ワンネス 897号  2018/03/25発行

朝市も一緒に文化祭
緑ヶ丘区

 緑ヶ丘区(猪股区長)の同区公民館で2月17日(土)・18日(日)の2日間、「第12回緑ヶ丘区文化祭」が行われました。
 18日は、昨年の10月から同区で不定期に開催している「朝市」も同時に開かれ、お米や野菜、手作り小物、熱々で具だくさんの豚汁などが販売され、多くの買い物客でにぎわいました。
 公民館内では子ども会のアイロンビーズや、ふれあいサロンの干支飾りをはじめ、書、絵画、ドレスやのれんなどの手芸品、陶芸品など、約50人の出品者の力作、80点以上を展示。「これは良くできとるねえ」「色使いがかわいらしか」など、来場者は感想を語り合いながら、じっくりと作品を観賞していました。

  

 


わたしたちが
 見守っています

みまもり応援隊模擬訓練

 菊陽町民生児童委員協議会(佐藤会長)主催の活動事例報告イベント「みまもり応援隊模擬訓練in菊陽町」が2月19日(月)、同町図書館ホールで行われました。
 心癒される歌声の声楽グループ「月の雫」のオープニングに続き、佐藤会長、来賓のあいさつの後、同町民生委員の関係した事例を参考に作られた創作劇「遠くの親戚より近くの他人」を委員たちが自ら熱演して「みまもり活動」を報告、会場から歓声と大きな拍手を受けました。また、同町総務部 危機管理監の永井さんが講演し、現代社会における情報処理・管理の方法や、子どもたちとの“ちょうど良い距離・バランス”のとり方など、多岐にわたるテーマを取り上げ、熱心に語りました。

 

 

 


背筋を伸ばして
     社交ダンス

支え合いセンター「きくよーてらす」

 熊本地震で被災し、菊陽町内の「みなし仮設住宅」に住む方や被災した方々が利用できる場、菊陽町社会福祉協議会 地域支え合いセンター「きくよーてらす」で2月21日(水)、社交ダンス教室が行われました。
 若い頃社交ダンスのインストラクターをしていた「支え合いセンター」の村上主任や昨年の「年輪ピック」熊本県代表の島村さん夫妻の指導で、マンボやブルース、ルンバのステップを耳なじみの曲で1時間ほど練習すると、音楽に合わせて踊ることが出来ました。この後、村上主任の「社交ダンス講座」もあり、社交ダンスについて勉強しました。最後に、島村夫妻によるデモンストレーションダンスも披露され、華麗なダンスに拍手が送られていました。
 参加した大庭さんは「社交ダンスは初めてです。ステップは難しいです」と話され、中村さんは「若い頃に踊った経験があります。久しぶりに踊りました」と話されました。

 

 

 


念願の信号機完成
沖野区

 菊陽町沖野区(松永区長)で2月9日(金)、同区内を通る県道新山・原水線に押しボタン式信号機が設置されたことを受け、点灯式が行われました。式には地域住民と同町西小学校職員、警察関係者などが参加しました。
 通学路にもなっている同県道は、終日交通量が多いこともあり、児童の通学時間帯に安全確保のために毎朝、地域住民ボランティア2人が交代で交通指導にあたってきました。区内では、地域住民からの信号機設置への強い要望があり、松永区長が設置へ向けた陳情書を大津警察署へ提出。念願の信号機設置の運びとなりました。
 松永区長は「子どもたちやお年寄りをはじめ、地域住民の安全が守れることが何より嬉しい。設置まで苦労もありましたが、これでひと安心できます」と笑顔で感想を話されました。

 

 


  自家焙煎珈琲 しゃらん  舩元 優二

(12)コーヒーの木に見られる鮮やかな色の変化

 手塩にかけたかいがあり、小さかったコーヒーの苗木はすくすくと育ち、緑の葉を茂らせて太陽に向かって伸びていきます。そして3年ほどたったころ、真っ白い花が一斉に咲き誇ります。ジャスミンの香りに似ているといわれるその芳香と、か細い可憐な姿は人々を笑顔にしてくれます。一斉に開花することが多いため、まるで農園一帯に降るはずのない雪が積もったようで、この季節のこの風景を「スノーブラッサム」とも称されています。そんな熱帯の雪景色は長くは続きません。
 花は3日、短いものは1日でしおれてしまい、あとには緑色の楕円形をした実がひょっこりと顔を出します。やがて実の色は緑から黄になり、成熟とともに燃えるような赤へと変化していきます。この成熟した実がサクランボに似ていることから、コーヒーチェリ―と呼ばれるようになりました。このコーヒーの実の色の変化を「生」で見たいとひそかに思っているところです。

