広域連合南消防署から訪れた3人の隊員が、初期消火の大切さや、消火器・消火栓の取り扱い方を説明。道路下に設置されている地下式消火栓は、初めて実物を見る人が多く、興味深げにのぞき込み、いろいろ質問をする姿が見られました。また、水消火器や粉末消火器を使った体験も行われ、参加者は防災意識を高めました。
 原さんは「初めて粉末消火器を使いましたが、音にビックリしました。本番前に体験できて良かったです」と話されました。

 

 


みんな集まりお餅つき
菊陽杉並台区

 12月20日(日)菊陽杉並台区コミュニティセンターと公園を使って、同区の餅つき大会とミニ門松つくりがありました。
 同区子ども会と共催で、親子連れも多数参加。高さ15cmほどに切った孟宗竹に土を入れ、竹、松、梅、南天、葉牡丹を飾ったミニ門松作りは子どもたちに大人気で、それぞれが個性を生かしてかわいく作り上げました。
 恒例の餅つきは、杉並台クラブが協力し、若いパパやママに教えながら、20sのもち米を次々つきあげました。参加者は、ぜんざいやきな粉もちにして、楽しい交流のひと時を過ごしていました。

 

 


手作り門松で学校に春迎えよう

菊陽中部小学校

 12月19日(土)菊陽中部小学校で、PTA会長OB会と現PTA役員で、門松作りが行われました。
 下津久礼区の前田さんが、孟宗竹、松、梅、千両、南天、葉牡丹などの材料を用意。士野会長の指導で同校職員も手伝って、竹を切り、こもを巻いたり、土を入れたりして完成。校舎玄関に飾りました。
 士野会長は、仕上げにキンカンを入れながら「今年で2回目ですが、昨年より段取りが良くなり上手に仕上がりました。手作りの良さがあり、これだけの大きさは立派ですよ」と、話されました。

 

菊陽西小学校

 12月20日(日)菊陽西小学校で、PTAおやじ委員会が、校門前で門松作りを行いました。
 同委員会の恒例行事となった門松作りは、PTA役員OBの園田さんが指導。同委員会では、昨年制作時の資料を用意し、委員28人全員で協力。豊田教頭もノコギリで孟宗竹を切って手伝い、三本の竹の長さや配置、松、梅、南天、千両などの植え方も決まった見事な門松が完成し、校門を飾りました。
 石橋委員長は「今年もいい門松ができました。暮れの風物詩として、児童に体感してもらえると思います」と話していました。

  


弁護士  衛藤二男

(24)離婚に伴う問題点A

 協議離婚、調停離婚、裁判離婚のいずれの方法で離婚するにせよ、離婚する夫婦間に未成年の子がいる場合、必ず、その子の親権者を父母のいずれにするかを決めなければなりません。しかし、実際の離婚の現場では、未成年の子の親権者を父母のどちらにするかで協議が整わないことが多くあり、相互に自分こそが親権者にふさわしい、相手方は親権者としてふさわしくないということで、いろいろと主張したり非難し合ったりすることがしばしばあります。
 親権者として父母のどちらがふさわしいかということは、「未成年の子の利益・福祉」という観点から最終的に決定されます。しかし、その観点に適合するかどうかは、まず、「父母の側で考慮するべき要素」と「未成年の子の側で考慮するべき要素」を総合的に判断し、それらを前提として、さらに、いくつかの客観的判断要件を用いて、最終的に、「未成年の子の利益・福祉」に最も適合すると認められる者(母または父)が親権者とされるのです。
 では、「父母の側で考慮するべき要素」、「未成年の子の側で考慮するべき要素」とは、具体的にはどのようなものがあるのでしょうか。父母の側の要素としては、父母の年齢、健康状態、性格、子に対する監護養育の状況や愛情の有無・程度、職業・収入の状況、居住や教育等の生活環境が考えられます。また、未成年の子の側の要素としては、子の年齢、性別、心身の発育状況や健康状況、兄弟姉妹の有無、生活状況、家族や親族等との間の交流状況、学校関係、友人関係等が挙げられます。
 実際の家庭裁判所での親権者の指定・変更の手続きにおいては、父母の双方が、それぞれの要素を具体的に主張していくことになります。しかし、このような要素に該当する具体的事実が主張されて認められたからといって、直ちに親権者としてふさわしいということにはならないのです。すなわち、家庭裁判所では、前述のように父母の双方から主張された具体的事実を前提として、更に、親権者としての適格性を判断する際の判断要件を用意しており、これらの判断要件を用いて父母のどちらが親権者としてふさわしいかを判断しているのです。
 親権者としての適格性の判断要件としては、「母性優先」、「継続性」、「子の意思の尊重」、「兄弟姉妹の不分離」、「面会交流の許容」等が挙げられます。
 「母性優先」というのは、特に乳幼児(0歳〜5歳位)の場合、母親との心理的、身体的な繋がりが父親よりも強く、乳幼児の養育上も母親がこれにあたっていることが多いので、これに特に問題がない場合は、親権者も母親とする方が子(乳幼児)の福祉・利益にも適合する、という考え方です。もちろん、母親に問題があるとき、たとえば、児童虐待等が認められるときや母親の健康状況から子の養育看護に堪えられないなどのときは、この考え方は通用しません。 次回に続く。


