ワンネス 801号  2016/03/27発行

すばらしい演奏を披露
菊陽吹奏楽団定期演奏会

 菊陽吹奏楽団の第32回定期演奏会が2月28日(日)、菊陽町図書館ホールで行われ、観客を魅了しました。
 第1部はクラシックステージで「シンフォニア・ノビリッシマ」などを演奏。第2部はアンサンブル&ジョイントステージ。打楽器五重奏で「おもちゃの兵隊のマーチ」などの演奏や、菊陽中学校吹奏楽部とのジョイントステージもあり会場から大きな拍手が送られました。第3部はバラエティーステージとなり、「黒い炎(GET IT ON)」や「和田アキ子コレクション」などが披露され楽しい時間となりました。
 来場者の村田さんと秋月さんは「久しぶりに来ました。素晴らしい演奏ですね。いろいろなジャンルの曲が聴けて良かったです」と話してくれました。

 

 


ユーモラスな
神楽の舞に酔う?

菊陽町歩こう会

 菊陽町歩こう会は3月3日(木)、「天孫降臨神話で知られる高千穂の神楽鑑賞」に出かけました。
 伝統の村祭り・高千穂の夜神楽は、午後2時ごろから夜を徹して33番神楽を舞いあかし、秋の収穫や春の豊穣余祝などを祈願する「氏神様の村まつり」と言われています。500人は収容される大きな神楽会館内での「神楽」鑑賞、最初の1〜3番は静かで神々しい舞と笛、太鼓から一転して4番へ、ユーモラスな夫婦の舞に、歩こう会メンバーは大笑い。夫婦愛・家族愛・子孫誕生などと強く胸に打たれました。

 

 

 


にぎやかに開催
菊陽町文化協会地域交流祭

 菊陽町文化協会主催の「第4回地域交流祭」が2月20日(土)、菊陽町総合交流ターミナルさんふれあ ふれあ館で行われました。
 ステージでは歌や日舞、琴の演奏など104組が出演し、すばらしいステージを披露。ロビーでは、肥後手まりや手作り小物などが展示されていました。また、手まり作りの体験もあり、小学2年の齊藤麻莉さんは「じょうずにできました。楽しかったです」と話し、出演した高岡さんは「とても緊張しましたが気持ちよく歌うことができました。これからもたくさん練習して出演します」と笑顔でした。
 会場ではチャリティー募金活動もあり、集まった募金は菊陽町社会福祉協議会に寄付されました。

 

 


学習の成果を披露
菊陽町西部町民センター祭

 菊陽町西部町民センター祭が2月28日(日)、同センターで行われ、講座生の1年間の学習の成果が披露されました。
 同センターには、主催・自主講座や児童館、勤労青少年ホームが併設され、幼児から高齢者まで、幅広い年代に活用されています。ステージでは、児童館利用親子のダンスや居合術、フラダンスなどが次々に披露され、拍手が送られました。展示室では、同センター設立時から続く書道や華道講座、手編み、絵手紙など力作が並び、来場者は見入っていました。勤労青少年ホームの「おしゃれパンとスイーツ教室」は早朝から仕込んだパンを販売。料理教室メンバーによる豚汁や炊き込みご飯なども好評で、売り切れ続出となりました。
 「ニット地で作る子ども服」講座受講生の吉戒さんは「2人の子どもの洋服が簡単に作れて、子どもたちも喜んでいます」と、作ったTシャツやジャンパースカートを見せてくれました。

 

 


