ワンネス 838号  2017/01/15発行

芸達者ばかり
菊陽町老連芸能大会

 菊陽町老人クラブ連合会(酒井会長)主催の第23回菊陽町老連芸能大会が12月2日(金)、菊陽町老人福祉センター大広間で行われました。 
 ステージでは、各地区代表の相撲甚句や歌、踊り、フォークダンス、ハーモニカ演奏などが披露されると、会場からは大きな拍手が送られていました。「おまえと水割り」を歌った坂本さんは「出番が午前中の早い時間だったので声が出にくかったのが残念でしたが楽しく歌いました」と話され、「一杯のコーヒーから」を踊った山城さんは「6人で踊りました。出番前は緊張しましたが気持ちよく踊りました。終わったらホッとしました」と話されました。

 

 


防災の意識高まる
青葉台区

 青葉台区(宮区長)で、毎年恒例の消火器取り扱い訓練が12月11日(日)、同区南公園で行われました。
 消防・防災用品を取り扱う「熊本いちはら工業」の田尻文宏さんが家庭用消火器の取り扱い方や、使用時の注意点、使用期限などを説明し、水消火器を使って消火訓練を行いました。
 その後、参加者の希望で使用期限間際の粉末消火器を使った訓練も行われ、参加者からは「思ったより粉末が広範囲に広がる」「実際に音や感触を体験できて良かった」と声があがり、いっそう防災意識を高めたようでした。

 

 


たのしい餅つき
あさひヶ丘区

 あさひヶ丘区(清水区長)と、子ども部(志波部長)主催の餅つきが、12月11日(日)、同区村の上公園で行われ、多数の区民が参加し15kgのもち米をつきあげました。
 もち米は前日から役員の方たちが洗い、水につけて準備。蒸しあがったもち米に男性陣が手際よくきねを振るい、子どもたちも元気に餅をつきました。つきあがった餅は子どもたちや女性の方たちが丸め、きな粉やしょうゆなどでおいしくいただきました。
 耀菜さんと紗良さん(小5)は「お餅を上手に丸めました。大福みたいになったけどおいしかったです」と笑顔。健聖くん(小6)は「幼稚園で餅つきをして以来、久しぶりでした。ついたとき餅がきねに付いたので力を入れて持ち上げました。面白かったです」と話してくれました。

 

 


マジックに夢中!
菊陽町子ども会大会

 菊陽町子ども会(布田会長)主催の「平成28年度菊陽町子ども会大会」が12月4日(日)、同町光の森町民センターキャロッピアで開かれ、子どもたちがマジックショーを楽しみました。
 ショーでは、菊陽町出身の“マジシャン やのっち”が登場。トランプが次々と出てきたり、鳩が出てきたりと、子どもたちには驚きの連続で、目を見開いて見入っていました。アシスタントの女性が小さな箱に入り、やのっちが剣を刺すと、会場からは悲鳴が上がりましたが、無事登場すると大きな拍手が送られました。リングやロープを使ったマジックから大道具を使うマジックまで、レパートリーが幅広く、子どもたちは大満足のひと時を過ごしました。
 琉夏さん(小4)は「私が選んだカードの数を当てられてうれしかったです」と笑顔。柚月さん(小4)は「マジックを初めて生で見ました。すごかったです」と喜んでいました。

 

 


  三里木区  たわらや酒店  宇野功一

(125)地酒途中下車 東北本線蓮田駅
純米づくりの活性にごり酒 「神亀にごり酒」

◆純米酒一筋・神亀酒造
 上野駅から東北本線・蓮田駅を降りる。都心から近く閑静な住宅地の中に神亀酒造はある。蔵の周りは欅などの高い樹木があり、住宅地の中の杜といった感じだ。
 神亀酒造の創業は嘉永元年(1848年)。江戸時代末期。酒名は蔵の脇にある天神池に神の使いである亀がすんでいたという伝説から「神亀」と命名したという。
 神亀酒造が現在、日本じゅうの酒ファンや蔵元から注目を集めるには理由がある。日本じゅうの蔵元が普通酒を造っていた昭和58(1983)年に普通酒の製造をきっぱりと止めた。さらに、昭和62(1987)年からは製造される清酒の全てを純米酒以上とし、酒造業界でも異端ぶりを発揮。そればかりではなく、基本的に新酒で出すのではなく、熟成させたうま味の乗った酒を発売した。業界ではまだまだ特級酒、一級酒、二級酒という普通酒が台頭していた時代であり、かなり異端児的な行動に見えたのでは。これが30年経った今では、日本じゅうの蔵が神亀の行ってきたことを、ようやく評価するようになってきた。時代が神亀の先駆的な行動を認める・理解するに至ったといえよう。また、純米酒と熟成酒の旨さ、すばらしさは多くの酒ファンを魅了してきた。「関東に神亀あり」という誉れは今や全国に波及。

