ワンネス 842号  2017/02/12発行

災害に地域一体で
 立ち向かおう

菊陽町消防出初式

 平成29年菊陽町消防出初式が1月15日(日)、菊陽杉並木公園ふれあい広場で行われ、消防団員460人が日頃の訓練の成果を披露しました。
 後藤三雄町長の式辞に続き、有村英敏団長が「地域防災について、さらに地域住民の皆さんと、連携や協力体制について話し合う場を作り、行政と一体となって対処できる体制を整える必要があると考えております」と訓示を述べました。
 各団の「規律服装」「機械器具」の通常点検のあとは、みどり園、武蔵ヶ丘第一保育園、同第二保育園の園児による分列行進が行われ、そろいの法被で入場。元気よく「防火の誓い」を発表し、会場から大きな拍手を受けました。また、出初式の「華」、標的落としでは、高さ16mに吊るされた籠の中のボールめがけて放水。各団のチームワークや練度が試されました。
 各競技の結果は、規律服装の部・機械器具の部、共に第5分団が優勝。標的落としの部は、優勝 第4分団第4班 馬場、2位 第2分団第4班 川久保、3位 第2分団第5班 津留・大堀木でした。

 

 

地区に伝わるお正月行事を楽しもう

津留区

 津留区の十五夜の綱引きが1月9日(月・祝)、行われました。午前9時、区のグラウンドで綱を練り、長さ約12mの綱が出来上がりました。天満宮に奉納してお神酒をあげた綱を使って、地蔵堂前で綱引きが行われ、何度も何度も綱を引きました。
 13日(金)には、子どもたちは午後6時に地蔵堂に集まり「13日のもぐらうちは田畑行け」と大きな声で言いながら各家庭をまわり、もぐらうちを行いました。
 善太郎くん(小3)は「綱練りは重くて難しかったです。綱引きは力いっぱい引いたけど負けて悔しかったです。もぐらうちは頑張って地面を叩きました」と話してくれ、光琉くん(中1)は「小さい子たちが多く綱引きのしきたりを教えるのが大変でした。もぐらうちは寒かったけど、じいちゃんが作ってくれたもぐらうちで、みんなと一緒に頑張りました」と話してくれました。

 

 

大堀木区

 大堀木区の十五夜の綱引きともぐらうちが1月15日(日)、区のグラウンドと区内で行われました。
 午前9時、区のグラウンドで綱を練り、長さ約10mの綱が完成し、子どもたちの手で菅原神社に奉納し、お神酒をあげました。このあと、グラウンドで綱引きを行い、大人対子ども、男の子対女の子など何度も綱を引きました。
 昼食に、カレーとぜんざいを食べたあと、もぐらうちを行い、男の子と女の子に分かれ、各家庭をまわりながら「13日のもぐらうちは田畑行け」と掛け声を掛けながら地面を叩きました。
 舞桜さん(小1)は「楽しかった」と笑顔。優大くん(小6)は「綱練りは重くて大変だったけど楽しかったです。もぐらうちは一生懸命地面を叩きました。お菓子やおこづかいをもらえるのでうれしいです」と話してくれました。

 

 


  矢原正治

(117)マタタビ マタタビ科

 アメリカ大統領がトランプ氏に代わりました。初心表明を聞いていて「トランプ漫画劇場」が始まるような気がします。例えば、自分に気を引きたいという認知症の始まりかも、と私は勝手に思っています。
 今月は「マタタビ」です。少し山の中に入ると生えている、身近な蔓性の植物ですが、気にしないと目立ちません。「マタタビニ デル」(また旅に出る、再出発する)。昨年は地震で何かと大変だった年でしたが、新年2月となり、今年の新しい出発に良いかなと思い選びました。

