ワンネス 883号  2017/12/10発行

小春日和に健脚競う
にんじんの里マラソン

 菊陽町体育協会(豊住会長)主催の「第31回にんじんの里マラソン大会」が11月5日(日)、菊陽杉並木公園とその周辺道路で開催されました。
 今大会は、2・5・10qの3部門に町内外から762人が参加。オープニングセレモニーには、キャロッピーと共にくまモンも応援に駆けつけ、会場を盛り上げました。また、今年からゴール時の順位判定に、ICチップ内蔵の「アスリートタグ」が採用され、順位・タイムの迅速かつ正確な記録、そして運営メンバーの負担軽減に一役買いました。
 当日の最高気温は21℃と絶好のマラソン日和。参加者はニンジン畑が広がる周回路を気持ちよさそうに駆け抜けました。選手宣誓を行った陸上部の将汰くん(中学生)は「去年より少し順位を落としてしまいました。また来年、頑張ります」と話してくれました。

 

 


常に防災意識を持って
ひばりヶ丘区

 ひばりヶ丘区(野尻区長)で11月18日(土)、防災訓練が行われ、約40人の区民が参加しました。
 午前9時、同区南側の消火栓周辺に区民が集合。指導に訪れた3人の菊池広域連合南消防署隊員が、道路に埋設された地下式消火栓の仕組みや取り扱い方法を説明しました。その後、20mのホースを接続し、区民が放水を体験。予想よりも大きな放水の反動に驚きの声を上げながらも、しっかりと腰を据えて放水しました。
 野尻区長は「6月に続き、今年2度目の訓練でしたが、これからも区全体が災害に対する危機管理意識を持っていきたいと思います」と話されました。

 

 


手芸を楽しみました
菊陽杉並台ふれあいサロン

 菊陽杉並台コミュニティセンターで11月10日(金)、杉並台ふれあいサロンが行われ、サロン利用者の地域の高齢者たちが集まり、ふれあいのひとときを過ごしました。
 今回のサロンは「手芸」を開催。また、この日は同サロンへハンドベルや風船バレーのネット、椅子などの設備助成を行っている公益財団法人 みずほ教育福祉財団の林 敏朗福祉事業部長が訪れ、サロンの様子を視察。目録の授与も行われました。
 まずはストレッチで身体を軽くほぐした後、参加者たちは手拭いで作るエコバッグの制作に取り組みました。その後、みんなで元気に「夕焼け小焼け」や「ふけゆく秋の夜」を歌ったり、優しい音色を奏でるハンドベルで「ふるさと」と「荒城の月」の演奏を行って、閉会後の昼食会までにぎやかに楽しみました。
 

 

 


にぎやかに開催
すぎなみフェスタ2017

 「すぎなみフェスタ2017」が秋晴れの11月11日(土)、菊陽町杉並木公園スポーツ広場で開催され、多くの来場者でにぎわいました。
 ステージは、MEGさんと幸栄さんの司会で進行。町内の保育園児たちの遊戯披露や仮面ライダービルドショー、菊陽武蔵剣豪太鼓の演奏、ニンジン釣り大会、抽選会などもあり、盛り上がりました。出店ブースでは、あげたこや芋天、ソフトクリーム、唐揚げなどの食バザーやフリーマーケット、手作り品、エゴマなどの販売、体験コーナーもあり、盛りだくさんの内容でした。
 ミニ新幹線に乗車したれんじくん(5歳)は「楽しかった」と笑顔。仮面ライダービルトと記念撮影をしたおうすけくん(6歳)とあやとくん(6歳)は「カッコよかった」と話してくれました。

 

 


  矢原正治

(128)ツルムラサキ ツルムラサキ科

 寒くなってきました、皆さまお元気でお変わりございませんか? 気温差が激しいので首や背中、腰などを冷やして風邪を引いていませんか? 感冒を「風邪(かぜ、ふうじゃ)」と言います。寒い風で背中が冷えゾクゾクして、寒気、発熱して風邪を引きます。
 2000年くらい前の本「傷寒論」(寒さで傷つき病気になった時の治療法)の最初に風邪の処方があり、その中に症状が出たら、すぐ(頓服で)、1日分の処方を3回に分け、6時間で飲むと書いてあります。例えば元気な人が寒さでゾクッとしたら、すぐに葛根湯エキスを飲み、暖かくして養生し、2時間後に1包を飲んでいき、汗が少しにじんできたら飲むのを止め、暖かくして養生する。葛根湯を飲んだ後に「生姜湯などの温かいお粥」で身体を温め、消化の良い食べ物を食べると葛根湯の効果が上がります。葛根湯を1日3回で飲むとあまり効果がでないことがあり、漢方薬は効かないという方が多々ありますね。