◆ 大好評・日本酒のシャンパーン神亀 活性にごり酒
 昨年暮れ、菊陽町内のあるところで日本酒の会を開催。そこで神亀・活性にごり酒を開けた。開栓までの約20分間の奮闘の様子をご紹介しよう。

@栓の虫ピンで穴を開ける
 一升瓶についている虫ピンを使って栓のシールを取らないまま(取ったら一気に吹き出るのでやめてください)、1カ所を開ける。すると写真@のようにその小さな穴を目指して、酒が吹き出ようとする。わずか1mm程度の小さな穴。布巾と親指でしっかりと押さえる。物凄い圧力だ。活性にごり酒は、発酵中のもろみを粗い目の袋で濾し、そのまま瓶詰めし、完全に栓をした状態で出荷する。発酵が止まっていないため、瓶内で発酵が続く。
 糖分はアルコールと二酸化炭素(炭酸ガス)に分解され、炭酸ガスは瓶外に逃げることができないので自然に瓶内の圧力が上がる。栓を開けると、瓶内の加圧状態が1気圧になろうとして勢いよく噴出するのだ。

Aグラスに弾ける泡
 格闘すること20分、ようやく落ち着いてきた。90ml程度は吹きこぼれた。上部にはまだまだ勢いよく炭酸ガスが発生している。写真Aでお分かりいただけると思う。
 ようやくシールをはずして、グラスに注ぐことができる。弾ける泡は、まさに日本酒のシャンパーンといったところだ。熟成すること、瓶内で約2年。こなれた落ち着いた香味が心地良い。お肉料理からお魚料理まで万能の食中酒である。新春、日本酒のシャンパンで乾杯するのも乙なものでは〜。

【神亀 活性にごり酒】
1800ml 3600円(税別) 
720ml 1800円(税別)


心を癒やすスキルを
 身に付けよう

武蔵ヶ丘中学校

 武蔵ヶ丘中学校(坂本校長)では、養護教諭 岡野先生の指導で、昨年4月の熊本地震後から生徒の心のケアに気を配っています。震災直後の4月25日には生徒の心のSOSに気付くための全校集会を開きました。
 12月には、中・長期的に表れる心の健康問題に生徒自身が対応できるスキルを実践するために、同校お話ボランティア「おはなしの森」の協力を得て、絵本「かばくんのきもち」の読み聞かせのあと、担任教諭によりクラスごとにリラックス法を行ってみました。6日(火)は3年生、13日(火)は2年生、16日(金)は1年生の日程で、絵本で紹介された「肩を上げたあとゆっくり下ろす」動きを行いました。
 岡野教諭は「絵本で紹介された、『安心』を得るリラックス法を実行してみました。ストレスは、自身がいち早く気付いて自分たちで対応できるようになれるといいですね」と話されました。

 

 

 



「えがお」あふれるサロン

三里木区ふれあいサロン(大山世話人代表)では、参加者が一人ひとり笑顔のイラストを描いて大きなパネル作品を作りました。
 世話人の安松さんが「地震など暗いことが多かった年だったので、自分も笑顔になり、見た人も笑顔を取り戻せるようにと願いを込めました」と発案。参加者は、自分の若いころや楽しい時の顔、くまモン、スマイルマークなどを自由に描き、並べて大きなパネルに仕上げました。
 12月12日(月)に、同区公民館で行われたふれあいサロン忘年会で参加者に披露され、サロンの皆さんは嬉しそうに見入っていました。
 本多さんは「皆様の楽しそうな笑顔の絵は素敵ですね」と話されました。



健康志向のあなたに

 菊陽・大津町の農業者有志21人で、平成27年に結成された「菊池えごま生産研究会(上村会長)」が、えごま油の製品化を記念して12月17日(土)、曲手にある「きくちのまんま菊陽店」でお披露目と試飲会を行いました。
 生産者の減少や管理の手間がかかることから国産、特に無農薬栽培のえごまは入手しにくくなっていますが、αーリノレン酸やロズマリン酸など、健康に良いとされる成分を含み、注目されています。
 上村会長は「熱に弱いαーリノレン酸の成分を壊さないように、搾油の方法にもこだわりました。まだ栽培・加工法の確立の最中ですが、食が多様化する現在、体に良い食べ物を広めていけたらと思います」と話されました。

問合せ 菊池えごま生産研究会
п@288−6250