ワンネス 873号  2017/10/01発行

上津久礼区 9月18日(月・祝)

 同区公民館で午前10時より80人が参加して開催されました。石坂区長のあいさつ後、祝電披露、長寿者表彰が行われ、中村さんによる詩吟「宝船」が披露されました。続いて午前の部の演芸として、子ども会から歌と踊りの出し物のほか、お祝いの言葉が贈られたり、参加者のカラオケ大会などで会場は盛り上がりました。昼食を挟んでの午後の部の演芸では、菊陽町社会福祉協議会職員と一緒に手遊びを楽しみ、閉会まで会場はにぎわいました。
 カラオケ大会で元気な歌声を披露した卒寿の吉岡さんは「敬老会に参加できて、とても楽しかったです。来年も元気に参加できるように頑張ります」と笑顔で話されました。

 

緑ヶ丘区 9月18日(月・祝)

 菊陽町老人福祉センターで60人が参加して開催。参加者を代表して、傘寿を迎えた津下さんと加藤さんが、菊陽町社会福祉協議会からの記念品を受け取りました。また、子ども会から歌やリコーダー演奏、そしてメッセージが贈られ「おじいちゃん、おばあちゃんが守ってきた緑ヶ丘を僕たちも守っていきたいと思います」と述べました。
 昼食を取りながらの余興では、ヤットン節や「大道芸 明日香会」のパフォーマンスなどが行われ、楽しくにぎやかな敬老会となりました。傘寿の表彰を受けた加藤さんは「子どもたちに迷惑をかけないよう『ピンピンコロリ』で終われるように、健康には注意しています。平均寿命を過ぎたら、後はもうけもんです」と笑って話されました。

 

津留区 9月18日(月・祝)

 同区公民館で開催。阪本区長のあいさつの後、敬老者を代表して阪本さんが「私たちのために敬老会を開催していただきありがとうございます。今日の日を楽しみに一日千秋の思いで待っていました。ゆっくり過ごさせていただきます」と謝辞を述べました。
 この後、外村さんの歌や酒井さんの踊り、ムーンライト矢野さんのマジックショーで敬老の日を楽しみました。
 卒寿の祝いを受けた阪本さんは「来年の2月で90歳です。お祝いを受けてうれしいです」と笑顔で話されました。

 

宮ノ上区 9月18日(月・祝)

 同区公民館で52人が参加して開催されました。江口重治区長や後藤三雄菊陽町町長のあいさつの後、記念品の贈呈式が行われました。
 参加者は用意された料理に舌鼓を打ちながら会話を楽しんだり、地域住民の方々による「牛深ハイヤ節」や「おてもやん」などの出し物や、カラオケ大会などの余興で盛り上がっていました。
 毎日自宅でカラオケの練習をすることが日課となっている熊谷さんは「敬老会という良き日に、米寿のお祝いまでしていただいてとても嬉しかったです。今後も毎日明るく健やかに過ごして来年の敬老会に出席したいと思います」と話されました。

 

下津久礼区 9月18日(月・祝)

 同区公民館で開催。士野和道区長や吉本孝寿町議会議員のあいさつの後、区と町社会福祉協議会からの記念品とお祝い金が贈られました。
 子ども会からは一人暮らしの方へお手紙や歌をプレゼント。続いて演芸が始まり、カラオケや舞踊が披露されると会場からは大きな拍手が送られました。
 蒼真くん(小4)と陽介くん(小2)は「お祝いの口上を言いました。ドキドキしたけど頑張りました」と笑顔。お祝いを受けた吉村さん(米寿)と吉村さん(卒寿)、米村さん(特別表彰)は「お祝いをいただき嬉しいです。これからも元気で過ごします」と話されました。

 


  三里木区 たわらや酒店 宇野功一

(133)地酒途中下車 北越急行ほくほく線 
うらがわら駅(新潟県)雪中梅 純米酒

 10月1日(日)は日本酒の日です。私が恋い焦がれた酒「雪中梅」について書いてみたいと思います。

◆越乃三梅
 高度経済成長時代、大手ナショナルブランドを中心に、添加物の多い日本酒が日本中を席巻していました。そんな中で、かたくなに、お米を白く磨き、厳冬期に低温長期醗酵させた日本酒がありました。
 1970(昭和45)年、大阪万博終了後、当時の国鉄は、激減する旅客需要の確保を目的として「ディスカバー・ジャパン」というキャンペーンを打ち出しました。多くの日本人が全国津々浦々を旅する引き金となりました。その結果、地方の美味しい銘酒が発掘され、新潟、秋田、石川、富山、岩手、宮城、長野から美味しい地酒が一躍脚光を浴びました。第一次地酒ブームの始まりです。なんといっても、越後・新潟の酒が群を抜いて有名になりました。
・「越乃寒梅」(新潟市石本酒造)
・「雪中梅」(上越市丸山酒造場)
・「峰乃白梅」(星野酒造)

