ワンネス 898号  2018/04/01発行

学習の成果を発表しました
菊陽町西部町民センター

 菊陽町西部町民センター祭が2月25日(日)、同センターで行われ、多くの来場者が詰め掛けました。
 ステージ発表の部では児童館に通う子どもたちが、かわいい踊りを保護者と一緒に発表。ほかにも講座生のフォークダンスやストリートダンス、居合い技演武や大正琴の演奏などを披露し、会場から盛んな拍手が送られていました。
 作品展示の部では水彩画や絵手紙、トールペイント、書道、押し花などの力作揃いの作品が並び、来場者も出来栄えに感心していました。ほかにも未使用品バザーやカレーライス、パン、綿菓子の販売などがあり、にぎわいを見せていました。
 見事な居合い技演武を披露した永田さんは「短い時間の中での演武は難しかったですが、観覧の方々にはしっかりと見ていただいたようでうれしかった」と笑顔で感想を話してくれました。

 

 


あこがれの選手と練習
九州ベースボールアカデミー

 「Giants Method 九州ベースボールアカデミー熊本校」の野球教室が3月3日(土)、菊陽町民グラウンドで行われ、菊陽町内外の子どもたちが、野球の基礎を学びました。
 今回指導に当たったのは、熊本県出身で元巨人軍の藤村大介さんと山本光将さん。第1部は年長園児・小学1・2年生、第2部は小学3・4・5年生、約80人の子どもたちが参加しました。第1部はウォーミングアップの後、ボールの感触を確かめる練習や、体の軸を安定させる体操、ティーバッテイングなどを体験しました。
 参加した倖之介くん(小2)は「プロの選手と初めて会って楽しかったし、練習は面白かったです」と元気いっぱい。蓮翔くん(小1)は「野球は初めてです。ティーバッティングは楽しかった」と話してくれました。

 

 


「おひなさまめぐり」堪能!!
菊陽町歩こう会

 紅白の梅が満開の初春3月7日(水)平成29年度最後の菊陽町歩こう会3月例会「築後吉井・柳川おひなさまめぐり」に出かけました。
 福岡県うきは市の築後吉井は、筑後街道の宿場町として栄え、筑後川に堰(せき)を築き、水を引き込み、産業が栄え、今ある白壁土蔵の家々は、保存地区に指定され、その町並みを背景に「築後吉井おひなさまめぐり」が行われています。特徴は、庶民のおひなさまといえる“おきあげ”と“箱雛(はこびな)”で、歌舞伎や浮世絵を題材に、各家庭が手作りしたものです。
 当日、町内の幼稚園児手作りのおひなさまが飾られて、私たちも園児と一緒に見学しました。町内の水路や道路は管理が行き届き、町内の方々の保存地区としての誇りを感じました。また、柳川のさげもんは、人生50年といわれていた時代に“一年でも長生きしてもらいたい”という切なる親の願いが込められて、51個の袋物が下げられたおひなさまです。川下りに久留米餅や魚介類などの買い物も十分楽しみました。4月から平成30年度開始、会員募集中です。

写真・文 久保田 昌生

 

 


  三里木区  たわらや酒店  宇野功一

(139)安い日本酒はこうしてできる 
     三倍増醸酒の生い立ち 前編

 今日は4月1日で「エイプリルフール」ですが、これから書くことは嘘でもない本当の話です。平成の米余りの時代にも関わらず、戦後の米不足の法律が生きており、半ばだまされた日本酒を飲んでいませんか? 消費者が賢くなる以外、手立てがありませんので、今回、日本酒の影の部分にスポットを当てたいと思います。
◆日本酒のアキレス腱
 日本酒の消費低迷とその打開策について、酒屋の現場で見えることを書いてみました。その文章の中で、安い酒とか三倍増醸酒(三増酒・さんぞうしゅ)が登場してきます。そのことについて触れておく必要があります。
 日本酒は何からできているでしょうか?
という質問には、「米と米麹」と答えます。純米酒は正解ですが、それに「醸造アルコール、糖類、酸味料」という文字が原料名に登場してくる日本酒をご存じでしょうか。
 本来、日本酒は米と米麹だけで醸(かも)した純米酒でした。近い過去で、米に困窮した大東亜戦争(昭和16〜20年)においても、日本酒は米と米麹で造るという姿勢は崩れませんでした。戦時中で何かと米は貴重であったでしょうが、日本酒の伝統文化を守るという側面から捉えると、この判断は正しかったし、それを守った官僚は偉かったと思います。
 三倍増醸造酒が認められるのは、実は昭和23年のことでした。米不足が若干解消された時代、解消されたとはいえ、まだまだ食糧難の時代でした。この悪法を許したことが、日本酒消費を長期低迷に陥(おとしいれ)るアキレス腱となってしまいました。
◆日本酒の境界線(ボーダーライン)
 日本酒は米と米麹で造られる純米酒があります。純米酒は、添加物は全くありません。純米酒に添加物である醸造アルコール(エチルアルコール)を添加して三倍増醸造酒が登場しますが、どこまでも無限に醸造アルコールを添加できるという訳ではありません。そこには限界が決められています。
 では、どこまでが限界なのでしょうか。白米(玄米を磨き、日本酒を作る原料の米)1t当たり原料アルコール(100%エチルアルコール)を720リットル未満まで添加できます。白米1t当たり、酵母による発酵で得られるアルコールは約360リットル/t。つまり、純米酒1に対して外部からその2倍量のアルコールを添加できるという訳です。純米酒1から3の酒が生まれます。だから三倍増醸造酒なのです。
 しかし、アルコールを入れ過ぎるため、酒が非常に辛くなります。焼酎に近い香味になります。それを改善というか改悪・補整するために、甘みの成分を補う「水飴(糖類)」を添加し、旨味の成分を補うために「グルタミン酸ソーダ等(酸味料・人口調味料など)」を添加して、日本酒の味に近づけるというものです。
 米不足の時代の暫定的な措置が、米余りの今日まで続き、日本酒全体のイメージを悪くしている日本酒が三倍増醸造酒なのです。

続く。


文化祭で親睦深まる
東ヶ丘区

 東ヶ丘区(古川区長)の同区公民館で3月4日(日)、文化祭が行われました。
 今年で26回目となる文化祭には、絵画や書、粘土細工、エコクラフトなどの個人出品作とともに、ふれあいサロンの干支飾りやさげもん、子ども会の絵画など、約60人の力作が出品され、来場者の目を惹きました。
 10時からは熟年会紫垣さん手作りの熱々のぜんざいが振る舞われ、来場した後藤三雄菊陽町町長・吉野邦宏同副町長も舌鼓を打ちました。
 古川区長は「区民の皆さまにご協力いただいて、26回目の文化祭を迎えることができました。これからも区民の交流の場として、続けていきたいと思います」と話されました。

 

 


  社交ダンス

 島村建治さん 72歳
    洋子さん 67歳
 

 夫婦でダンスを始めて15年になります。アマチュアの社交ダンスの競技に年間10回ほど参加しています。昨年9月には秋田県で開催された「ねんりんピック」に熊本県代表で出場しました。これからも、体力維持に努めながら踊っていきたいと思います。



サンシュユ  ミズキ科

 3月17日の誕生花。季語は春。ハルコガネバナ、アキサンゴ、ヤマグミとも呼ばれる。原産は中国および朝鮮半島。江戸時代に種子が日本に持ち込まれ、薬用植物として栽培されるようになった。観賞用として庭木としての人気が高い。 

撮影場所 Tさん宅