 今月は、7月ごろから食用で売られている「ツルムラサキ」です。茎が紫と緑の2種が売られていますが、緑の株はツルがあまり伸びませんね。ムラサキは邪魔になるくらい伸びて、たくさん食べられます。ツルムラサキ(紫色の株)は、熱帯アジア原産のツル性植物で、日本では健康野菜として栽培されています。他に、果実を染料に、地上部を解熱、利尿などに用いるようです。
 インターネット等で調べると、効果効能に、免疫向上、疲労回復、動脈硬化予防、美肌効果、骨粗鬆症予防、整腸作用、ダイエット効果などが書いてあります。どこまで機能性が期待できるかは不明ですが、ゼロではないと思います。ホームページにはいろんな事が書いてありますが、トライしてみて、もし効果があったら続けて下さい。おかしい時は早めに止めて下さい。
 ツルムラサキは霜に弱く、菊陽町では冬は枯れてしまいますが、奄美群島、沖縄などでは多年草で1年中利用できます。若い葉を収穫し利用する方が美味しいです。

 これから一段と寒くなります。風邪・インフルエンザに罹らないように、免疫力を下げないように心身のバランスを普通に保ち、良いお年をお迎え下さい。


笑顔で握手
“災害時の相互応援に関する協定”調印式

 菊陽町(後藤三雄町長)と屋久島町(荒木耕治町長)の“災害時の相互応援に関する協定調印式”が11月11日(土)、菊陽杉並木公園管理センターで行われました。
 この調印式は両町の区域内において大規模な災害が発生した際に、食糧、飲料水、生活必需物資などの提供や、救助、医療、防疫のほか、施設の応急復旧などに必要な物資の提供、職員派遣など、両町の相互の援助活動を円滑に実施するために行われました。
 協定調印の後、後藤町長と荒木町長のあいさつがあり、後藤町長は「熊本地震の経験から『災害に強いまちづくり』の一助となり、安心・安全なまちとなるよう祈念します」と話されました。協定締結を記念し記念撮影が行われ、両町長は笑顔で握手をしました。

  

 


あでやかに舞う  秋のおどり

  

  

 SAN企画(坂本幸則代表)主催の第31回秋のおどりが11月12日(日)、菊陽町図書館ホールで開催されました。
 ステージでは、日本舞踊で「長良川艶歌」や「祝い船」などが曲に合わせて踊られると会場からは大きな拍手が送られていました。
 「十六夜みやことり」を踊った安松さんは「このステージに出るためにお稽古をしてきました。楽しく踊ることができました」と話され、「北の出世船」を踊った馬場さんは「ステージに出るまでは緊張していましたが踊り終えホッとしました。このステージは踊り用の所作台(しょさだい)があり、とても踊りやすく、スポットライトを浴びて気持ち良く踊ることができました」と話されました。

 

 初めての発表会

 吉本歌謡教室フレンド会(吉本会主)主催の第1回発表会が11月11日(土)、菊陽町老人福祉センターで行われました。
 ステージでは、お気に入りの衣装に身を包んだ出演者110人が、演歌や懐かしい昭和の曲、日舞などを披露しました。発表会の最後には全員に野菜などのおみやげもあり、楽しい1日となりました。また、会場では募金活動もあり、集ったお金は菊陽町社会福祉協議会へ寄付されました。
 主催者の吉本さんは「初めての発表会にたくさんの方の出演があり、うれしいです。2回、3回と続けていきたいです」と話されました。

 

 


紅葉と有明海の
   冬の味覚を訪ねて

菊陽町歩こう会

 菊陽町歩こう会(久保田会長)は、11月16日(木)「名勝九年庵と太良焼き牡蠣グルメの旅」に出かけました。
 快晴のもと菊陽町を出発。佐賀県太良町で冬の味覚、焼き牡蠣とカニ汁を味わいました。牡蠣が炭火でパーンパーンとはじける音にびっくりするのと笑い声に包まれ楽しく過ごしました。
 午後は紅葉の名所「九年庵」を訪れ、毎年、紅葉の時期に九日間だけ一般公開されるため、多くの人でにぎわっていました。木漏れ日の中、紅葉した庭園を散策し、"ゆく秋"を堪能した一日でした。

文・写真提供 久保田会長