ワンネス 807号  2016/05/22発行

おなかも心もぽっかぽか!
ぽっかぽかフェスタ

 合志市杉並台の「居場所つくりの家 友・遊・悠」で4月29日(金)、住民交流のイベント「第1回ぽっかぽかフェスタ」が開かれ、楽しいひと時を過ごしました。
 主催は、ぽっかぽか杉並台で、焼き鳥や豚足、カレー、生ビール、かき氷、フライドポテト、合志市産の野菜などたくさんの出店が並び、開始早々から多くの住民が訪れました。熊本地震の後とあって、地震以降初めて会う住民同士は「ケガはなかった?」「お家は大丈夫?」などお互いの体験を話し、無事を確かめあうと笑顔が広がりました。合志市職員の「さしより生バンド」の伴奏で、「ふるさと」など懐かしい曲を歌うコーナーもあり、癒されるひと時になったと好評でした。
 みきちゃん(8歳)とけいごくん(5歳)を連れて来場したママは「近くで開かれているので来ましたが、楽しかったです!また次回も来たいです」と、嬉しそうに野菜の買い物を楽しんでいました。

 

 


植物は強か!
グリーン(ゴーヤ)カーテン菊陽

 グリーン(ゴーヤ)カーテン菊陽が育てたゴーヤの苗を配布しました。
 同グループでは、菊陽町環境生活課主催の「緑のカーテン講座」の参加者に配布するゴーヤの苗を育てていましたが、4月の熊本地震の影響で講座は開催できませんでした。そこで、同講座申込者に自分たちで苗を配布することにし、5月9日(月)は、三里木公園で1人5本ずつ配布しました。苗を受け取りに来た冨永さんは「毎年ゴーヤカーテンを作り、日陰を作っています」とうれしそう。
 同グループの紫藤さんは「地震で福岡に避難していましたが、地域の方が苗の世話を続けてくれ、力強く育っていて勇気づけられました」と話し、今後は被災者が住む仮設住宅や避難所にも日陰を作ってもらおうと、さらに苗を育てて贈る計画を話されました。

 

 


はなみずきの花に寄せて
はなみずきコンサート

 原水の“軽食・喫茶 茶楽”で5月1日(日)、「はなみずきコンサート」が開かれ、心癒される音楽のひと時となりました。
 熊本地震以前に計画されていたこのコンサートは、開催が危ぶまれましたが、会場の復旧に伴って開くことができました。演奏はトランペット山口、フルート永田、エレクトーン谷川の「チャーリー山口とゆかいな仲間たち」と、サクソフォーン奏者の遠嶋さん。会場には、大人に交じって中学生や新町子ども会の子どもたちも多く、「アマポーラ」などのスタンダードナンバーの他「アンパンマンのマーチ」など元気の出る子ども向けの曲も用意され、楽しい手拍子も起こっていました。最後に全員で「花は咲く」を歌い、音楽のひとときを終了しました。
 自宅が被災し、家族で車中泊で避難していた荒巻さんは「避難していた時は気持ちが辛かったですが、音楽を聴いて元気になりました。前向きにがんばろうと思いました」と笑顔で話してくれました。

 

 


  弁護士  衛藤二男

 このたびの熊本地震により被害を受けた皆様には、心よりお見舞いを申し上げます。さて、今回からは予定を変更し、熊本地震に関連する様々な問題について、法律相談という形式でお話を進めて行きたいと思います。

(27)隣地との関係

◆相談その1
 今回の地震で、隣地の住宅の屋根瓦が自宅の駐車場に駐車していた自動車(250万円相当)の上に多数落下し、自動車が大破してしまいました。隣の住人に対して損害賠償請求できるでしょうか。

◆回答 
 損害賠償請求することは難しいと考えます。このたびの熊本地震は最大震度7、しかも立て続けに2回ありました。地震の規模からしても予想外のものであり、震度7が1回であっても「不可抗力」と認められる可能性は極めて高いと考えられます。土地の工作物等の占有者や所有者にはその設置・保存に瑕疵(かし)があって他人に損害を与えた場合は、原則としてそれを賠償する責任があります(民法717条)。しかし、今回の地震の場合は誰も予想できなかった天災でありますので、それを予想して屋根瓦の落下防止措置を取るべき義務があったとまでは言えません。その意味で「不可抗力」であり、その責任を問うこともできないと考えられます。
  自動車保険に加入しており、その保険に地震特約が付されていれば保険で賄われる可能性はあります。

◆相談その2
 隣の家のブロック塀が地震で基礎部分から倒壊して私の家の庭に散乱しています。隣人にそのブロック塀の撤去をお願いしたのですが、自分の責任ではないと言って取り合ってくれません。隣人に代わり、とりあえず私が費用を出して撤去することはできますか。その場合、費用の請求を隣人にすることはできますか。

◆回答
 自分の所有する土地上に他人の倒壊したブロック塀が散乱して土地所有権を妨害していますので、本来であれば、土地所有権に基づく妨害排除請求として撤去請求できますし、その費用の請求もできると考えられます。しかし、前述の通り、今回の地震は「不可抗力」と認められることから、隣人にその責任を問うことは難しく、倒壊して散乱しているブロック塀の撤去やその費用の請求をすることも難しいと思われます。ただし、同じ地震でもその程度が震度5程度で外のブロック塀は倒壊していないのにこの場所のブロック塀だけが倒壊した場合や、ブロック塀の設置工事に明らかな手抜きがあった(たとえば鉄筋が入っていなかった)場合などは、責任を問うことは可能です。
 なお、今後も隣人としての付き合いが続くことを考えると、費用の折半ということで話し合いによる円満解決を図った方が良いでしょう。



うまかもん
  いっぱいで大にぎわい!

 菊陽町総合交流ターミナルさんふれあの「春の収穫祭 ふんばろう熊本」が5月15日(日)、正面玄関前で開催され多くの買い物客でにぎわいました。
 直売所で1,000円以上お買い物をしたら、卵がゲットできる輪投げ大会や豪華賞品の当たる抽選会、ニンジンやジャガイモの詰め放題もあり来場者は楽しみながらお買い物をしていました。また、スイカやメロン、トウモロコシの試食販売会やさんさん加工部のみなさんによる振る舞いぜんざいもあり、おなかも心も満たされました。
 ニンジンの詰め放題に挑戦した橋さんは「たくさんニンジンをゲットしました。子どもたちも喜んでいました。楽しかったです」と話してくれました。

 

 

 


 

 菊陽町光の森町民センターキャロッピアに避難していた子どもさんのメッセージを紹介します。


    (145)腕・手首のストレッチ

   

 写真@のように片腕を前に出し、息を吐きながら手首を上へ反らします。このとき、肘を曲げないように注意してください。息を吐き終わったら、吸いながら元に戻します。
 このあと、写真Aのように手のひらを上へ向け、息を吐きながら指先を持って下に引きます。息を吐き終わったら、吸いながら元に戻します。左右交互に2回ずつ行ってください。

 体の前で写真Bのように、手をクロスに組みます。息を吐きながら手首を自分の方へ引きながら一回転させます。このとき、両肘はできるだけ伸ばしてください。息を吐き終わったら、吸いながら元に戻します。次に、手の組み方を反対にして同じ要領で行います。左右交互に2回行ってください。

 このストレッチは、肩こりの改善や末端の血液を循環させることで、エコノミークラス症候群の予防になります。