ワンネス 837号  2017/1/1発行

新年のごあいさつを
申し上げます

 昨年はたくさんの優しさに出合えた年でした。ワンネスは今年もみんなが一つになれる喜びのメッセージをお届けします。

ワンネス編集室一同


みんなでお餅つき
津久礼ヶ丘区

 津久礼ヶ丘区(緒方区長)で12月11日(日)、区主催のお餅つきが同区公民館前で初めて行われました。
 役員の皆さんは、約20sの餅米を2日前から水につけて、頂いた石臼や借りた蒸し器やかまどを早朝から用意して、準備万端。どんどん蒸し上がる米を子ども会の父親たちが威勢よくきねを振るってつきあげました。3人で息を負わせてついたり、子どもたちも重いきねを振り上げてついたお餅は、きな粉やあんこ、みたらしのたれも付けて、大人も子どももつきたてを頬張って笑顔の絶えない楽しいお餅つきでした。吉良さん宅のミカンやキンカンをちぎる体験もあり、地域住民の交流が深まりました。
 緒方区長は「地区では住宅が増え、子どもも増えています。子ども会の協力で、たくさんの子どもたちが参加してくれ、大人から子どもまで楽しめてよかったです」と感謝されました。

 

 

 


常夏の楽園グアム訪問
菊陽町歩こう会

 菊陽町歩こう会(久保田会長)は、特別企画として12月6日(火)〜9日(金)、常夏リゾートの楽園グアムへ出掛けました。
 グアム島は、日本の淡路島ほどの大きさで人口は18万人、平均気温28度の常夏の島で、華やかな町の中心街を除けば依然として水牛や鶏が戯れるのどかな風景が広がり、数多い日本人観光客で活気に満ちていました。しかし、太平洋戦争博物館や戦没者慰霊公園を訪れると、活気あふれる島にも暗い過去や痛ましい戦跡が残っており、本当に平和が大切であると感じさせられました。
 マリーンスポーツも盛んで、本物の潜水艇で深さ40mの海底を遊覧し、サンゴ礁周辺に泳ぐたくさんの魚を間近に観賞。シャワーの後の色鮮やかなレインボーに驚き、紺碧の海の色に感嘆し、迫力満点のファイヤーダンスショーを堪能しました。毎日1万歩も歩くハードな日程を元気に明るく陽気に過ごし、参加者が一層深い絆で結ばれた、すばらしい旅でした。

写真・文提供 久保田会長

 

 


交流・継承のしめ縄作り
東ケ丘区

 東ケ丘区(古川区長)で12月3日(土)、同区子ども会主催で熟年会との交流会があり、お正月用しめ縄作りが行われました。
 午前9時、区公民館で熟年会の吉田さんが、制作風景を写したビデオを見ながら、参加者全員に制作の段取りやポイントを説明。その後、外に出て複数グループに分かれ、しめ縄作りに取りかかりました。
 伝統行事継承の良い機会として始められたこの催しは、今回で2回目。今回は「しめ縄」のみの制作で、各家庭に持ち帰ったあと「紙垂(かみしで)」や「裏白(うらじろ)」「橙(だいだい)」などが飾り付けられて「しめ飾り」となります。
 子どもたちは熟年会メンバーに縄の綯(な)い方を教わったり、力が必要な部分を手伝ってもらって楽しくしめ縄作り。熟年会メンバーは笑顔で子どもたちに作り方のコツを教えたり、学校での様子などを尋ねながら、交流を楽しんでいました。

 

 


   矢原正治 

(116)屠蘇(とそ)

 一年の始めに邪気を払い、延命長寿を願う「屠蘇(とそ)」は“蘇(鬼)”を“屠(ほふ)る”と書きます。病をもたらす鬼を屠り(葬り)、延命長寿を願うもので、元来、中国では祝いの席で用いられていました。やがて、日本では元旦の朝に、一年の邪気を払い、病気をせず長寿を全うできることを願い、正月に屠蘇として飲みます。
 お屠蘇とは、日本酒(または日本酒と本みりんのブレンド)に、5〜10種の薬草を調合した「屠蘇延命散(屠蘇散)」を浸して飲むものを指しますが、熊本の多くの家庭ではそのお酒に「赤酒」を使用します。
 その中に入れる「屠蘇散」に含まれる植物は色々ありますが、私が作っている屠蘇散には、身体を温め、風邪や伝染病を防ぐ、胃腸の調子を整える等の効果が期待できる7種の生薬が入っています。

◆ 私の屠蘇散一袋に入っている生薬

@桂皮(けいひ)0.8g:クスノキ科、シナモンの樹皮(シナモン)。性味:辛甘、温。A花椒(かしょう)0.2g:ミカン科、サンショウの成熟した果皮(種子を除いたもの)。性味:辛、温。B陳皮(ちんぴ)0.2g:ミカン科、成熟したウンシュウミカンの果皮。性味:辛苦、温。C桔梗(ききょう)0.2g:キキョウ科、キキョウ根、性味:苦辛、平。D浜防風(はまぼうふう)0.2g:セリ科、ハマボウフウの根および根茎。性味:甘苦、微寒。E蒼朮(そうじゅつ)0.2g:キク科、ホソバオケラの根茎。性味:辛苦、温。F丁子(ちょうじ)0.2g:フトモモ科、チョウジの蕾(クローブ)。性味:辛、温の7種。

◆お屠蘇の作り方
 赤酒に一袋を入れ、一晩くらい漬け、取り出します。取り出した屠蘇散はお風呂に入れて楽しめます。長く漬けて健康酒の替わりに飲んでも美味しいです、寝酒にも良いと言われる方もいます。また車の中に屠蘇散を置いておくと落ち着いて運転出来る方もいます。別の使い方もお試し下さい。
 赤酒は、灰持酒(はいもちざけ)の一種で、熊本にしかない酒(味醂)です。酒の発酵途中に木の灰(アク)を入れると赤くなる独特の醸造法で作られています。
 七草粥(身近にある野菜の葉・根を入れて作るお粥)と共に心身をいたわって下さい。
 今年は、さらに心身のバランスに気を付け、復興→再生・新生→ステップアップの良い年になりますことをお祈り致します。


 

 昭和8年生まれ

  佐野正憲さん  佐野弘子さん

 昨年は健康面や地震の影響であまり良くない年でした。今年は、ごくごく平凡に健康でグラウンドゴルフを楽しみたいです。

 平成5年生まれ

  平木綾香さん

 今年は社会人1年生となり、初めての1人暮らしを始めます。頑張ります。

 

 おじいちゃんおばあちゃんと孫の綾香さんはそろって酉年です。

 昭和20年生まれ

  歌野 薫さん

 昨年はいろいろあり大変でした。今年は前を向いて、空高く羽ばたいていこうと思います。習っているダンスや踊りも楽しんで続けたいと思います。

 昭和32年生まれ

  布田 俊さん

 菊陽町子ども会会長をしています。子どもたちの元気な活動のために、まだ利用できない町営の施設の復旧を急いでほしいと思います。子どもたちの元気をもらって、大人も復興に向かいたいと思います。

 昭和44年生まれ

  本田美紀さん

 NPO法人クラブきくようのアーチェリークラブに参加しています。始めて1年ほどになりますが、的に当たるととても嬉しいです。もっと腕を磨いて、国体出場を目指します!

 平成17年生まれ

  西内ひかりさん

 嫌なことがあっても、楽しむ気持ちを持ったら、まだ頑張れると思いました。今年は、何でも楽しむ一年にしたいです。

 平成17年生まれ

  川下凌矢くん

 今年は、学校の授業で、自分の意見を持って発表することを頑張ります。