ワンネス 874号  2017/10/08発行

笑顔溢れる運動会
菊陽西小学校

 菊陽西小学校(秋吉校長)の第34回運動会が9月24日(日)、同校運動場で行われ、会場の観覧席は応援に駆け付けた多くの保護者などで埋めつくされ、大盛況となりました。
 午前8時半より児童たちは威風堂々と入場行進。開会式では、昨年度優勝の青団から優勝旗が返還された後、体育委員会を代表し、海都くん(6年生)が「今年の運動会のスローガンは“914人の力を合わせてひとりひとりの笑顔あふれる運動会”です!」と発表。5年生の徒競走を皮切りに、全23種目の競技や演技が開始されました。赤・青・白・緑の4つの団に分かれ、元気で爽やかな笑顔で一生懸命競技や演技に取り組む姿に、保護者・児童の応援席エリアからは「がんばれー!」と熱い大声援が送られていました。また、来年度の入学を控える園児たちの徒競走も行われ、かわいらしい走りで会場を沸かせていました。
 今年の優勝は赤団。スローガンどおり、最後までみんなで力を合わせ、笑顔あふれる素晴らしい運動会となりました。

 

 


全国大会出場へ
菊陽中学校合唱部

 「第72回九州合唱コンクール」が9月9日(土)、沖縄コンベンションセンターで開催されました。
 菊陽中学校合唱部は「Miserere(ミゼレレ)」「霧明け」の2曲を演奏し、金賞を獲得しました。また、中学校部門最高の朝日大賞・九州大会全部門の中から最優秀団体に贈られる「全日本合唱連盟理事長賞」の3賞を受賞し、念願の全国大会への切符を手にすることができました。
 合唱部は、平成26年度に小学校から引き続き「中学校でも歌いたい」という生徒たちが「合唱同好会」として立ち上げ、青木敦子先生指導のもと練習してきました。
 10月29日(日)、大阪で行われる全国大会では、金賞を目標に「多くの皆さまに感謝の思いを込め、悔いのない演奏をしたい」と3年生は話しています。
 全国大会では、たくさんの演奏を聴き、多くのことを学んできてほしいと思います。どうぞ応援をよろしくお願いいたします。
文・写真提供
菊陽中学合唱部保護者会 矢野

 

 


音楽で脳トレ
菊陽杉並台区ふれあいサロン

 菊陽杉並台区(大山区長)のふれあいサロンが9月20日(水)、同区コミュニティーセンターで行われました。
 参加者は血圧測定や健康チェックの後、9月生まれの方の誕生会が行われ、みんなで「ハッピー・バースディ・トゥ・ユー」を歌い、対象者3人を祝いました。
 今回のお楽しみは、地域で音楽教室を主宰している鍋島さんによる「音楽療法・音楽を使った脳トレ」。まず、カードに「青森駅・上野発・夜行列車」などのキーワードを提示し、参加者に何を連想するか尋ねると「石川さゆりの津軽海峡冬景色」との返答。そして鍋島先生のエレクトーン演奏で全員で「津軽海峡冬景色」を熱唱しました。また、新聞紙を楽器に見立てて、音楽に合わせてあおいだり「ビリビリ」と破って上に投げたりして、満面の笑顔でゲームを楽しみました。
 参加した白石さんは「ふれあいサロンは毎回参加しています。今日は誕生日でしたので、皆さんに祝っていただきうれしいです。音楽で楽しむのは初めての経験でした。楽しくて大きな声で笑い、歌いました。参加して良かったです」と話され、参加者最年長の池永さん(91歳)は「面白かったです。知っている曲は大きな声で歌いました」と笑顔で話されました。

 

 