  弁護士 衛藤二男

(25)離婚に伴う問題点B

 前回は、離婚する夫婦間で未成年の子の親権者が決まらないときの家庭裁判における判断要素の一つとして、乳幼児期における親権者の場合は「母性優先」ということをお話しました。しかし、最近は、子育てにおける父親の役割分担が重要視されるようになってきており、社会の認識も変わってきています。また、実際にも父親が母親に劣らず子育てに熱心に関わっている事例も多くなっています。そのため「母性優先」という原則も、親権者の適格性の判断における重要性は無視できませんが、子育てに関わる父親と子との間の精神的・情緒的な繋がりも重要視されるようになってきています。
 ところで、未成年の子といっても、乳幼児から幼児(0歳〜5、6歳くらい)、児童(小学生くらい)から青少年(中学生〜高校生、大学生)というように、年齢や成長過程によって肉体的にも精神的にも大きな差があり、知的能力や判断能力も大きく異なります。このように未成年の子といってもさまざまな違いがあり、加えて子を取り巻く生活環境や地域の社会環境等もさまざまです。
 前にも述べましたように、親権者の決定は、いくつかの考慮要素を総合的に判断して「未成年の子の利益・福祉」に最も適合するは夫婦のいずれであるか、という観点からされるのですが、未成年の子の成長過程に応じて、子を実際に養育監護している親との強い精神的・情緒的な結びつきから、次第に友人・知人との結びつきへと変わっていきます。
 親権者の決定あるいはその変更は、このような未成年の子と監護者との精神的・情緒的な繋がりや継続性と生活環境の継続性との両面からの観察を経て、いずれの親を親権者とするのが「子の利益・福祉」に最も適合すると認められるか、という判断なのです。もちろん、子の成長により、子自らが自分の気持ち・意思を表明できる段階に達していれば、子の意思が尊重されることは言うまでもありません。
 では、子がどの程度に成長していれば、その意思が尊重されるのでしょうか。また、家庭裁判所は、実際に子の意思をどのようにして把握しているのでしょうか。これについてのお話は、次回にしましょう。


先輩に学ぼう

 菊陽中学校の卒業生で、青山学院大学陸上部4年の久保田和真選手の講演会が、菊陽中学校で2月29日(月)にあり、在校生が卒業生の言葉に耳を傾けました。
 久保田選手は、箱根駅伝で青山学院大学の2年連続総合優勝に貢献し、今年の最優秀選手(金栗杯)に選ばれました。帰省中の久保田選手が同校にあいさつに訪れ、講演会開催が決まりました。体育館には、今年度の文化祭で1年生が作った久保田選手のモザイクアートが飾られ、最初に箱根駅伝での久保田選手の雄姿がVTRで紹介されました。登壇した久保田選手は「菊陽中で陸上を始め、ここが僕の原点です」と話し、箱根駅伝のテレビ放送を見てあこがれたことや九州学院高校時代の猛練習、大学時代のつらかったケガや手術を乗り越えてチームメイトと支えあって走ったことなどを話しました。演題の「夢に向かって」が示す通り「2020年開催の東京オリンピックにマラソンで出場したい」と大きな夢を語りました。
 終わりに、生徒会を代表して、鎌田大夢くんがお礼の言葉を述べ、松本彩伽さんが花束を渡しました。

 

 


  ゴルフインストラクター 村松 浩

(6)シーズン到来

 ゴルフ場も練習場も急ににぎやかになってきました。冬眠ゴルファーも目を覚ます春、待ちに待ったゴルフシーズンの到来です。
  桜の花も咲き、ゴルフ場も緑に色づき始め、新しい恋の予感の新学年がスタートする学生時代の記憶と重なってか、一年でいちばんドキドキ、ワクワクの時期であります。
 私が指導しているジュニア生で1番の年長組は、男女ひとりずつ高校に入学します。彼らの成長を大いに期待しております。ゴルフは人間性が大切だと思います。学校や家庭での取り組み、また例えば友達づきあいなどをおろそかにすると、胸を張って1番ホールのティーグランドには立てないのではないでしょうか。自信を持ってプレーできるよう、どんなことに対しても真摯(しんし)に取り組んでもらいたいと思います。かく言う私も、猫背で小さくプレーをしておりますが(後ろ指をかわしながら)。
 話は戻りますが、この時期は、何といってもマスターズ(4大メジャー選手権大会のひとつ)がとても楽しみです。世界の名選手(マスター)たちがオーガスタ・ナショナル・ゴルフクラブで名誉をかけ腕を競う、ゴルフの祭典といわれる華やかなトーナメントです。必ず生放送で見ます。いつか、いつか行ってみたいと思いながら!

 
   『オンプレーンに振る』

 

 腕を振りやすくするためには、肩の回転の仕方も大切です。水平に回そうとしている方がほとんどで、それでは、縦に振る腕とに差がありすぎます。肩の回転面は皆さんが思われているより縦です。腕もしなやかに振りやすくなり、写真のようにフォロースルーでは両腕が伸び、頭とクラブヘッドは反発し合い、大きさもスピードも上がります。バランスも良いので、再現性も高い。すなわち身につけば、飛んで曲がらない!