 マタタビの雄花

マタタビ果実
宴}タタビの仲間、サルナシの果実

 マタタビの虫こぶ

 皆様ご存じのマタタビは「猫にマタタビ」でしょうか? 動物病院で買ってきたマタタビを、猫に近づけると、急にゴロゴロ、ヨダレを出して喜ぶ等、試してみた方も多いかもしれません。猫がゴロゴロする成分は「マタタビラクトン」といい、香りの成分です。昔この成分を作っていた人が、服に香りが着いていて、動物園のライオンのそばに行ったら、急にライオンがゴロゴロしだしたと言っておられたと聞きました。香りの機能性はすごいですね。
 マタタビの名前の由来は、@アイヌ語の「マタ タンブ」から A旅人がこの実の香りで疲労が回復し、また旅に出るから、などがあります。このことから、果実、茎に疲労回復の効果があるとされています。
 薬用としては、蔓を乾燥した物を天木蔓(てんもくつる)、虫こぶでない実を乾燥したものは生薬で天木実(てんもくじつ)と言います。また、マタタビアブラムシの入った虫こぶを蒸して乾燥したものを木天蓼(もくてんりょう)と言い、体を温めて血行をよくし、強心、利尿の効果があり、冷え性、神経痛、リューマチ、腰痛などに用います。
 飲み方は、木天蓼10〜15gを、0.6リットルの水で煎じながら約半量まで煮詰めたものをこして、1日3回に分けて食間に服用します。虫こぶの酢漬けは、元気が出ると言われています。お試下さい。


男も女も自分で生きる
力をつけよう

よかつれフェスタ2017

 菊陽町と町男女共同参画審議会、町男女共同参画さんさんの会が主催する「よかつれフェスタ2017」が1月14日(土)、菊陽町図書館ホールで開かれました。
 最初にアトラクションとして、菊陽中学校合唱部が熊本地震復興ソング「いつの日か笑顔に」など2曲を披露し、復興への思いを新たにしました。
 町では、昨年4月に菊陽町男女共同参画推進条例を施行しており、その内容をさんさんの会メンバーが説明しました。続いて、東日本大震災で被災したあと、和水町に移住し防災士の資格を取得した柳原さんが、「家庭でできる防災」をテーマに講演。「生きる力をつけよう。お金をかけずに知恵を絞って、災害に備えよう」と呼びかけました。
 事前に募集した「イクメン・カジダン写真コンテスト」でグランプリを受賞した鳩野さんは「共働きで日頃、夫が家事も子育ても積極的に行ってくれています。夫への感謝の気持ちを表そうとコンテストに応募しました」と笑顔で感謝されていました。

 

 


ほっこり
冬のお話し会

 菊陽町図書館ボランティア「おはなしの森さんさん」の「冬のおはなし会」が1月15日(日)、同図書館視聴覚室で行われました。
 開会の午後2時前には、親子連れだけでなく大人の方も多く来場されました。ギリシャの昔話「小鳥になった美しい妹」の語りで始まり、絵本や紙芝居、パネルシアター、詩の朗読など楽しいお話や不思議なお話が続きました。最後に、ブラックパネルシアター「一寸法師」が始まると、子どもたちは光る画面にじっと見入ったり、ママと顔を見合わせたりしながら、お話に夢中になっていました。
 翼さん(小1)こうきくん(年中)は「魚のお話のパネルシアターがおもしろかったです」と楽しんでいました。

 

 


  振り込め詐欺に注意!

熊本県内では電話などを使って詐欺が発生しています。

●オレオレ詐欺
●架空請求詐欺 ・・・ 利用した覚えのないサイトなどの利用料金を請求する詐欺
●融資保証金詐欺 ・・・  融資を持ちかけ保証金などをだまし取る詐欺
●還付金などの詐欺 ・・・ 税金等の還付を装いATMに誘導し現金を振り込ませる詐欺
●その他の特殊詐欺 ・・・ 金融商品取引名目、ギャンブル必勝情報提供名目の詐欺

もし電話がかかってきたら
★自分から先に肉親の名前を言わない。
★いったん電話を切って家族に確認する。
★自分一人で判断し確認できないうちから金を振り込まない。

 被害は減少するどころか、ますますその手口が悪質・巧妙化しており事態はより深刻の度を増しています!

相談は 大津警察署 рQ94−0110
    合志菊陽交番 рQ48−5223