の3銘柄は越乃三梅としてもてはやされていました。

◆和三盆みたいな香味「雪中梅」
 淡麗辛口・水のごとくスイスイと飲める酒が特徴の新潟の中で、ひと味違う美酒がありました。雪中梅です。
 口に含むと、上品な干菓子を食べているような、和三盆糖のような甘味が広がります。1990年に初めて飲んだ時、「美味い酒だなぁ〜」と思いました。
 雪中梅を醸造する丸山酒造場は、明治30年創業。旧頸木郡三和村(現・上越市)に蔵があります。現在もある本蔵は、カヤを葺(ふ)いた趣のある建物です。雪深いこの地で、地元の方々に愛飲される品質志向の酒を醸(かも)し続けています。
 私はこの酒を熊本の方々にも飲んでもらいたい、感動を伝えたいと思い、何度も何度も、蔵元を訪問しました。全国的に名声が高まった雪中梅は、地元で造っても造っても足りません。ずっと、けんもほろろにお断りをされていました。27年間、通い詰め、ようやく特約店として「雪中梅」がお目見えすることができるようになりました。
 雪中梅の蔵元・丸山郁子氏は女性です。嫁ぎ先で、夫に先立たれ、女で銘醸蔵を守り続けた方です。派手さはなく、男世界の日本酒の世界で女で一人、歩み続けた彼女は、苦労の連続であったと思います。そんな苦労をみじんも感じさせない優しい方です。私は「雪中梅」の酒に惚れ、それを醸す人に惚れました。そんな「雪中梅」の酒をぜひ味わって、感動を分かち合えたら嬉しいです。

  【雪中梅 純米酒】

 原料米  新潟県産五百万石     アミノ酸度 1.5

 精米歩合 63%            度  数   15.5%

 日本酒度 −4             酵  母   教会7・10号酵母

 酸  度  1.7

 価  格  1800ml 2800円(税別) 720ml 1400円(税別)

 

みんなで頑張った運動会 
光の森キャロット保育園

 9月9日(土)、光の森キャロット保育園(田中園長)の第11回運動会が菊陽町中部小学校体育館で行われました。本番当日に向けてみんなで協力し合い、日々競技やお遊戯の練習に励んできた成果を、わが子の頑張りを応援に来た保護者に披露しました。
 午前8時45分、オープニングでは年長そらぐみと年中うみぐみの合同での組体操があり、難度の高い演技を披露して、応援席からは驚きの歓声とともに、盛大な拍手が送られていました。そのあと、全児童で入場行進となりました。ほかにも徒走や親子で参加する技走、玉入れ合戦などの競技やお遊戯が行われ、終始にぎやかで思い出に残る運動会となりました。

 

 


   熱砂の攻防

  

 津留区の松岡翔太さんが所属するビーチサッカーチーム「アヴェルダージ熊本」は、9月8日(金)から10日(日)に兵庫県明石市の大蔵海岸で開催された「第12回全国ビーチサッカー大会」で準優勝しました。
 グループBで挑んだ予選リーグは、順調に突破。準々決勝、準決勝と勝ち進み、いざ決勝戦へ。東京ヴェルディBSと対戦し、6対5で敗れたものの全国大会で初めての準優勝でした。

●松岡さんのコメント
 初戦はあまり調子は良くなかったのですが徐々に硬さが取れてきました。キャプテンとしてメンバーの良さを引き出せるよう戦い、予選リーグを突破することができました。東京ヴェルディBSとの決勝戦は、追い付き追い越されの一進一退の闘いとなり、延長戦までもつれ込みましたが、惜しくも敗れました。観客の皆さんの熱い応援でここまでこれたと思います。また、2017年度九州ビーチサッカーリーグでは優勝することができました。応援ありがとうございました。


編集後記

 すっかり秋の気配を感じますね。秋の味覚といえば、美味しくてお財布にも優しい秋刀魚。しかし今年は漁獲量の減少のため値段が高騰気味。スーパーの鮮魚コーナーにてなんだかちょっぴり複雑な気持ち・(T.A)