  矢原正治

(126)ナンバンギセル ハマウツボ科

 秋の七草の薄(ススキ)の下(地際)に、キセルのような形をしたピンクの寄生植物を見つける季節です。ナンバンギセルはススキ、サトウキビ、ミョウガ、ギボウシ等に寄生する1年草です。万葉集では「おもいぐさ」と呼ばれ、全国に自生しています。全草を乾燥し、煎じて強壮、咽の痛み等に用いるようです。
 「ナンバンギセル」の『キセル』といっても知らない人が多いと思います。刻みタバコを吸う時に用いる道具です。写真のピンクの部分に刻みタバコを入れ、火を付け、白く長い茎の端から吸います。タバコは身体に良くない、タバコの煙も周りの人に良くない、タバコの煙・成分は空気より重たいので、床に溜まり、家では赤ちゃんなどに悪い影響を与えます。喫煙者の呼気からもタバコの成分がたくさん出ますので、小さな子どもたちには悪い影響を与えます。気を付けましょう(だいぶ話の方向が変わってすみません)。
 「秋の七草」は、花を愛でるものですが、薬用植物ですので、その説明をしておきます。

◆ハギ(ヤマハギ){萩・マメ科}
 女性のめまい、のぼせに。

◆オバナ(ススキ){芒または薄・イネ科}
 根茎を利尿薬に。

◆クズ {葛・マメ科}
 根を葛根湯に、花(乾燥)を二日酔いに。風邪にくず湯[くず粉小さじ1杯をカップ一杯の熱湯に溶かし、透明になるまでよくかき混ぜ、 好みで砂糖とおろしシュウガを加えたものを飲む]

◆ナデシコ(カワラナデシコ){撫子・ナデシコ科}
 1日あたり、種子3〜6gを水150gで1/2量まで煎じ、3回に分けて服用。むくみ時の利尿に。

◆オミナエシ {女郎花・オミナエシ科}
 乾燥した根2gと、芍薬(シャクヤクの乾燥した根)8gを水400tから1/2まで煎じて1日3回服用。腫れもの、解毒、利尿に。

◆フジバカマ {藤袴・キク科}
 乾燥した全草を300〜500g細かく刻み袋に入れ、風呂に入れる(皮膚のかゆみに)。乾かすと香りが出る。線香の原料にします。京都の線香専門店の前には鉢植えが置いてあります。川尻町でアサギマダラとフジバカマで「旅する蝶」としていろんなイベントが企画されています。

◆キキョウ {桔梗・キキョウ科}
 咽が痛むとき、キキョウの根2gと甘草3gを煎じて飲む。痛む化膿性の腫れものに桔梗1g、芍薬3g、枳実3gを粉にし、これの2〜3gを卵の黄身1個に加え、良くかき混ぜて、白湯で飲む。夏バテに、風邪に十分注意してください。


自分らしく、
  生きがいを持って 
 
就労移行支援事業所 シンフォニ

 今年1月、菊陽町原水にオープンした就労移行支援事業所「シンフォニ」は、「一般企業での就労が難しい方」や、「一般企業での就労を目指し、社会のルールやマナー、実際の技術などを身につけたい方」などが、支援を受けながら働くことができる場所です。
 現在は7人の利用者がビジネスマナーを学んだり、訓練を行っていて、月曜日から金曜日のランチタイム(午前11時半〜午後1時半)には、一般の方向けにワンコインのランチも提供しています。また、店内には利用者が作ったビーズアクセサリーやピンバッジの展示・販売も行われています。
 通所者で、同事業所のホームページの管理を行っている原田さんは「一般就労を目指して訓練をしています。いずれは、一人暮らしもやってみたいですね」と笑顔で話されました。

 

 

 



じぞうさんごもり

 津留区(阪本区長)の昔ながらの伝統行事「じぞうさんごもり」が9月24日(日)、区の地蔵堂で行われました。
 この行事は、春(3月24日)と秋の年2回行われ、春は豊作祈願、秋は豊作のお礼の意味もあります。
 参加した阪本さん(88歳)は「皆さんと一緒に話したり、食事をしたりとても楽しかったです」と話されました。この日は日曜日とあって子どもたちも参加。結さん(小2)は「お母さんにオムライスのお弁当を作ってもらってきました。おいしいです」と話してくれました。

 

 


編集後記

 朝夕、めっきり涼しくなりましたね(*_*;)。
みなさん風邪などひかないように体調には気をつけてお過ごしください。(N.T)