 

生産国民はコーヒーを飲んでいる?
 精製された生豆は丁寧に選別され、欠点豆を取り除いた最高級の豆だけが外へと輸出されます。生産した豆の約40%を自国で消費するエチオピアのような国もありますが「海外に輸出したほうがもうかる」と、生産者はあまりコーヒーを飲まなかったり、輸出するよりもグレードの落ちるコーヒーを飲んでいたりもします。フェアトレードが行われるなどして、生産者、労働者の権利は守られるようになってきましたが、生産国の経済を支えるためには、仕方のないことなのだろうと思います。しかし、切ないお話だと思います。
 自分で育てたコーヒーを飲めないのは、とても悲しすぎますね。耕作する人たちへ感謝の気持ちを込めて、毎日コーヒーを飲みたいと思います。

自家焙煎珈琲 しゃらん
菊陽町 光の森 7丁目17−5
п@096−202−6793



元世界チャンピオンが
 やって来た!

 青葉台区にある「住宅型有料老人ホームてまり」では2月26日(月)、2月生まれの利用者の誕生会を行いました。
 対象者のお祝いをした後、特別ゲストとして第18代WBOミニマム級王者で、熊本市出身の福原辰也さんが来訪。利用者の方は拍手で迎えて「減量の時の食事は?」「筋肉を見せてください」など福原さんに質問やお願いをしました。この後、迫力あるシャドーボクシングや、手まり職員の恵良将志さんとのミット打ちを見せてもらいました。最後に利用者の皆さんと記念写真を撮り、楽しいひと時を過ごしました。
 利用者の方は「初めてボクシングを見ました」「優しそうな方ですね。ほれぼれします」と話され、福原選手は「4月に福岡で試合が決まっていて9月ごろには熊本でも試合を行う予定です。その後、世界へ挑戦できればと思っています。またチャンピオンベルトを持ち帰りたいです」と話されました。

 

 

 

 



剣道(悠鍛会)
参加者募集

 週に2回、小学生10人、大人7人で厳しい中にも毎回楽しく、武道の基本である礼儀と稽古を重ね、級・段の昇格審査も合格しています。剣道は中学校の授業にも取り入れられている、国の伝統ある武道です。初心者の方は、ぜひ一度、見学・無料体験をしてみませんか。
 

日 時 毎週火曜日午後7時〜午後10時
     毎週日曜日午後5時〜午後7時
会 場 菊陽町立中部小学校体育館
問合せ NPO法人クラブきくよう
     273−8488
     E-Mail office@sports-kikuyo.jp

 

 

 


  アビリティスクールマリオネット 高畑圭輔  http://pc-mario.com

(73)技術的特異点「シンギュラリティ」

 みなさん、シンギュラリティという言葉をご存知でしょうか?
 シンギュラリティとは、現在可能な未来予測の限界点のことをいいます。人工知能が目覚ましい進化を遂げているニュースを目にする機会が増えてきましたが、“その先”にあるのがシンギュラリティです。人工知能が人間の知能を超えた場合、どうなるのかを考えてみましょう。
 人間を超えた人工知能が完成した瞬間、その人工知能はさらに優れた人工知能を開発します。それが短時間で繰り返され、爆発的な進化が起こります。こうした現象が現実のものとなった時、人工知能に人間には理解できない価値観や感情が生まれる可能性があります。また、人工知能の急激な発展によって、その他の科学技術も大幅な進化が期待できます。「完全に自動化された産業」、「安全で効果的な医療の実現」など、さまざまな点で社会環境が変化します。このシンギュラリティが起こるのが2045年ごろと言われています。SFのような話ですが、遠い未来ではなくあと30年弱で訪れると考えられているのです。そのような社会になったときに人間は何をして生活してるのか楽しみですね。