音楽のあふれるまちに
ミュージックフェスタ

 12月20日(日)菊陽町の小中学校や一般の音楽愛好家が集い、第1回ミュージックフェスタが菊陽町図書館ホールで行われました。
 出演したのは、菊陽中学校・菊陽中部小学校合唱部、武蔵ヶ丘北小学校・菊陽西小学校音楽部、菊陽中学校・武蔵ヶ丘中学校吹奏楽部、菊陽吹奏楽団、熊本シンフォニックウインズの8団体。各団体が、クリスマスにちなんだ曲を中心に演奏すると、客席からは大きな拍手が送られていました。
 来場者の渕脇さんは「孫の歌声を聞きに来ました。他の人たちの演奏も素晴らしかったし、孫の歌声も良かったです」と笑顔。主催者実行委員会共同代表の相良さんは「音楽のあふれる町にしたいと1年前に実行委員会を立ち上げました。普段一緒に演奏しない人たちと出演でき、勉強になりました。また来年もぜひ行いたいです」と話しました。

 

 


鏡餅をプレゼント

 菊陽町民生児童委員協議会は12月26日(土)菊陽町老人福祉センター大広間で餅つきを行いました。前日から、もち米を洗い、水に漬けて準備。220kgのもち米は鏡餅と小餅となり、葉ミカンとメッセージを添えて、町内の70歳以上の一人暮らし596世帯に届けられました。


  (4)  ゴルフインストラクター 村松 浩

 2016年が明けて、はや、一ヵ月がたとうとしています。皆さまにおかれましては、今年のゴルフ目標を決めて励んでいらっしゃることと思います。私は、「80を叩かない」ことを、ここ数年続けて目標に掲げております。ですが、その目標は1月2日に打ち砕かれてしまいました。スコアは83。高校の同窓コンペということで力み過ぎたのが一番の原因。早くも来年が待ち遠しく思えます。
 ところで、今年新たにゴルフを始めてみようと思っている方もいらっしゃると思います。季候の良くなる春にコースデビューするなら、この寒い時期に、家の中にこもらず外に出てがんばって練習を始めてみましょう。
 コースに出れば、ボールを打つ以外にやるべきことや、気をつけなければならないことがたくさんあります。ルールやマナーを守ることはもちろん、人の近くで、また人に向けての素振りや、プレーする人の前に出る等の危険な行為はしない。自分の番になったらすぐに打つ、などなど細かいことがたくさんあります。ですから、ある程度ボールをヒットできた方がコースで楽しめるというわけです。
 まずは短いクラブで短い距離のショットから始めてください。いきなり大きいクラブで大振りをすると力んでしまい、バランスや格好の悪いスウィングになってしまいます。
 写真は77歳の女性です。力みがなく、すばらしいバランスのフィニッシュです。向上心を持ち、努力を重ねてきた成果が出てきました。目指すはエイジシュート(自分の年齢以下のスコアで回ること)。さあ、私も目標を決め直して、がんばります。本年もご愛顧のほど、よろしくお願いいたします。